奴隷の部屋 エリカ編

〜ある日家に帰ったら復讐のために家族ごと堕とされた私〜


 

 



前編




 ※このお話は『奴隷の部屋〜ある日突然に頭の中を弄られて復讐された私〜 』の物語の中で、ハヅキがアツヒロに放置されていた3日間の出来事です。





 その異常な出来事は、ある日突然に襲いかかってきた。

「ただいまー」

 仕事から帰ったあたしの声に、返事が返ってこない。
 いつもなら母さんか妹の茉莉佳(まりか)がすぐに出てくるはずなのに。

 でも、店の方は電気消えてたし……。

 うちの親はこの町で"ノノムラ文具"という文具店を営んでいる。
 町の文具店でそんなに大きな店じゃないけど、近くにはオフィスも多いしあたしが通った中学や高校もあるからそこそこ繁盛している。
 店舗と倉庫、それに事務所を兼ねた三階建ての建物の隣にあたしの生まれ育った家があるんだけど。
 もうとっくに店の閉店時間も過ぎてるし、さっき見たときには灯りも消えてたから父さん母さんはとっくに帰ってるって思ったのに……。






「なんだ、やっぱりみんないるんじゃ…………えっ?」

 リビングに入ると、父さんや母さんも茉莉佳もいつもご飯を食べるときみたいにテーブルに着いていた。
 ただ、あたしを戸惑わせたのは、普段は使わないいちばん上座の席に着いている人物。
 かなり痩せてて、目つきの鋭い男。
 あたしはその男に見覚えはなかった。
 年齢はあたしと同じくらいな感じはするけど、学生時代の同級生に思い当たる顔はない。
 気のせいか、あたしを見るその視線は冷たく、見つめられると肌が粟立つような不安な気持ちになってくる。
 それだけじゃなくて、この場に漂うどこか重苦しい沈黙がそれに拍車をかける。




「絵莉佳、ちょっとそこに座りなさい」

 まず、口を開いたのは父さんだった。

 異様な雰囲気を肌で感じながらあたしが椅子に座ると、父さんが大きくため息をついた。

「おまえには失望したよ、絵莉佳。こんなことをしていたなんて、父さんは情けないよ」
「……え?」

 いきなりそんなことを言われても、あたしにはなんのことかわからない。

「ホント、お姉ちゃんがそんなことをしてなんて私もガッカリだよ」
「あんたをそんな子に育てた覚えはないのにね……」

 今度は茉莉佳と母さんが吐き捨てるように言った。

 ……あたしがなにをしたっていうの?

 わけがわからずに首を傾げていると、父さんがまたひとつため息をつく。

「とにかく、神山さんに謝りなさい」
「えっ? ……神山さんって?」
「高校のときのおまえの同級生だった神山淳大さんだよ」

 そう言って、父さんはあの男の方を見る。
 その名前を聞いたとき、背筋を冷たいものが走った。

 カミヤマ……アツヒロ……。
 それは、あたしたちのグループが高校時代ずっといじめていた生徒の名前。
 でも、あの神山はかなり太っていて、今目の前にいるこの男とは風貌が全く違ってた。
 それに、神山があたしの前に現れるはずがない。
 だって、あいつは……。

「そんなことあるはずないわ……神山はもう死んでるはずだもの……」

 そう、神山はあたしたちが3年生に上がる直前に自殺したはずだった。

「ああ、たしかに神山さんは高校生のときに首を縊ったらしい。しかし、一命をとりとめてずっと昏睡状態だったそうだ。それが、最近になって意識を取り戻して長いリハビリの末に社会復帰を果たして、今日こうやってここに来て全てを話してくれたというわけだ」
「そんな……」

 あの神山が生きていたなんて。
 あたしたちの間では死んだってことになっていたのに。

 突然のことに、あたしは動揺を隠せなかった。
 だけど、続けて父さんが口にした言葉にあたしは自分の耳を疑った。

「おまえたちが高校時代に神山さんにしていたことを聞いて、父さんは本当に情けない思いでいっぱいになったよ。だからさっきみんなで話し合って決めたんだ。償いとしておまえを神山さんに差し出そうって」
「ちょっと! なに言ってるの!? あたしを差し出すってどういうことなのよ!?」
「どういうこともなにもそのままの意味だよ。おまえは今日から神山さんのものになるんだ。そして、一生かけて自分の罪を償うんだ」
「そうよ。あんたがしてきたことを償うにはそれしかないんだから」
「ちょっ……父さんも母さんもなに言ってんのよ? ……あ、わかった、冗談だよね? でも、こんなのちょっとタチが悪すぎるわよ」

 そうよ、これはきっと冗談なのよ……。

 悪ふざけにしては悪質すぎると思うけど、そう考えでもしないととてもじゃないけど信じられない。

「ああもう、なにわけわかんないこと言ってんのよ? お姉ちゃんにはホントにガッカリだわ」
「ちょっと……茉莉佳?」

 茉莉佳が立ち上がってあたしの肩を押さえ込む。
 さらに父さんと母さんも同じように席を立ち、あたしを取り囲んだ。

「まったく、おまえがここまで聞き分けがないとは思わなかったよ。こうなったらもうこうするしかしかたがないな」
「……えっ!? ちょっ、なにをするの!?」

 茉莉佳が左側から、右側から父さんがあたしの体を抱えて無理矢理立ち上がらせると神山だと言われた男の前まで連れていかされる。

「すみません、神山さん、見苦しいところをお見せして。お恥ずかしい限りですけど、うちの娘はこうでもしないと自分から償う気がないみたいで」
「母さんったらなに言ってるのよ!?」
「もう、あんたは少し黙ってなさい!」

 男に向かって頭を下げている母さんに抗議すると、反対にきつい口調で怒鳴られた。

 その時、それまで黙っていたその男が初めて口を開いた。

「まあまあ落ち着いて。絵莉佳さんは自分のしたことの重大さがまだわかってないんですよ。ですから皆さんの協力が必要なんです」
「ちょっと! なに言ってんのよあんたっ!」
「もうっ! お姉ちゃんったら暴れないの!」
「本当にすみません、神山さん。うちの娘が聞き分けがなくて」
「いえ、その分ご家族の方の理解があるので、本当に感謝してます」
「だからいったいなにを言ってんのよ!?」
「絵莉佳! おとなしくしなさい!」

 暴れるあたしの体を、お父さんと茉莉佳が押さえつける。

 こんなの絶対におかしい!

