タクマ学校


 

 



その8


出版社勤務 早川理沙


 ショッピングモールでのんびりとウィンドーショッピングなんて出来るのも、思い切って半日有給をとったおかげです。バッグや服を見ながら、私はユウタが気に入ったゲームソフトを決めて、私を呼びに来るのを待っていました。今日は給料が出たので、甥のユウタの、好きなものを買ってあげようと思って、一緒に買い物に来たのです。実は以前は担当していた仕事が忙しかったこともあり、お義兄さんの家にはほとんど顔を出さなかったのです。でも最近ちょっとずつ仕事に余裕が出来てきた私は、妙にユウタのことが気にかかり始めまして、お義兄さんのうちに入り浸るようになってしまいました。一人っ子で、ただでさえ姉に甘やかされているユウタです。本当は私がちょっと厳し目に接してあげるぐらいが、ちょうどいいと思ってきたのですが、最近は私まで、この子にすっかり甘くなりつつあるみたいです。

 ガラスの向こう側、マネキンの持っているハンドバックを一つ一つ眺めて、私は仕事で煮詰まった頭と体を、リフレッシュさせながら平日のショッピングモールを歩いてゆくのでした。雑誌の編集に携わっているせいか、普段はお店に並んだものも、仕事に結び付けて考えてしまいがちです。でも今日はそんな意識を捨ててしまって、ゆったりとした気分で、お洒落な空気を楽しみたかったのです。そしてそのプランは、とても順調に行っているようでした。まさか次の瞬間に、人の行きかうモールで、私が大恥をかくことになってしまうなんて、全く考えもしなかったのです。

 ちょっと気だるげなボサノヴァのBGMが終わり、館内にミディアムテンポの大人っぽいR&Bミュージックが流れ始めた時です。私の体に、突如異変が起きたのです。私が「聞いたことある曲だな」とかボンヤリ考えながら、ショーウィンドーの靴を見ていた次の瞬間、体感温度が一気に5℃以上も上がってしまったような気がしました。頭が急に沸騰したようになって、私はうっかり倒れそうになります。自分の考えが上手くまとまらない。それどころかおかしな、自分の意図しないかたちにまとまっていこうとする。私は急に熱にうなされるように、変なことを考えてしまいました。「脱ぎたい」。私は、なぜか今すぐに、着ているものを全部脱ぎ捨てて、全裸になってしまいたいと考えてしまったのです。BGMが切り替わってから、僅か数秒後のことです。

 自分のおかしな気持ちを何とか否定しよう、押さえつけようと、私はしゃがみこんで自分の体を両手で抱きしめたのですが、火照った全身がムズムズして、私の変な気持ちはどんどん強くなっていきます。必死に我慢しようとしたのに、私の体は言うことを聞いてくれませんでした。最初に私に逆らったのは、左足でした。ピンっと天井に向けて跳ね上がった左足のせいで、私は床に尻餅をついてしまいます。タイトスカートがずり上がって、太腿まで露わになってしまいます。慌てて隠そうと思ったのに、あろうことか次の瞬間には私は、自分の太腿に見とれていました。周りを歩いてた女性たちは、私のことを怪訝な顔で見ているようですが、もうそんなことは、どうでもよくなってしまったのです。なんて綺麗な足でしょう。もっと見たい。もっと見られたい。私はすっかり理性を失ってしまって、床に寝そべって、高く伸ばした自分の足を愛おしげに撫で回します。私の足、スラっとしていてスベスベで、本当に素敵なんです。足だけじゃありません。私の体は、服なんかで隠しておくのが勿体ないぐらいの、芸術品なんです。

 薄手のジャケットから腕を抜き取った私は、ゆっくりと立ち上がると、BGMに合わせて体を揺らしながら、ノースリーブの襟付きシャツの、ボタンを外していきます。全部脱いじゃうんです。みんなに、私の体の隅から隅まで、見てもらうんです。シャツのボタンを半分ぐらいしか外していない間にも、もう片方の手で白のタイトスカートのジッパーを下ろして、スカートを下に落としました。レーシーなシルクのショーツが露わになって、男の人が驚いた様子で私を凝視します。焦っちゃ駄目よ。理沙はこのショーツも脱いじゃうの。今日は大サービスしちゃって、理沙の恥ずかしいところも全部見てもらうの。そう考えながら私は男の人何人かにウィンクをして、体をくねらせます。みんな私の弾けそうなバディに釘付けです。嫌そうな顔をして立ち去ろうとする女の人たちだって、本当は羨ましくてしょうがないはずです。私も視線を感じると背筋がゾクゾクするほどの快感に震えてしまいます。シャツを脱ぎ捨てて、レースのブラとショーツという下着姿を晒すと、男の人たちが何人か、低い声を上げて、拍手をしました。もうすっかりギャラリーの輪が出来ちゃって、私のショーを満喫してくれているみたいです。みんな、27歳の理沙の裸をもっと見つめて。この張りのあるオッパイも、お婆ちゃんになって垂れちゃわないうちに、しっかり目に焼き付けてね。私は媚びるように左手の小指を唇に当てながら、右手でブラのホックに手をかけて、外してしまうと、みんな生唾を飲んで見とれちゃっています。ブラの紐から手を抜くと、まずは右のオッパイがみんなの目に晒されました。その時・・・・。

「わあっ! やっぱり脱いでた! 駄目だよ理沙さんってば。」

 聞きなれた声が背中の方でします。私がポーズをとりながらブラを放り投げて、オッパイを全開に曝け出していると、後ろから私が脱ぎ捨てたジャケット私の体にかけてくる手がありました。なぜか慌てた様子でいる、甥のユウタです。

