プロジェクトD


 

 



 ――そのとき波留間は思った。「このやり方ならいけるんじゃないか」と。


 大門 「なんじゃい!前回に引き続き、タイトルパクった公共放送の某番組のナレーション風のセリフは!?却下却下!ハイ、撤収〜!」

 ――と、そんな小噺はさておき、前回の話から2日後。


第2話


 まる一日休んで、悪魔用の栄養ドリンク5本飲んだというのに、いまだ目の下に隈が残る顔で出社。商品開発部のプレゼンに向けて、倭文と打ち合わせ。まず、俺が預かっていた試作ディー・フォンを倭文に返し、どの機能をどう使ったか説明する。
「で、使ってみた感想としてはどうですか、課長?」
「ああ、いけるんじゃないか。ディー・フォンの魅力に勝てる人間はそうそういないと思うぞ」
 いや、実際悪魔の俺がその魅力に負けそうだったのはナイショだ。
「それはそうと倭文?アプリのシチュエーションだと、操る相手だけじゃなく、ディー・フォンを使ってる俺の方まで台詞や行動が操作されてしまうようだが、あれはそのままでいいのか?」
「あれは、試験用アプリなので、いちおう筋書きまでこっちで用意しましたが、商品化するときには、もっと自由に行動できるようにした方がいいとは思いますね。もしくは、筋書きのあるストーリーモードと、筋書きのないフリープレイモードを両方用意するとか。まぁ、操る方と操られている方と、実は両方ともディー・フォンに操られているというのも、なかなか倒錯していていいという向きもあるかもしれませんし」
「あ、ああ、そうだな」
「あれ?僕の用意したシナリオはお気に召しませんでしたか?」
「い、いや、そうじゃないが……」
 心なしか、倭文の目尻が笑っているように思えるのは気のせいか?
「で、操る相手のシチュエーションを、アプリの設定に従って変化させるといっても、それだと相手が誰でも出てくるシチュエーションは一緒、ということになってしまわないか?」
「いえ、そこは、相手の性格を反映して変化するようになっているので、同じアプリの同じシチュエーションをセレクトしても、相手が違えば出てくる状況も変わるようになっています。せっかく相手の魂の情報を取り込んでいるんですから、それくらいはさせないと面白くないでしょう」
「なるほど……。あ、それはそうと、登録を済ませた相手が、やたらといやらしくなるのは、あれもディー・フォンのせいか?」
「あれ?それは、登録の詳細設定画面で変えることができるはずですよ。なにもしないと、性欲や感受性などの数値はデフォルトでMAXに設定されているはずですが……、言ってませんでしたっけ?」
「聞いてねぇよ!」
 つうか、確信犯だろ、こいつ。……それにしても、エロさはともかく、あの舌技は冴子自身のモノだったのか……恐ろしい女。
「あとは、そうだな、登録解除の操作に関してだが……、記憶の消去と登録の解除、えらい操作が簡単なんだが、あれでホントに大丈夫なのか?」
「記憶の消去に関しては、完全に消せることまでは確認できてますが……例えば、登録していた期間の長さや、内容の濃さによって、識域下において何も影響が残らないかどうかまでは、もう少し長期的に見てみないとわからないですね。登録の解除に関しても、解除されると同時に、メモリー内にある相手の魂のデータも完全に削除されることになっています。まぁ、登録解除機能は、基本的にそう使われることはないでしょうから、今のままで充分でしょう」
「なるほどな……。じゃあ、プレゼンもおまえにやってもらうけどいいな?」
「いいんですか?」
「実際に考えたのはおまえだし、実際、自分で作ったわけじゃないから、俺じゃ細かい説明はできんし。まぁ、その場にはいちおう俺もいるけど、おまえの思うようにやってくれていいぞ」
「……わかりました」



