作品

月之満欠
貴女の仰せのままに
 俺の部屋の中。
 今、香崎三日月(こうざきみかづき)は自称アクマの娘、氷澄(ひずみ)にあやつられている。
 もっとも本人はそうと気付いていない。
アクマ
607 「どうも、日頃の態度を見ていると女性の扱いがなっちゃいないわ」
「女子は男子と違ってデリケートなのよ。わかる?」
「どうやら言葉ではわからないようね。私が体を使って教えてあげるわ」
608  俺は洗面所で顔を洗うと、三日月のところに戻ってきた。
 三日月はまだ意識が戻らないのか綺麗な脚を投げ出し、性器を丸出しにしたままベッドに横たわっている。
609 「いい方法があるわ。互いの性器を賭けてもう一度勝負するの。そして先にイったほうが負け。これなら公平でしょう?」
628 「どうだった?」氷澄が聞いてきた。
「いや、すごかったな。だけど勝負は三日月の勝ちになっちまったぞ?」
「あら、まだ終わってないわよ?」
630 「おい、どうしてくれるんだよ!」
「え?」
「俺はまだ出してないんだぜ」

魔女のいない放課後
 高木小夜子は魔女である。
 あいにく俺は彼女が箒に乗って空を飛んでいるところとか、黒いマントに山高帽で杖を持って怪しげな呪文を唱えているところとか、はたまたステッキを持って変身しているシーンを見たことはない。
 しかし、微妙にどこかが常人とは違うのだ。
魔法
魔女のいない放課後

翼あるもの
 寂れた方の大通りを一人の少女が歩いていた。
 彼女は周りの物には全くの無関心というように、己がペースを崩さずさっさと歩いてゆく。
 まなざしはどこか茫洋としていて、何を映しているかよくわからなかった。
神の力
翼あるもの

左目の悪魔 〜 イビルアイ 〜 
 俺の左目は病気ではない。
 あるいは病気であればどれだけましな事か。
 俺はこいつのおかげでこれからの人生設計の変更を余儀なくさせられたのだ。
 このイビルアイのおかげで!

※ この作品は現在閉鎖されている月之満欠さんのHPに掲載されていた作品を
  ご本人の特別のご厚意により再録させていただいたものです。
悪魔・学園
第1話 紅の瞳  俺らの関係筋では俺と葵はつき合ってる。
 ということになっているらしい。
「あんたらさあ、そろそろくっついたら?」
第2話 カフカの夢 「ん・・・・・」「むぅ・・・・」「むに・・・・」「くぅ・・・・」
「ぷっ」こらえきれなくなった俺はつい、笑ってしまった。

魔法の指輪
 倒れ付した魔法使いの体をあらためると、でてきたのは奇妙な意匠の指輪だけだった。
「ふーん」
 俺はその指輪を失敬し、なにげなく左手にはめた。

※ この作品は現在閉鎖されている月之満欠さんのHPに掲載されていた作品を
  ご本人の特別のご厚意により再録させていただいたものです。
魔法アイテム・ファンタジー
前編 「あなたが私の新しいご主人様ですのね」
 は?
「その指輪に支配された者は所持者の命令に従うようになります」
中編  今回の冒険は俺一人ではなかった。
 あの館に囚われていたこの3人が一緒なのだ。
 俺は、リュカ以外の2人のことを思い出していた。
後編  俺とアリアは一度戦っている。
 まだ、ここに来る前の話しだ。
「わたしと試合しろ。勝ったらわたしを好きにしていいぞ」

ワスレナグサ
 男の手が、その柔らかい胸に伸びる。少女はどこかとろんとした恍惚の表情のままそれを見ている。
 その少女は虚ろながらも美しかった。
―知ッテイル…―
催眠術・学園
一話 偽りの傷跡  うわっ! 私は跳ね起きた。そこはいつもどおりの私の部屋。
 すごい夢を見た。


 

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