えんぴつ


 

 

二本目



 突然だが俺は今ガッコのトイレに居る
向かって左から二コ目
向かって右から二コ目
つまりは真ん中
その鍵が掛かった個室のドアの前
中からは人の気配
音を出さないように蠢く
そんな気配
授業はもう始まってるだろう
スリッパの先でドアを軽くノックする
「おい今すぐ開けろ」



 「どうするよ」

 呟いて、頭を抱える
考える
もちろん明日の段取りについて

「さぁ明日が楽しみだ」

 そんな事言ったか?
いや言った、しかもさっき

 「どうするよ」

 もう一度呟く
忘れてた、調子に乗ってた
喩えるなら
小遣いを貰ってお店に行ったはいいが
休みの日だった
そんな感じ
そう、このえんぴつにはルールがある
当たり前だ、他人の頭の中いじくれるんだ
ソレくらいないと割に合わない
ルール1はどうでもいい
3も4も別に問題じゃない
問題なのはルール2だ

 精神を書き換えるには対象者が鉛筆に触れた事がなければいけない
 
 コレだよ
コレ、ダントツTOPの厄ネタだ
女子とは話せる話せるには話せるが
どうやって持たせるよ
よもや詩舞にやったようにするわけにもいくまいさ

 「あーそうだな・・・・・」

 思いついた

 「しかしな・・・」

 ほぼ偶然に頼るところが大きい

 「それに親しくないしな・・・」

 優柔不断に唸る

 「しかたない、ソレでやるか」

 そうと決まったら用意だ
ついでに詩舞の“常識”も書き換えてやれ


 翌朝
ノックの後に

 「お兄さま、失礼致します」

 裸にエプロンの詩舞が入ってくる

 「朝で御座います、目をお覚まし下さい」

 そう言って俺の布団にまたがり

 「お兄さま・・・」

 ジュズッ
俺の顔に下を這わせる

 「おふぃふぁさおふぇへふふぁはいはへぇ」

 ジュルッジュズ
 ジュブジュズズ
 頬から首に、首から鎖骨の辺りに届いた辺りで

 「ん、詩舞かご苦労」

 俺は目を覚ました

 「おはよう御座います、お兄さま」

 「おはよう」

 詩舞をどかせ
起き上がり軽く伸びをし

 「詩舞近くに来い」

 「ハイ、お兄さま」

 命令した
詩舞が俺の前で気をつけの姿勢を取る
ピンクのアニメ調なウサギのプリントがされたエプロン
他には何も着ていない
俺は立ち上がり

 パン

 平手打ちをし

 パン

 往復にしてみた
笑っている

 「嬉しいか?」

 「ハイ」

 「ブリッジしてみろ」

 床に横になり
グィンと体が反り上がる

 「できましたお兄さま」

 「そのままで居ろ絶対に崩すな」

 「は・・はい」

 プルプルと震えている
エプロンは横にズリ落ちた
胸部から爪を立て
ギリギリとヘソまで赤い線を引く
小さな胸は縦に引き伸びて
つかめる程も無かったがちゃんと勃っている
コリコリと爪で転がし
捻りつねった

 「〜〜〜〜ッ!!」

 橋が揺れる
ブルブルブルブルと揺れた

 「詩舞気持ちいいな」

 「ハイ気持ちいいです」

 「そうか」

 そのままで居ろと詩舞にもう一度命令し
着替えを始める
ズボンを穿き
ベルトを絞め
シャツを着替え
詩舞の腹に腰をかけ
靴下を履く
飛び降り
振り返りと同時に
詩舞の腕を蹴り払う
支えを無くし崩れた橋は
首から地面に落ち
動かない
動かない
動かない
死んだか?

 「詩舞起き上がれ、今すぐにだ」

 揺れた
動いた
生きている
そして立ち上った詩舞の顔は
泣きながら笑っていた

 「フン、飯にするぞ用意はできてるな」

 「ハイ」


 パンに目玉焼きにウインナー
普通の朝食だった
サッサと片付け
詩舞に洗わせる

 昨日俺が詩舞に追加した常識は

  ・朝早く起きて裸エプロンで得意な朝食を作る
  ・得意料理はスパゲティ
  ・朝6時に兄を起しに行く
  ・兄を起こす時は顔から順々に舐めながら起こす
  ・朝起きたらDカップになる