 父さんも母さんも茉莉佳もなにかがおかしい。
 それは、あたしが高校の時に神山をいじめてたのは事実だし、それを知ったらきっと叱られるけど、それでもこんなことをする家族じゃない。

「ほら、早く神山さんに謝るんだ!」
「いやっ! 離してよ!」

 頭を押さえつけられて無理矢理謝らせようとさせるのに必死に抵抗する。

「まったく、素直に謝ることすらできないとは困ったものだな。そういうことなら……」
「えっ? きゃあああああああっ!」

 父さんがあたしを押し倒すと、そのまま馬乗りになって体を押さえつける。
 すかさず茉莉佳が私のスカートをまくり上げさせてそのまま両足を押さえた。
 次に、ショーツに手がかかる。

「やっ! ちょっと! なにするのよ!?」
「もう、こうなったらあんたの体で神山さんにお詫びするしかないでしょ」

 どうやらショーツを脱がそうとしているのは母さんらしく、不機嫌そうな声が返ってきた。

「いやっ! なんでこんなことするのよ!? みんなおかしいよ! なんでそんな奴に……!」
「こらっ! 神山さんに向かってそんな奴とはなんて口の利き方をするんだ!」
「だからみんなおかしいって! やっ? いやぁああああああっ!」

 ショーツを脱がされた両足を引っ張って力ずくで開かされていく。
 きっと、母さんと茉莉佳がやってるんだ。

「母さん! 茉莉佳! やめてよっ!」
「もうー、お姉ちゃんったら往生際が悪いよ。謝ることができないんだったらこうするしか他にないじゃないの」
「やっ! やめなさいよ茉莉佳!」
「さあ、神山さん、どうぞこちらへ」
「ちょっと! 母さん! ……やだ。ちょっとなにするつもりなのよ?」

 それまで椅子に腰掛けていた神山が立ち上がった。
 ベルトを緩めてズボンを脱ごうとしているのが父さんの肩越しに見える。

「なに言ってるんだおまえは。これからお詫びとして神山さんにおまえを犯してもらうに決まってるじゃないか」
「ちょっ、本気で言ってるの!?」
「当たり前じゃない。お姉ちゃんってば自分がこれまでなにしてきたかわかってないの? それぐらいしないと償いにならないわよ」
「いやっ、やめて! みんなどうしちゃったのよ!? こんなの絶対におかしいよ!」
「おかしいのは絵莉佳の方よ。さあ、神山さん、どうぞこの子を犯してください」
「いやっ! いやぁああああああっ!」

 あたしはおかしくなんかない!
 おかしいのはみんなの方だよ!
 いったいなにがあったていうの?
 どうしてこんなことになっちゃったのよ!?

「……ひぐっ!?」

 母さんと茉莉佳があたしの足を持ち上げたと思うと、固いものがアソコに当たった。

「いぎぃいっ! 痛いっ! 痛い痛い痛いぃいいいいっ!」

 その固いのが引っかかるように中に入ってきて、アソコが引き裂かれるかと思うほどの痛みが走った。

「ひぎいいいいっ! 痛いっ! 痛いよっ!」
「少しの痛みくらい我慢するんだ。そんなの、神山さんが受けた痛みと比べたらなんでもないだろうが」
「そんなっ! いやぁっ、もうやめてっ! 助けてっ、お父さん! ひぎっ! 痛いぃいいいいっ!」

 こんな無理矢理犯されてただでさえ痛いのに、アソコの内側が引きずり出されるんじゃないかって勢いでその固いのが動く。
 その度に痛みが跳ね上がる。
 本当に、体が裂けてるような痛みだ。

 それなのに父さんはあたしを押さえつけたまま。
 そのうえ、母さんの呆れたような声まで聞こえてくる。

「まったく、体で償いをしなきゃいけないのにさっきから痛がってばかりじゃないか。あんたのその体はなんのためにあるんだろね。母さんは情けないよ」
「そんなっ、母さん……! ひぎっ! いぐぅっ、あがっ、ひぎぃいいいっ!」

 そんなこと言われても、濡れてもいないのにこんな強引に犯されて痛くないわけがない。

「ホントお姉ちゃんったらサイテーだよね。イジメはするし謝らないし償いはまともにできないし、いったいなんだったらまともにできるのよ?」
「茉莉佳っ……なに言ってっ……! ひぐっ! いぎぃいいいっ!」
「もうー、暴れないでじっとしててよ」
「いやあっ! ひぐっ、いたいぃいいっ!」

 あまりの痛みにもがくあたしの足を、母さんと茉莉佳がしっかりと抱え込んで固定する。

「いかがですか、神山さん?」
「ええ、かなりきつくてこれはこれでいいですね。本当のところ、すぐイッちゃいそうですよ」
「それは良かったですわ。娘のことはどうぞ気にせずにイッてくださいね」
「そんなっ! 母さっ……ひううっ!? いあっ、あうっ、いぎぃっ、あぐっ、ひぃいいっ!」

 神山が母さんと親しげに会話を交わしたかと思うと、アソコの中を掻き回す動きが急に激しくなった。

「ひぎっ! 痛いっ! はぐっ、いあっ、こわっ、壊れるっ、あたし壊れちゃうっ! ひぐぅううっ!」

 あたしのことなんか全く考えてない、滅茶苦茶な付き方。
 ただただ痛いだけの乱暴な動きだ。
 あまりの痛みに、気を失うことすら許されない。

 ……えっ? 今?

