おろろん淫魔君


 

 

03. くうねるところにすむところ


「あーあ。さっきみたいには旨くいかないね。なんだか僕疲れてきちゃった。お腹も空いてきたし...」

 さっきのおねえさんとのせっくすが終わってから、僕達はずっと相手を探してさまよってた。でも、日が高くなるにつれて人通りも多くなるから”実力行使”ってやつは使えない...。

「そう言うたら朝から人間の食いもん取ってへんかったなぁ。よっしゃわしに任しとき!」

 そう言うと淫魔君はスタスタと歩いていった。僕も一緒だよ。当たり前か。


 さっきの所から少し歩くと大きなマンションの前で止まった。

「何?ここにご飯があるの?」

「せや。わしとお前の御馳走や」

 そう言いながらオートロックの扉の前まで行くと、鍵穴にそっと膝をあてた、と思ったらその中に髭みたいになった淫魔君が入って行ったんだ。

 ガチャガチャ、ピン!ウィーーン

「すっごーい!ル〇ン三世みたい!」

 次はどんな事が起こるのか?わくわくしながら中の廊下を歩いていると、急に淫魔君が立ち止まり、僕の顔にやってきた。

「わっ!」

 僕は急に力が抜けてストンと腰を落としちゃったんだけど、そんな事には構わずにクンクンと匂いを嗅いでいる。

 僕にはなんの匂いもしなかったんだけど淫魔君は立ち上がり、また歩き始める。....そんな事を4、5回繰り返すと、一つのドアの前に立ち止まった。

「ここや!ちょっと待っとけよ」

 淫魔君が足から抜け出し、ドアの隙間から中に入っていった。
 なにが”ここや”か解らないまま僕は、冷たい廊下にへたりこんで聞き耳をじっと立てて待っていたんだ。

「きゃっ!な、なに、これ?きゃー、いやっ!やめてやめて、あ、あ、あ、いやっ、いやっ、あっ、あああああぁぁ....い、や、あ、あ、あ、あ、あっ、ふぅーーん、ああん、やめないでぇん」

 中から淫魔君が出て来てようやく立ち上がれたと思ってたら、中から ガチャガチャッ ていうチェーンを外す音がして扉が開いた。

「あん、おかえりなさぃん、あ、な、た」

 僕は片膝を抱えると、内緒話をするみたいに手で口を隠しながら囁いた。

「ねえ、これ、どういうこと?あ、な、た、って僕の事なの?」

 すると僕につられて淫魔君も囁くような声で返して来る。

「せや、あいつの頭をちょこっといじくっといたんや。これからはお前があのねえちゃんの旦那っちゅう訳や」

「ええーっ!僕、この年で結婚しちゃうの?このおねえさんも確かに綺麗だけど...僕、出来れば瞳さんみたいなお嫁さんがほしいなぁ。えへっ」

 僕はちょっと照れながらうつむいて頭を掻いた。

「あほらし。なぁにが”えへっ”じゃ。なんもこいつと結婚せぇっちゅう訳やあらへん。言うたらこいつはお前の召し使いみたいなもんやがな」

「えっ!僕の...召し使い?」

「せや。”奴隷”っちゅうてもええで」

「どっ、どっ、どれいぃ?どれいってあんたそんなむちゃな.....」

「なんや、嫌なんかい?」

「いえ」

「せやろ。これからもじっくりやっていこと思たら住む所は必要や。飯もお金もお前みたいな子供ではこの先どもならんがな。ここやったら好きな時にばこばこ出来るし、他の女とやる時でも部屋があったら便利やろ?」

「はいっ。判りましたっ!軍曹殿!」

「なんやお前、もうわしの淫気にやられとったんかい?まあええわ、このねえちゃんも待ち切れんみたいやし.....ほないこかーっ!」

 軍艦マーチでも流れてきそうな気合を入れると、僕達3人は部屋の奥の寝室へ雪崩れ込んでいった。

 ずぶずぶっ、にゅちょっ、あっ、うっ、じゅっぽじゅっぽ、ばこばこばこっ、あんあんあんああああん、にっちゃにっちゃ、れろれろれろれろ、あぅあぅあぅっ、はむはむ、ぐいっ、むにゅう、ぶらんぶらん、はぁはぁはぁ、ぱちーんぱちーん、くっうぅっ、かっはっあぅっ、じゅぼじゅぼ、ぐりぐり、ぱんぱんぱんぱん、ぴしゃっ、ぴちゃっ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、う、ああああああああ................あっはぁーーーん。

「ふぅ。あーつかれた。ちょっと休ませてよ。あっそうだ僕お腹が空いてたのすっかり忘れてたよ。おねえさんごはんちょーだい」

 すっかり僕の?ちんぽの虜になってしまったおねえさんの剥き出しのお尻をぱんぱんと叩きながら、無邪気にお願いする僕。

「あ、はぁい。わかりましたぁん、あ、な、た」

 にこっと嬉しそうな笑顔で返事すると、おねえさんはふらつきながら台所へ入っていった。


「ねぇ淫魔君、この部屋っておねえさんしか住んでないのかなぁ?だってこんなに広い所で一人暮しってしないんじゃないの?もし怖ーいおにいさんが帰ってきたらどうするつもり?」

