作品

ケンイチ
浸食
「こんにちは。元気にしてた?」
 昼過ぎの繁華街。“彼女”がその少年に声をかけたのは、まったくの気まぐれであった。
「えっと、こんにちは。……その、失礼ですけど、どちら様でしたっけ?」
女性主導、魔?
前編 「わたしのこと忘れられちゃった? 早由希よ、さ・ゆ・き」
 僅かに『力』を籠めて、そう語りかける。
 効果はすみやかに現れた。
中編  授業をうわの空で聞き流しながら、柚実は物思いにふけっていた。
(これって、あの夢のせい?)
後編  柚実の躰から、最後の下着までも取り払われる。
 生まれたままの姿に戻るのがふさわしかった。
「姉さん、きれいだ……」

降魔ヶ刻
 ほんの数分前まで、彼はバイクで山道を走っていた。
 気持ちよく飛ばしまくり、コーナーを抜けようとしたところで、車体がコントロールを失った。
淫魔の力、操作系
第一話  よくぞ即死しなかったものだ。誰かが病院に運んでくれれば、もっと運がいいのだが。
『……無理ね、それは』
第二話  田舎の、安っぽいラブホテルの一室。
 男の上にまたがり、夢中で腰を振る姉の姿に、大島加奈子は部屋の隅に身を縮こませて怯えていた。
第三話  欲望の滾りを、少女の胎内に打ち込む。
 ほっそりとした腰を抱え込み、柔らかくそれでいて窮屈な、温かい柔肉に包まれながら、章司はその奥に精液を吐き出した。
「ぁ、……くぁっっ!」
第四話  午後の授業の合間、休憩時間に、水原夏美は目当ての少女を見つけ、声をかけた。
「ユキ、ちょっといいかな」
第五話  放課後の保健室。
 養護教諭と男子生徒の話し声が届いてくる。
 カーテン一枚を挟んでベッドの上では、淫らな光景が展開されていた。


 

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