 アソコの中の固いのが震えたのを感じた、次の瞬間だった。

「くううっ! イクっ!」
「いやいやいやっ! そんなの……あぐっ!? いやぁあああああああっ!」

 ……出てる。
 こんな無理矢理犯されて、中に出されちゃってる。

 それとはっきりわかるくらいに、お腹の中が熱いので溢れていくのを感じる。

 それでようやくアソコを埋めていた固いのが出ていき、父さんたちもあたしの体を解放する。
 だけど、痛みとショックであたしは動くことができなかった。

「う、ううう……ひどい、こんなのひどいよ、ううっ! うううう……」

 その場に寝転がったまま、涙を流すことしかできない。
 どうしてこんなことになってしまったのか、なんでこんな目に遭わないといけないのか、全くわけもわからずにただただ泣いていた。

「さてと、それではちょっと絵莉佳さんとふたりきりで話がしたいんですけどいいですか?」
「どうぞどうぞ、絵莉佳はもう神山さんのものなんですからお好きなようにしてください。なんでしたら、この子の部屋に案内しましょうか?」
「ああ、そうしていただけるとありがたいです」

 ……なに? これ以上まだなにかしようっていうの?
 そんな……いったいあたしをどうするつもりなのよ?

「……ええっ? ええええっ?」

 父さんと神山の会話を聞いて怯えていたあたしに、さらに不可解なことが降りかかってきた。
 自分ではまったくそんなつもりはないのに体が起き上がって、父さんと神山の後についていく。

「さあ、神山さん、この部屋です」
「ありがとうございます」
「ええっ!? どっ、どうなってるの!?」

 神山があたしの部屋に入ると、体が勝手にその後から入っていく。
 自分の体が自分のものでなくなって、なにかに操られているみたいに。






* * *







 部屋の中でふたりだけになると、ベッドに腰掛けた神山が低い声で笑いだした。

「くくくっ、くっくくくく……」
「あんた……本当に神山なの……?」

 引き攣った声が震えているのを自覚しながら、どうにかその問いを絞り出す。

 そんなの当たり前じゃない。
 仕事から帰っていきなりあんな目に遭わされて、ショックから立ち直れるわけがない。
 だって、いきなり自分の家族に体を押さえつけられて、こいつにレイプされたんだよ。
 そんなのってないよ……父さんたちがあんな風になっちゃって……あたし……あたし……。

 自分の家族が全員悪魔にでも取り憑かれたんじゃないかって、そうでも考えないと説明できないことが自分の身に降りかかった恐怖とショックで、また涙が溢れてくる。

「くはははっ! 今のは相当堪えたみたいだな。ふははっ、はははははっ!」

 その場に立ちつくしたまま涙を流すあたしを見て、神山が声をあげて楽しそうに笑い始めた。
 こいつが……この男が全てを知っている。
 間違いなく、この異常な状況はこいつが引き起こしたものだ。

「こっ、答えてよ! あんた本当にあの神山なの!?」
「ああ、本当だとも」
「な……なんであんたが生きてるのよ!?」
「それはさっきおまえの親父が説明したとおりさ。僕は8年前のあのとき、実際に首を縊ったのさ。だけど、死ぬことができずに一命をとりとめた。そして、長い間昏睡状態だったのも事実だぜ。ただ、ひとつ付け足しておくことがある。長い昏睡状態から醒めたとき、僕は他人を思いのままに操る不思議な能力に目覚めていたのさ。それこそ、心も体も僕の思ったとおりに」
「そんなっ! ……じゃ、じゃあ、まさか」
「ああ、そのまさかだよ、野々村。おまえの家族は全員僕の思いのまま。さっきのことも僕があいつらを操ってさせたことさ。それだけじゃないぜ。たった今、おまえがここに来るとき体が勝手に動いただろ? それも僕が力を使ってそうさせたんだよ」
「そんなことができるはずがないわっ!」
「ああ、僕だって信じられない思いさ。でも、それじゃあ、たった今おまえの家族がした行動をどう説明するんだ?」
「そ、それは……」
「僕が人を思いのままに操れる力を手に入れたのは紛れもない事実なんだよ。そして、僕はこう思った。これは、おまえたちがかつて僕にしたことへの復讐をさせるために神様がこの力を授けてくれたんじゃないかってね」
「そんなっ! 復讐だなんて、神様がそんなことのために力を授けるはずがないわっ!」
「だったら悪魔と言い換えてもいいだろうさ。もうそんなことはどうでもいいんだよ。だいいち、おまえは昔自分たちが僕にしたことをなんとも思ってないのか?」
「だからって、復讐なんてしてもなんの意味もないじゃないの!」
「おまえがそれを言うのか!? 僕を自殺するまで追い詰めたおまえらがっ!」
「……ひっ!」

 ギロリとあたしを睨みつけた神山の激しい口調に体が竦んでしまう。
 そして、神山はフンと鼻で笑うとさらに恐ろしいことを口にした。

「ひとついいことを教えてやるよ。おまえらの仲間だった長谷川と戸田はもう死んだぜ。僕がのこの力を使ってな」
「そんなっ! ユウトとタクヤが!?」

 神山が口にしたのは、高校の頃から仲がよかった、そして、あたしたちと一緒に神山をいじめていた男子の名前だ。
 大学に入ってからもよく一緒に遊んだし、だいいち、今年のお正月も初詣のときに会ったのに……。

「なんで……なんでそんな酷いことができるのよ?」
「言っただろ、今の僕の目的はおまえたちに復讐することなのさ」
「じゃ、じゃあ、あたしも殺すつもりなの!?」
「まあ、最初はそのつもりだったんだけどな。色々あって少し気が変わった。ただ、すぐに楽になれるとは思うなよ。おまえにはもっと苦しんでもらうからな」
「そんな……これ以上酷いことをしようっていうの!?」
「そういうことだ。さあ、ついて来い」
「えっ? な、なに!?」

