友達以上、兄弟未満・・・の尻尾


 

 

主従関係は破るためにあった?




 私の家系は、代々『仕える者』として生きてきました。

 私の家系は15歳になると、必ずどこかに仕えなければなりません。
 『人の手は借りず、自分で主人を見つけて生涯仕えよ』が、我が家訓です。

 そして私は、運命のご主人様に出会い、そのご家庭に・・・いいえ、運命のご主人様に仕えています。ご主人様に仕える事ができて、私は幸せです。



★★★★★★★★★★★★



「こんにちは、お邪魔します」
「いらっしゃいませ。佐伯様と、ご主人様のご学友の皆さまですね。どうぞ、こちらに」
 私の名前は、佐伯 塔子。通称トッコ。
 今日は、とある人物から「メイドさん」の居る御家庭を紹介されて、そちらにお邪魔した。クラスメート数人と一緒に。もちろん、私の親友、霞ちゃんも一緒。
 教室で私達二人がメイドさんに会いに行くと話していると、それを聞きつけたクラスメートが集まってきて、急遽『メイドさん見学ツアー』が出来あがったわけ。ワケあって、女子限定で。

「ふぁ〜、ホントにメイドさんだぁ。すっご〜い」
「恐れ入ります(ぺこり)」
 珍しい生き物を見るように、メイドさんをまじまじと見詰める霞ちゃん。その不躾な態度にも、全く動揺せず会釈するメイドさん。この礼儀正しさは、メイドの心得なんでしょうね。

 メイドさんの服装は、どこから見てもメイド服。ゴシックロリータって言うのかな、落ち着いた紺色を基調としたワンピースに、フリルたっぷりの白いエプロンドレス。ワンピースの腰が上品に膨らんでいるのは、ペティコートを着けているかららしい。
 ワンピースの裾からでてるのは生足じゃなく、清楚な感じのするソックス。もしかして、ガーターで吊るすソックスかも知れない。スカートの中を見てみたい誘惑にかられちゃう。
 首には首輪・・・じゃなくって、チョーカーを付けてる。頭には、カチューシャって言うのかな、髪をまとめる役目をしてるのかしてないのか、よく分からない代物を付けている。こっちも、フリルいっぱい。

 どこに出しても、恥かしくない見事なメイドさんスタイル。一部のファミレスや喫茶店の似非(えせ)メイドなんか、足元にも及ばない100点満点のメイドさん。

 メイドさんにとっては、『メイド服は作業服』。

 どんな家庭に仕えても迷惑をかけないように、おしゃれ、かつ、袖口とかがキュっとしまって機能的で動きやすい。白いエプロンドレスも、清潔感を醸し出すため。
 そういう“外観と機能の両立を図った”服なんだって。ご主人様・・・特に男性・・・の、目の保養のためではないらしい。



★★★★★★★★★★★★



「ご主人様、ご学友の皆さまがお越しです」
「ん、入って頂いて」
 ご主人様の居る部屋・・・リビングの前で、メイドさんがドア越しに声をかける。
 メイドさんを雇っているにしては狭いリビング。一緒にきたクラスメート全員はソファーに座れず、何人かはフローリングの床に座布団を敷いて座っている。

「皆さま、紅茶とコーヒーどちらがお好みですか?」
「コーヒー」
「私、紅茶」
「あっ、私はアイス」
「コーヒー。アイスでお願いします」
「私ぃ、ミルク! アイスミルク!」
 皆、口々に答える。霞ちゃんはメニューにないモノを注文するが、メイドさんはにっこり微笑んで「はい」と答える。ご主人様に聞かないところを見ると、ご主人様の嗜好は熟知しているのだろう。
 ほどなくして、人数分のお茶とお茶受けを持ってメイドさんが戻ってくる。メイドさんは一度聞いただけなのに、みんなに注文通りのお茶を配る。アイスとホットの区別も間違わずに。
 一流の執事さんやメイドさんは記憶力も優れていると聞いた覚えがある。そこがお手伝いさんやハウスキーパーとの違いらしい。

「これ、おいしー! これって、お手製でしょ。ご主人様って、こんな美味しいの毎日、食べてるの?」
「うん、そうだよ。メイドさん、お菓子だけじゃなくって、料理も上手だよ」
 お茶受けは一見して、お手製と分かるクッキー。皆で「美味しい、美味しい」と大合唱。ご主人様は得意満面。メイドさんは照れているのか恥かしそう。
 こんなの毎日食べられるご主人様が羨ましい。霞ちゃんなんて、頬袋イッパイにクッキーを詰め込んでいるよ。

