○○なあたし

第3話 澄んだヒトミに映るもの


 

 

3の5 アヤシイ・パジャマ・パーティー(後編)


「おまたせー」
 そういって最後に部屋に入った流は、なにやらポーチを手にしていた。



 結局、仁美はお風呂から出た後、流に催眠をかけてもらいたいって言った。
 あたしの話で決心してくれたようだ。うれしい。
 ただ、流と美智はまだお風呂に入っていなかったから、催眠は二人がお風呂に入ってから、ということになって。
 結局1時間以上経って(流は髪が長いからお風呂に入るのも大変なのだ)、寝室代わりの和室に4人が集合したってわけ。


「じゃーはじめるよー」
 そう言って布団に座った流は、ピンクのキャミソールと、同じくピンクのパジャマ用ズボン。
「うん……」
 対して、こくんとうなずいた仁美は、上下とも黄色い花柄のパジャマだ。とってもよく似合っている。
「まったく、回りくどいわねえ」
 とめんどくさそうにグチってるのは言うまでもなく美智。で、美智は紺のネグリジェ一枚。
 ……乳首は完全に透けてるし、下もショーツ「らしきもの」が見えるくらいだ。さすがというか何というか。
 あ、ちなみにあたしは白のTシャツにグリーンチェックのパジャマズボンだ。
 ……あ、どーも流と美智が薄着だと思ったら、エアコン効いてるわこの部屋。
「えーとー、そーだなー、美智ちゃんー、後ろから仁美ちゃん抱えてくれるー?」
「わかったわよ。……んしょ」
「仁美ちゃんー、美智ちゃんのひざに乗っちゃってー」
「あ、うん……いい?」
「どーぞ」
 座るときにも美智に気を遣う仁美。そんなに気を遣って疲れないんだろうか。
「あははー、仁美ちゃんそんな緊張しなくていーよー
 りらーっくす」
 そう言いながら、流はポーチを開けて何かを取り出す。
 あ。
「仁美ちゃんー、これ見てー」
 流が手に持ってるのはペンライトだ。
 あたしも覚えてる。あれは最初に催眠に落とすときに使う小道具。
「このペンライトの光、よーく見ててねー」
 流がゆらゆらとライトを動かす。
「ほーら、ゆらゆら動くよー。目が疲れてくるけど、頑張って見てねー」
 ペンライトを揺らしながら、流はだんだん仁美に近づいていく。
「光がゆれーる、ゆれるよー……
 んー、ちょっと目が疲れてきたかなー?」
 こくん。うなずく仁美。
「ほーら、でも光から目が離せないー……
 だんだん目がしぱしぱしてくるー……
 だんだんまぶたが重くなってくるー……
 まぶたが重くなるー……
 辛いねー……目ー閉じていーよー……」
 激しく瞬きしていた仁美の目が、ふっと閉じる。
 それに合わせて、美智が仁美の身体をゆっくりと左右に揺らす。
「ほらー目を閉じるとー、だんだん気持ちよくなってー、力が抜けてくるー……
 頭から力が抜けてくー……
 肩からも抜けてくー……
 腕からもー……
 力入らないねー後ろに身体預けていーよー……」
 うわ、すごい。
 端から見てても、仁美の身体から力が抜けていくのが分かる。
 もうほとんど首から力が抜けて、今にも倒れそう。
 その仁美に、流はさらに顔を近づける。
「ほらーもう全然力はいんないねー……
 今から三つ数えるよー
 三つ数えたら私がおでこにキスするよー
 キスしたら仁美ちゃんはー、身体から完全に力が抜けてー、ふかーい眠りに落ちますー
 いーちー、にーいー、さーん」
 ちゅっ
 かくん。
 流の唇が仁美の額に触れたとたん、仁美は完全に落ちた。

 うーん、なんか、ゾクゾクするぞ。
 何でかと思ったら、そうか、あたしの仲間が今日から一人増えるのだ。
 催眠のイケニエ……になるのかな?
 ……可哀想というべきなんだろうか。
 ……いや待て、可哀想だと思えないあたしの脳ミソの方がまずいような……