 ――2週間後

 商品開発部のプレゼンの結果、ディー・フォンの商品化が決定し、そのための開発チームが作られ、倭文は今そちらの方にかかりっきりだ。そういうわけで、今のミーティングは、俺と3バカトリオだけ……。
「課長!これは妖刀ム○サメを改良した長ドスです!これなら今でも使っている人がいるようです!」
「……オマエ、自分でそれ持って人間界行っていっぺん捕まってこい。それともまたレポート書くか?」
「ぐうう!」

「ワタシのは、コンパクトで持ち運びも簡単な拳銃型です。オートマチックなので弾丸交換も簡単。洗脳弾8連射が可能で……」
「どーしてオマエらはそう武器にこだわるんだ!いくらコンパクトでも、人前でんなもん出したら捕まるに決まってるだろーがっ!」

「ああ〜、じゃあ、これも武器になるんスかねぇ。まずったかなぁ……」
「いや、オマエらのアイデアで今までまずくなかったものないから。まぁいい、見せてみろ、波留間」
「いや、これなんスがね……」
 と、波留間が出したのは、ケースに入った5本入りの携帯用ダーツだった。
「いやぁ、最近はダーツ・バーってのが流行ってるらしいッスね」
「……流行ったのももう何年か前で、今じゃ大分下火になってるがな」
「人間界行ってやってみたら、これが結構面白くってですね〜」
「……オマエ、やっぱり遊びに行ってただろ」
「で、何人かと仲良くなったんスが、結構みんなこういうケースに入ったマイ・ダーツ持ってるんですよねぇ。で、思いついたんスよ。これなら、ケースに入ってて持ち運びやすいし、あれだけ持ち歩いている人間が多いんなら持ってるだけで怪しまれることはないんじゃないかと。ま、なにしろ、オモチャですからねぇ〜」
「オマエにしちゃ、発想はまともだな」
 たしかに、ケースを開けて見ても、ゲーム用のダーツで、人を傷つけるようなモノには見えない。まぁ、確かにこれなら持っていても怪しまれないだろう。
「で、どう使うんだ、これは?」
「狙った相手に向かって投げればいいだけッスよ。刺さった相手を従わせることができます」
「刺さる……のか?」
「ああ、ホントに刺さるわけじゃないッスよ。いちおうこれは、魔力作った、霊体のようなモノになってますから、相手の心に刺さるんですよ〜」
「で、相手を操れるのか?」
「え?操れるって言ってないっスよ、俺。従わせるって言っただけっスよ」
「……?どういうことだ?」
「刺さったときの得点に応じて相手の従順さが変わりますから、得点が高けりゃ、操れるのと一緒でしょうがね〜」
「得点ってどういうことだよ!?本当のダーツかよっ!?」
「なるべく胸のあたりを狙って下さいね〜」
「なんじゃ!そら!」