「メイドさんもぉ、一緒に食べようよぉ」
「・・・」
「(こくん)」
「はい」
 霞ちゃんの誘いに、ご主人様の目を見て無言で問い掛ける。ご主人様も無言で頷く。目で会話するって言うの?
 ご主人様の許しを得るとメイドさんは、嬉しそうに「はい」と言うと、自分のお茶と追加のクッキー・・・霞ちゃんがイッパイ食べた分を補うため・・・を持ってきて、ご主人様から離れた場所(末席?)に座る。

「あぁー、私、メイドさんのお膝の上が良いぃ。こっちぃ、こっち来てぇ」
「はい」
 ご主人様の隣りに陣取っていた霞ちゃんが声を掛けると、メイドさんは霞ちゃんの座っていたところに行く。そして、霞ちゃんを優しく膝の上にダッコする。
 メイドさんが嬉しそうな顔をしているのは、霞ちゃんをダッコするのが嬉しいんじゃなくて、ご主人様の隣りに座るのが嬉しいのだろう。皆も同じ意見だと思う。

 霞ちゃんの我が侭も、メイドさんが喜ぶのを見越しての行動かもしれない。天然少女は我が侭に見せ掛けて、実は気を利かせた行動をとる事が多い。これを知っているのは、付き合いの長い私と茜ちゃんくらいだけど。

「メイドさん、食べさせてぇ。アーン・・・」
「はい。井上様、どうぞ」
 前言撤回・・・。霞ちゃんの言動は、ただの我が侭でした・・・。メイドさんにクッキーを一口大の大きさに割ってもらって、美味しそうに食べてる。
 学校でのお弁当の時間、『お座りタイム』が羨ましかったみたい。いつも、御子くんの膝の上に座って食べている茜が羨ましかったのね・・・でも、『お座りタイム』じゃ膝の上の茜が、御子くんに食べさせてるのよ。



★★★★★★★★★★★★



「じゃあ、メインイベントの『写真撮影会』にしようか」
「「はーい」」
 しばらくお茶会を楽しんだ後、当初の予定通り『メイドさんとの記念写真撮影会』に移る事にした。

 まずは、ご主人様とメイドさんを真ん中にして、集合写真。例によって、霞ちゃんは元気に両手でVサイン。もちろんメイドさんの膝の上で。
 カメラは、デジカメ。三脚はカメラマニア・霞ちゃん持参品。

 次は、照れるご主人様をなだめて、メイドさんとのツーショット。
 横に並んで撮るのは当然として、ご主人様にメイドさんをダッコ・・・もちろんお姫さまダッコ・・・してもらったり。ついには、メイドさんがご主人様のほっぺにキスしてる写真などなど。なんだご主人様も、ノリノリじゃん!

 ご主人様の次は、「メイドさん見学ツアー」参加者一人一人とメイドさんとのツーショット。こちらも、並んで撮ったあとは、各自の好みでメイドさんに抱きついたり、だっこしてもらったり各自3〜5枚ずつ。
 霞ちゃんだけは、10枚くらい撮っていたかも・・・。

 最後は、メイドさんだけをモデルにして、いろいろなポーズを取ってもらう。メイドさんらしい仕草と言う事で、お茶を入れるところや、フライパンと格闘してるトコ、シーツにアイロンをかけるシーンなどなど・・・。
 メイドさんも結構ノリノリ・・・途中で、ポニーテールにしてるリボンを替えたりして・・・。
 聞けばリボンの色を、仕事では赤色は室内用で黄緑が外出用、仕事以外では白や黒と使い分けているらしい。

 楽しい時間はあっという間に終わって、メイドさんお手製のクッキーをお土産に貰って今日は解散。「メイドさん見学ツアー」は終了。



★★★★★★★★★★★★



「(楽しい皆さまでした)」
 ご主人様のご学友の方々は、本当に楽しい方ばかりでした。特に、佐伯様と井上様はリーダー格と申しましょうか、皆さまを楽しくさせるのがお上手で、いつの間にか私まではしゃいでしまいました。
 ずうずうしくも、ご主人様にダッコして頂いたり、私からキスなどしてみたり。ぽっ。