「あらっ、ユ〜タッ。私、綺麗? すっごいエッチな体じゃない? ほらほら〜。」

 ジャケットを跳ね除けてもっとセクシーなポーズをとろうとした私の目の前で、大慌てのユウタが小声で喋りながらパチンと両手を叩きました。

「露出狂の暗示は解けます。もとの理沙さんに戻りますよ! パチン!」

「へっ・・・、え? な・・何これ?」

 突然、今まで湯あたりしたようにボケていた私の頭が、霧が晴れるようにクリアーになっていきます。私は、7、8人の買い物客の前でショーツ一つのあられもない姿ではしたないポーズを晒している自分に気がつきました。私が悲鳴を上げようと無意識の内に息を吸い込んだ瞬間、またユウタが手を叩きます。

「パニくっちゃ駄目! 一旦寝ちゃいましょう。理沙さんは意識だけ眠ったまま、服を集めて、僕についてここから逃げますよ。パチン。」



 私はユウタの家につくなり、買い物袋を両手から放して床に落とすと、ソファーに崩れこみました。

「あーもうっ! バカバカバカッ! 何であんなことしちゃったんだろう。あー! 情けないよう。」

 私は姉の家ということも気にせず、クッションに顔を埋めながら両足をバタバタさせて悔しがりました。私の屋外露出は、最後は警備員まで駆けつける騒ぎになってしまったみたいです。私はあんまりのショックでよく覚えていませんが、あの後大慌てで服をかき集めて、ユウタに手を引かれるままに、半裸状態でショッピングモールを走り回って、警備員から逃げきったようです。イケてるキャリアウーマンの優雅な余暇時間のつもりが、あれでは完全にただの変態です。もうあのモールには二度と行けません。服も急いでかき集めたつもりだったけど、ブラがどうしても見つからなくて・・・、結局、ノーブラで帰ってくる羽目になってしまいました。なんで突然、知らない人たちの前であんなことになってしまったのでしょうか。私って、欲求不満なんでしょうか。

「あーもう、失敗したよー。まさかあの曲が外でかかっちゃうなんて・・・。タクマ君に何て言おう?」

 ユウタがぶつぶつ独り言を言っています。こいつも男の子だったら、死ぬほど恥ずかしい目にあった若い叔母様を、ちょっとは慰めるぐらいしてもいいんじゃないの? 私はミジメな自分自身への怒りのとばっちりで、ユウタを睨みつけました。

「ユウタ。あんた今日のこと、絶対誰にも言っちゃ駄目だからね。」

「分かってるよ。理沙さんが露出狂だなんて誰かに言ったら、僕まで学校で笑いものになっちゃうよ。」

 そうです。最近この子は、私に口答えするようになってきたのです。

「だ、か、ら! あれは私じゃないって帰りの電車の中で散々言ったでしょ! 今日はなぜか・・なんでか分からないけど、急にああなっちゃったの。もう、そんなことはどうでもいいから、全部忘れなさいってば。いいわね?」

 私が強い口調でユウタに言うと、もともと弱気な性格だったはずのユウタが、ちょっとムっとした表情で、私が寝そべるソファーに近づいてきました。

「全部忘れるのは、理沙さんの方だよ。ほら理沙さん、僕の目をじっと見つめて。もう僕の目から目を逸らすことが出来ない。理沙さんの考えも力も、全部僕の目に吸い込まれちゃうよ。ほーら、全身から力が抜ける。もう何にも考えられない。理沙さんはただのヌイグルミだよ。何でもされるがまま、言われるがままの可愛いヌイグルミ。」

「え・・・あ・・」

 ユウタが私の額をツンと押すと、私の頭はゴロリとソファーに転がり込みました。全身がだらんとソファーに沈み込みます。さっきまで恥ずかしがったり、怒ったりしていた私は、無機質なヌイグルミになりきって宙を見ていました。そうでした。私は全身に真綿が詰まった、可愛いおヌイグルミでした。抱き枕になったり、着せ替え遊びに使ってもらったり、体の感触を楽しんでもらったりと、持ち主のユウタに色々と可愛がってもらっている、幸せなヌイグルミなのでした。

「ヌイグルミの理沙さんは、僕の言うことを何でも聞くんだったよね。今が、理沙さんにとっての一番深い催眠状態なんだよ。いいですね、理沙さんは目が覚めたら、今日あった露出狂事件のことはすっかり忘れています。人前でパンツ一丁でクネクネしてたことも、半分裸で昼間のモールを走り回ったことも、全部忘れてしまうんです。あなたは普通に僕と楽しくお買い物をして、帰ってきたんですよ。あとは・・・えっと、お母さんのお華の教室は4時までだから・・・。そうだね、目が覚めた後の理沙さんは・・・」

 ユウタが色々と、私に話しかけてくれますが、ヌイグルミにはよく理解できません。頭の中まで綿で詰まっている私は、無機質な笑顔を崩さずにユウタを見つめていました。



 目が覚めた時、一瞬自分がどこにいるのか、分からなくて、ソファーから起き上がりました。見回すと、ここは義兄の家のリビング。仕事と買い物で疲れていたせいか、私は自分のマンションに帰らずに、義兄の家で昼寝をしてしまっていたようです。かけられていたタオルケットを手にして、回りを確認すると、どうやらまだ姉は帰ってきておらず、この家には私と、テレビに向かって、買ってもらったばかりのテレビゲームに熱中しているユウタしかいないようでした。

