My hand


 

 

第二話


「そろそろ帰りましょうか」
 俺たちが服装を整えると真菜が言った。
「そうだな」
このすばらしい能力を俺は違う女の子に使いたくなった。
「さ、行きましょ」
 真菜が歩き出す。
 俺もそれに合わせて歩く。
 かのも一緒に歩き出すが少しだるそうだ。多分眠いんだろう。
 

 帰り道を歩いきながら、俺は真菜に質問した。
「なぁ、なんでここって男子禁制の癖に、不純異性交遊が許可されてるんだ?」
 真菜は少し考えてから言った。
「そういえばそうね。私もあまり気にしてなかったけど、確かにおかしいわね」
「白鍵先生が水葉ちゃんにHなこと教えるつもりだったんじゃないの〜」
 かのもふざけながら会話に加わる。
「まあ俺としては嫌じゃないんだけど」
 むしろ大歓迎です。
「あなた、変なこと考えないでよね。別に私たちあなたのことなんとも思ってないんだから」
 真菜に釘を刺される。
「大丈夫だよ、友達の域を出るつもりはない。これからもよろしくな」
 俺は輝かしい未来について考えながら言った。俺の性処理はやってもらおうかな。もちろん『友達』としてだけど。
 俺たちはそんな話をしながら、学校へと帰った。
 帰る途中、かのが「私は水葉ちゃんかわいいと思うよ」と言ったのは、多分俺で遊ぶためだ。
 


 また両手に花状態で教室に入ると、いきなり先生が俺に近づいて鋭く言った。
「この学校は不純異性交遊禁止だからね。絶対に恋人なんか作っちゃだめよ」
「へ?」
 思わず気の抜けた声が出てしまった。俺としたことが。
いったいどういうことだ?
「さっきははあんなことやこんなことをしてもいいと言ってませんでした?」
「覚えてないわよそんなの。生徒会長の意向によって決まったの」
先生はまるで人が変わったかのような態度で俺に接してくる。
 そんなのありかよ・・・・
 俺はショックを受けた。それならどこでこの能力を使えばいいんだ。
 薔薇色の生活という俺の未来が音を立てて崩れだす。
 その生徒会長とやらはそれほど強い権力をもっているのかよ。
 少し興味がわいたので、質問してみることにする。
「生徒会長の名前はなんていうんですか?」
 俺が名前を聞いた瞬間、先生の顔から力が抜け、惚けた表情になった。
 しかしそれはほんの刹那で、俺が不思議に思うときには、もういつものクールな表情へと戻っていた。
「生徒会長の名前?え〜っとね・・・・・なんだっけ?あれ、おかしいな・・・」
 おいおい。あれだけ褒めてた名前を忘れるのか。
「ど忘れってやつですか?」
 俺があきれて言うと、
「ん〜そうねぇ、そうかも。ちょっと思い出せそうにないから、他の人にでも聞いて」
 じゃ、さっき言ったとおりだから、と言って、先生はどこかに(たぶん職員室だ)行ってしまった。
 まぁ仕方ない。そんなのはいつでも分かることだし、俺の力でどうにでもなることだ。
 俺がもやもやをかかえたまま椅子に腰掛け、これからの生活のことを考えていると、隣からかのが話しかけてきた。
「先生どうしちゃったんだろ?なんかピリピリしてるね」
「ああ。いきなり、異性交遊禁止ってどういうことだ」
「水葉ちゃんが入ってきて変わったのかな〜」
 かのが不思議そうな顔をする。表情がころっと変わりかのが笑って言う。
「水葉ちゃん、すごくショック受けてる顔してるけど大丈夫?」
 俺は平静を装っていたと思うが。かのに見破られたのはショックだ。俺としたことが。
 かのの眉がピクっと動いた。
「あー!いまなんか失礼なこと考えたでしょ?」
 お前のその観察眼はいったいなんなんだ。
「何でわかるんだ・・・」
「むー」
 少しかのが不満顔になる。それにしても表情がころころと変わるやつだ。
「ごめんごめん。で、――――あのさ」
 俺がさっき聞けなかった生徒会長の名前について聞こうとしたとき、
「さ、ホームルーム始めるわよー」
 と先生が教室に入ってきてしまった。
「悪い、また後で」
 話を打ち切り、前を向く。かのも
「また後でねー」
 と百人男がいたらホモ以外みんな虜にしそうな笑顔で言った。
 俺もそれに魅了されかけたが、その笑顔をいつでも俺の自由にできるという余裕から、何とか耐え切った。