「メイドさん、お疲れさま」
「いいえ」
 皆さまをお見送りしご主人様の部屋に戻ると、ご主人様が優しく労い(ねぎらい)の言葉をかけて下さいます。メイド足るもの、ご主人様に仕えるのが勤めです。疲れる事などありませんわ。
「お茶、お持ちします」
「うん、お願い」
 新しくお茶と私自慢のクッキーを持ってお部屋に戻ると、ご主人様はローテーブルの前で、ベットに背を預け座っていらっしゃいます。この展開は・・・。

「お茶置いて、こっちにおいでよ」
「・・・はい・・・失礼します・・・」
 ご主人様は、ご自身の膝の上を二回ぽんぽんと叩かれます。これは、私に甘えて良いと言う合図。
 私は持ってきたお茶をテーブルの上において、ご主人様の膝の上に座らせて頂きます。本当ならメイド足るもの、ご主人様にこんな馴れ馴れしい事をするのは、いけないと分かっているのですが・・・。
「ここに座らせるのは、茜ちゃんだけ。ここは茜ちゃんの特等席だから」
「・・・」
 耳元で優しく囁かれる。幸福感が満ちてくる。私はメイドでありながら、ご主人様の婚約者になれた果報者(かほうもの)。



★★★★★★★★★★★★



「茜ちゃん、食べさせて、アーン・・・」
「(クス)」
 クッキーを乗せた皿を手に持って、井上様の真似。
 もしかしたらご主人様は、私が井上様にクッキーを食べさせて差し上げた事に、嫉妬されていらっしゃるのかも。
「はい。ご主人様、どーぞ」
 二つに割ったクッキーを口元にお持ちしたのに、ご主人様は食されない。
「茜ちゃん、二人っきりの時の呼び方は・・・」
「・・・こ・・晃・・・さ・ま・・・、どーぞ」
「うーん、50点。『さま』じゃなくって、呼び捨てが良いなぁ」
「・・・」
 婚約者にして頂いた今も、ご主人様をお名前でお呼びするは馴れません。顔を赤くしてうつむいてしまいます。
「はい。もう一度・・・」
「・・・晃・・・さ・ん・・・」
「仕方ないなぁ・・・(ぱくん)」
「・・・」
 あむあむと楽しそうに食される。「さん」付けでお許し頂けた。やっぱり、ご主人様を呼び捨てになんて出来ません。

「美味しかったよ・・・。茜ちゃんも、アーンして」
「・・・(アーン)・・・」
 ご主人様が二つに割ったクッキーを、私の口元に持ってきてくださる。恥かしいけど、目を瞑って口を開けて待ちます。
「んっ? んん!」
 口の中にクッキーの感触を感じると同時に、唇にも・・・。慌てて目を開けたら、目の前にご主人様のお顔がアップで・・・。
 キッ、キッ、キスされちゃいました。恋人同士でする「ポッキーちゅ〜」ならぬ、「クッキーちゅ〜」されちゃいましたです。もちろん、キスはこれが初めてじゃないですけど。
「へへ、茜ちゃんの唇もおいしかったよ」
「(ぼっ)」
 うっかりしてました。ご主人様は、時々いじめっ子になられます。私が恥かしがるのを見て楽しまれます。

「もう、一口、頂戴。あーん・・・」
「はい・・・ご・・晃さん」
 あれ、きちんとお名前でお呼びしたのに、食されてくださいません。「ご主人様」と言いかけたのがお気に障ったのでしょうか?
「茜ちゃんも、口で食べさせて・・・アーン」
「・・・はい・・・」
 唇の端っこで咥えて・・・ご主人様の口元に近づけます。恥かしいです。恥かしいです。
「(あむ、ちゅ)」
 ゆっくり、ゆっくり顔を近づけて行ったら、ご主人様も顔を近づけられて来られて、また唇を奪われてしまいました。頭に手を回されて、唇を離すのを許して頂けません。
 あ、あー、今度はなかなか唇を離して頂けませんです〜。唇同士が触れるだけのキスと言えど、こんなに長いと恥かしさ倍増です〜。
 念の為、申し上げますけど、恥かしいけれど、嫌ではありませんです〜。ダメです〜。でも、もっと強く抱きしめて欲しいです。でも、恥かしいですぅ。