「あれ? ユウタ。私寝ちゃってた? ・・・そっか。」

 私は髪を手で撫で付けながら、ユウタのそばまで行って、私が買ってあげたゲームを確認します。近頃のゲームは、私たちがイメージするよりもかなり高価です。今日はそれを3本も買わされてしまいました。

「この理沙さんがバリバリ働いたお金で買ったソフトなんだから、大事に遊びなさいよ。」

「ん・・・。」

 テレビの画面から目を逸らさずに、ユウタが面倒くさそうに答えます。

「アンタねえ、熱中するのもいいけど、あんまりやりすぎると、目が悪くなるわよ。お母さんも、1日1時間までだっけ? 言ってたでしょ。ちゃんと守りなさいよ。」

「ん・・・。」

 ユウタは私の方を見向きもしません。こうなると、もう意地の張り合いです。

「アンタ、ポテトチップスも袋から食べて、お行儀悪いぞ。ちゃんとお皿に開けなさいよ。あと、飴まで出して・・・あんまりお菓子ばっかり食べ過ぎちゃ駄目だよ。虫歯になるでしょ。ちゃんとお母さんのいうこととか守ってんの?」

「わかってるってば。今いいところなんだから、邪魔しないでよ、理沙さん。」

 口にソーダ味の飴を含んでモゴモゴいわせながら、ユウタが答えます。最近のユウタはなぜか私に強気になってきているのです。ここらへんでしっかり教育的指導が必要みたいですね。私は膝立ちになってユウタに顔を近づけると、叔母としての威厳を見せながら、叱りつけてやりました。

「わかってるじゃないでしょ! 飴ばっかり舐めちゃ駄目なの! もっと違うものとか舐めなさい!」

 ん? 自分で啖呵を切ってはみたものの、何となくおかしなことを言っているような気がしないでもありません。ユウタが急にゲームをとめて、振り向きました。

「違うものって、何を舐めるの? 理沙さん。」

「それは・・・、えっと、・・・うん。女の人の体とかよ。」

 私何か、おかしなことを言っているでしょうか? 何か自分の胸のうちに、モヤモヤとした納得のいかない思いを感じるのですが、自分で口に出してみると、正しいことを言っているように思えて、無理矢理納得してしまいます。

「例えば、理沙さんの?」

「そ・・そうよ。例えば私の。」

 ユウタは完全にゲームの電源を切って、私に体を向けて座りなおしました。私を子供特有の無邪気な目で見つめます。なぜか私は顔が赤くなってきました。私はおかしなことを言っているはずがないんですけれど、どうもスッキリしません。

「でもやっぱり、子供がそんなことするのって変な気がするから、僕、飴にしておくよ。」

 ユウタが飴の袋に手を伸ばそうとしたので、私は慌てて大きな声をあげてしまいました。

「駄目! ・・・変じゃないから。全然変なことなんかじゃないから、私の体を舐めてちょうだい。飴なんか舐めるぐらいだったら、私の乳首を舐めまわしてよ。」

 私は自分の疑問を振り切るようにわざわざ大声を出して、ユウタが飴に手をつける前に、大急ぎで襟付きのノースリーブシャツのボタンを次々と外していきました。なぜかブラを付けていない自分に気がつきます。きっと、こんな時のために、多分私は今朝からノーブラでいたのだと思いました。

「ほ・・、ほら、見て。理沙のオッパイ。綺麗でしょ。形もいいし乳首もピンクなのが、実は自慢なの。ほら乳首さんが両方とも、ユウタ君に舐められたいって言ってるわよ。ねっ。ちょっとだけでいいの。」

 可愛い甥に、虫歯になってほしくない。その一心で、私は上半身をはだけながらユウタにのしかかると、強引に自分の胸をユウタの口元に押し付けました。ユウタのため。ユウタの健康な歯のためなんです。これぐらい、当たり前のことですよね?

「あっ。ァハァァッ。」

 ユウタが私の乳首を口に含んで吸った途端、私の全身がキュンッとしてしまいました。頭一杯に、高い金属音が鳴ったみたいな気がします。普段では考えられないぐらい、感じてしまっているのです。これはそんなヤラしい意味では決してないのに、私の体だけ、どうしようもない疼きを表に出してしまいました。

「き、気にしないで。もっと強く吸っていいのよ。こっちの乳首もしゃぶってちょうだい。好きなだけ、舐めまわしてほしいの。」

 ユウタが嬉しそうに私の乳首を舌で苛めている間、私は目をつぶって、押し寄せる快感の波に耐えていました。こめかみの辺りの血管が、ビクンビクン音を立てて、頭に血を運んでいくのが分かります。ユウタの歯で甘噛みされている乳首が、さらに膨れ上がろうとして全身に快感を送り込んできます。これはエッチなことではなくて、姉の子供を虫歯から守ってやるという大切な行為なののですが、なぜか私の体だけがイヤラしく反応してしまっているのです。

「ちょっとショッパイけど、理沙さん今日は汗かいたりした? どこか走り回ったりとか・・・。」

「あ・・・そんなこと・・してないけど・・何でかな。・・・アッ・・もうちょっと優しくして・・。はぁぁん。」

 私はユウタにオッパイをされるがままにしておきながら、シャツを完全に脱ぎ捨てて、スカートにも手をかけました。私の乳首がしょっぱいと、ユウタが飽きてまた飴を舐めようとしてしまうかもしれません。もっと別のところ、ユウタに夢中で舐めてもらえるところを、探さないと・・・。