 ホームルームが終わり、今日は初日だということで早めに下校することになった。
 解散して、後は部活に行くなり、友人と遊ぶなり、自由にできる。
 俺はこの力でどこまでできるかとか、何をできるのかとかをゆっくり研究したいところだけど、研究する相手もいないので、おとなしく部屋でいろいろ調べることにしよう。
 と思いつつ、靴へと履き替えていると、後ろから、
「水葉ー、先生がまだ校内がわからないと思うから案内しろって」
 と、真菜が話しかけてきた。
 確かに、まだよく道がわからない。この学園を支配するには何がどこにあるかを知っておかないと。
「ああ、確かに。よろしく頼む」
「あれ?そういやかのは?」
 俺がそう聞くと、真菜は笑いながら
「いままで学園休みだったでしょ、あの子疲れたから部屋で寝たいって」
 と答えた。どうやらかのはぐうたらな性格のようだ。
「へぇ。けっこうぐうたらな性格なんだな」
「ぐうたらというか、のんきね。もうすぐテストもあるっていうのに」
 真菜が言う。
「そうなのか!俺も知らなかった」
「そのためにも教室の場所を覚えておかないとね〜。そういうことだから行きましょ」
 そう言って真菜は靴を履き替え歩き出した。
「おいおい、校舎の中じゃないのか?」
「この校舎はクラスしかないわよ、外に出なきゃ」
 と当然のように言われてしまった。なんなんだ、いったい。
「なんでそんなめんどくさい事しなくちゃなんないんだ」
 俺が不満をさらけ出しながら言うと、
「仕方がないでしょ、あんたのお母さんが決めたことなんだから」
 と、軽く言い返されてしまった。
「そういやそうだな」
 俺は納得して、一緒に歩き出した。


「あそこが運動場で――――」
 真菜の説明を聞きながら、俺はこれからのことについて考えていた。
 生徒会長がとても厳しそうなので、目をどうくぐっていくかが大切になるし、早めに生徒会長を落としたいのだが、名前がわからない。
 ちょっと真菜に聞いてみるか。
「なあ真菜――――」
「水葉!ちゃんと聞いてるの?」
 怒られてしまった。
「聞いてるって」
「じゃあ今私が説明したところ言ってみなさいよ」
「うっ・・・すいません・・」
 見破られてしまった。
「悪い、考え事してたんだ」
 俺が素直に白状すると、
「ふーん、どうせHなことなんでしょ」
 とそっぽを向いてしまった。どうやら怒らせてしまったようだ。
 そこで俺はあることに思いついた。俺はさっき試す人間がいないといって嘆いていたが今ここに一人いるではないか。
「なぁ真菜あれって何なんだ?」
 そう言ってそっぽを向いている真菜を振り向かせる。
 真菜も本気で怒っているわけではないらしく、何?と言って、俺の方を向いた。
 その瞬間を狙って俺は、
『先生から頼まれているから、俺の質問には何でも答え、自分の知っている範囲は何でも答える』
 と心で強く思い、真菜の顔の前に手を振り下ろす。
 真菜の顔を手が通り過ぎると、びっくりしている真菜の顔が、一瞬にして惚けた顔になり、それもまた一瞬でいつもの真菜のクールな表情へと戻った。
「なにするのよ、びっくりするじゃない」
 と言って、真菜は俺を軽く睨む。
「冗談だ」
 俺はそう言って、真菜に力が聞いているのかを確かめるため、少し聞きにくいことを聞いてみる。
「なぁ、部屋のことを教えてほしいから、真菜一人で部屋に来てくれないか?」
「いいわよ。ただ私を連れ込んで変なことしようって思ってるなら本気で怒るわよ」
 あっさり承諾された。まぁ変なことはしないさ。少し教えてもらうだけで。