・・・私、壊れてきております〜。



★★★★★★★★★★★★



「茜ちゃん、僕、エッチしたいよ」
「(こくん)」
 長いキスから開放されました。ちょっと残念な気がしますです。頭の中に白い靄が広がっていますです〜。
 ご主人様が何をおっしゃられたのか、良く理解できなかったのですが、頷いてしまいましたです〜。私、壊れてしまってますです〜。
「(んっ)」
 またキスされました。今度は、舌も頂戴しております。もう、私、エッチモードに入ってしまいました。
 まだ日が高いのは分かっておりますが、もう我慢出来ませんです。ご主人様の体に抱きついてしまいますです。はしたないと思いますが、胸を押し付けてしまいますです。

「ねえ、今日は、服着たままでしたい。ダメ?」
「・・・はい。晃さんのお望みのままに・・・」
 恥かしいですけど、as you like でございます。着衣エッチと言うのですか、初めての試みでございます。
「(ちゅ、ちゅ)」
 優しいキスを受けながら、ワンピースの胸ボタンを外されております。エプロンドレスを脱ぐ事も許されないようです。
 失礼ながらご主人様はエッチに関しては器用でございます。エプロンドレスを脱がなくとも、その下のワンピースのボタンを外すなど造作もございません。
 あっ、ブラのフロントホックも外されてしまいました。ご主人様とこう言う関係になってからは、二人っきりになる時は、いつもフロントホックのブラを着けておりますです。
 ブラがワンピースの中で、所在無さげになっております。変な感じです。脱ぐでもなく、着けているでもなく、とてもエッチな感じです。

「茜ちゃんのおっぱい柔らかいね。僕、大好きだよ」
「・・・」
 返答に困りますです。ご主人様は、片手をワンピースの中に入れられ、おっぱいを愛してくださってますです。
 いつもと違い、お口でもおっぱいを愛して頂けていないのも、もどかしく感じてしまいます。もっと、愛して欲しいでございますです。腰をもじもじ動かしてしまいますですぅ。
「僕のも愛してくれる?」
「・・・はい・・・」
 何を指しておっしゃられたのか、分かっております。ご主人様も、腰をもじもじされていらっしゃいますから・・・。



★★★★★★★★★★★★



 名残惜しいですが、ご主人様のお膝から立ち上がります。ご主人様も立ちあがられます。
 ご主人様のズボンのベルトを外させていただきます。ファスナーも下ろし、ズボンをお脱がせ致します。私の手でご主人様の服をお脱がせするのは、久しぶりでございます。
 上半身はご主人様自らお脱ぎになっていらっしゃいます。ご主人様はいじめっ子でございます。私だけ服を着たままでエッチなさるつもりなのです。私だけ服を着ているのは、すごく恥かしいですます。ああ、完全に私、壊れておりますです。
 トランクスをお脱がせすると、ご主人様の「男の子」が天井を向いていらっしゃいますです。お臍に付くくらい元気でいらっしゃいますですぅ。
 私で興奮して頂けていると思うと、私、感動でございますです。思わず「男の子」に、キスしてしまいますです。ちゅ。

「(ちゅ、ぺろ、あむあむ)」
「・・・んっ、気持ち良いよ・・・」
 改めてベットに腰掛けられたご主人様に、『ご奉仕』させて頂いております。フェラと言うのは視覚効果もありますので、できる限りご主人様に「見て」頂けるようにしておりますです。
 舌を伸ばしてご奉仕したり、深く咥えたりしておりますです。『ご奉仕』は私も壊れていないとなかなか難しいものでございます。素面では恥かし過ぎてできないものですます。
「茜ちゃん、自分でおっぱい可愛がってあげて」
「(・・あん、あっ、あん・・・)」
 エプロンドレスの隙間からワンピースの中へと、左手を忍ばせます。ご主人様に『奉仕』しながら自ら慰める・・・とっても、淫らな行為ですぅ。恥かしいです。でも、とっても感じてしまいますです。
「・・・茜ちゃん・・・逝くよ・・・んっ!」
「(・・あっ!・・)」
 口の中に、ご主人様の赤ちゃんの素が広がります。ご主人様に逝ってもらえた事で、私も逝っちゃいました。
 これ、女の子の特権らしいです。男の子は女に子が逝っただけでは、心は満足しても体は満足できないそうです。でも、女の子は男の子が逝ったら、心も体も満足できるのです。