「はぁっ・・・ユウタ・・・乳首がしょっぱかったら、・・・こっちはどうかな? あっ・・・私のアソコ、舐めてくれる?」

 タイトスカートを脱ぎ捨てると、震える手で、湿ったショーツのゴムにも触れました。ショーツは股の部分が肌にべっとりと張り付いて抵抗したのですが、思い切って脱ぎ捨てました。床に座り込んで、お漏らししたみたいに濡れちゃってる股間を甥の目に晒します。私は大切な行為とは言え、あまりの恥ずかしさにうつむいたまま、ユウタの目を見ることが出来ませんでした。

「その・・・ここは、あんまりしょっぱくないと思うの。飴・・・飴を、舐めるぐらいだったら、私のここを・・・舐めなさいよ。」

 私は、私の大切な姉の子供のために、当然のことをしてるはずなんですが、何故かこの状況を、かおり姉さんにだけは絶対見られてはいけないと直感しました。ユウタが私の言うことを聞いて、ゆっくりと私の股間に幼い顔を埋めていきます。私のあそこに、ユウタの口が当たった感触があって、私は顎をクッと上に突き出しました。

「なんか・・・こっちの方がしょっぱい気がするよ、理沙さん。」

「そ、そうかな? ・・・きっともっと奥の方を舐めたら、甘いと思うの。もっと舌を突っ込んでみてよ。」

 私は腰を浮かすと、自分の指でアソコをグッと開いて、ユウタの顔に押し付けます。ユウタの舌が私の奥深くに入ってきて、敏感な壁を舐めまわすと、もう私は、全てどうでもよくなったような気がして、大声でよがり狂ってしまいました。

「はぁぁぁ、イィ! もっと、ユウタ、もっと。・・・あぁ、優しくしてぇ。・・・理沙を可愛がってぇー。」

 頭がおかしくなってしまったみたいに、私は悶え狂いました。私は普段は格好いい、バリバリのビジネスウーマンとして振舞っているつもりですが、本当のところは物凄く奥手で、怖がりで、甘えたがりなんです。そんな情けない姿を、よりによって小学生のユウタに晒している自分が情けなくて・・・。そのことを考えないようにしようと、私はさらに必死に快感に身を任せてしまうのでした。私が2回目の絶頂を迎えて失神したあと、ユウタはやっと顔を上げました。

「もうベロが疲れちゃったよ。飴もお菓子もいらないや。理沙さん。いっつも最後の最後で、か弱い女の子の顔になっちゃうねー。ふふふ、面白いね。またイタズラしてあげるからね。」

 放心状態の私の口を、ユウタの軽いキスがふさぎます。暖かい気持ちが私の心を満たしていきます。私はそのままどこまでも深くて優しい眠りの中に落ちていくのでした。



家電メーカー勤務 平岩敏夫


 そこは、初めて入った、大人の玩具屋でした。高くて古めの裏ビデオが棚に並び、ケバケバしい色の大人の玩具が雑然と陳列されているような、典型的な場末の店だったと記憶しております。奥の方には、少し前に流行っていたブルセラコーナーがあり、その横のレジでは髭面の40代ぐらいの男が、退屈そうにラジオを聞きながら、雑誌を読んでいました。私は年甲斐もなくこういう店にいるのが好きな性分でして、会社帰りにじっくりと店内の奇妙な商品を物色するのが近頃のストレス発散法になっておりました。もちろん、人様に自慢できるような趣味ではありませんが、会社でも家庭でもうだつの上がらない男には似合いの、密かな楽しみなのかもしれません。

 しかしそんな私が、信じられないような非日常的な出来事に遭遇したのは、まさにその店だったのです。私にとっては、生涯忘れられない思い出になることと確信しております。それは、私が女子高生モノの裏ビデオを一本一本手にとって、解説まで丹念に読み込んでいた時のことです。入り口の引き戸が開く音がして、人が厚手のノレンをくぐってくる気配がしました。私は気にせず裏ビデオのパッケージに見入っていたのですが、ふと女性の声が聞こえて、反射的に振り返ってしまいました。

「こんちわ〜。買取お願いしたいんだけどー。」

 振り向いた私は焦って息を飲んでしまいました。こうした店に冗談でヤンキーの夫婦が入ってきたりするところは何度か見たことがありますが、店内にぞろぞろと入ってきたのは、セーラー服を着た少女たちだったのです。先頭に立って店主に声をかけていたのは、髪を茶髪に染めた、少し不良っぽい少女ですが、残りはまだあどけなさの残るような、こうした場所に全く不釣合いの美少女たちでした。そして最後に店内に入ってきたのは、真面目な風貌の、コートを羽織った美人の女性です。年恰好から言いまして、この子たちの教師か何かでしょうか。

「お、ヨーコじゃないの。待ってたんだから。こないだ買い取ったのなんか、すぐ売り切れちゃったんだよ。また今日も上玉揃えてきてくれたみたいじゃない。今日は制服? 下着?」

 先ほどまで無愛想に雑誌を読んでいた店主が、嬉しそうに立ち上がって、茶髪の少女を迎えました。私は彼らに背を向けて、あくまで商品の物色に集中しているような素振りをしたのですが、実際は耳をそばだてて、チラチラと彼らの様子を伺っておりました。

「制服は調子に乗って売り払っちゃうと、すぐに足りなくなっちゃうからさー、今日は下着にしとこうと思って。うちのガッコの正真正銘の可愛いコちゃんたち連れてきたんだから、高く買ってよね。」