 神山がベッドから立ち上がると、また体が勝手に動いて一緒に部屋を出る。








 リビングに行くと、台所から母さんが顔を出した。

「アツヒロ、エリカ、ちょっと今日はご飯の支度が遅くなっちゃったからもう少し待ってちょうだいね」
「別に構わないよ、母さん。だったら僕は先にエリカと一緒にお風呂に入るから」
「もう、いい年をして一緒にお風呂なんて、あんたたちは本当に兄妹仲がいいんだから」

 ……ちょっと、なに言ってるの?
 なんで神山が母さんって呼んでるのよ?
 それに母さんも兄妹って?
 いや、ちょっと待って。
 今、一緒にお風呂に入るって言ったわよね?

「ちょっと! なに言ってんのよ!?」
「エリカも少しは恥ずかしい年頃なのか? まあいいから一緒に入ろうぜ」
「だからなに言って……って、ええええっ!?」

 すたすたとバスルームの方に歩いて行く神山の後からついていくように、足が勝手に動く。
 そのまま、脱衣場でふたりっきりになる。

「ほら、風呂に入るんだから服を脱げよ」
「だからなんであんたなんかとお風呂に入らなきゃ! ……いやっ、また!?」
「まだわからないのか? 僕は人を操る力を手に入れたって言っただろ。もうおまえは僕の思いのままなんだよ」
「そんなっ……いやああぁっ」

 心はそんなことしたくないと思っているのに、体は勝手に服も下着も脱いで裸になってしまった。
 体が自分の意志とは関係なく動くことに、抗うこともできないなんてそんなことってあるの!?
 本当に……本当にもうあたしはこいつの思うままなの?






「うっ、うううっ……ぐすっ、ひどい……こんなの、こんなのってないよ……うううっ……」

 結局、そのまま神山とバスルームに入ることにも抵抗できなかったあたしの目から涙がこぼれ落ちる。
 だって、こんなやつに父さんも母さんも妹もおかしくされてしまって、そのままレイプされて、そしてまたいいようにされているんだから泣かない方がどうかしてる。

「おい、いつまでそんなところで泣いてるんだ?」

 先に湯船に入った神山が呆れたように言うけど、とてもそんな気にはなれない。
 だって当たり前じゃない。
 どうやら今はあたしの体を無理矢理操ってそうさせるつもりはないみたいだけど、だったらなおさら自分からそんなことをしたくない。

「うううっ! いやっ、いやよこんなのっ……」
「まったく……たしかにおまえの苦しむところを見たかったんだけどこれじゃラチがあかないな。しかたない、次のステップにいくか」

 えっ、なによ、次のステップって?
 このうえまだなにかするつもりなの?

 あ? …………ふあ?
 ………………て、あれ?
 あたし、なんで泣いてたんだろう?
 変だよね?
 あたし……なにをしようと……。
 そうだ! 大好きなアツヒロお兄ちゃんとお風呂に入るところじゃないの!



「なにしてるんだ、エリカ? 早く入ってこいよ」
「うんっ!」

 湯船の中のアツヒロお兄ちゃんに元気よく返事して、ちゃぷんと片足をお湯に浸ける。
 そのままお兄ちゃんの膝に乗っかるように体を沈めると、ざばぁっと一気にお湯が溢れた。

「えへへー、お兄ちゃんとお風呂入るのだーい好き」
「なんだ、エリカはいくつになっても子供みたいだな」
「だってー、ホントのことなんだもーん」

 うん、あたしは本当にお兄ちゃんのこと大好きなんだから。
 でも、なんで泣いてたのかな?

「ねえお兄ちゃん、あたしさっき泣いてなかった?」
「ん? おまえ泣いてたのか?」
「……え? なんか、そんな気がするんだけど」
「気のせいじゃないのか」
「そうかな? まあいいや。えへへへ」

 うん、きっと気のせいだよね。
 こんなに楽しいのに泣くわけがないもん。

 お兄ちゃんの方に倒れかかって体を預ける。
 それだけですごく幸せな気分になる。

「えへへへー、お兄ちゃんとお風呂お風呂〜」
「おまえ、本当に子供みたいだよな。もうこんなにおっぱいも大きくなってるくせに」
「やぁああん……もう、お兄ちゃんったらぁ。いくらおっぱいが大きくなっても、あたしはお兄ちゃんの妹なんだもん」

 後ろからあたしの体を抱いた手がおっぱいをむぎゅって握る。
 もう、お兄ちゃんったら本当にエッチなんだから。

 でも、こうやっておっぱいを揉まれると、じぃんってしてすっごく気持ちいい。

「おまえ、おっぱいでかいな」
「うん、茉莉佳よりもあたしの方が断然大きいもん。そんなのお兄ちゃんがいちばんよく知ってるでしょ?」

 そのはずだよね?
 お兄ちゃんはいっつもあたしや茉莉佳と一緒にお風呂に入ってるんだから。

「いつも見ててもでかいものはでかいんだよ」

 そう言ってお兄ちゃんがおっぱいを握る手に力を込める。

「ぁあんっ! やぁあああああん……もう、お兄ちゃぁああん……」

 こんなにおっぱいの形が変わるくらいに、ぎゅってされてるのに全然痛くない。
 痛いどころか、ビリビリ痺れるみたいな気持ちよさが大きくなっていく。

 あんまり気持ちいいから思わず身をよじったら、お尻になにか固いものが当たる。
 腰を浮かして見てみると、お兄ちゃんのおちんちんがピンと突き立っていた。

「えへへっ、お兄ちゃんのおちんちん大っきくなってるじゃん」
「おう、それはエリカがいやらしい体をしてるからこんなになるんだよ」
「もうー、お兄ちゃんのえっちー。それじゃあ……もっとえっちなコトしちゃおうかなー」