 この5コだ
そして解ったコトがある
それは鉛筆の新しいルール

 ルール5
 書き換えるのはあくまで頭の中
 肉体的変化、特技、技術の変化は起こらない

 ってこと
さてそろそろ時間だな
学校へ行かなきゃ
通学路を歩きながら
これからの事について考えた
残りの鉛筆は5本
詩舞に使ったえんぴつを
リセットしても6本
上手く使わないといけない
そんなアレよコレよと考えているうちに
校門を過ぎ
下駄箱で履き替え
机――下条の机――の前
そして俺は
えんぴつを置く
それだけ
本当にそれだけ
こうすればきっと下条は
コノえんぴつに触るだろう
後はあの阿呆が来るのを本でも読みながら
待つだけでおしまいだ


 本を読み始めてから
14ページめくった頃
誰かが来た

 「T=〃ヵゝら±まU〃ぁりぇTょレヽωT=〃け`⊂〃」

 「ぇ→まU〃レヽゐ、ζ,めレヽぁりぇЙёぇ」

 「ッτレヽぅヵゝレ£〃レヽ`⊂маU〃めω`⊂〃レヽッτσ」

 「маT=ξяёU〃ゃωぁレ)ぇЙё→」

 ちょっと待て
お前らどこの地域の人間だ
それ以前に地球人か!?
チラっと見ると

 伊東 真弓(いとう まゆみ)
ショートの茶髪に赤ピアスのありがちな阿呆

 洒籐 菜緒(さいとう なお)
ボブにやっぱり茶髪、口ピアスの意味不明な女

 の2人だった
伊東が机に座り
洒籐は回り込み
隣の机に―女子の机は密集してるので下条の机だ―

 自 分 の 荷 物 を 乗 せ や が っ た 

 何すんだよ!
 何すんだよ!
思わず2回叫ぶ
もちろん心の中で

 「ぇ→Tょレニこれぇωひo⊃`⊂ヵゝ勺〃廾レヽωτ〃すけ`⊂〃」
 (訳:えーなにこれえんぴつとかダサイんですけど)

 「まU〃ぁりぇЙёッτσ」
 (訳:まじありえねっての)

 そして洒籐はえんぴつを
投げた
ポイと後ろに投げた
投げやがった
何を考えてるんだこの馬鹿は
下条のだったらどうすんだよ阿呆か、阿呆だ!
そして床で1度跳ねたえんぴつは
コロコロコロコロと転がり俺の前へ
馬鹿2匹は今だ理解不能な音を出している

 「ナィ□レヽこぅせ〃⊃れUょω⊃れUょω」
 (訳:トイレいこうぜつれしょんつれしょん)

 「⊃れUょω`⊂ヵゝレヽぅナょ∋きナニЙёぇナょは〃ーヵゝ」
 (訳:つれしょんとかいうなよばーか)

 出て行った
えんぴつを拾う
作戦は狂ったがまぁいい
腹いせに奴を使おう
えんぴつを削り奴の名前を書き入れる
手頃な紙が無いな
あぁあった昨日のプリントでいいか
そして奴の思考を改ざんしていく
大体居場所は予想がつく
この時間ならば
販売機かトイレだろう
近場の女子トイレに入る
洒籐と伊東が居た
洒籐が上に
伊東が下で
首を締められていた
伊籐は殴られたのだろう
顔には軽い打撃の痕があった
白目を剥き始め
口の端から泡がこぼれはじめる

 「オイ、もういい止めろ」

 俺がそう言うと洒籐は

 「わかったっす、海多屋」

 「殴ったのか」

 「捕まえたら抵抗したから」

 「まぁいいだろう」

 伊籐にえんぴつを持たせる
これでコイツも俺のおもちゃだ

 「洒籐、お前はすることしてこいホラ行け」

 「わかった行くから五月蝿いな」

 なるほど
そうなるワケか
とりあえず先ずはコイツからだな
始末も面倒だし

  ・目がさめたら学校をでて
   関係者に見つかりそうにない所で
   時間を潰す
  ・2分以内に目を覚ます

 これでいいか
そうだな
もう少し隠し味でも添えるか

  ・下着を着けるのが嫌になる
  ・脱いだ下着は浮浪者にあげる

 こんなもんかな
さて教室に戻って
本でも読み直すかな


 それでもって
あっというまに昼休み

 1時限 現代文
 2時限 英語
 3時限 体育
 そして昼休み

 俺の学校は全部で6時限制
3時限終了後40分の休憩ののち
4時限目が開始される
うわべだけの友人と
他愛もない会話
詩舞に作らせた酷い弁当
極限まで圧し込まれたコメ
解凍されてない冷凍食品
潰されたプチトマト
黒く染まったポテト
殺人的なまでの醤油の量