 そんなわけで、また俺は人間界にいる。しかし、なんか不安が……。伴天院や倍紋に比べるとましだったんで、ついOK出したが、やっぱり、あの波留間が作ったもんだしなぁ……。ポケットに突っ込んでいたダーツを取りだし、改めてよく見てみる。確かに、ゲーム用のダーツだ。まぁ、言ってしまえばただのオモチャだし、確かに持ってるだけじゃ怪しまれないだろう。しかし、人目のある所でこれを人間に向かって投げたらやっぱり怪しいに決まってる。まぁ、今日はまだ早めの時間だし、夕方より人通りも多くない。そろそろ、授業終わりの学生が出てくる頃かな……。
 と、そんなことを考えつつ歩いていたら。
 ――ドンッ!
「きゃっ!」
 何かが俺にぶつかったかと思うと、短い叫び声がした。そっちの方を見ると、制服を着た、小柄な女の子がしりもちをついていた。
「あ、すいません、大丈夫ですか?」
 俺がその少女に声をかけると、
「いえ大丈夫ですっ!それよりこっちこそ不注意ですみません!」
 そうその娘はスカートに付いた、砂を払いながら立ち上がった。赤みのかかった髪をツインテールにまとめ、濃い茶色の大きな瞳が特徴的だ。背が小さくてやや丸顔の童顔だから、少し幼げに見える。
「ホントに……きゃっ!すみません!その服!」
 と、少女が俺の方を見てまた叫び声をあげる。その声につられて、俺も自分の服を見ると、シャツにべったりとジュースが付いていた。……どうりでさっきからなんか冷たいなと思ったんだ。よく見たら、俺たちが立っているところから少し離れたところに、蓋が開いたままのペットボトルが転がっている。
「ああもう、ワタシったら!どうしたら……とにかくこの服を……」
「いや、いいよこの程度なら。ほら、拭いたらだいぶ落ちたし……」
 ハンカチで拭いながら、オロオロしている彼女の方を見てみる。よく見ると、150p前後の身長の割には出る所はかなり出ているなぁ。見た目よりも俺は決してロリではないが、ただでさえ大きな目を、さらに大きくして慌ててるの見ると結構かわいいよなぁ。ん?待てよ、今って、周囲に人目がないし、チャンスじゃないか?
「……?」
 突然黙った俺を見て、不思議そうな顔をして首を傾げる彼女に向かって、素早くポケットからダーツを出して投げる。確か胸のあたりを狙えと言ってたよな……。
 少女の胸にダーツが刺さった、かと思うと、そのままその体の中にダーツが吸い込まれていく。すると、
「60点!」
 目を虚ろにして少女が叫ぶ。
 ろ、ろくじゅってん?一瞬なんのことか理解できない。て、それって、20点のトリプル?いきなり最高点かよ!真ん中狙うよりも難しいじゃねぇか!どういう得点基準だよ!と、心の中で波留間に突っ込む。
「ご主人様ーっ!」
 また大きな声が上がったので少女の方を見ると、瞳に光が戻り、いや、むしろ、異様にキラキラした目でこっちを見つめている。
「……って、はぁーッ!?ごしゅじんさまぁ!?」
「ハイッ!梨央のご主人様です!」
「……梨央ってのか?」
「ハイ、諏訪梨央(すわ りお)です!真砂ノ宮学園に通っています!ご主人様は……、あれ?なんで梨央、ご主人様の名前知らないんだろう」
 そりゃそうだろう、名乗ってないし、そもそも、さっき会ったばっかだし。ん?真砂ノ宮学園って、こっちじゃ結構有名なとこだよな。あそこって、たしか初等部や中等部ないんじゃ……て、その顔でか。
「ああ、俺は大門、大門武彦」
「あ、そうでした!」
 ……そうでしたじゃなくて、今知ったんだろう。なんかつっこみどころ満載だな。どうしてくれる、波留間……。
「いやだワタシ!ご主人様の服を汚してしまって!そうだ!これから梨央の家に来て下さい!どのみち夜遅くまで誰もいないんで!」
「おいおい……て、うわ!」
 体の小ささに見合わない力強さで梨央が俺の手を引いて走り出す。……前回といい、今回といい、相手を引っ張って自分んちに連れ込むのが流行ってんのか?つうか、ご主人様の手を引いて走り出す奴がどこにいる?