 向きをクルッと変えてお兄ちゃんに抱きつくようにして腰を沈めると、固くなったおちんちんが割れ目に当たった。

「あんっ、気持ちいいっ!」

 カチンカチンのおちんちんを押しつけてぐいぐいと腰を動かすと、アソコの入り口の敏感なところが擦れる。
 なんだかムズムズするような、それでいてビリビリくるような感じで、でも、すっごく気持ちいい。
 だから夢中になって腰を動かしちゃう。

「ふあああっ! いいっ、いいようっ! アソコがビリビリしてすっごくいいの!」
「おいおい、エリカ」

 そう呆れたように言われるけど、お兄ちゃんだって絶対気持ちいいはずだもん。
 そういう顔してるもん。

 ほら、こうやってぎゅうって抱きついておっぱい押しつけたら……。

「あんっ、ふぁあああんっ!」

 やだっ、これあたしも気持ちいいっ!
 お兄ちゃんに押しつけたおっぱいの先がコリコリ擦れてすごくいいっ!

「ふぁあああ……はぁああん、お兄ちゃぁああん……ちゅむっ……」

 ほとんど無意識のうちに、すぐ目の前にあるお兄ちゃんの唇に吸いつく。

 ……なんだか、胸がポカポカする。
 大好きなアツヒロお兄ちゃんとキスすると、とても幸せな気持ちになれる。
 こんなのすごく幸せで、気持ちよすぎで止められない。
 アソコがムズムズビリビリして、おっぱいをぎゅうぎゅう押しつけたままおまたでおちんちん擦るのが止まらない。

「んっ、んむっ……ぷふぁあっ! ……いいっ、いいようっ! あんっ、お兄ちゃん! ふぁああっ、気持ちいい!」
「こ、こら、エリカ! そ、そんなにしたらっ!」
「お兄ちゃんも気持ちいいんだよね? いいよ、一緒に気持ちよくなろう! あんっ、ふぁああああああああっ!」
「くうううっ!」

 目の前がチカチカするくらいに腰を揺すってると、おちんちんがビクビクッてなってお兄ちゃんがあたしを抱きしめて体を震わせた。

「ふぁああああん。……あ」

 お湯の中にふわふわと白っぽいものが浮かんでくる。

 ……これって、お兄ちゃんの精液?
 へええぇ……精液って浮くんだ……。

 少しでも波を立てたら消えちゃいそうで、すごく頼りない感じだけどふわふわ漂ってる精液から目が離せない。
 なんか、見てると胸がキュンってなってくる。

「どうしたんだ、エリカ?」
「お兄ちゃんの精液……なんかすごくもったいない気がする」
「なんだよ、もったいないって? だったら今夜はエリカと一緒に寝てやるから、そのときにこの続きをしよう」
「ホント!? わーい、やったー!」

 嬉しくて、あたしはお兄ちゃんに思いっきり抱きついていた。

「じゃあ、そろそろ上がるか?」
「うん。……あ、でも、お湯このままでいいのかな?」
「……きれいなお湯に入れ替えておくか」
「うん、そうだね」

 やっぱり、お兄ちゃんの精液が浮かんだままだと父さん母さんに怒られるよね?

 アツヒロお兄ちゃんと相談して、お風呂を沸かし直すことにする。
 お湯が抜けるまでの間ふたりでシャワーを浴びて、給湯のボタンを押す。
 これで、ご飯を食べてる間にきれいなお湯になるよね。







「ふう、いいお湯だったよ」
「もう、あんたたちは本当に長風呂なんだから」
「ホントだよー。私だってお兄ちゃんと一緒にお風呂に入りたかったのにー」
「えへへ、ゴメンゴメン」
「マリカとは明日一緒に入ってあげるよ」
「本当!? やった!」
「ほら、もうご飯だから早く座りなさい」
「はーい!」

 お風呂場から出ると、呆れ顔でブツブツ言ってる母さんと恨めしそうにジト目であたしを見ている茉莉佳にペロッて舌を出して謝る。
 そして、お兄ちゃんと一緒にテーブルに着いた。



「ああ、アツヒロ。なんでだかわからないけどあんたの茶碗と箸が見当たらないのよ」
「そうなんだ。僕は気にしないから、あるのを使うよ」
「そうかい。……本当にどこいっちゃったんだろうねぇ?」

 なんだかお兄ちゃんのお茶碗とお箸がなくなっちゃったみたいで、母さんがしきりに首を傾げている。
 だけど、あたしの頭の中は今夜アツヒロお兄ちゃんと一緒に寝られることでいっぱいだった。






* * *







 そして、晩ご飯の後。

「さ、お兄ちゃん早く早く!」

 茉莉佳がお風呂に入った隙にアツヒロお兄ちゃんの手を取って引っ張る。
 今夜あたしがお兄ちゃんと一緒に寝るって聞いたらまたあの子がうるさいしね。

「ちょっと、あんたたちどこ行くの?」
「どこ行くのって、もう寝るんだよ!」
「そういうわけで、今夜はエリカと一緒に寝るから」
「もう……本当にあんたたちは兄妹仲がいいわねぇ」
「ほらー、早くぅ!」
「うん、わかったわかった」