「ねえ、まだ僕、満足できないよ。茜ちゃんの中に入りたい」
「・・・はい・・・」
 逝った後のまどろみの中、ご主人様から声をかけて頂きました。
 ご主人様は一度で満足されない事が多いのです。気付けば、ご主人様の「男の子」は、再び天井を向いていらっしゃいます。
「今日は茜ちゃん、最後まで服着たままでね」
「(ぽっ)」
 ご主人様がスカートの中に手を入れて、下着を下ろしてくださいますです。濡れた下着を脱がされていますです。恥かしいです。
 今日はガーターでニーソックスを吊っております。下着はガーターベルトの上から穿くものなのです。ですから、今日、私が脱いだのはこの下着だけなのです。
 上半身はボタンを外されたワンピースと、乱れたエプロンドレス。とっても恥かしい姿でございますです。

・・・ああ、私、壊れまくっていますですぅ。



★★★★★★★★★★★★



「茜ちゃん、来て」
「・・・はい・・・」
 ご主人様はベットに横になられました。何をおっしゃりたいのか分かっています。私に上に乗るようにとの仰せでございますです。
 今日の私は安全日・・・そのまま、お迎えできる日です。
「んっ!」
 ご主人様の腰にゆっくり跨ります。ご主人様を私の奥にお迎えした瞬間、逝ってしまいましたです。
「茜ちゃん、動いて」
「・・・ん、あ、うん、あっ・・・」
 ご主人様に促されて、腰を上下だけでなく左右にも、そして円を描くように動かします。自分で感じたいからでなく、ご主人様に感じて頂きたいからですぅ。

「ほら、また、おっぱいがお留守になってるよ」
「・・・ひゃ、あ、あん・・・」
 ご主人様、今日はいつになくいじめっ子です。本当はご主人様の手で愛して頂きたいです。でも、ご主人様の命令には逆らえない自分が恨めしいです。
 左右の手をエプロンドレスの下のワンピースの中に忍ばせます。エプロンドレスの胸飾り部分が、胸の谷間に集まって余計に卑猥に見えます。
 恥かしいです。でも気持ち良くて、腰も手も勝手に動いてしまいますですぅ。
「・・・んっ、あ、あっ、ひゃ・・・」
 私の腰を掴んでご主人様は、下から自らの腰を動かしてくださいます。私の腰が下に降りるのに合わせて、ご主人様は腰を上へと突き上げてくださいます。

「茜ちゃん、もう逝きそうだよ」
「・・・ひゃ、ふぁ・・あっ、わ・たしも、で・・ひゃん・す・やっ、ん・・・」
 限界が近づいた頃、ご主人様も限界に達しそうとの事です。私の体で感じていただいているかと思うと、嬉しくて余計に感じてしまいます。
「・・・逝く・よ・・んっ!・・・」
「・・・ひゃ、ふぁ、あ、んっ、や、あ、あつ、あーー!・・・」
 ご主人様は腰の動きを大きくされます。それに合わせ、私の頂点に登り付きそうです。ご主人様の赤ちゃんの素を、胎内深くに頂戴して私は達しました。
 体から力が抜け、そのままご主人様に覆い被さるように倒れこんでしまいました。ご主人様に抱かれています。幸せに包まれています。
 逝った後の力の入らない体を、ご主人様は優しく抱きしめてくださいます。優しくキスしていただいています。私はこの優しいご主人様に仕える事ができて、本当に幸せございますです。

「清めさせて頂きます」
「・・・」
 体に力が戻った頃、ご主人様を清める事に致しました。いつものように、シャワーでお清め致したいのですが、今日は旦那様・・・ご主人様のお父上様が早く帰ってこられますからシャワーを使っている時間がないのです。
 枕もとのタオルを手に、ご主人様の体の汗を拭いていきます。顔から始めて、首筋、腕、胸と進みます。
 そして、ご主人様のアソコ・・・私の恥かしい液体とご主人様の赤ちゃんの素で覆われています。つい先ほどまで、私の中で暴れていた「暴れん坊」さん。
「(ちゅ。ちろちろ)」
「・・・あっ・・・」
 タオルで清めるよりも、お口で清めた方がご主人様に喜んで頂けそうに思います。だから、初めてですが、終わった後のお清めさせて頂きます。
「(ちろちろ)」
「・・・ダメだよ、そんな事したら、また・・・」
 うふ、ご主人様、お元気です。
「・・・よろしければ、後ろから・・・」
「・・・」
 ご主人様の顔がほころんでいらっしゃいます。実は今まで後ろからして頂くのは、怖くて試した事がなかったのです。恥かしながら、私の我が侭でした。