 
 俺の部屋へ向かう間も真菜はいろいろと校舎の場所を教えてくれた。
 そのおかげで何がどこにあるかは大体分かったが、まるで俺の家の部屋の配置のように覚えやすかった。
 妙に寮の数が多い気もしたが。


 少し歩いてから、俺の寮の前に着いた。
「で、何が教えてほしいの?」
 そう言って俺の前を歩いていた真菜が振り向く。
「そういや、寮って学生しかいないのか?管理する人らしき人に会ってないんだが」
 これは素直な疑問だ。先生からあなたの部屋はここよ、と地図を渡されただけなので疑問だった。
「ああ、それはね、一つ一つの寮をその寮のみんなで管理してるのよ。まぁクラス別だから、私やかのも入ってるけど」
 と、答えた。そのあと、何かに気づいた表情になり、
「あなたそういえば私と同じ寮じゃない!」
 と言った。まぁそういえばそうだな。
 いったいなんでこう寮だけが多くて小さいのがいくつもあるのか疑問に思っていたのだがそういうことだったのか。
 疑問も一気に氷解したことだし、本題に移ろう。
「寮については分かったから、俺の部屋に来てよ」
 俺がそういうと、
「いいわよ、でもさっき言ったとおり何かしたらほんとに怒るわよ。で、あなたの部屋はどこ?」
 と言った。
「えっとな、ここだ」
 そう言って俺は部屋のドアを開ける。
「あれ、ここって私の――――――」
 真菜が何か言いかけたが、そのまま黙った。
「で、何を教えてほしいの?」
 部屋に入って俺がお茶を入れている間に、俺のベッドに座った真菜が聞いてきた。
「あのな、セックスってあるだろ――――」
 そのやり方を、と俺が続けようとしたが、それを割り込んで真菜が言った。
「なっ!そっそそそそんなの不純異性交遊よ!駄目よ!」
 やばい。この調子だと外に声が漏れる。俺は咄嗟に
『人の部屋の中ではあまり大声を出さないのが常識』
 とよくわからない命令を強く思いながら、手を振りかざした。
「なっ!何をするの・・・」
 と俺の手が顔を横切った瞬間すぐに声は小さくなった。
「あんまり大きな声を出したごめんなさい・・・」
 と、真菜は俺に対して申し訳なさそうに謝った。
「あんまり気にすんな。いきなりこんな質問をする俺も悪いんだ」
 と、俺も真菜を許すふりをして、真菜に聞く。
「で、あんまり人に話したくないことだから、ここに来て一番最初に知り合った真菜にしか話せないことなんだ。だから、真剣に聞いてほしい」
 俺の演技力を存分に使いながら真剣な顔を作る。
 真菜も、真剣に聞いてくれたから多分作れていただろう。
「セックスのやり方がわからないんだ。体を使って教えてくれないか」
 体を使って、というところを強調して言うと、真菜は少し迷い、
「これは、不純異性交遊にならないよね・・・?」
 と不安げになった。
「大丈夫だって。ただ教えてもらうだけだし。それに、真菜も先生から頼まれてるんだろ」
 と言った。
「いや、ほんとは頼まれてないんだけど・・・」
 なんだって?もしかして真菜は俺のためを思って一人でやってくれたのか?
「そうなのか!いやぁありがとう」
 と言いつつ、俺は内心とてつもなく焦っていた。
 なぜかというと、先生に頼まれたからという理 由で命令したのに、それでは命令の意味がないかもしれないからだ。
 どうする?もう一度かけなおすか?俺が迷っていると、真菜が口を開いた。
「まぁでも、水葉が教えてっていうなら教えてあげるよ」
 顔を真っ赤にして言う。俺が思っていた以上に力はけっこう万能なようで、たとえ相手を納得させる理由がなくとも、命令を伝えることができるようだ。
「最初は何をすればいいの?」
 俺がそう言うと、真菜が
「私もよくわからないけど、まず服を脱ぐのよ」
 と言って、ゆっくりと制服を脱ぎだした。
「ほら、あなたも脱いで」
 俺が脱ぐ仕草にみとれていると、