 食堂の椅子に腰掛けながら僕はさっきから心配だった事を聞いてみた。

 僕が座ったのを確認した淫魔君は左肩にやってくると、今度はそこに口を作って返事をする。

「どうもあらへん。そんな失敗このわしがするかいな。この部屋にここ数ヶ月は男が入った形跡はないで...わし、臭いでわかるんや。ここには年頃の女の臭いしかせーへんかったし、大丈夫や」

「へぇー、そんなの判るんだ。便利だねー。じゃぁ後で他の部屋も調べに行って見ようよ。このマンションを探検だ!」

「おっ、お前もええ感じでノリノリやなー。わしもゆくゆくはここからむさ苦しいのんを追出してハーレムマンションにしたろと思てたんや。ええでー、ハーレム。わしのツレなんかマンション3つ位持ってた奴がおってなー、もうイケイケのバリバリやで」

「えっ!淫魔君に友達なんているの?やっぱり君と同じ様な..その..生き物なの?他にもたくさんいるの?」

「まあ、”お方”はんの力が無うなってから殆どの淫魔は消えてもうたなぁ、その辺におっても淫気を消しとったら分らへんし、形も決っとらんさかいな。
 そのツレっちゅーのんもたまたま知り合うただけでトモダチっちゅうようなモンやあらへんけど、そらえぐい奴っちゃでぇ。一人女を墜としたらその関係者みんないわしたりよるんや。それもぼろぼろのぐちゃぐちゃになるまで絞り取りよる。そいつのマンションには気の触れた全裸の淫乱女がそこら中で徘徊しとるっちゅー噂や。これがほんまのヤリマンやで!かっかっかっ」

「えーっ!そんなの駄目だよ。悪い奴だねー。淫魔君はそんな事しないよね?」

「ん?まあ、わしはどっちかっちゅーとひっそりねっとりとやるのが好きなんや。現にそいつ、闇祓いにばれて消されてしもたがな。わしはそんなどんくさい事せーへん。せやからお前、ここのねえちゃんと犯り過ぎたらあかんで。わしの淫気は麻薬と一緒や。取憑かれたらどんな事でもするけどすぐに壊れてしまいよる。細く長ーく絞り取るのが賢いやり方っちゅうもんや」

「うん、わかった。...ところで闇祓いって何?どんな事するの?」

「まあ一言で言うと科学特捜隊みたいなもんやな。ゴーストバスターっちゅーた方が分り易いか?」

「ふぅん、そんなのも有るんだ。奥がふかいねぇ」

「まぁお前もおいおい分るやろ」


 そんな事を話していると、おねえさんが裸にエプロンを着けたまま、おいしそうな食事を一杯運んできた。

「あなたぁん、お食事お持ちしましたわん。いっぱいいっぱい、め、し、あ、が、れ」

 言葉の語尾を切りながらしゃべるのはおねえさんの癖なのだろうか?まあ、可愛いからいいんだけどね。

 しなだれかかるおねえさんに食べさせて貰いながら、少し話しかけてみた。

「ねえ、おねえさんの名前、なんていうの?」

「あらん、私、旦那様に名前も言ってませんでしたわね。ごめんなさぁい。私、沢口素子っていいますわん。も、と、こって呼んでくださいねぇん」

「じゃあ素子さん。お仕事してるの?学生?」

「あん、私は商社でOLしておりますわ。本当は明日も仕事なんですけど、あなたが行くなっておっしゃるならいつまでもお休み致しますわん」

「だめだめ。これからは僕達を養って貰うんだから、ちゃんとお仕事はしてね。そのかわり帰ってきたら一杯いいことしようね」

「いやーん。もとこうれしいん。いいことってどんなことかなぁ。ちょっと今からやってみましょうよん」

「うん。ええとね、こうやってね、お尻を掴んでね......」

「こらこらこら、お前今やりすぎるな言うたとこやないかい!飯食うたら他の部屋物色しに行くさかい、ちょっと辛抱しとけや」

「あっ、そうだったね。ごめんごめん。と言うわけで素子さん続きは明日にしょうね」

「いやぁん。もとこさみしいぃん。ねぇん、おまんこ寂しいわん」

 そう言いながら、僕の膝を勝手に使っておなにーを始めてしまった。

「あん、あうん、くぅん、あっ、はぁん、うぅん、はっはっはぁ、うんん、かっはっ、ああん」

 素子さんは僕の横で かいーの の姿勢で腰を振りまくり、僕の足をにゅるにゅるにしている。

「やれやれ、先が思いやられるなぁ。ねぇ淫魔君、お腹もふくれたしそろそろ探検に行かない?」

「よっしゃっ!ほな行くでぇー!」

 僕たちは、今はテーブルの脚で かいーの している素子さんを置いて玄関を勇ましく出ていった。

 
 


 

 

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