奴隷の部屋Final

〜彼女たちの隷従性活〜


 

 



 某日、都内某所。

 今、僕たちがいるこのビルの屋上からはるか下に街の喧噪が見える。
 いや、いくら喧噪といっても少しばかり騒がしすぎるな。

 なにしろ、大通りには3台のパトカーが停まっていて規制線が引かれ、その外には大勢の野次馬が集まっているのだから。
 そこに集まっている全員の視線の先にあるのは一軒の交番。
 今、ひとりの男がそこで拳銃を奪い、人質をとって立て籠もっている。
 人質になっている警官はナイフでふとももを刺され、かなりの出血をしていた。

 そして、数人の警官が銃を構えて交番を遠巻きにしている。
 その背後では、さっき犯人に撃たれた2名の警官が応急手当を受けていた。

 ……ふん、そろそろ潮時かな。
 これ以上人数が増えると僕の力でも手に負えないからな。

 遠くからさらにパトカーと救急車のサイレンが近づいてくるのを感じて、人質を盾にして交番の入り口に立つ犯人に向かって力を使う。

 すると、犯人はゆっくりと拳銃を自分のこめかみに当てて引き金を引く。
 交番を取り囲む警官がなにもできず見ている前で、犯人の体はそのまま地面へと崩れ落ちた。






「おめでとうございます!」
「やりましたね、アツヒロ様!」
「これで復讐も完成しましたね!」
「私たちも嬉しいです!」

 この場で一緒に一部始終を眺めていたハヅキ、エリカ、アヤネ、サチコの4人が口々に祝福してくる。

 さっき自殺した犯人の名前は柴橋浩平(しばはし こうへい)、高校時代に僕と同じクラスだった。
 今この場にいる4人と一緒に僕を自殺するまでに追い詰めたメンバーのひとりだ。
 そんな昔の仲間が死んだというのに、4人とも満面の笑みを浮かべていた。

 それも当然だろう。
 今やこいつらは完全に僕の奴隷。
 僕の喜びはこいつらにとっても喜びなのだから。

「それにしてもコウヘイに刺されたお巡りさんもなんで抵抗しなかったのかしら?」
「バカね、エリカったら。そんなのアツヒロ様が力を使って動けないようにしてたに決まってるでしょ」
「ああそうだ。それだけじゃなくて、取り囲んでいた警官も全員下手に動かずに様子を見守るようにさせてたがな」
「ホントですか!?」
「あの人数を!?」

 僕の言葉に、エリカとサチコが目を丸くする。

「あら? アツヒロ様ならそれくらいできても不思議じゃないわよ」
「そうよ。なにしろ私たちのご主人様なんだから」

 ハヅキとアヤネは当然だと言わんばかりに互いに頷き合っている。
 とはいえ、さすがにあの人数だと迂闊な動きを自重させるように思考を操るのが精一杯で、それぞれに複雑な動きをさせることはできないが。

「それにしても、最後のひとりが本当に時間がかかりましたね」
「ああ。まさか柴橋のやつが国内にいないっていうのは想定外だったからな」

 さりげなく腕を組んでくるハヅキの言葉に頷き返す。
 なにしろ、最後に残ったターゲットの柴橋が海外への単身赴任中だったのだから手の出しようがなかった。
 あいつの会社の人間を地道に操っていって本人を日本に呼び戻すことにしたのだが、結局この日が来たのはサチコを奴隷にしてから1年が過ぎたこの時期になってしまった。

「それでも、やっとこの日を迎えることができて私たちも嬉しいです」

 こんどは、アヤネが反対側の腕に自分の腕を絡めてくる。
 それを見て、エリカが不満げに頬を膨らませた。

「もう! ふたりともズルいよ〜!」
「こら、おまえらもこんなくだらいことでケンカするんじゃない。それよりも、早く行くぞ」
「はい〜。……で、今日は誰の部屋でするんですか?」
「誰の部屋でもない。僕たちの新しい拠点だ」
「新しい拠点?」
「それっていったい?」