「知らないから仕方ないとは思うけど、あなたも脱ぐのよ」
 と言われてしまった。いや、知ってるんだけど。
「あっそうなのか、悪いな」
 俺はゆっくりと脱ぐふりをしながら、真菜の体を凝視する。
 真菜はまず下半身から脱いでいった。プリーツスカートが真菜の腰から落ちて、なにも飾りつけはなく、ただ水玉模様が入ったシンプルなショーツがあらわになる。
 俺は恥ずかしながら女性経験がなかったので、もうそれだけで俺のものは勃起をしてしまった。
 真菜はスカートを脱いだ後、上着に手をかけた。脱ぐと、ブラジャーが見えた。柄はショーツと同じ水玉で、上下そろっている。
 俺も二回も怒られては困るので、ズボンに手をかけた。・・・・・・・・つもりだったのだが、真菜がショーツを脱ごうとしていたので、動きを止めてしまった。
「ねぇ・・・ちょっとあっちむいてて・・・」
 真菜が俺と目を合わせずに言う。
「・・・ああ」
 言われてしまったので俺は後ろを向く。
 ほんとは知りたいやら何やら言って、見ることができたのかもしれないが不思議とそういう気にはならなかった。
「もう、こっちむいていいよ」
 消えそうな声で言われ、俺はゆっくりと真菜のほうへ体を戻した。
 そこには布団で下半身を隠した真菜の姿があった。
「あなたぜんぜん脱いでないじゃないの、私にも見せてよ」
 怒られてしまった。俺が真菜と同じところまでいかないと真菜は脱ぐ気はないらしいので、俺も先ほど止めていたズボンを脱ぐ作業を再開させる。
 俺がズボンを脱ぎ終わり、パンツが露出すると、
「あなたのそれ、すごくたってない・・?」
 と、真っ赤な顔の真菜に指摘される。
「よくわからないからな」
 とよくわからない返答をして、俺は上着を脱ぎ、パンツに手をかける。
 真菜の視線が俺の股間へ と集中してとても恥ずかしい。恥ずかしさを我慢しながら脱ぎ終わると真菜が、
「えっと、今度は私のブラジャーを外して・・・」
 と言った。多分漫画か何かで得た知識だろう。学園内で漫画が読めるかどうかは知らないが。
「どうやって外せばいいんだ?」
 これは素直な疑問だ。女はよくこんな複雑なものを身につけていられると思う。
「えっとね・・・そこにホックがあるでしょ?それを外すだけよ」
 と言って真菜は俺に背を向ける。
 なるほど、これを外せばいいのか。俺はたいした苦労もせずホックを外すことができた。
 背中を向けているので、真菜のおっぱいは見えないが服越しで見たときは平均よりは小さめだったような気がする。
「こっち向いてくれないか?あと布団から出て」
「―――うん」
 ゆっくりと真菜がこちらを向き、布団から体を出す。
 俺のちんこはもうそれだけで射精寸前だった。
 おっぱいは小さめかとおもったがそうでもなく、とてもいい形をしていて、乳首がつんと上を向いている。無駄な贅肉がなく、すらっとしていて、すべすべしていそうだ。
「えっとね、まず私のおっぱいや、あの・・・・・アソコを舐めて私のここを濡らすの」
 ずいぶんと偏っている知識だ。他にもいろいろあるだろうに。
 と思いつつ、俺は何も知らない設定だし、自分からやりだそうと思っていたことなので、それに便乗させてもらう。
「こうすればいいのか?」
 と言いつつ、俺は真菜のおっぱいを舐める。俺も初めてなのでよく分からないが、乳首を重視して攻める。
「・・・っん・んぅ・・・」
 真菜も息をだんだん荒げてきている。ちゃんと感じているようだ。
 少し、下のほうにも手を伸ばしてみる。
「え・・何を・・・・・ぅあ!」
 すこし大きな声を出したあとに、真菜はしまったと言う顔をして、自分の口を自分の手で塞いだ。
 多分大きな声を出してはいけないという命令が効いてるんだろう。
「いや、手でやってもいいかなと思ってさ」
 なんとか理由を作って、攻める。
 もうすでに下は濡れてきていた。