 茶髪の少女に先導されている少女たちは、合計で6人でした。みんな清楚で可愛らしい顔をした美少女揃いです。こうした場違いなところに来ているのに、キョロキョロと周囲を伺うわけでもなく、ボンヤリと遠い目をしたまま、視点を動かさない、不思議な様子でした。少女たちの後ろにいる美女だけが、青ざめた顔で肩を小刻みに震わせていました。

「じゃあさっそく、ディスプレイ用の写真撮らせてもらっちゃうね。みんな横に並んでもらって・・・、あ、サキ先生じゃない。こないだのポラ、よく売れたよ〜。ヨーコ、またサキ先生も取らせてもらっていいの?」

「そのために連れてきたんだもん。当然よ。一杯写真とってもらって、売りさばいてもらいたいんだよね? サ〜キちゃん?」

 茶髪の少女に呼びかけられると、女教師らしき美女は、おずおずとコートを脱いでいきました。するとなんと、コートの下は半裸のような状態になっておりました。いえ、裸よりも破廉恥な姿と言ってよいかもしれません。サキ先生と呼ばれていた女性は、スレンダーな体にピッチリと、肌も露わなボンデージスーツを着込んでいたのです。黒光りするレザーの帯が、全身を亀甲縛りのように走っている、過激なデザインです。そして白くて柔らかそうな乳房が、レザーの帯に挟まれながら、完全に露出されておりました。ビデオでも見ないような美人でうら若き女性の、こんな過激な姿を目の当たりにして、私は自分が隠れながら見ようとしていたことも忘れて、あからさまに見入ってしまいました。

「は、はい。私は、苛められることが大好きな・・変態教師ですから、何でも申し付けてください。」

 その台詞にも激しく興奮させられましたが、私が年甲斐もなく昂ぶったのは、彼女のところから、規則的な機械音が聞こえてくることに気づき、そしてそれが彼女の股間からしていることを理解した時でした。なんとこの美女は、ローターか何かをアソコに突っ込んだまま、生徒たちと一緒に街中を歩いてきたようなのです。どうやら言葉にたがわず、正真正銘の性的倒錯者のようです。

「あららら、前よりも素敵にビザールに変身してきちゃってるね、サキ先生。じゃあ今日はSMマニアが殺到するようなポラを一杯撮らせてもらおっかな? ヨーコ、一枚300円で、100枚ぐらいでどうよ?」

「うーん、毎度安いのか高いのかわかんないけど、まあジンさんに任せるよ。あと、この子たちのパンツ入れたら、どんなもん? ほら、みんな、ボヤっとしてないで、スカート捲り上げて、パンツ調べてもらいなさいよ。」

 パンパンと、偉そうに茶髪の少女が手を叩いて求めると、視点を宙に彷徨わせていた美少女たちは、ゆっくりと紺のスカートの裾に手をやり、お腹の上までめくってしまいました。髭面の店主が中腰になってフラッシュをたく中、純白やレモン色、ワンポイントの柄のついたパンティなど、清楚で愛くるしい下着と、それを見せている少女の全身が、カメラに収められていってしまいます。

「みんなの、生徒手帳も写させてもらっていいの? ま・・、ヨーコにはお世話になってるし、今回も上玉揃いだから、パチパチっと、こんなものかな?」

 店主はカメラをレジにおいて、電卓を弾いて、ヨーコという少女に見せました。そうしている間も、呆けたような表情の美少女たちは、スカートを捲り上げたままの姿勢で立ちつくしています。少し口が開いている少女や、頭がフラフラと左右に揺れている少女。薬でもやっているのでしょうか? 明らかに意識がはっきりとしていないように見えます。

「うーん。まあ、そんなところかー。でももう一声、・・こんなもんにはなんない?」

「いやー、さっきのでも相当なプレミアム価格なのに、ここまでいくとなると・・まあ例えば染み付き下着とかなら・・・ね。」

「えっ、それでいいの? だったら簡単だってば。はーい、陽子の玩具さんたち、よく聞きなさい。」

 ヨーコという少女が、一列に並んで立ち尽くしている美少女たちの前に立ちました。バッグからテニスボールぐらいの大きさの、キラキラ光る玉を取り出して、一人ずつに見せつけ、言い聞かせながら、何かのインストラクターのように彼女たちの前を横切っていきます。

「この水晶玉をよーく見なさい。綺麗でしょ。これを見ていると、どんどん私の言う通りにしたくなる。どうしてもそうなってしまう。・・・あんた達はね、今から目一杯オナニーをするの。ここで人目も気にせずに、猿になってオナっちゃって、パンツをぐっしょり恥ずかしい汁でひたしなさい。いいわね。パンツを脱いでオナニーしたって意味ないから駄目よ。パンツの上から、ビラビラもクリも膣もイジクりまわして、あんた達のマン汁をとことん絞り出しなさい。私が手を叩くと、もうここはオナニー狂いの猿たちの動物園よ。ほら!」

「ウギーイィィィィィ!」

 手が鳴った瞬間、一番右端の大人しそうなショートカットの少女が、歯を剥きだして荒々しい鳴き声を出しました。まるでそれが合図になったかのように、狭い店内を、所狭しと女子高生たちが駆け回り、至る所ではしたない自慰行為を始めてしまったのです。先程まで寝惚けたような恍惚の表情で立ち尽くしていたはずの美少女たちが、急に獣のような表情を露わにして、理性も何もなくしたように、ひたすら自分を慰める行為に没頭し始めてしまったのを見て、私は何故か暗い興奮を覚えてしまいました。

