作品

tak
忍び寄る世界
 都会のワンルームマンションの32階の一室。
 すでに時計は2時を回り、画面は音もなく朝まで終わることのない砂嵐が続いている。
 それはだんだんと、女性の姿へとかわり、ぼやけた輪郭もすこしずつはっきりしていく。
 いつのまにか、画面上には怪しげな雰囲気をたたえた女性が一人映っているのみとなっていた。
支配・魔力
はじまり 「この石は、人の心を吸い込む石。眺めていると、どんどんゆったりとした気持ちになってくるの」
 言葉につられて、ゆいは女性の持つ石をぼんやりと眺める。
「石をもっとよく眺めなさい。その中に、ぼんやりとした光がみえるでしょう。それがあなたの居場所」

石のチカラ
 ある日、怪しいほどに美しく、背の高い女性から呼びかけられた。
支配・魔力
はじまり 「これ、落としませんでした?」
おとずれ  ペンダントを渡された翌日、はるかの胸元には、当たり前のようにペンダントが揺れている。
 昔からつけていたかのように。


 

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