作品

闇憑
Bloody heart
 ジリジリと肉体を蝕む、日光の中、俺――伊藤清吾は歩き続けた。
 まあ、仕方がない。俺はつい先日、人間を辞めたのだから。
 とはいえ、人間辞めても『イトウセイゴ』を放棄する気は、さらさらない。
 と、いうわけで……俺は普段の通学路を、普段を上回るかったるさを感じながら歩いていた。
転生、吸血鬼、学園
一話 「では、出し物はお化け屋敷に決定します」
 拍手とブーイングが教室を満たした。
二話 「セイ君……だいじょうぶ?」
「大丈夫なモンか。ちくしょう」
 飯塚佐奈――サナの言葉に、俺は毒づいた。
三話 「アスカ・ヴァレンシュタインです。よろしくお願いします」
 教壇に立つ、金髪の美少女は、深々と一礼し……
四話 「ちゅぷっ……ちゅぽっ……んっ……」
 股間を蠢く感触に、意識が覚醒していく。朝。
五話 「あー……疲れた」
 俺は足を放り出して、休憩をとっていた。
「お疲れ様〜大家さん〜♪」
五.一話 「さて、どうしたものやら」
 大和の主砲で消し飛んだ裏山を見ながら、俺は途方にくれていた。
六話 「激しく納得いかないんだけど、ちょっと質問に答えてくれないかな?」
 転校生という珍獣を見る視線も意に介さず、ナタリアの奴が俺に食って掛かってきた。
「これよ! この服装!!」
六.一話 「っ!?」
 つい一瞬前まで立っていた空間を貫いた閃光を、しかし遠藤は余裕をもって回避していた。
「佐奈!?」
七話 「……えへへへ♪」
 穏やかな笑顔を浮かべ、布団の中で、佐奈が体を寄せてぴったりとくっついてくる。
「どうした、佐奈?」
「あのね……あったかいの。あったかくて幸せなの♪」
七.一話 「なあ、鈴鹿さん、その……なんだ、安全運転って言葉は知ってるよな?」 「大丈夫。人、轢かなきゃいいんでしょ♪」
七.二話  佐奈に抱えられて辿り着いた、木造二階建ての安アパートの二階。
 そこの一室に降り立って、景色を見た瞬間。
 激しい頭痛が走り、俺は思わずその場に立ちすくんだ。
八話  首筋に突き立てた牙が、快楽を伴ないながら従属と支配の毒を送り込む。
「セイ……く……ご、ごしゅじ……ん…様ぁ……」

Bloody heart Interlude
 Bloody heart、別キャラ視点の番外編。
別視点、番外編、魔物、転生、学園
飯塚佐奈 0−1 「……また……か」
 ナプキンがグッショリと濡れている感触に、ため息をつく。
 ここ最近、私は頻繁に淫夢にうなされるようになった
飯塚佐奈 0−2 「あは♪ 見ぃ〜つけた♪」
 気分が高鳴る。
 もうすぐ……もうすぐセイ君が私のモノになるのだ。
 この淫らな体に、彼が堕ちる様を妄想しただけで、股間が濡れる。


 

戻る