「・・・っくぅ・・・んん!!!」
 俺がおっぱいを舐めて、真菜のアソコをいじり続けていると、軽く真菜の体がピクッと痙攣して、
 少し大きな声が出た。
「どうした?」
 俺が知ってて問いかけてるとは知らずに、真菜が答える。
「・・・・・イクっていうの・・・快感が高まったときにおこるのよ・・・・」
 と荒い息で答えてくれた。
「・・・もういいかな・・・・」
 真菜はそう言って俺をおっぱいから離した。
 軽く悪戯してやろうか。
 俺は口を離すふりをして、真菜の乳首を軽く甘噛みした。
「んっひゃあああ!!」
 また軽く真菜の体がピクッと動いた。またイッたようだ。
「・・・・はぁはぁ・・・・何すんのよ・・」
 軽く真菜に睨まれたが、俺がすまん。と一言謝ると真菜は仕方ないわねと言う顔をして、次に進めた。
「・・・えっとね、ここにあなたのそれを入れるのよ」
 そう言って真菜はゆっくりと足を開いた。M字開脚をする格好になっている。
「そこって名前はなんて言うんだ?」
 俺が口の端が上がるのを抑えつつ言うと、、
「・・・・・・・・・まんこっていうのよ」
 長い沈黙があった後、真っ赤な顔で答えてくれた。
「じゃぁまんこにいれればいいんだな?」
 俺はゆっくりと真菜に近づいて、ちんこをいれていく。
 入れる途中で避妊をしていないことに気づいたが、大丈夫だろう。
「んっっっくぅ・・ぅあ・」
 真菜も始めてだったらしく、俺が入れると少し顔をゆがめた。
「大丈夫か?」
 俺が聞くと、真菜は首を縦にゆっくりと振った。
 さすがに聞きすぎるのも悪いと思い、俺はゆっくりと動き出した。
「こうやって動けばいいんだよな・・?」
 と言いつつ、真菜の顔を見る。少し痛そうだ。
「・・あっ・・あっ・・んああ!・・」
 でも声を聞く限り感じているようにも聞こえる、顔もだんだんと苦しそうな顔から、気持ちよくて苦しい顔に(見分けは付かないが)なってきている気がする。
「大丈夫か?」
「んっんっ・・・あっ!・・その調子で動いてっ・・!・」
 感じてきているようだ。俺のほうもだんだんと、絶頂に近づいていく。
 できるだけ強く動く。初めてのはずなのにとても気持ちよく動け、中が心地よい。これが俗に言う『名器』というやつなのだろうか。
 俺ができるだけ強く速く動いていると、真菜のクールな顔が崩れ、
「・・・らっ・・・らめらよぅ!みぅは・・・わらひもうらめぇ!」
 もうろれつがまわらないほど感じているようで確実に絶頂に近づいていっているはずだ。初めてのはずなのにこんなに感じるなんて、感度がとてもいいようだ。
「俺もっ・出るっ・・・!・」
 その瞬間に、二人同時に絶頂した。
 もう手で口を塞ぐ力すらないようでもう外に聞こえてるかもしれない声になっている。
「ひぅぁぁぁぁあああああぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁあああああぁぁ!!!!」
 という悲鳴にも似た声を出してイった。
 俺も外に出すつもりだったが、その力は残ってなく真菜の締め付けが激しくて中で気持ちよく射精してしまった。やっちまった。
 俺は息を荒げたままちんこを抜いて無言で真菜を見つめた。
 目を虚ろにあけてはいるがどうやら真菜は失神しているようだ。
 M字に足を開けたまま汗が光る胸がゆっくりと上下している。泣き顔のような顔をして顔は少々ひどいことになっている。
 それでも美少女なのは言うまでもない。
 冷静になり、少し焦りが出てきた。どうしよう。中だししてしまったし、声も大きく出してしまった。
 ばれてないかな・・・
 俺は急いで服を着て廊下にに出て隣の様子を伺う。
 外は案外眠ったように静かで運動場のほうから部活動の(多分サッカー部だ)声が聞こえる。
 俺の部屋の両隣からは何も反応はない。
「大丈夫だよな・・・・」