「ほーらー、もっとふかーく落ちてくよー
 もぉっと、もぉっとふかーくー……
 もうなーんにもわかんないよー……
 でもすごーくきもちいー……」
 間延びしつつも結構力強い普段の声とは違って、ささやくような、とろけるような流の声色。
 うーむ……こんな声であたしは催眠に落とされたのか。確かに引き込まれる感じがする。
「もーっとふかーくふかーくー……
 今から十数えるとー、仁美ちゃんの心の一番底まで落ちてくよー
 いーちー……」
 流がゆっくり数を数えて、
「……じゅぅー。
 ほーら着いたー……」
 ふぅ、と流は息をついて、
「今仁美ちゃんがいるのはー、仁美ちゃんの心の中ですー……
 ここはー、仁美ちゃんの心の中だからー、仁美ちゃんの言葉はー、だーれにも聞かれませんー……
 だからー、安心してくださいー……
 ほーらー、心の中だからー、すごーくきもちいー……」
 そう言った流が不意に、あたしの方を向く。
 にこっと笑って、手招きする。
 何? と思いながらも、あたしはそれに従う。
「今からー、仁美ちゃんはー、みんなのいる世界とー、仁美ちゃんの心の世界を行ったり来たりしますー……
 私が手を叩くとー、仁美ちゃんは頭がはっきりとしてー、スッキリ目を覚ますことができますー。
 だけどー、誰かが仁美ちゃんのおでこにキスするとー、仁美ちゃんはー、今仁美ちゃんがいる心の世界にー、すとーんと落っこちちゃいますー。
 でもー、仁美ちゃんはー、心の世界に行くのは気持ちいいからー、誰がキスしようとしてもー、抵抗しようとは思いませんー……
 いきますよー……」
 ぱちん。
 流が手を叩くと、ふっと、仁美が目を開ける。
「おはよー」
 流がそう声をかけると、仁美は目をぱちくりさせる。
 きょろきょろ。
 仁美は目だけを動かして、周りを見回す。
「どうー? 仁美ちゃん、どうされたか覚えてるー?」
「え、あ……えーと……
 確か、ペンライトを見つめてて、そしたら目が疲れてきて、だんだんボーっとして」
「うん、そうだよねー。
 で、こーするとー」
 ちゅっ
 がくん。
「わっ」
 これはあたしの声。
 普段通りにしゃべっていた仁美が、流にキスされていきなり気を失う。
「ほーらー、ふかーい、ふかいよー……」
 流が仁美の耳元でそうささやく。
 ぱちん。
 流が手を叩くと、仁美はすぐにこっちに「戻ってくる」。
「どうー? 何されてるか分かるー?」
「え……あれ、何してたんだっけ……」
 ちゅっ
 がくん。
 ちょっと顔をしかめた仁美から、一瞬にして力が失われる。
「こうするとねー、仁美ちゃんはどんどん催眠に落ちやすくなるんだよー」
 不意にあたしの方を向いて、流はそんな説明をする。
「今度は都ちゃんー、やってみてー
 私が仁美ちゃんを起こすからー、何か一言声をかけてからー、おでこにキスしてみてー」
 そう言って流はあたしを仁美の前に座らせ、
 ぱちん。
「ん……あ……」
「あ、……えーと、おはよう」
「え……小田島さん……あれ……」
 仁美は目を動かして、一瞬流の姿を捉え、すぐにあたしの方に目を向ける。 ……えーと、いいのかな?
 ちょっととまどいながら、あたしは仁美に顔を近づけて、
 ちゅっ。
 がくん。
「ぅわっ」
 すごい。本当に落ちた。
「都ちゃんもねー、最初はこんな風にしてー、催眠に落ちやすくしたんだよー
 覚えてないかもだけどー」
 ……うーむ、確かに記憶がない。
 流は一瞬考え込んだあたしをどかして、仁美の目の前に座り直す。
「仁美ちゃんー、今あなたはー、仁美ちゃんの心の奥ふかーくにいますー。
 ここではー、仁美ちゃんの言葉は誰にも聞こえないからー、正直に質問に答えてくださいねー……
 正直にこたえるとー、とーっても気持ちよくなりますよー……」
 一拍おいて、
「仁美ちゃんー、あなたの目の前を見てくださいー。
 そこには誰か人が立ってますねー……
 誰でしょうー……」
 また一拍おいて、
「あー、どうやら桜井くんだねー。
 桜井くんがこっち見てるよー……」
 流はちょっと考えるような仕草をして、
「仁美ちゃんー、あなたは目の前にいる桜井くんがー、好きですかー?」

「……………………すき……」

 自由にならない身体をむち打つようにして、仁美が答える。
「はいー、仁美ちゃんはー、桜井くんが好きですねー。
 仁美ちゃんはー、桜井くんに抱きしめられるのー、好きですかー?」

「………………すき……」

「はいー、抱きしめられるのー、好きですねー。
 桜井くんにー、キスされるのはー、好きですかー?」

「…………すき……」

「はいー、キスされるのー、好きですねー。
 ほらー、目の前の桜井くんがー、キスしようとあなたに近づいてきますー。
 桜井くんとキスするとー、気持ちいいですよー
 桜井くんの唇がー、仁美ちゃんに近づいてー……」
 そう言って、流は仁美の唇に人差し指を当てる。
「ほらー、桜井くんとキスしてるー……
 とぉーっても、気持ちいいよー……」
 そう言われた仁美の顔には、力は入っていないけれど、なんだか嬉しそうだ。