 最凶だ

 時計を見る
頃合だろう
うわべだけの友人に別れを告げ
東棟(俺の学校は十字に西、東、北の棟に分かれてる)
3階のトイレへ向かう

 石色のタイルの貼られた壁
白いペンキで塗られた木製のドア
向かって左から二コ目
向かって右から二コ目
つまりは真ん中
その鍵が掛かった個室のドアの前
中からは人の気配
音を出さないように蠢く
そんな気配
授業はもう始まってるだろう
スリッパの先でドアを軽くノックする

 「おい今すぐ開けろ」

 「あいー」

 ドアが開く
中にはブルマに体操服の洒籐が居た

  ・同じクラスの海多屋 創の言葉には従う
  ・伊籐を捕獲する
  ・ブルマを穿きたい今すぐにサイズはピッタリより
   2サイズ小さい物がいい
  ・下着は着けたく無い
  ・ブルマが穿けたら東棟3階
   男子トイレの真ん中の個室で排泄を済まそう

 「いい感じだ」

 「そう?、意外と変態なんだね」

 「黙れ、とりあえず閉めるぞ」

 鍵をかける
狭くも広くも無い
和式の便器
そうだな

 「四つんばいになれ」

 ノソノソと体操服とブルマで
便器の上にひれ伏す

 「ん、コレでいい?」

 「それでいい、抵抗するなよ」

 「あい」

 頭に足を乗せ
力を込め押し込んで
便器の中に擦り付ける

 「うぶっ・・汚っう・・うぇ」

 「舐めろ、舐めて綺麗にしろ」

 「うっ・・・・・はい」

 舐め出した
サイズの小さいブルマを穿いて
男子トイレでひれ伏して
年頃の女が俺の言うまま便器を舐めている

 ぴちゃ
ぴちゃぴちゃぴちゃ
ぴちゃぴちゃ
ぴちゃ ぴちゃ

 「もういい起き上がれ」

 「げほ・・・っぺ」

 「気分は?」

 「死にたい」

 「そりゃいいな」

 愉快だ愉快しくて堪らないな
虐めるのもそろそろ飽きてきたし
1発抜いてやるか

 「おい今すぐブルマ濡らして来い」

 「えー訳わかんねぇ」

 訳わかんねぇと言いながらも
迷い無く水道に向かい

 「穿いたままで塗らせ」

 「この変態」

 口答えしながらも

 「ん、濡らし辛いな」

 手洗い洗面器にまたがり
股をすりつけ
足を開き
蛇口を捻る

 「濡れたら帰って来い」

 「ぐしょぐしょっす」

 ブルマから水滴を
ボトボト垂らしながら帰ってくる
俺はもうズボンをずらして
用意はできていた

 「なにおっ勃ててるんですか」

 「折角のブルマだし素股だろ」

 「素股とかありえね」

 「いいから足開け」

 「あい」

 がに股に足を開き尻を突き出す
息子を股にあてがい

 「足を閉じろ」

 はさませた
布地の感触がイイ感じかもしれない

 「動くぞピッタリはさめ」

 「はい」

 ユルユルとピストン運動を始める
ジュブリジュブリと
濡れた布が擦れて気持ちが良かった

 「もっと強くはさめ」

 ギュウウと締め付けられ
擦れる範囲が増える
カリ首の辺りが擦れる度に
びりびりと快感が走る
そろそろ限界だ

 「出すぞ強くはさんでおけ」

 ビクンビクンと
俺の意思とは既に無関係に
白い液体を吐き出す肉棒
随分な量を
洒籐のふとももまで垂れるほど
ブルマとに出し尽くし
俺はとりあえず肉棒を抜き取り
ズボンを穿き直した

 「もういいお前はコレから・・・そうだな」

 「どうするのよ」

 「考えていなかったな」

 「ばーか」

 「黙れとりあえず今日は掃除が無い」

 「無いね」

 「よし、ここでオナニーーして待ってろ」

 「はい」

 「ケツ穴だけでだ、いいな?」

 「分かったケツ穴に指突っ込んで待ってる」

 「じゃ俺はもう行くぞ」

 「いってらっしゃい」

 チャイムが鳴り響く
以外に時間が経っていたのか
どうでもいいがな

 「いいかケツ穴だけでするんだぞ」

 「わかったっての早漏君」


 
 
< つづく >


 

 

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