 エリカ、ハヅキ、アヤネの3人がきょとんと顔を見合わせるのを見て、サチコがクスッと笑う。

「それじゃあ行くぞ。案内してくれ、サチコ」
「はい、アツヒロ様」

 僕の号令を合図に、サチコを先頭に歩きはじめる。






* * *






「ほら、ここよ」

 サチコが連れてきたのは、最近できたばかりの高級タワーマンションの入り口。

「えっと……」
「これって……」
「本当に……?」

 他の3人は目を丸くして、ポカンと口を開けて見上げているだけだった。

「おまえたち、なに間の抜けた顔してんだ?」
「いや……」
「だって……」
「ねぇ……」
「ふふふっ! この程度で驚いてたら後が大変よ。さあ、行きましょうか、アツヒロ様」
「そうだな」
「ああ〜! もう、待ってよ!」

 3人の間抜け面を横目にサチコが僕の手を引いて誘うと、エリカたちが慌ててついてくる。
 








 そして、エレベーターで上がった最上階はその1フロアで僕たちの部屋の一戸分しかない仕様になっていた。

「うわ〜! 広〜いっ! それに、なにこの夜景! すごーい!」
「ちょっと、なんなのよリビングだけでこの広さって!? これ、何畳あるの?」

 中に入るなり、歓声を上げたエリカが大きなガラス張りの窓際に駆けていく。
 ハヅキも驚いたようにリビングを見回していた。

「うん、30m2ちょっとだから18畳くらいね」
「18畳!? でも、他にも部屋があってこれなの!?」
「ええ。4LDKだから、このリビングにダイニング、キッチン、それにバスルームとは別に洋間が4部屋あるわ」
「へええぇ……」

 サチコの説明を聞きながら、ハヅキはただただ嘆声をあげるだけだった。
 その会話に、アヤネが加わってくる。

「ちょっとサチコ、この部屋ってかなり高かったんじゃないの?」
「うふふ。それはもちろん。でもね、うちの店がすごく順調だからそこまで高い買い物でもないわよ」
「そっか、サチコの店そんなに儲かってるんだ」
「ええ。それもこれもアツヒロ様のおかげよ」
「アツヒロ様の?」
「そうよ。アツヒロ様の力でね、お金持ちの常連さんがたくさん来てくれるのよ」

 ハヅキとアヤネに説明するサチコの言葉に、思わず内心苦笑いをする。

 僕は、この力さえあれば高級マンションのひとつやふたつ手に入れることはわけがないと思っていた。
 しかし、軽い気持ちでその計画を話したときにサチコに諫められた。
 いくら僕の力がひとりひとりの人間に対してはほぼ万能に近いとはいっても、多数の人間に不審に思われるようなことをするのはリスクが高すぎると。
 特に、高価な不動産の取得に関しては、不自然な手段で手に入れると様々なところから怪しまれるおそれがあるし、関係する全ての人間に力を使うとしても人数が多すぎて限界があるために危険だと言われた。

 だから、そういったものは正規の手段で購入した方がいいと言ってサチコが提案したのが、金持ちをサチコの店の客にすることだった。
 まず、金を持っていそうな女に僕の力を使ってサチコの店に連れてきて一番高いコースを受けさせる。
 そこでさらに力を使って、サチコのエステに非常に満足したと思わせてすぐに次の予約を入れさせる。
 そのうえで、その客からセレブ仲間の友人を紹介させて店に来させ、同じように力を使って常連客にする。
 それを何度か繰り返しているうちに、サチコの店は常に予約が絶えないようになった。
 しかも、その客はどれもこれも金払いのいいセレブばかりで、全員が最上級のコースを選ぶときている。
 あっという間にサチコの店の経営状態はよくなり、ほぼ1年でこのマンションを購入できるまでに儲かることになった。

 なんだかいいように使われた気がしないでもないが、たしかにサチコの言うように余計な危険を犯すことはない。
 そういう点では、社会復帰して間もない僕よりも実際に自分の店を経営しているサチコの方が知識も経験も豊富だった。
 それに、今のこいつらは完全に僕の奴隷だから、サチコが僕を利用して儲けようという下心で動くはずがなかった。
 単純に、自分の店の稼ぎがよくなればその分僕に尽くすことができるという考えで提案してきたんだろう。


 そんなことをぼんやりと考えていると、夜景に夢中になっていたエリカがサチコたちの会話に割り込んできた。


「ここで重大発表があります! あたしね、会社を辞めることにしました!」
「ええっ?」
「本当に?」
「ふふ……」

 その宣言にハヅキとアヤネは少し驚いた様子だが、サチコは笑いを噛み殺すように下を向いていた。
 もちろん、その理由は僕も知っている。

「会社辞めて、その後どうするのよ?」
「サチコの店で事務と受付をやるのよ」
「でも、サチコのところには佳奈ちゃんがいるじゃないの?」
「だからね、佳奈ちゃんがしばらくお店に入れないからねー」
「どういうことなの?」
「そこから先は私が説明するわ」