 母さんが呆れてるけど、あたしはこの後のことがただただ嬉しくてお兄ちゃんの手を引いて寝室へと入っていった。





「ほら、お兄ちゃんここに座って!」

 あたしの部屋に入るとすぐ、お兄ちゃんをベッドの上に座らせる。
 続いてあたしもベッドに上がるとお兄ちゃんに抱きついた。

「お兄ちゃーん、えへへへー。……んー、ちゅっ」

 うん、やっぱりお兄ちゃんとキスするとすっごく幸せに感じる。
 きっとお兄ちゃんのことが大好きだからこんな気持ちになるんだ。

「ちゅむっ、んむっ、んんんっ! ん、んむ……」

 キスをしながらお兄ちゃんがあたしのパジャマのボタンを外していく。
 そのままパジャマがはだけるとお兄ちゃんの手がおっぱいを掴んだ。

「んんんんっ! ふぁああっ! あんっ、お兄ちゃぁああん!」
「なんだ? おまえブラつけてないんだな」
「そうだよ。締めつけられてきついから寝るときはブラしないよ」
「へえ、そんなものなのか」
「うーん、ブラして寝る子もいるかもしれないけど、寝るときはしない人の方が多いんじゃないかな?」
「ふーん、じゃあパンツも穿いてないの?」
「それは穿いてるに決まってるじゃない! ……はぁああんっ! やぁああああん!」

 お兄ちゃんが変なこと言うから突っ込んだ瞬間に、おっぱいをムギュッて揉まれる。
 ビリビリと気持ちいいのがいっぱいになって、おもわずエッチな声が出ちゃった。

「でもさ、どのみちすぐにエッチするんだから穿かなくてもよかったのに」
「やぁあああん……でもぉ、そういうわけにはいかないよぉ……んっ、やっ、はぁああああんっ!」

 おっぱいを揉まれてたらすっごく体が熱くなってアソコがムズムズしてきて、あたしは自分からお兄ちゃんにむしゃぶりついていた。

「なんだ、自分から抱きついて腰をそんなにモゾモゾさせて?」
「だってぇ、アソコが欲しがってるんだもん。すごくエッチな気分になって、お風呂での続きがしたくてムズムズしてるんだもん…………って、ひゃふぅうううんっ!」

 お兄ちゃんの手がいきなりパジャマのズボンに潜り込んできて、パンツの上からアソコをなぞった。
 そうしたら、アソコのムズムズがビリッとした電気になったみたいに全身を駆け抜けていった。

「なんだ? もうこんなにぐしょぐしょに濡れてるじゃないか?」
「だから言ったじゃん、アソコが欲しがってるって! お兄ちゃんのおちんちんが欲しくて欲しくてこんなに濡れちゃってるんだよぉ」
「でも、いいのか? 兄妹でこんなことして?」
「え? だって、お兄ちゃんとセックスするのは当たり前のことでしょ? それって、それだけ仲がいいってことだし」

 そうだよね?
 仲がいい兄弟姉妹でセックスするのって普通のことだもん。
 お兄ちゃんったらどうしてそんなこと訊くんだろ?

「ははは、そうだな。じゃあ、ズボンとパンツを脱げよ」
「うん!」

 あたしは元気よく返事をすると立ち上がってパジャマのズボンを脱いでいく。
 続けてパンツも脱ぎ捨てると、今度はしゃがみ込んでお兄ちゃんのズボンとパンツを脱がしてそのまま抱きついた。

「ほら、パンツも脱いだよ! 早くしようよ! ……んっ、はぅううううんっ!」

 お兄ちゃんに抱きついて腰を押しつけると、ちょうどクリのところにおちんちんが当たってまた気持ちのいい電気が走った。
 ほら、お兄ちゃんのおちんちんもこんなに大きく固くなって、ドクンドクンしてるよ。

「ああ、してやるから自分で入れてみろよ」
「うん……んっ、ここを……こうっと……」

 あたしは少しだけ腰を浮かせると、おちんちんの先っぽをアソコの入り口に当てる。
 そして、そのまま腰を沈めた。

「んんんんっ! はううんっ! お兄ちゃんのおちんちん、入ってきてるぅううううっ!」

 固くて熱いのがズブズブと入ってきてアソコの中をいっぱいに満たす。
 さっきまで欲しくて欲しくてたまらなかったものがやっと入ってきて、体も心もすっごく喜んでるのが自分でもわかる。

「うんっ、はあんっ! いいっ、お兄ちゃんのおちんちんすごくいいようっ! あんっ、こうするとっ、奥までズボズボされてっ、はんっ、ふああっ!」

 お兄ちゃんに抱きついたまま、あたしは夢中になって腰を上下に動かす。
 こうすると、おちんちんで中がいっぱいに擦れて、頭の中がクラクラするくらいに気持ちよかった。

「おいおい、いきなり激しいな」
「だってぇ、さっきからこれが欲しくて欲しくてしかたがなかったんだもん! お兄ちゃんのおちんちんでアソコの中ズボズボして欲しかったんだもん! あぁんっ、はんっ、いいっ、これいいよぉおおっ!」

 本当にお兄ちゃんとのセックスが気持ちよくて腰が止まらない。
 アソコの内側がビリビリするのが体中に広がって、全身が気持ちよくなってる。
 なんだか頭もぼうっとして、この気持ちいいことしか考えられない。

「いいっ、お兄ちゃんとのセックスすごくいいっ! やぁあんっ、気持ちよすぎてわけわからない! おちんちんでズボズボされるの気持ちよくて腰動かすの止まらないようっ……はうっ、あっ、きちゃうっ、なにかきちゃう! ……
あきゅぅうううううううっ!」

 必死に腰を動かすあたしのおっぱいをお兄ちゃんに吸われた瞬間、すごいのがこみ上げてきて頭の中が真っ白になった。

 これ本当にすごい。
 アソコだけじゃなくておっぱいもすごく敏感になって、さっきよりも感じちゃう。

「んきゅううううううう……」
「どうした? もうヘタッたのか? 自分ばっかり先にイッてしかたがないやつだな。お兄ちゃんはまだイッてないっていうのに」
「ふぁああ……お兄ちゃん? ……あぁああんっ!?」

 お兄ちゃんに抱きついたままぐったりして快感の余韻に浸っていたら、いきなり押し倒された。
 もちろん、あたしのアソコにはお兄ちゃんの固くて大っきいのが入ったままで。