・・・今日はご主人様に心行くまで気持ち良くなって頂きたい気分・・・なのです。

「じゃあ、こっちで四つん這いになって・・・」
「・・・はい・・・」
 ご主人様と入れ替わりに、横たわります。仰向けでなく、動物のように四つん這いでお尻を上げた状態です。恥かしいです。とっても恥かしいです。でも、ご主人様に喜んでいただけるなら・・・。
「(ふわー)」
「・・・あっ・・・」
 スカートの裾を捲くられましたです。恥かしいですぅ。私のお尻がご主人様に丸見えでございます。
「(ちゅ)」
「・・・ひゃ・・ご主人様、恥かしいですぅ・・・」
 お尻にキスされたですます。恥かしいですぅ。とっても、とっても恥かしいですぅ。
「(ぺち)」
「きゃ」
 お尻を折檻されたですぅ。でも、ご主人様はお優しいので、全然力込められてないです。痛くないです。スパンキングじゃないです。でも、びっくりしましたですぅ。
「名前、呼ぶ時は・・・」
「・・・晃・・さん・・・です・・・」
「良くできました(ちゅ、ちゅ)」
「・・・ひゃ、ふぁ・・・恥かしいです・・・くすぐったいですぅ・・・」
 お尻を叩かれたのは、呼び方を間違えたからでした。ちゃんとお名前で呼ぶと、叩かれたお尻を優しく撫でながら、キスを繰り返されますです。
「(ちゅぶちゅぶちゅぶ)」
「・・・ひゃ、ひゃ、ふぁん・・・」
 恥かしい音が響いていますです。ご主人様の指が私の中を擦ってくださっていますです。
 私の恥かしい液体と、先に頂いたご主人様の赤ちゃんの素が、ご主人様の指に絡まっていますです。恥かしいですぅ。でも、気持ち良いです。これ、間違ってますです。今日は、ご主人様に楽しんで欲しかったですぅ。

「・・・ご・・晃さん、もう・・・」
「・・・うん・・・」
「・・・ひゃ!・・・」
 また間違え掛けましたが、ご主人様は許してくださいましたです。ご主人様が私の中に入ってくださいましたです。
 ご主人様に喜んでいただける喜びと、下半身からくる快感が、頭の中を駆け巡ります。
「・・・ん・・・うん・・・んっ・・・」
「・・・あっ、ひゃん、んっ、あん・・・」
 ご主人様の低い声と、私の声が重なりますです。頭の中が真っ白ですます。
 おっぱいも、私の中を愛してくださっていた指で愛して頂いてますです。先ほどの濡れた手で愛して頂いていますです。ぬるぬる感が気持ち良いですぅ。
「・・・茜・ちゃん・・好き・だ・・よっ・・・」
「・・・ふぁん! ひゃ! あっ! わっ、わた・し・・もで・すっ・・・」
 ご主人様、反則技を使われました。必殺の愛の囁き攻撃です。これ使われると、私は一気に天国に向かってしまいますです。
「・・・逝・くっ・・よ・・・んっ」
「・・・あ、あっ、あー、んっ、あーー!!」
 またご主人様の赤ちゃんの素を、頂戴しましたです。また、天国に逝かされてしまいましたですます。
 ご主人様に抱かれて、そのままベットに平伏してしまいますです。ご主人様に後ろから抱きしめられてますですぅ。気持ち良いです。幸せですぅ。

 今日は、いつになく乱れてしまいました。メイド服が私の恥かしい液体で、汚れてしまいました。すぐに洗濯しなければいけません。
 せっかくお清めしていたのに、またご主人様に汗をかかせてしまいましたですぅ。メイド失格ですます。
 気が付けば、後ろからではなく、正面からご主人様に抱かれていますです。優しくキスを繰り返されてますです。ご主人様は、お口で『ご奉仕』した後でも、口にキスを下さいますです。
 お清めしたいですが、もう少し、もう少しだけ、この心地良さを感じていたいです。ご主人様に抱かれていたいです。

「茜ちゃん・・・『眠ってください』・・・」
「・・・あ・・・」
 優しく抱きしめられ、瞼にキスされました。これは、私が深い催眠状態になる、後催眠です。

・・・催眠状態? 深い催眠状態になる後催眠?