「ご主人様〜、とりあえずこれに着替えておいてください〜。すぐに洗って乾燥かけますから〜」
 そう言って、梨央が男物のシャツを持ってくる。
「ご主人様は、父さんと体格同じくらいだから入ると思いますけど〜」
 梨央は、テキパキと、俺が脱いだシャツを向こうに持っていき、洗濯機をセットする。それにしても……ダーツが刺さった相手を従わせるねぇ……今んとこ完全に主導権あっちにあるんだけど。
「はい、ご主人様、紅茶入れたんでぞうぞ〜」
 梨央がさし出した紅茶を受け取り、一口啜る。洗濯といい、手早くお茶入れるところといい、見た目幼く見えるけど、こういうところはしっかりしてるんだな……。
「どうしました?ご主人様?」
「いや、意外にテキパキと働くんだなー、と思って」
「あ〜、ひっど〜い!梨央はご主人様にご奉仕するためにいるんですからね〜!」
「奉仕って……意味わかって言ってる?」
「えぇっとぉ、食事や着るもののお世話して〜、ご主人様のお屋敷の掃除とかもしなくちゃいけないし〜、洗濯して〜、お風呂沸かして〜、夜のお伽もしなくちゃいけないし〜」
「ふんふん……て、ブフーッ!」
 思わず、飲んでいた紅茶を吹き出す。軽く聞き流しかけたけど、夜のお伽って!かわいい顔してなんちゅうこと言うんですか、この娘は!?
「あの〜、梨央ちゃん?」
「ハイ?なんですか、ご主人様?」
「夜のお伽って……意味わかって言ってマス?」
「もう〜!ご主人様ったら、梨央を子供扱いしてっ!いまどきの女の子なめないで下さいよね!」
 いや、いまどきの女の子はなめてない、ワタシがなめてるのはアナタです。
「じゃあ、ちゃんとできるって証拠見せますから、こっち来て下さい!」
 と、また俺の手を引っ張る梨央。いや、なんつうか、言葉遣いと行動がすでにご主人様に奉仕するものじゃないんですけど……。