 ハヅキとアヤネがエリカを質問攻めにしているところに、ようやくサチコが口を開いた。

「実はね、佳奈ちゃんがエステの専門学校に行くことになったのよ。まあ、私も通ってたところなんだけど、あそこって教え方がしっかりしてるけどその分時間的にもハードだからバイトも厳しいのよね。まあ、佳奈ちゃんには卒業したらうちで働いてもらう予定だから学費からなにから面倒は見るけど、店の事務に穴が空くのは私も困るから、エリカに入ってもらうことにしたのよ」
「それだけじゃないのよ! うちの茉莉佳も佳奈ちゃんと同じエステの学校に入って、将来的にはサチコの店で働くことになったの!」

 と、サチコとエリカがふたりに説明する。
 それは、少し前に僕とサチコとエリカで話し合って決めたことだ。
 もちろん、茉莉佳と佳奈のふたりも喜んで受け入れた。

 エリカの妹の茉莉佳とサチコの店で働いていた佳奈は、エリカとサチコを奴隷にする際に精神的ショックを与えるいい手駒になるだろうと思って堕としたのだが、それが今ではいい奴隷になっている。
 もちろん、僕としてもあのふたりはこのまま自分のものにしておくつもりだ。

 しかし、ハヅキとアヤネは説明を聞いても納得していない、というか不満そうな表情をしていた。

「もう、エリカだけズルいわ!」
「そうよ。アツヒロ様はサチコの店にいることが多いんだから、それってアツヒロ様と一緒に働けるってことじゃないの。それだったら私もサチコの店で働きたいわよ」
「だいいち、なんで今まで黙ってたのよ」
「そうだわ。もっと早く言ってくれたらよかったのに」
「ごめんなさい。エリカには茉莉佳ちゃんのこともあるから早めに相談した流れでこうなったんだけど、ふたりをのけ者にするつもりはなかったのよ。佳奈ちゃんと茉莉佳ちゃんが専門学校を出たら店をもっと大きな場所に移して、私を含めた3人体制でやろうと思ってるの。そうなったら事務の人員も足りなくなるし経理も大変になるから、それからハヅキとアヤネにも手伝ってもらおうと思ってたの。話をするのが遅くなってしまったのは謝るけど、ふたりともそのときにはうちで働いてくれるわよね?」
「当たり前じゃないの。もちろん働くわよ」
「まあ、そういう話ならしかたないわね……」

 ふたりとも、サチコに上手く言いくるめられる形で渋々ながら頷く。

 佳奈と茉莉佳にエステの資格を取らせて店を大きくするというのは、サチコが提案してきたことだ。
 もちろん、僕の力で金払いのいい客を集めることが前提だが、それによって僕はもちろん奴隷全員の生活を支えるつもりらしい。
 実際に、今の時点でもサチコの店のおかげでこうやっていいマンションに住むことができているわけだし、そうやって"合法的"な手段で生活ができることはこの先僕自身にとっても隠れ蓑になる。
 その意味では、そういう感覚に優れたサチコを奴隷にしたのは大きかった。
 ただでさえこの力があるのだから、これからも僕の人生は順調だろう。

 しかし、それだけでは満たされないものがあった。
 たしかに全てが順調なのだが、満ち足りているわけじゃない。
 僕に全てを捧げる奴隷たちに奉仕されるだけの生活では足りないもの、
 それは……。

 そうだな……今日はハヅキでやるとするか。
 どんな感じにするかな?
 僕のことも含めた、奴隷のときのことをある程度覚えたままでっていうのも面白いな。

 どうするかを決めると、ハヅキを見つめて力を使う。
 すると、たった今まで他の3人と談笑していたハヅキの顔から急速に血の気が引いていく。

「そんな……私っ? 神山! あんたが私たちをこんなにしたのねっ!? ……きゃっ!」

 血相を変えてこちらを指さし、後ずさろうとしたハヅキが足をもつれさせてその場に尻餅をついた。

「そんなに怒るなよ。おまえだって僕の奴隷になってあんなに喜んでたじゃないか」
「それはあんたがおかしな力を使ったせいじゃないの! 私はあんたの奴隷になんかなりたくなかったのに!」