★★★★★★★★★★★★



「今から10数えると、茜は催眠から覚めます。催眠から気持ち良く目覚めます。催眠から覚めると、茜は普通の女の子に戻ります。メイドさんじゃなく普通の女の子に戻ります。一つ・・・二つ・・・三つ・・・意識が少しハッキリしてきた・・・四つ・・・五つ・・・徐々に手足に力が戻ってきた・・・六つ・・・七つ・・・意識はもうハッキリしてます・・・八つ・・・手足に力が行き渡っている・・・九つ・・・次で完全に催眠が解ける・・・十。はい(パン)。茜は催眠から覚めました。もうメイドさんじゃない、いつもの対等な立場の恋人だよ」
 手を叩いた大きな音で、催眠から覚めた。

「どう、戻った?」
「・・・」
 戻ってる。さっきの乱れさせられた自分の痴態も、思い出してる。自分でおっぱい慰めてる姿も思い出してる。今日、初めて『着衣エッチ』と『バック』を経験したのも思い出してる。終わった後の「男の子」を愛したのも初めてだったし。
「あれ、茜ちゃ〜ん。怒ってるのかなぁ?」
「・・・」
 さっきまで、頭の中で『ですます』とか『ますです』なんて、文法を無視したセリフを繰り返していたのが、頭の中を駆け巡ってる。

・・・もしかして、私って、国語能力最低?

「もう催眠から覚めてるでしょ。茜ちゃ〜ん。茜さ〜ん。茜さま〜」
「・・・」
 当然、催眠から覚めてるけど、口聞いてやんない。
「よっこいしょ」
「・・・」
 無理やり体を起こされて、晃の膝の上にダッコされる。うっ、晃の必殺攻撃。「私の特等席」攻撃。
「茜ちゃん。ごめんなさい。僕が悪かったです」
「・・・」
 負けそうになるけど・・・、まだ負けない。ここで許せば、晃はまたいつか暴走するから。

「怒ってても良いから、口聞いて欲しいな」
「・・・」
 体を優しく揺すりながら、ほっぺをぷにぷにされる。
「ごめんなさい。僕が悪かったです」
「・・・ばか・・・」
 新たにほっぺすりすり、耳元囁き攻撃も加わって、私は篭絡(ろうらく)されてしまった。でも、全て許したわけじゃないよ。
「はい。僕はバカモノです」
「・・・この服、高かったのに。皺になっちゃったじゃない・・・」
 怒りのベクトルが違うと分かってるけど・・・。
 私が怒ってるのは、メイド服が云々じゃなくって、服を着たままエッチさせられた事。
 それに、いつもより乱れさせられた事。自発的に「乱れた」んじゃなくって、無理やり「乱れさせられた」のよ!

「ごめんなさい。僕、クリーニングに持って行くから」
「ばっ、ばか、そんな恥かしい真似しないでよ。これ、手洗いできるのよ」
 内側で見えにくいって言っても、恥かしい汚れついてるのよー。クリーニング屋さんに見付かったら二度と行けないじゃない。
 それにこのメイド服、本物だからクリーニングしなくても、手洗いでも、洗濯機でもOKなのよ。だってメイド服は作業服なんだから。
 作業服は手軽に洗えるのよ! きちんとお姉ちゃんから聞いてるわよ。

「もう、メイド服着て写真撮るだけだって聞いたから、催眠術かかったのに・・・エッチまでしてぇ」
「・・・だって、メイドさん似合いすぎて、我慢できなかったんだもん・・・」
 何が「だもん」よ。
「メイド服に欲情して・・・晃のエッチ、キチク」
「それ違うよ。茜ちゃんがメイドさんになったのが、良かったんだよ。一生懸命、僕に仕えてくれてると思ったから・・・。茜ちゃん以外がメイドさんになっても、エッチな気分にならないよ」
 うーん。また、何だか誤魔化されているような気がするけど・・・まっ、良っか。
「もうメイド服着ても、エッチしちゃダメよ」
「また着てくれるの?」
 しまった〜。自爆してしまった。
「・・・もったいないでしょ。これオーダー物で高かったってお姉ちゃんも言ってたし・・・」
「へへ、ありがと」
 私の心の中、見透かされてるみたいだけど・・・。正直言って、また着たいって思ってるわよ。