 ポニーテールで綺麗な顔立ちの女の子は、目をギュッと固くつむり、片足を棚に引っかけて、「キイキイ」叫びながら股間を擦っています。ショートカットで西洋人形のように目鼻立ちがハッキリとした美少女が、床に寝転がって両足をだらしなく開いて、両手で盛り上がった股間の筋を上下にさすっています。店の隅で中腰になっている純和風の美形の子は、両手で前と後ろから手を回してアソコを掻き毟りながら、「ホッ、ホッ、ホッ、ホッ」と高い声を規則的に漏らして体を上下させています。ヒョコヒョコと跳ねるように歩き回りながら弄繰りまわしている少女、片手で小ぶりな乳房を揉みしだきながらもう一方の手で股間に指を突き立てている少女。狭い店内は見る間に、甘酸っぱいような淫靡な匂いに満たされていきました。

 少女たちが猿のように振舞って、惜しげもなく私の目の前でオナニー姿を晒している間、店主とヨーコ、サキ先生は、レジの隣、防犯カメラのモニターのあたりで、サキ先生の撮影を行っていました。プラスチックのボールのようなものが付いた口枷をはめられたサキ先生は、美貌を歪ませて、涎をたらしながら、体の各所にクリップがつけられていくたびに、痙攣するように震えています。赤い首輪についた鎖をヨーコが引っ張ると、サキ先生の顔がこちらを向きます。苦悶の表情の中に陶酔したような潤んだ目が見えました。フラッシュの嵐の中、くぐもったため息を漏らしながらクリップの痛みに悶えるその姿は、淫乱な女の、凄みのある悦楽を見せつけてきているようでした。


「はい。じゃーそろそろいいかな? エテ公ちゃんたちもこっちに集まってきなさい。もうアンタたちは発情した雌猿じゃあないですよ。もとのヨーコ様の操り人形ちゃんたちです。さっきみたいに横一列に並んで、またスカートを全開に・・・、いっか、スカートを脱ぎ捨てちゃって、パンツを見せなさーい。」

 鳴き声をあげながらヨーコのもとに集まってしゃがみこんだ女子高生たちは、表情を失うと、彼女に言われるがままにスカートを足下に落として、立ち尽くしました。大切な部分を守っているのは、ここからでも濡れ具合がはっきり分かる、重そうになった布切れだけでした。

「ふふふ、あーあー。ずいぶん張り切って濡らしたものね。みんな可愛い顔してパンツぐっちょりにしちゃって。こんな格好してるとこ、彼氏や友達とかに見られたら、どうすんの? 恥ずかしいわねー。」

 ヨーコはしゃがみこんで、一人ひとりの下着の濡れ具合を確認しては、遠い目をした少女たちをからかっていきます。彼女たちには言葉が届いていないようなのですが、ヨーコは自分で言っているサディスティックな台詞自体に酔いしれているようなのです。

「あーら、バレー部の副キャプテンが、こんなところで何してるのかしら、土屋先輩? こんな下品なアダルトショップでオナニーして、染み付きパンツを売りに来たんだ。こんなことがバレちゃったら、必死こいて練習してるのに、県大会は出場停止になっちゃうんじゃない? いっいのっかなー? ・・・ほら、舐めなさい。」

 ポニーテールの健康的な美少女の前に立ったヨーコは、少女の股間に手をやった後で、その指を少女の顔に突きつけました。土屋先輩と呼ばれた少女は、ヨーコの指示通りに躊躇うことなくヨーコの指先を口に含みました。

「どう? アンタの恥ずかし〜いマン汁よ。すっごく美味しいでしょ? 今日からアンタの大好物になる味だから、しっかり覚えておきなさいね。アンタはこれから部活の練習の合間とか、試合の休憩時間なんかに喉が渇いちゃったときは、ついついこの味を求めて、オナニー始めちゃうの。誰が見ていようと、アンタはマン汁の味に夢中なんだから、我慢なんか出来ないわよ。いいわね。」

「は・・・はい・・・おいひい・・。はんひう、おいひい・・。」

 土屋先輩と呼ばれている端正な顔立ちのスポーツ少女は、ヨーコの指を口に入れたまま恍惚の表情で、独り言のように呟きます。

「みんな、パンツもズッポリ湿ったみたいだから、順番にここのジンさんの前で、パンツ脱いで、渡しなさい。あと、生徒手帳のコピーも取るから、ジンさんに協力するのよ。」

 偉そうに指図するヨーコに従って、女子高校生たちが一人ずつ、カメラを構える店主の前で、パンティを脱いでいきます。店主は少女たちにリクエストをして、両手で端をつまんだパンティを胸の前で構えさせ、笑顔を作らせて写真を撮っていきます。私のところからは、青い果実のような若々しいお尻が丸見えになっていました。

 一人ずつブルセラの証拠写真を取られている間に、既に下着を渡し終わった三つ編みの少女に、ヨーコが意味ありげに耳打ちをしていました。すると、三つ編みでセーラー服を上半身だけ着ている美少女が、フラフラと私のもとにあるいてくるではありませんか。

「あの・・・成瀬綾子といいます。オジ様、私を、一回五千円で買ってください。一生懸命言うことを聞きますから。」

 目がパッチリとして、まだあどけなさの残る、正統派美少女が、私に信じられないことを言ってきたのです。私が脂汗をたらしてその娘とヨーコという少女の方へ視線を行き来させると、茶髪のヨーコという少女が明らかに私に向けて、大人びた笑みを浮かべて頷きました。私が震える指で財布を取り出すと、私に紙幣を取り出す間も与えずに、綾子という少女が背伸びをして私に抱きつき、キスを求めてきました。セーラー服の上からでも分かる、華奢な肢体。ぎこちない仕種で口づけを求めてきましたが、私が我慢できずに激しく唇を重ねて吸いつくと、そこからは彼女は力を抜いて、全て私にされるがままになってしまいました。私の舌におそるおそる、しかし必死に答えようとする彼女の舌の感触からして、まだほとんど経験がないように見えます。私がディープキスを続けたまま、露出されている可愛らしいお尻を力を入れて掴むと、彼女の背筋に緊張が走りますが、彼女は一切抵抗をしません。指で押すと弾き返してくる若くて瑞々しい肉体。この年になってこんな愛らしくて真面目そうな女子高生の体を味わうことが出来ることになるとは、全く思ってもみませんでした。