 一歩踏み出した僕から逃げようとしたハヅキがまたよろめいて転ぶ。
 もちろんそれは僕がそうさせてるからだ。
 力を使って、足がうまく動かないようにしてある。

 これは、この4人を僕の奴隷に堕とした後で考えついた遊びだった。
 4人のうちのだれかひとりを、逃げだせないようにしておいてから奴隷になる前の状態に戻す。
 もちろん、他の3人は僕の奴隷のままだ。
 そのうえで、僕を含めた4人がかりでそいつをいたぶり、最後には再び奴隷に堕とす。
 言ってしまえばこいつらを奴隷にしたときの状況を模擬的に再現して遊んでいるいるようなものだ。
 そんな遊びをこの1年の間何度も繰り返していた。

 だから、そんなハヅキの豹変ぶりを見ても他の3人は驚きもしない。
 むしろ、楽しそうな笑みを浮かべてハヅキへと歩み寄っていた。

「あら? 今日はハヅキの番なのね?」
「ちょっと……アヤネ……」
「悪いけど、手加減はしないわよ」
「な、なにするつもりなのよ、サチコ?」
「だって、あたしたちも楽しみなんだよね〜。自分の番のときは嫌だけど」
「やっ、エリカっ……きゃああああっ!」

 尻餅をついたままそれでも必死に逃げようとするハヅキに3人がにじり寄ると着ているものを脱がせていく。

「やめてっ! みんなやめてよっ!」
「なに嫌がってるんだ? 奴隷だったったときは自分から喜んで服を脱いでたじゃないか。おまえだって覚えてるだろ?」
「それはあんたのせいでっ……!」
「あら? ハヅキったらアツヒロ様の奴隷だったときのことを覚えてるの? だったらなんでその素晴らしさがわからないのよ? ……ペロ」
「ひうっ……ア、アヤネっ! それはこいつの力でおかしくなってたせいなのよっ! 私たちの本当の気持ちじゃないのっ!」
「もう、ハヅキったらなに言ってるのー? アツヒロ様の力のせいだって、みんなそんなのわかってるわよ。本当の気持ちもなにも、あたしたちはアツヒロ様には敵わないんだよ。でも、アツヒロ様の奴隷になるのはとっても素敵なことじゃないの。……ん、はむ」
「ひゃううんっ! エリカまでっ! みんなお願いだから正気に戻って!」
「嫌よ。正気に戻って今のハヅキみたいにアツヒロ様のことを悪く言うようになるんだったら正気に戻りたくなんかないわ。それに、ハヅキだってもうここを濡らして、こんなにいやらしい体にされてるっていうのに」
「ふぁあああっ! やめてサチコ! お願いだからやめてぇえええっ!」

 アヤネたち3人が嫌がるハヅキに向かって囁きながら、その耳、乳首、股間と思い思いの場所を愛撫する。
 ハヅキのその白い肌が目に見えてほの赤く染まっていく

「なんだ、興奮してきてるのか? とんだ淫乱だな、おまえも」
「やっ、違うっ! あっ、だめっ、やぁあああんっ!」
「そんなにいやらしい声を出してなにが違うんだ?」
「くっ! 許さない! 私やみんなにこんなことをして、絶対に許さない! いつか殺してやるんだから! ……ひゃあああああっ!」

 視線で殺そうとでもいうようにこちらを睨みつけてくるハヅキ。
 しかし、僕を罵っていた声もアヤネたちの愛撫でたちまち喘ぎ声に変わる。

「もう、ハヅキったらアツヒロ様にそんなこと言わないの」
「そうよ、あたしたちはアツヒロ様の奴隷にされてむしろ幸せなくらいなんだしー」
「だから、アツヒロ様は殺しちゃダメよ」
「みんな……もうやめて……ああぁんっ!」