・・・だって、晃に・・・ご主人様に・・・仕えてるって気持ちになれるから・・・。

 晃の膝の上で、ゆっくり体を揺すられて、ラブリ〜な時間が過ぎる。



★★★★★★★★★★★★



 晃の部屋をでて、ほとんど私専用になった隣りの部屋で「普通の服」に着替える。

 服のポケットから、いくつかのネット小説の所在が書かれたメモが落ちた。ネット小説の分野はメイドさんの出てくる恋愛小説・・・。

 うっかりしてたわ。晃が何日も前から、しつこくメイドさんが出てくる恋愛小説を読めと薦めてたの、今日の為だったのね。

 昨日も『巳無月麗羅』さんって方が書かれた【主従関係は破るためにある?】と言うのがとても面白くて、何度も読んでいた。
 主人公の弥生さんに感情移入しながら読んでいたから、催眠術かけられる前に、気分でてたのよ。私、メイドじゃないけど、弥生さんみたいにご主人様=晃に仕えてるのと同じだなって考えていた・・・。これが、今日の敗因ね・・・悔しい!

・・・晃! メイド小説読んだら、私にメイド願望が芽生えると見越してたね!! 晃の術中に嵌った自分が恨めしい!!

 それに晃は、『巳無月麗羅』さんの書かれた18禁小説の【僕と春音】の方がお気に入りだったみたいだけど・・・アンタ、まだ未成年でしょ!
 あれって、明るいハッピーエンドの三角関係の話しよね・・・私もこっそり読んだのよ、秘密だけど・・・。
 晃は、あれに自分を当てはめたのかな? 主人公の隆久君が晃で、ヒロインの春音ちゃんが私であるのは間違いないとして・・・もう一人のヒロインは、トッコか霞ちゃんを思い浮かべたのかな?
 イヤだって思う反面、あの二人なら許せるような気もするわ。

・・・あぁ、ダメ、18禁小説にも、感情移入しちゃってるぅ・・・。



★★★★★★★★★★★★



「茜チンのメイド服、似合ってたねぇ。私も、あの服欲しいぃ」
「だめよ、霞ちゃん。あれ、御子くんが京子さんに貰ったらしいけど、結構高かったそうよ。本物のメイド服だから」
 私もどこで買ったのか気になって聞いたら、茜の未来のお姉さんになる京子さんからプレゼントされたらしい。
 もちろん、今日、茜がメイド服を着ることも京子さんから聞いた。茜も珍しく写真に撮る事を、簡単に了承してくれていた。
 茜もメイド服が気に入っていたんだと思う。だって、ホントに見事なメイドさん姿だったもの。

 バラエティショップのコスプレ仮装用や、妖しいお店の大人のコスプレじゃなくて、専門の仕立て屋さんで採寸して作ってもらったらしい。専門って言っても、マニア専門じゃないわよ。国内でも少ない『職業メイドさん』の専門業者さんだって。
 コスプレ用だったら安いけど、仕立ても見掛けも安っぽくて仕事では着れないの。だから、本物のメイドさん専門業者があるらしい。
 どこで、京子さんがその専門業者さんを知ったのか気になるけど。

「ふーん、ちびっと残念」
「借りようなんて思っちゃダメよ」
 借りたいって言い出す前に、釘を刺しておく。借りたところで、サイズ合わないけど。茜の方がおっぱい大きかったでしょ。
「でもぉ、今日の売上で買えるかなぁ」
「そっちの方がダメよ。売上は茜と御子くんにあげるの。前から決めてたでしょ」
「えへへ、冗談だよぉ」
 まあ、霞ちゃんが売上の使い込みとか、写真の横流しなんて絶対しないのは、最初から分かってるけどね。

 今日、御子くん家に行ってのは、茜のコスプレを「見る」のが目的じゃないの。茜のメイドさん姿を写真に「撮る」のが目的。
 撮った写真は、焼き増しして・・・正確にはパソコンのプリンタで印刷して・・・売るの。もちろん、女の子限定でね。
 売上は全部、茜と御子くんの交際費用にするのよ。二人には皆、幸せにしてもらってるからね。ちょっとだけ、ご恩返しよ。

 写真を売る時の、謳い文句は『恋愛成就のお守り』よ。

・・・メイドになって、一生あなたに仕えます・・・ってね。








◆◇◆ 謝 辞 ◆◇◆

 メイド小説を書くにあたり、『巳無月麗羅』さん作【主従関係は破るためにある?】を参考にさせて頂きました。
 参考にさせて頂くことや、冒頭部分を使用する事を快く承諾して下さった『巳無月麗羅』さんに、改めて御礼申し上げます。

 参考URL : One Day  http://members.jcom.home.ne.jp/reila/
 
 
< 終わり >


 

 

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