「ほ、本当にいいのかい? 本当に。後で、問題になったりすると、わ、私は困るんだが。」

 私は口では慎重に確認しつつも、手は我慢できずに彼女のセーラー服の上着を脱がして行きます。綾子と名乗った少女は、大人しく両手を上げて、脱がされるままになっています。もはや彼女の身に着けているものは、純白のブラジャーだけとなっています。

「いいんです。陽子様が言いましたから・・・。」

 か細い声で、頼りなげに綾子が言います。私は彼女が言い終わりもしないうちに、ブラジャーを剥ぎ取ってしまいました。やっと膨らみ始めたような小さな胸の上で、申し訳程度に乳首が立ち上がっています。本当に青く、穢れのない、花のつぼみのような、美少女の裸でした。

「おーい、綾子ー。アンタのセールスポイントってなんだったっけ?」

 店の反対側の隅からヨーコが声を上げると、綾子が突然目を見開いて、背筋を伸ばして答えました。

「わっ、私のセールスポイントは、膣の締め付けです! まだ女の魅力に欠ける、未熟な体ですが、マンコのキツさには定評があります。どうぞ存分にお楽しみ下さい。」

 ぼんやりと私のされるがままになっていたはずの綾子が、突然テキパキと、私の手を胸まで持っていき、私に胸を揉ませながらズボンのベルトを外し始めました。勢いよくズボンを下ろすと、白いブリーフも下ろして、私のいきり立った息子を手に取って自分の股間まで誘導したのです。

 確かに凄い締め付けです。まだほとんど使われていないのではないでしょうか。挿入に少し時間がかかりましたが、熱い壁が刺激的な摩擦を起こして、私のモノを受け入れていきます。棚の下で平積みになったビニ本の上に彼女の尻を置かせ、背中を棚に寄りかからせると、私は年甲斐もなく、猛然とこの女子高生の華奢な体にのしかかりました。ピストン運動のたびに、細い声ですすり泣く綾子。淡い恥毛にわずかに隠されている彼女の神聖な秘部と、私の黒ずんだ汚い性器とが結合して一つになり、何度も突き合わさるのです。「チャッ、チャッ、」と粘り気のある音が、ピストン運動に合わせて聞こえます。綾子は必死の様子で私にしがみつき、恐怖と快感に耐えているようでした。

「アッ、ああ、はぁぁっ」

 頼りないトーンで細い喘ぎ声を出す綾子は、だんだん恐怖よりも快感の方が勝ってきたようで、顔の表情が艶っぽく変化してきます。私のモノへの締め付けも、意識してさらに強めてきたような感触があります。私も背中までビッショリ汗をかいて、少しでも多く深く、彼女の体の中を味わおうと、貪欲に腰を振りました。彼女の声がだんだん高まってきます。最後の力を振り絞って、私も彼女を激しく突き上げ、ついに一緒に果てました。

 桜色に染まった綾子の体が、脱力して裏ビデオの棚とビニ本の束の上に寄りかかっています。私は射精の快感から醒めて冷静になるにつれて、急に大人の男としての恥ずかしさと罪悪感を覚えて立ち上がり、ズボンをずりあげながら後ろを振り返りました。レジの隣では、数人の美少女が下半身を露わにして立ち尽くしており、ヨーコと店主は先ほど土屋先輩と呼ばれていたポニーテールの少女の撮影を進めていました。何と彼女は、バレーのレシーブのような体勢をしながら、後ろから大人の玩具を突っ込まれていました。

「ほら、あんまり痛くないでしょ? 新製品のこのアナルパールは、柔らかい素材で出来てるから、肛門も傷めないし、初心者でも楽しめるの。こんな可愛い子でデモ写真撮っちゃったら、売り上げ倍増だね。」

 髭面の店主が、連続してアップの写真を撮ります。土屋先輩と呼ばれている少女は、真剣な顔で、両手を前で組み、かかとを浮かし足を開いて腰を落とすという、バレーのレシーブの姿勢のまま、ゆっくりと左右に体を揺らしていました。彼女の引き締まった尻から、数珠のような玉が並んでつながれた紐がぶら下がっているのが、こちらからも見えました。

「じゃあここらへんで土屋先輩に思い知ってもらおうかな? せーんぱいっ、あなたは私が手を叩くと、正気に戻ります。でも体は全く動かせないからね。あとねー、えーっと、・・そうか、先輩はアナルが一番の性感帯になってますよ。」

 ヨーコは大学ノートか何かに書かれたメモを読み上げると、ノートを脇に挟み、手を叩きました。すると、異様なポーズで尻に大人の玩具を突っ込まれていた少女は、突如表情を取り戻して、周囲を見回しました。