 俺は一人つぶやき、ドアをゆっくりと閉める。
 真菜はまだ失神しているようで、口からたれているよだれと真菜のまんこから溢れている精液が 俺に興奮を促す。
 もう一回やっている時間はなく、そろそろ起こさねばと思い、真菜の体を優しくゆする。
「お〜い、起きろ〜」
 ゆさゆさとゆすって胸を揉んでいるうちに、真菜の目に光が戻ってきた。
 その光が光ったと思うと、真菜はすごい勢いで体を起こした。
「っこっこかは!どこ?」
 まだろれつが戻っていない。俺は少し苦笑しながら言った。
「俺の部屋だよ。お前にセックスのやり方を教えてもらったらお前が失神したんだ」
「えっ?確かにそうだった気が・・・」
「おいおい、忘れるなよ」
「っあ!あ〜あ〜あ〜。思い出した思い出した。で、何か他に聞きたい事はない?」
 と、いつものクールな表情へと戻った。まあ重要なことを忘れているわけだが。
「お前、服着ろよ」
 俺があきれて言うと、
「え?ひゃああ!ちょっとあっち向いてなさい!」
 と顔を真っ赤にして布団の中に入ってしまった。
「分かった分かった。お茶を入れなおすからその間に着替えて」
 そう言って俺が台所のほうへ向かうと、背後でごそごそと着替える音がした。
「うい、お茶。熱いぞ」
 俺が緑茶を差し出すと、制服姿の真菜はゆっくりと受け取り、ふーふーして一口飲んだ。
「あちっ、これ熱くない?」
「だから熱いと言っただろう」
 俺は熱いのが好きなんだ。
 真菜はどうにか冷やす方法はないかと周囲を見回した後、無理だと判断したようで湯のみをそばにあったテーブルに置いた。
「もう聞きたい事はない?できるだけ答えるけど」
「多分もうない。知りたいことはたくさんあるが、それは気が向いたら聞くよ」
「そう。それはよかったわ」
 そう言って真菜はやさしく微笑んだ。
「そういえば真菜はどこの部屋なんだ?」
「さっきはあえて言わなかったけど、この部屋の隣よ。ちなみにかのもあなたの隣。」
「なんだって!じゃあかのはすぐそばで寝てるってのか」
 世界って狭いんだな。俺は哲学者のような気持ちになりながら思う。
 じゃああのときあまり声を気にしなくても、かのは寝てるし隣はいないしで大丈夫だったんだな。
「焦って損した」
 俺のあせったという言葉を聞いて真菜は優しく言う。
「そうね、水葉私にしか話せないって言ってたしね」
 焦った理由は違うけど。
「そういえば、夜ご飯とかはどうしてるんだ?夜みんなで集まって食べるのか?」
 先生からそういう話を一度も聞いていない。
「学校が終わったら本当に自由なのよ。つまり、夜ご飯も自由に作れってこと」
「食材はどうするんだ」
 当然の疑問だ。
「マートのこと説明しなかったっけ?そこで好きに買えるのよ。大抵何でも」
「生徒の自主性を育てるってわけか」
 ただ単に学食やらを作るのがめんどくさいということもありそうだが。
「そうね。」
「その食材を買う金ってのはいったいどこからもらうんだ?」
「月の初めに貰うのよ。あなたは遺産があるんじゃないかしら?でもあなたの冷蔵庫今空っぽでしょ、今日は私が作ってあげる。多分水葉は明日貰うんじゃないかな」
 それはありがたい。育ち盛りの俺にとって一食を抜くことは死の宣告に等しい。
「ありがとう、いやこれはほんとにありがとう」
 心を込めて言うと、
「今日はかのも一緒に来て歓迎会するだけだから、礼ならかのに言って」
 と、そっけなく返されてしまった。
「じゃぁ料理の準備とかしなきゃいけないからもう部屋に戻るね、続きはまた夜に」
 と言って、席を立った。
「ああ、いろいろ教えてくれてありがとな。楽しい学園生活が送れそうだよ。じゃ、夜に」
「ええ、またね」
 そう言って真菜は俺の部屋のドアを閉めた。
 そのあとまたドアをあける音がしたのは言うまでもない。

 
 


 

 

戻る