作品

海老フライ
Tomorrow is another day
 今思えば、この日が今までの終わりと、これからの始まりとの境目だったんだな……。  ≪山崎 拓真≫
現代ファンタジー・肉体操作・精神操作
Tommorow is another day -人物紹介-
第一話 風景  大きな欠伸を一つ。
 桜ノ里学園の女子生徒に笑われる。顔見知りの少女だ。
第二話 傷跡 「なにしてんだ? 入れよ」
 俺の後ろから、おずおずとパウが玄関に入ってくる。
第三話 入館 意識が浮上していく感覚。
まだ目覚ましも鳴る前の時間。瞼も閉じているにも関わらず、意識がはっきりと覚醒していくのが手に取るようにわかった。
第四話 編入 「すーっ……、すーっ……」
 和室の布団で、おだやかな寝息を立てている少女が一人。
「おい! 起きろ!」
第五話 観点 見覚えのある風景に、自分のいる場所が、保健室のベッドの上だということをすぐに察した。
 白いカーテンの眩しさに目を細めながらも、どうして自分が横になっているのかを考える。
第六話 朝日 誰かが部屋をノックする音で、俺は眠りから覚醒させられた。
「う……」
第七話 偽愛 「ぐはっ!」
 地面に飛びこんだ衝撃に、肺の中の空気が無理矢理押し出される感覚。
第八話 人形  俺はどうしてこんな場所で道子を抱いてしまったのだろう。
「悪い」
 眠っている道子の頭を撫でながら、謝る。
第九話 記憶 ――雪美ちゃんが欲しいんなら、いらなくなるまでやるよ。
確かにそう言った。
言ったのだが――
第十話 日常 『生を全うするには、お前の心はまだまだ脆弱な存在だ』
「どうすれば強く鍛えられるんですか、師匠」
 呟いたところで、答えてくれる人間はどこにもいない。


 

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