「じゃ、ベッドに座ってて下さいね、ご主人様」
 ここは、梨央の寝室。冴子の部屋とは違い、ものすごい女の子ナイズされた部屋だ。ピンクを基調にした色使いに。机の上や窓際、ベッドの上に多数のぬいぐるみが配置されている。で、当の部屋の主は、俺をベッドに座らせて、今まさに服を脱いでいるところだ。いつもながら、こういうところの展開が早いなぁ……波留間のダーツのせいなのか、つうか、きっとそうだろうけど……。
「んしょっと、じゃあ始めましょうか、ご主人様」
 服を脱ぎ、ブラを外してこっちを向いた梨央を見て、俺の口から思わず「ほう」と息が漏れる。服着てるときから思ってたけど確かにデカい。身長差20p以上はある冴子のよりでかい。
「梨央……胸でかいな……」
「へへん!そうでしょ、だからこういうことだってできるんですよ!」
 そう言うと、梨央は俺のズボンをずらし、モノを咥え込む。
「ち、ちょっ!」
 その刺激に、すぐに俺のモノが大きくなってくる。すると梨央は、自分の乳房でそれを挟み込み、はみ出た先っぽを舌の先でなめ回す。そして、そのまま俺のモノをしごくように胸を動かしていく。
「ふん……ふう……んん……ちゅる……」
 ふにゃ、とした感触の乳房から俺のモノに送られてくる刺激がだんだん強くなってくる。最初はほのかにひんやりした感触だった乳房がだんだん熱を帯びてくるのがわかる。な、なめてました、たしかにいまどきの女の子なめてました。だが、俺は、ここで梨央に待ったをかける。
「ちょ、り、梨央、ちょっと待て!ストップ、ストップ!」
「え〜、なんですか?ご主人様?ひょ、ひょっとしてワタシの奉仕気持ちよくありませんでした?」
 途中で止めさせられて、梨央が不満と不安の入り交じった目をこちらに向ける。いや、オマエの奉仕は確かに気持ちよかった。まぁ、もともとこういうことをするのが目的でこっちに来てるんだし、この展開に異存はない。しかし、あまりにご主人様に対する態度がなってないと思うぞ、俺は。というわけで、ここは、ご主人様と使用人、もしくは下僕としての関係をはっきりさせておくべく、梨央の教育を試みる。
「まあ聞け、梨央、奉仕の中身はともかく、その態度がよろしくないぞ。ふつう、ご主人様に奉仕するときには、お願いをしてご主人様の許可を得るものなのだ」
「え……そ、そうなんですか?」
「ああ、そうだ。じゃあ、ちょっとやって見ろ」
「え、と、梨央にご主人様へのご奉仕をさせて下さい」
「おいおい、そんなペラッペラな言い方があるか。もうちょっとご主人様を喜ばせるような言い方があるだろう」
「え、えーと、どんなですか?」
「さっきまでおまえは俺に何をしていた」
「えと、梨央のお、おっぱいで、ご主人様のお、お○んちんを……」
「そうだな。じゃあ、こう言ってもらおうか「梨央の淫乱なおっぱいで、ご主人様のお○んちんにご奉仕させて下さい」と」
「……あの、インランてなんですか?」
 ……めんどくせぇ。淫乱て言葉も知らないで、なにが「いまどきの女の子なめないで下さいね」だ。
「あー、じゃあこうだ。「梨央のエッチなおっぱいで、ご主人様のお○んちんにご奉仕させて下さい」と、これでどうだ」
「あ、あの、なんか恥ずかしいですね……」
「なにを言っているんだ。言葉でご主人様を喜ばせるのも奉仕のうちだぞ」
「あ、そ、そうですね……。ご主人様、梨央のエッチなおっぱいで、ご主人様のお○んちんにご奉仕させて下さい」
 だいぶ顔を赤らめて、おねだりする梨央。さっきまでとは違って、恥じらいが出てきてこっちも俄然やる気が出てくる。なにより、主導権がこっちにあるのがいい。
「よし、いいだろう」
「あ、ありがとうございます!」
 ずっとおあずけ状態でよっぽど我慢していたのか、梨央は俺に飛びつくようにして奉仕が再開する。
「ん!……ふん……ちゅぱ……ちゅるちゅる……ずる……んむ……」
 梨央は、さっきよりも激しく俺のモノを胸でしごき、先っぽをしゃぶり、吸いついてくる。
「んむ……ちゅばちゅば……はぁ……ふむ……ふん……」
 欲情のためか、さっきの恥じらいのためか梨央の乳房にはもう汗の粒が浮かんでいる。しかし、お預け状態だったのはこっちも同じで、そう保ちそうにない。だいいち、ただでさえふにゃふにゃで柔らかい梨央の乳房が、熱を帯びてもうとろけそうな感じで、とんでもない刺激を俺のモノに与えてくる。
「ん……はぁ……ご、ご主人様の、お○んちんから、苦くて、しょっぱいのが……んん、じゅるじゅる」
 俺のモノをしごく胸を動かす梨央の手の動きが一段と激しくなってくる。
「……!いくぞ!梨央!」
「は、はい……んんん!あ!きゅああぁ!熱いっ!」
 勢いよく飛び出した精液を口で受けきれず、梨央は顔面を白濁液で染める。
「んんん……ああ、ご主人様の……もったいない……」
 梨央は指で顔面に付いた精液をすくい、口に持っていって舐めている。乳房にこぼれた白濁液が、乳首の先から床に落ちる。
「おい、梨央、梨央」
「は、はい、なんですか、ご主人様?」
「ここも掃除しなきゃいけないんじゃないのか?」
 そう言って、まだぽたぽたと精液の垂れている俺のモノを指す。
「あ!す、すみません!り、梨央に、ご主人様のお○んちんをきれいにさせて下さい」
 そういって、モノにしゃぶりついてくる。ま、許しを待たなかったのは大目に見るか。
「あふ……ふん……り、りおの、くひのなか、ご、ごふひんさまのにおいで、いっはいになっへる……ああん!ごふひんさまのっ!またおおひくなっへる!」