 3人がかりの容赦のない愛撫と囁きに、ハヅキが打ちひしがれた表情を浮かべる。
 ハヅキにとって、僕の奴隷としてのこいつらの言葉がよっぽどダメージが大きいのだろう。

「いやあぁ……みんな、お願いだからもとに戻ってよ……」

 愛撫されながら体をよじるハヅキの目から涙がこぼれ落ちた。
 その姿を見て、股間のものがが熱く勃起してくるのを感じる。

「いい格好じゃないか、ハヅキ。じゃあ、自分で股を開いて見せろ」

 そう言ってハヅキに向かって力を流し込む。
 すると、ハヅキの両手が自分のふとももに伸びていく。

「……やっ、なんで? 手が勝手に……あんた! あんたがまた力を使ったのね!? いやっ! こんなのっ、止まって!」

 その言葉とは裏腹に、ハヅキの手がゆっくりと自分の足を開いていく。

「いやっ、止まって! こんなの嫌なのにっ! 神山! あんたがっ……あんたがっ! やぁっ、いやぁああああっ!」

 ハヅキがこっちを睨みつけながら喚き散らすがどうにもならない。
 そのまま僕に向かって大きく両足を開く格好になった。

 そう……これだ、これだよ。

 ハヅキがいくら怒り、泣き喚き、僕を睨みつけて抗ってもどうにもできない。
 本人がどんなに嫌がっても、僕はこいつを完全に支配している。
 僕の思いのままにできるんだと思うと気持ちが昂ぶってくるのを感じる。
 このゾクゾクする感覚こそ、普段のこいつらとの生活で足りないもの。

「うふふ、アツヒロ様のオチンポ、すっごく大きくなってますね」

 ズボンを下ろして剥き出しになった肉棒を見て、アヤネが目を細める。

「でも、アツヒロ様だけじゃなくてハヅキのここもほら、こんなにおツユが溢れてるわよー」
「これでどちらも準備万端ね」
「いや……やめて、みんな……」

 涙を流して身をよじろうとするハヅキに向かって楽しそうに微笑みかけるエリカとサチコ。
 その、奴隷たちの姿がさらに興奮を膨らませる。

「さてと、それじゃ僕も楽しませてもらうとするかな」
「いや……やめて……こっちにこないで……お願い、もうやめて……やめっ……いやぁあああああっ!」

 ハヅキの足を掴むと、3人の愛撫で濡れそぼった裂け目にいきり立った肉棒を無造作に突っ込む。

「いやああっ! やめてっ! 抜いてぇええええっ!」
「そんなこと言って、おまえの中は僕のチンポをぎゅうぎゅうに締めつけてるじゃないか」
「そんなことないっ! あっ! ふぁああああああっ!」

 ハヅキは必死に首を振りながら否定するが、その体は僕の肉棒をいっぱいに締めつけていた。
 いつものことだが、全員この遊びをしているときはいつもより締めつけてくる。

「ほら、どうだ? 感じてるんじゃないのか?」
「そっ、そんなわけない! 感じてなんかっ! ひゃうううううっ!」

 本人は全力で否定しているけど、それが嘘だということは反応を見たら明らかだった。
 なにしろ、ハヅキの体は僕の奴隷に堕としたときから敏感な体にしてある。
 そのうえ、今まで奴隷として犯し尽くしてきことに加えて今回は奴隷だったときの記憶をある程度残しているのだから。
 そんなハヅキの体がこれに耐えられるわけがない。

「どうした? おまえの中、ヒクヒク震えてるぞ。もうイキそうなのか?」
「そんなっ! イクわけなんかないっ! ……ひぅうううううんっ!」

 まだ抗おうとするハヅキだが、その嬌声は否定しようがない。
 そのタイミングで、最後の通告をする。

「そうか、だったら勝負をしないか? もし、このままおまえがイカなかったらこのまま逃がしてやる。ただし、おまえがイッたらまた僕の奴隷に戻るんだ」
「なっ……!? そんな勝負なんてっ!」
「でも、イクわけないんだろ? だったらイカなければいいだけの話じゃないか」
「そっ、それは……ひいいっ!」

 奥深くまで強く突くと、ハヅキの体が弓なりになって震える。
 本人がどう言っていようと、その体はどのみち僕の力には逆らえない。
 そう思うほどに、気持ちの昂ぶりが大きくなっていく。
 その感情にまかせてピストンを早めていくと、ハヅキの膣もチンポを締めつけてきて快感もいや増していく。

「気持ちいいんだろ? ほら、イケよ、イッてしまえよ!」
「いやっ! イカないっ! もうあんたの奴隷になんかっ! ……ふぁああああっ!」
「その割にはおまえのここはチンポを締めつけて痙攣してるぞ。ほら、もうイクんだろ? ほらっ!」
「ふぁああああっ! そんな激しっ! あっ、ふぁああああっ!」