「ほら、まだまだ続けるぞ」
「うん、きてっ、きてぇ! ……もっと、もっといっぱい気持ちよくなろ、お兄ちゃん……あんっ! やぁっ、これすごぃっ! はんっ、ふぁああああんっ!」

 あたしの両足を抱えて、お兄ちゃんがぐいぐいとおちんちんを押し込んできた。
 さっきよりも奥まで届いてるみたいで、アソコのいちばん深いところにおちんちんが当たってる。
 アソコの奥をゴツゴツ叩かれるたびに頭の中で花火が弾けるみたいで、あっという間にまたイキそうになる。

「ふあああっ! はぁんっ、すごいっ、これすごいよぉおおおっ! あんっ、きゅふうううううっ!」
「なんだ、またイキそうなのか? エリカのまんこ、僕のチンポをきゅうって締めつけてるぞ」
「うんっ、イキそうだよぉおおっ! お兄ちゃんのおちんちんすごくて、あたしっ、もう、もうっ、ふやぁあああああああっ!」

 またイカされちゃった。
 だってお兄ちゃんのおちんちんすごいんだもん。
 こんなのすぐにイッちゃうに決まってるよ。

「こんなにまんこをヒクつかせて、もうイッたのか?」
「うん、えへへ〜、またイッちゃったぁ……」
「まったく、エリカは自分ばっかすぐイクんだから」
「えへへ、ごめーん。でも、それだけお兄ちゃんのおちんちんが気持ちいいんだよ」
「調子のいいこと言って。ほら、僕がイクまで続けるぞ」
「うんっ……はきゅうっ! はんっ、ふあっ、ふわぁああっ!」

 お兄ちゃんがあたしを抱きしめて、固いままのおちんちんがまた動き始める。
 お腹の中をぐちゃぐちゃに掻き回されて、もうわけがわからないくらいに気持ちいい。

「ああ、エリカのまんこがチンポをぎゅうぎゅう締めつけて気持ちいいよ」
「ホントっ? うれしいっ! あっ、あたしも気持ちいいよっ! お兄ちゃんのおちんちんがアソコの中いっぱいで、奥まで届いてっ……ひゃうっ! もっと、もっと気持ちよくなって、お兄ちゃん!」
「くっ、またイキそうなのか? こんなにギチギチに締めつけてっ!」
「うんっ、すごく敏感になってて、あたしすぐにイッちゃいそう!」
「もう少し我慢するんだ。僕ももう出そうだから」
「うんっ! 一緒にイコうね、お兄ちゃん! ……はんっ、きゅふぅうううんっ!」

 お兄ちゃんと一緒に気持ちよくなろうと歯を食いしばって必死に我慢する。

 でも、あそこのなかでこんなにおちんちん暴れて、いっぱい擦れて、こんなのそんなに我慢できないよう。
 ……あっ!
 今、お腹の中でおちんちんがビクビクッて!

「んふうっ! おっ、お兄ちゃんイキそうなんだね!? アソコの中でおちんちんが震えてる!ふああっ、また、おちんちん大きくなったみたい!」
「くううっ! ああ、もう出そうだよ、エリカ!」
「来て! あたしの中にお兄ちゃんのいっぱい出して! ああんっ、はくぅっ……やあっ、あたしイッちゃ、またイッちゃぅうううっ!」
「ああっ、イッていいぞ、エリカ! 僕ももうイクから! く、出るっ……!」
「きゅふううっ! びゅくびゅくって熱いのがっ! イクイクッ! あたしまたイッちゃぅううううううううっ!」

 お兄ちゃんがあたしを抱く手にぎゅって力が入ったかと思うと、おちんちんがびゅるびゅるびゅるって跳ねた。
 同時にアソコの奥に熱いのがドクドクと叩き付けられて頭の中が真っ白に弾ける。

「んふうううっ……イッてりゅの止まらない……んっ……お兄ちゃんだぁい好き……」

 まだアソコからこみ上げてくる絶頂の余韻に浸りながら、お兄ちゃんに抱きつく。

「ああ、すごくよかったよ、エリカ。今日はこのくらいにしとくか?」
「ううん……もっとお兄ちゃんとエッチするぅうう……んー、ちゅっ」

 お兄ちゃんの言葉にふるふると頭を振って、あたしはその唇にそっとキスをした。






* * *







「……ふう、朝かぁ……あっ」

 目が覚めると、部屋の中はもう明るくなっていた。
 そして、すぐ目の前にはお兄ちゃんの寝顔。

「お兄ちゃんまだ目が覚めないんだ。昨日あんなにいっぱいエッチしたもんね…………あ、おちんちん」

 昨日の夜のことを思い出しながら何気なく下半身の方に視線を落とすと、お兄ちゃんのおちんちんが少し大きくなっていた。

「へええぇ……男の人のおちんちんが朝に元気になってるっていうのホントだったんだぁ……あっ、また少し大きくなった」

 前に話で聞いたことを思い出して感心しながらおちんちんを握ると、あたしの手の中でまたムクムクッて大きくなった。
 その、トクントクンしてるのを感じてると、なんかすごくエッチな気持ちになってくる。

「……まだ時間は大丈夫だよね? だったら……」

 いったん時計を見て、まだ時間に余裕があるのを確かめる。
 お兄ちゃんの体に跨がるように膝立ちになると、そのまま腰に覆いかぶさるようにしておっぱいでおちんちんを挟んだ。

「おちんちんこんなに熱い……ふあっ、また大きくなって……はぁん、先っぽから透明なお汁出てきた……んっ、こんなの我慢できないよ……はむっ……」

 おっぱいに、おちんちんの熱さが伝わってくる。

 その固くて熱いのを挟んで扱くようにしてると、エッチな匂いがする透明なおツユが出てきた。
 匂いを嗅いだだけでもう我慢ができなくなって、おっぱいの間から顔を出してるおちんちんの先っぽを口に咥える。

「ん、はむ、じゅるるっ……むふう……」

 ああ、すごい……。
 この味、この匂い、すごくエッチで美味しい。

「んふっ、ちゅるるるっ! ちゅぱ、んっ、あふっ、れるっ……」

 両手でおっぱいを揉むようにしておちんちんを扱きながら、その先っぽに吸いついて舌を絡める。

「ん、おいし……ちゅぱ、あむぅ、んっ、んむむ……?」

 今、おちんちんがビクって震えたよね?
 ……あっ!