「もうそろそろいいだろう、梨央。じゃ、ちょっとこっちに上がれ」
 ほっとくといつまでもしゃぶってそうなので、いい加減で止めさせてベッドの上に上がらせる。
「いいか、じゃあ、こうしてだな……」
 そう言って、スカートの中に手を突っ込んだとき、わずかに体がこわばったのを俺は見逃さなかった。
「ん?どうした、梨央?」
「え?あ、いやっ、その……」
 妙に顔を赤らめてうろたえる梨央。
「あ、ご主人様!ひゃん!」
 ショーツに手をかけると、湿っている感じはするが、あれほど熱心に奉仕してた割には濡れてない。
「……おまえ、ひょっとして初めてか?」
「…………ハイ」
 顔を真っ赤にして、小さな声で頷く梨央。
「初めてのくせに「いまどきの女の子なめないで」とはどの口が言うたんじゃ、こらーッ!」
「ごめんなさい!ごめんなさい、ご主人様!」
「いーや、おまえは下僕としての態度がなってない!とことん教育し直してやるから覚悟しとけ!」
 なんか変なスイッチが入る俺。
「え、あ、はい!お願いします!ご主人様!」
 梨央にも変なスイッチが入っている。
「あ!ご主人様!ひ!あ!きゃん!」
 有無を言わさずショーツを脱がせ、まだ毛に覆われていない割れ目に人指し指と中指を突っ込む。案の定、冴子の中と比べると全然濡れ方が足りない。
「ああん!きゅあ!ご、ご主人様!」
 差し込んだ2本の指でぐちゃぐちゃにかき回し、左手は梨央の胸を握りつぶすように揉む。
「あ!ご主人様!は!はぁ!……ひゃん!」
 指でクリ○リスを擦られ、梨央が甲高い叫びをあげる。動かしている指に大分粘りけがまとわりついてくる。
「ひあん!ああん!はう!きゃあああああああぁっ!」
 クリ○リスをつまみ上げられ、梨央が背中をのけ反らせて絶叫する。すると急激にぬめりが増してきて指にまとわりついてくる。
「いいか!ご主人様に奉仕するときは、このくらい濡らしておけ!」
 そう言って、引き抜いた指をそのまま梨央の口に突っ込む。
「はう!むむ……ふむ……はひ……」
 梨央は俺の指にしゃぶりつきながら涙目で頷く。
「ふうん、はぁはぁ……ご、ご主人様ぁ……」
 指を抜くと、梨央が俺を見つめて切なそうな声を出す。
「ん、どうした?」
「り、梨央の、梨央の中に入れて下さいぃ」
「いいのか?」
「り、梨央はご主人様のモノです。お願いしますぅ……」
「じゃ、おさらいだ、こう言うときはご主人様に対してどう言うんだったかな」
「あ……ハァハァ……り、梨央のいやらしい、お、オマ○コの中に、ご主人様のお○んちんを突き挿して下さい……」
「よし、第1試験は合格だ。じゃあ、次の試験だ、梨央、許可するから、自分からやって見ろ」
 そう言って、俺はシャツを脱ぎ、ベッドに仰向けになる。よく考えたらこのシャツ借りる必要もなかったな……。
「え、じ、自分から……?」
「どうした、自分でご主人様を喜ばすこともできんのか?」
「あ、い、いえ、できます、できます」
 そう言うと、梨央は膝を立たせ、這うようにして体を寄せると俺の腰を膝で挟む。見ると、内腿には、溢れてきた汁が一筋線を描いている。
「そ、それでは、始めさせていただきます」
 そのまま、俺のモノを持って秘裂に当てるが、動きがだいぶぎこちない。
「はう……ううう……うううん!」
 モノの先を秘裂の中に滑り込ませ、声をあげるが、何かに当たったようにそのまま動きを止める梨央。
「どうした、梨央?」
「あ、いえ、はうううん!ハァハァ……くぅっ!ぐ!……ハァ……ハァ……くうぅ!」
 ブッ、と弱い感触を残して俺のモノの飲み込んだ梨央の顔が苦痛にゆがむ。そのまま息を荒くして喘いだまま動かない。
「どうやら第2試験は失格のようだな」
「ああ!いえ!できます!大丈夫です!」
 そう、叫ぶように言うと、腰を持ち上げて動かそうとする梨央。
「あああ!くうぅ!……はぁッ!はあうッ!」
 しかし、途中まで上げたところで、足の力が抜けたように腰を落とし、また苦痛に喘いでいる。まぁ、仕方ないな、初めてだしな。体が小さいだけあってだいぶんきついし、波留間のダーツの影響で淫乱になってるとはいえ、初めてで、自分で腰振って、すぐ気持ちよくなれっつうてもな……。