 ハヅキの体がビクッと大きく跳ねる。
 もう限界が近づいてきてるのが手に取るようにわかる。
 もうすぐこいつが堕ちるという手応えに、乾いていた心が潤されていくように感じる。

 そう、もう一息。

「さあ、イッてしまえよ! そうしたら楽になれるぜ!」
「いやっ! イキたくないっ! もうあんたなんかの奴隷になりたくない! はうっ、あきゅううううっ!」

 口ではそう言ってるけど、ハヅキのそこはもう痙攣しっぱなしで今にもイキそうだった。
 そこに、僕はとどめの一突きを加える。

「ほらぁっ! イッてしまえよっ!」
「ああああああっ! そんなぁっ! いやっ! イキたくないのにっ……イッくううううううううううううううっ!」

 ハヅキの体がきゅっと反り返ってビクビク痙攣する。
 その直後のことだった。

「ああぁん……アツヒロ様ぁ……。私、アツヒロ様のオチンポでイッちゃいましたぁ……」

 さっきまでの態度が嘘のように甘えた声を出してハヅキが僕の体に腕を絡めてくる。
 そこで、僕の興奮は頂点に達した。

「ああっ! ふぁあああああっ! アツヒロ様の熱いのがっ、いっぱい来てるぅうううううううっ!」

 射精すると同時に、さっきイッたばかりのハヅキが僕を抱きしめてまたビクビクと震える。

「ああああぁん……アツヒロ様ぁああ……酷いですよぉ、また私をこんな玩具にしてぇ……」
「おまえは僕の奴隷だから僕の好きなようにしてもいいはずだろ。それに言ったはずだ、おまえらは一生かけて自分の犯した罪を償わなきゃいけないって。だったら、このぐらいで文句言うな」
「ううん……それはそうですけどぉお……」
「それともなにか? おまえは僕の楽しみを奪うつもりなのか?」
「そっ、そんなことないです! どうか私の心も体もアツヒロ様の好きなように使ってくださいませ!」

 僕に抱きついたまま、ハヅキが必死に懇願してくる。

 僕の楽しみか……。
 そう、今となってはこれは僕の唯一の楽しみだった。

 長い昏睡状態から意識が戻り、自分がこの力を手に入れていることに気づいてから僕はこいつらに復讐することだけを考えてきた。
 だけど、サチコを堕として復讐の完遂が目前に迫ったときに自分にはもうなにも残ってないことに気がついた。
 それは、復讐を果たしてすっきりとした気持ちはある。
 しかし、満ち足りたとか晴れ晴れとしたとかいうほどでもなかった。
 なによりも問題なのは、復讐を果たした後でなにをして生きていこうという目的がなにも見えなかったことだ。

 ただ、僕には奴隷に堕としたこいつらがいた。
 そんなときに、こいつらを犯していて戯れにこいつらの奴隷状態を解いてみた。
 そして、恐怖に怯え、僕に嫌悪の視線を向けるこいつらをもう一度奴隷に堕としたときに言いようのない充足感を感じていることに気づいた。
 それではっきりと理解した。
 奇跡的に昏睡から目が覚めて、こんな力を手に入れた僕の人生は復讐のために与えられたのだと。
 きっと、それ以外のことで僕は満たされることはない。

 だからこの遊びを始めた。
 僕にとって復讐するに値する相手であるこいつらを、何度でも奴隷に堕とす。
 そのときの興奮と満ち足りた感覚だけが今の僕を突き動かしている。
 だから僕の復讐はまだ終わりではない。
 僕と、こいつらが生きている限り復讐は続く。

「ああぁん……アツヒロ様ぁああ……もっと私をきもちよくしてくださぁい……」

 ハヅキが僕に抱きついたまま、またいやらしく腰をくねらせてくる。
 そこに、いつの間にか服を脱いだアヤネ、エリカ、サチコの3人が抱きついてきた。

「もう、ハヅキばっかりズルいわよ」
「そうよ、あたしだってアツヒロ様に気持ちよくして欲しいのに」
「私だってそうよ」
「ああ、いいさ。今夜は全員まとめて可愛がってやる」

 僕の言葉に、奴隷たちが嬉しそうに歓声を上げる。

 そうだ……。
 僕たちの生活は、新しく手に入れたこの部屋でこれからも続いていくことだろう。
 この、奴隷の部屋で僕とこいつらとの、終わることのない遊びは……。

 
 
< 終 >


 

 

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