「えっ・・・何これ? ヤッ・・・イヤーッ!」

「あれ? うちの学校の土屋先輩ですよね? 私、1ッコ下の藤堂って言います。先輩、こんなところでバレーの自主トレですかー?」

「えっ・・・何なの? 分からないの。ヤダ、写真なんて撮らないで。」

 急に正気に戻ったように慌てる少女は、シャッターを押し続ける店主と、サディスティックに言い寄るヨーコの二人に囲まれて完全に混乱してしまっているようでした。

「それにしても先輩ここどこだか分かってます? ここはヤラしい大人の玩具とか売ってる店ですよ? なんでこんなところで、裸でバレーのフォーム練習なんてしてるんですか? ここでこんなことしてたら、誤解されて写真撮られちゃったってしょうがないですよねー。」

「ち、違うの。私も気がついたらこんなところにいたの。体も動かせなくて、・・・お、お願い、あの人に写真撮るの止めさせて!」

 体中を赤くして、少女が懇願すると、ヨーコはさらに嬉しそうに笑います。

「あれあれ? 先輩、お尻の穴にこんなエゲツない玩具突っ込んでるじゃないですか? そっか、こんな趣味があるから、こういうお店に来てるんですねー。ひょっとして、部活の練習中も、こういうプレイのこと考えて興奮してるんですか?」

「え? ・・お尻? ・・イヤー! 何か入ってる! こんなの知らないよ。信じて。早く取ってー。」

 破廉恥な器具を自分の肛門に突っ込まれていることに気がついて、少女は目に涙を貯めて悲鳴を上げます。大げさに驚きを表していたヨーコが後ろに回り、玩具を引っ張りました。

「あぁぁんっ・・・」

 突然、ポニーテールの美少女がナヨナヨした喘ぎ声を上げます。ヨーコは意地悪そうに、満面の笑みを浮かべます。

「えぇ? 先輩、やっぱりお尻の穴からこのポツポツが出る瞬間、感じてますよね? やっぱり楽しんでるんじゃないですかー。女子バレー部のアイドルの秘密、見つけちゃったー。」

「ち、違うってば。なんでこんなことになってるか、訳が分からなくて困ってるの! ちょっとずつじゃなくて、さっさと取ってよ。お願いだから。」

「あんなエロ声出して、乳首ビンビンにおっ立てながら、誤魔化そうったってそうはいきませんってば。いやー、お楽しみを邪魔するのも悪いしなー。・・・ま、いいや。うちのガッコが誇る美人アスリートの言うことですから、聞いてあげますよ。じゃあ、感じまくってる顔を、しっかりカメラに収めてもらってね。ほらほら、どんどんこのポツポツが抜けてくる。凄い快感。土屋加代はケツの穴で感じまくってイッちゃうわよ。」

「アァァァァー、やだぁぁーぁぁん。」


 全身写真、顔のアップ、尻のアップと、スポーツ少女は容赦なく激写されています。

「中に入ってたポツポツが変色しちゃってるのがご愛嬌ね。ほら全部抜くよ。加代、ケツと玩具で空しく絶頂を迎えなさい。」

「アァァァァー。アッ、アッ、アッアッアッ・・・・ハァァ。・・・うう・・・・。何でぇ? 何でなのぉ? もう嫌―。」

 開かれた足の間に、水溜りが出来ます。カメラの前で潮を吹いてエクスタシーに達した美少女は、やがて自分のどうしようもない状況を悲嘆して、泣きじゃくり始めました。

「アハハハ、そうやってレシーブの格好のままだと、スポーツにかける青春の涙って感じね。とっても清々しくて羨ましいな。・・・じゃあそろそろ加代にも落ち着いてもらおうかな。はい土屋先輩落ち着いてー。この水晶を見ると、どんどん眠くなるわよー。あなたは今起きたことを全部忘れちゃって、また私の可愛い操り人形ちゃんに戻ります。体もリラックスして、普通に立てますよ。」

 まだ頬に涙を残したまま、少女は気をつけの姿勢になって眠り始めてしまいました。ヨーコは満足げにノートを取り出すと、またページをめくりながら、吟味を始めました。

「えーっと、今日苛めてあげる計画だったのは・・・他には・・・っと、あ、そうそう、霧島由実。こっちに来なさい。校内ベストカップルって言われるぐらい、格好いい彼とラブラブ生活なんだって? 調子にノってるみたいだから、サキちゃんと二人でラバーフェチプレイでもしてもらおっかな? ・・・あ、他の子たちも、ボーっと立ってないで・・・。」

 肩ぐらいまで髪を伸ばした、切れ長の目の綺麗な女の子がヨーコと店主の前まで歩いてくると、ヨーコはその他の少女たちの近くまで言って、小声で何か指示を出しました。すると、そこに立ち尽くしていたはずの少女たちが、私の方をゆっくりと見て、ぼんやりした目のまま、私のほうへ近づいてくるではありませんか。

「あの・・・オジ様、私も1回5千円でお願いします。私は綾子よりもグラマーですから、じっくり触り心地を楽しんでください。」

「オジ様、この玩具ってどう使うんですか? 私で試してください。」

「オジ様、これ・・・クスコって書いてありますけど、これ何ですか? 私に使ってください。」

「オジ様、私凄くフェラが上手なんです。」

「オジ様・・・。」

 美少女たちが、上着とブラジャーを脱ぎ捨てながら、私のもとへ近づいてきます。大きなバイブを手に持つ娘、銀色に光る器具を持ってくる娘、気がつくと、側にいた綾子もまた私の腰にすがりついて、私にもう一度と迫ってきます。結局その夜私は、ボーナス一回分の支払いをカードでして、大いに散財してまで、美少女たちと順番に交わることになったのでした。こんな出来事が、私の身に起こるとは・・・。まさに、夢のような出来事だったと言えます。

 
 


 

 

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