「仕方ないな、手伝ってやろう」
「そ!そんな!でも、それではご奉仕がっ!」
 梨央の表情に不安の陰がよぎる。
「気にするな、まぁ補習みたいなものだ。これをクリアしたら合格ということにしてやる」
 そう言うと、俺は下から梨央の腰をひと突きに突き上げる。
「あ!がっ!かはぁ!」
 突くたびに梨央の顔が苦痛に歪む。しかし構わず俺は腰を突き上げ続ける。まぁ、なんせ、ダーツの得点60点だ。あのダーツが人体にどういう影響を与えるのか細かいことはまだわからんが、おそらく、性欲が上がった分、感度も良くなってるだろう。だったらそのうちなじむはずだ。
「がっ!はっ!ぎぃ…!くふっ!かはっ!あッ!ぐッ!はぁ!……はあァ!くふぅ……ふああ!はあううん!」
 俺がしたから突き上げるたびに跳ね踊っている梨央の喘ぎに、だんだん甘いものが混じってくる。そろそろ頃合いだな。
「ひああん!ふうん!はぁ……は……?ご、ご主人様ぁ?」
 突然腰の動きを止めた俺を、潤んだ目で不安げに見つめる梨央。
「言ったはずだぞ、補習のようなもんだと。もう自分でできるんじゃないのか?」
「え、は、はい!補習ありがとうございます!そ、それでは梨央からご奉仕させていただきます」
 そう言うと、梨央は両手を俺の腹に当てて腰を上下に振り始める。
「はうん!ふあん!はあ!ああうん!あん!あん!」
 もはや腰を振る梨央に苦痛の色はなく、快楽に悶える完全な嬌声になっている。
「どうでもいいけど、どうしてスカートだけ脱いでないんだ?」
「はああん!こ、これは……!ふうん!……他は脱いでっ、あん!はうん!……スカート履いたままでエッチすると男の子がっ!あああん!よろっ…こぶっ……て!あ!はん!……き!聞きましたから!」
 誰に聞いたんだ、誰に。とはいえ、まぁ、上半身裸でスカートだけ付けて乱れる姿に、そそるものがあるという意見に賛成するのはやぶさかではない、特にそれが制服の場合。
「あ゛あ゛ん!はぁ!はぁ!はうう!う゛あぁ!はっ!はう!はうん!」
 梨央は首を反らして喘ぎ、その喘ぎ声も息が完全に上がってきている。
「よし!第2試験も合格だ!じゃあ、そろそろいくぞ!梨央!」
 そう言うと、俺は両手で梨央の胸を揉みしだき、乳首を捻り上げる。そして、再び下から梨央の腰を力強く突き上げる。
「う゛ああああぁ!ごっ!ごしゅじんさまぁっ!あ゛あ゛あ゛ーッ!はあああぁ!ああぁ!あああああああぁ!」
 体を反らせすぎて、後ろに倒れそうになる梨央の腕をつかんで支え、そのまま精液をぶち込む。
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!あづいっ!ご!ご主人様のがあっ!あ、熱くてっ!しゅ!しゅごいのおっ!……ああ!……うう!……あ!はあぁ!」
 絶叫して絶頂に達し、射精の続く間、時々ビクンと体を跳ねさせ、嬌声を上げる梨央。そのまま、俺が支えていた手に引っ張られるようにして俺の上に倒れ込み、しばらく喘いでいたが、
「ハァハァ……は!く!」
 と、俺のモノから体を抜き、ゆっくりと俺の下半身の方に体をずらせていく。
「ん?どうした?梨央?」
「ハァ……ご、ごしゅじんさまのお○んちん、きれいにさせていただきます」
「お、よくできたな梨央。褒めてやるぞ」
「あ、ありがとうございます!」
 表情を輝かせて、白と赤の混じった液のついたモノにしゃぶりつく梨央。
「……はん……ふん……むふう……んむ……」
 そうやって、ひとしきり俺のモノをしゃぶっていた梨央が口を離し、
「あのう、ご主人様……」
「ん?なんだ、梨央?」
「ご主人様のお○んちん、また大きくなってきているんですけど……よろしければ、今日習ったことのおさらいをさせていただけませんか?」
 俺を見つめる梨央の幼さを残す童顔には、心なしか、大人の女の淫蕩な妖しさが混じっているような気がする。やべ!変なスイッチ入れたのが裏目に出ちまったかも!