 おっぱいの中でおちんちんが震えた気がして思わず視線を上げると、こっちを見てるお兄ちゃんと目が合った。

 あ、お兄ちゃん起きたんだ。
 勝手にこんなことして怒ってるかな?
 うん、お兄ちゃんの目、笑ってる。
 じゃあ、このまま続けていいんだ。

 目が合った瞬間にお兄ちゃんが微笑んだから、嬉しくなってそのままおちんちんをしゃぶり続けることにした。

「んむっ、じゅば、えるっ、じゅるるっ、はむっ……」

 上目遣いにお兄ちゃんを見つめながら、おっぱいでおちんちんを挟んでその先っぽをしゃぶる。

 ……ん、これ、あたしのおっぱいも気持ちいい。
 おちんちん熱くて、さっきからヒクヒクしてる。
 先っぽから出てくるお汁の量も増えてるし……。
 出そうなんだね、お兄ちゃん。
 いいよ、いっぱい出して。

「んっ、あふっ、んちゅ、ちゅぱ、れるっ、んちゅっ……」

 お兄ちゃんが射精しそうなのを感じて、おちんちんの先を咥えたままおっぱいを上下させて激しく擦る。

 あっ、おちんちんがまた膨れてビクビクッて……。

「……んふぅっ!? ふわぁあああああああっ!」

 おちんちんが震えたかと思うと、びゅるるるるって熱いのが噴き出した。

「……んふ……すごい、こんなに熱くて、こんなにいっぱい……ぺろっ」

 顔からおっぱいまで熱いのでドロドロになって、お兄ちゃんの匂いで満たされてる。
 唇に付いたのを舐めると、すごくエッチな味がした。

「ぺろ……ん、れろっ……おはよ、お兄ちゃん」
「おはよう、エリカ」

 指先で精液を掬っては舐めながらお兄ちゃんにおはようの挨拶をする。

「まったく、朝っぱらからいやらしいやつだな」
「だって、お兄ちゃんのおちんちん大っきくなってたんだもん。あんなのみたらエッチなことしたくなっちゃうよ」

 そう言って、ペロッと舌を出す。

 そろそろ準備しなくちゃいけない時間だけど、さすがにこのままじゃマズいよね?
 あたしは全然嫌じゃないけど、お兄ちゃんの精液でべとべとだもんね。

「それじゃ、あたしちょっとシャワー浴びてくるね!」

 そう言うと、あたしは裸のまま部屋を飛び出していた。






* * *







 シャワーの後、身支度を整えて朝ご飯を食べる。
 そして、仕事に出ようとしたときにお兄ちゃんが声をかけてきた。

「ちょっといいか、エリカ?」
「ん? なに?」
「約束してほしいことがあるんだ。外では、お兄ちゃんのことは誰にも言ったらダメだぞ」
「え? どうして?」
「どうしてもだよ。僕のことは誰にも言っちゃダメだ」
「うん、なんだかよくわからないけどいいよ」
「それと、今日は下着を着ないで仕事をするんだ」
「ええっ? 下着なしで!?」
「いいからそうするんだ」
「もう、しかたないなぁ。お兄ちゃんがそう言うんだったらいいよ」
「それと、昨日のことを思い出すとエリカはすごくエッチな気持ちになっちゃうよ」
「ななな、なに言ってんの!? 仕事中にそんなことするわけないじゃない!」
「そうは言っても、思い出すかもしれないじゃないか」
「そ、それはそうだけどぉ……」
「とにかく、昨日のことを思い出したらエッチな気持ちになっちゃうんだ」
「だ、だってぇ……それは、思い出しちゃったらそんな気持ちになっちゃうよぉ……」

 もうっ、お兄ちゃんが変なこと言うからもう昨日のことを思い出してアソコがきゅんってなってるじゃない……。
 でも、仕事中はそんなこと考えたりしないんだから!

「そして最後に、今日は真っ直ぐ会社に行って、仕事が終わったら真っ直ぐ家に帰ってくること」
「うん、それは当たり前だよ」
「じゃあ、今言ったことが全部僕との約束だから、ゆびきりしようか」
「もうー、お兄ちゃんったらいつまでもあたしを子供扱いなんだからー。あたしだってもう社会人なんだよー」
「なんだよ、家では子供っぽいくせに。とにかくゆびきりだ」
「もうー。……ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます……ゆびきった! ……じゃあ行ってくるね!」
「ああ、行ってらっしゃい、エリカ」

 玄関先でお兄ちゃんとゆびきをして、そのまま家を出る。






「……もうー、お兄ちゃんったら変な約束ばかりさせていったいなんなんだろ? …………って、え? あたし……? いやぁあああああっ!」

 家を出て5分くらい歩いたところで、あたしは全部思い出した。

 あいつはお兄ちゃんじゃない!
 あいつは……神山淳大!
 高校時代の復讐のためにやってきたあいつに昨日あたしはレイプされて……それで……そうだわ! おかしな力であいつのことをお兄ちゃんって思わされてたんだわ!

 そんな……助けを……助けを呼ばないと!
 家にはまだあいつがいるし、母さんたちもいるじゃない!
 あたしがなんとかしないと……。

 自分たち家族に降りかかった、そして今も続いている災難のことをはっきり思い出して、あたしは自分の顔から血の気が引くのを感じて立ちつくしてしまった。

 
 


 

 

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