 ……結局、梨央は、口に1回、アソコで2回、「おさらい」をしてやっと納得してくれたのだった。


 で、帰る時がまた一苦労だった。よく考えたら解除ができない、つうか、そもそも解除のやり方聞いてないし、できるかどうかも怪しいし。しかたない、そのまま帰るかと、乾燥を終え、ご丁寧にも梨央がアイロンをかけたシャツに着替え、上着を羽織って出ようとすると、
「どこに行くんですか?ご主人様?」
「どこって?帰るんだが」
「じゃあ、梨央もついていきます!」
「はぁ!?」
「ご主人様の身の回りの世話をしないといけませんから!」
「いやいや、いいからいいから」
「でも、梨央はご主人様の下僕なんですから!」
「つうか、おまえが俺についてきたら、おまえの両親が心配するだろ」
 というか、めんどくさいことになるから魔界に連れていけるわけがない……。
「いや、お父さんお母さんとの関係より、ご主人様との関係の方が優先されるんです」
「いや、それはどうかと思うぞ。そもそも人としてだな……」
 なぜに悪魔が女子学生相手に人の道を説かなきゃならんのだ?
「いや、行くったら行くんです!」
「ああもう!命令だ!ここに残れ!」
「いやです!」
 下僕ならご主人様の命令におとなしく従えよな!さて、どうしたもんだか……。
「いいか、よく聞け梨央。おまえはまだ正式に俺の下僕になったわけではない、いうならば、下僕見習いといったところだ」
「ええ!そ、そんなぁ!」
「なぜなら、おまえはまだ学生だからだ。ちゃんと俺の下僕になるためには、ここから学校に通って、いろいろと学ばなきゃならん。もし今のようなわがままを言っていたら、俺の下僕に正式採用されるのは見送られることになるかもしれない」
「いやっ!そんなのいやです!」
 涙を流して首を横に振る梨央。
「じゃあ、今はおとなしくここに残って、晴れて一人前の下僕になれるように励め。おまえが学校を卒業して、俺にふさわしい立派な下僕になっていたら、その時は正式におまえを俺の下僕にしてやる」
 自分で言っておきながら、なんだよ、「立派な下僕」って……。
「ホントに!絶対ですよ!ご主人様!」
「ああ、その時はちゃんと迎えに来てやるから。泣くな」
 ……先のことはそん時にでも考えよう……ああ、頭が痛ぇ。
「うう、ご主人様ぁ」
「それに、いいか、おまえが俺の下僕になることは周りには内緒だぞ。家族や、学校にこのことが知られたらおまえは俺の下僕になれなくなるからな」
「はい、ご主人様……」
 大きな目に涙をためて、流れるのを必死にこらえている。いつもこれだけ素直ならかわいらしいんだが。

 そうやって梨央をなだめすかして、ようやく解放された時には、外はすっかり暗くなっていた。なにが、得点が高ければ操れるのと一緒だって?60点なのに、全然言うこと聞かねぇじゃないか。波留間の奴、帰ったらしばく。

 翌日、波留間がいろんな意味で厳重注意を受けたのはいうまでもない。

 
 


 

 

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