「仁美ちゃんー」
 唇から手を離した流は続ける。
「今仁美ちゃんはー、今日のお昼に着ていた普段着を着ていますー……
 どんな格好だったかなー?
 ……そう、上はセーターとブラウスでー、下はロングスカートだったねー……」
 ……何をさせる気だ?
「仁美ちゃんー……
 だんだん部屋が暑くなってきましたー……
 ちょっと服脱ぎたいよねー……
 目の前に桜井くんがいるけどー……
 仁美ちゃんはー、どこまで脱げるかなー……」
 なるほど。どこまでなら見られてもいいか確かめたいわけだな。
「まずー、一番上のセーターだよー……
 これ、脱いでもいいかなー?」

「…………うん……」

「んー、じゃーほらー、セーターは脱いじゃおー。
 ……ほーら、もう脱いじゃったよー」
 ……どう考えても今の間隔じゃ脱ぐ時間はなかったけど、脱いだことになってるんだろう。
「んー、でもー、まだ暑いねー、もっと脱ぎたいよねー。
 ブラウスの下は白の肌着だったよねー。
 桜井くんがいるけどー、ブラウス脱いでもいいかなー?」

「…………うん……」

 あら。
 あたしが思っていたよりあっさり、仁美はゴーサインを出した。
「じゃー、ブラウスも脱ぐよー
 ……ほーらー、もう脱いだー」
 早いってば。
「でもー、まだ暑いー、暑いよー、もっと脱ぎたいー。
 肌着もだんだん脱ぎたくなってきたー。
 肌着の下はー、……どうだよねー、白のブラジャーだったねー……
 目の前にはー、『恋人の』桜井くんがいるよー……
 どうするー? 肌着、脱いでもいいかなー?」

「…………………………………うん……」

 お。
 かなり迷ったみたいだけど、仁美は肌着を脱いだ。

「あー、桜井くんにブラ見えてるねー。
 でもー、桜井くんはー、恋人のブラジャー見られて嬉しそうだよー」
 そう言うと、仁美の顔が少しだけほころぶ。
「でもー、もーっともーっと部屋が暑くなってきたよー
 だめだー、まだ脱ぎたいー……
 今度はー……そうだねー、スカートだねー……
 スカートの下はー、真っ白なパンツだったー」
 ちょっと待て、何で流は仁美の下着の色を知ってるんだ?
 見たのか?
「目の前には恋人の桜井くんがいるよー……
 スカート脱いじゃおうかー?」

「……………………………………………………」

「脱いだらー、桜井くんよろこぶよー」

「………ぬぐ……」

 おお。
 ついに仁美は、桜井君の前で下着姿になった。

「あー、でもー、部屋はどんどん暑くなるー
 だめだー、体中が汗でべとべとするねー
 もっと脱ぎたいねー」
 まだ脱がすのか……
 仁美は、どこまで脱ぐんだろう……
 なんか、ドキドキする……
「次はー、ブラだよねー。
 ブラを取ったらー、桜井くんにー、おっぱいを見られちゃいますー。
 でもー、暑くてしょうがないー。
 どうしようかー、脱いじゃおうかー?」

「……………………………………………………」

「桜井くん、仁美ちゃんが脱いだらー、きっとよろこぶねー……」

「……………………………………………………」

「広毅くんはー、仁美ちゃんに変なことはしないよー……
 仁美ちゃんをー、守ってくれるよー……」

「……………………………………ぬ……ぐ…」

 うわぁ。
 ついに、仁美は広毅くんの前でショーツ一枚になった。


「仁美ちゃんー、広毅くんは仁美ちゃんのおっぱいが見られて、とっても嬉しそうだよー」
 そう言われた仁美の顔は、催眠に落ちているはずなのに、少し赤くなっていた。



「はーいー、一回戻ってくるよー」
 ぱちん。
 流が手を叩くと、仁美の身体に力が戻ってくる。

 結局、ショーツ一枚にするところまではできたけど、そのショーツを「脱がす」ことはできなかった。仁美が抵抗したからだ。
 数十秒くらい粘ったんだけれど、あんまり無理をさせると催眠自体が失敗してしまうらしい。流は早めに切り上げた。

「んあ……」
「仁美ちゃんー、大丈夫ー?」
「え……うん……大丈夫」
「仁美、気持ちよかった?」
 この質問はあたしだ。ちょっと聞いてみたい。
「あ、……うん、なんか、すごくスッキリしてる」
「ずーいぶん気持ちよさそーにしてたわよー
 あんたも催眠に向いてるわね」
 ちゃちゃ入れたのは美智。
「あははー。仁美ちゃんもかかりやすくて助かったよー。
 じゃー仁美ちゃんー」
 ちょっとだけ、流の声が真剣になる。
「これから本番だよー。
 ちょっとエッチな催眠になるけどー、大丈夫ねー?」
「あ……うん、大丈夫……だと、思う」
「もしー、ものすごくイヤだったらー、本気で抵抗するんだよー。
 そうすればー、すぐ戻ってこられるからねー」
「うん……わかった」
「じゃー……仁美ちゃんー、いってらっしゃーい……」
 ちゅっ
 がくぅっ。
 流が額にキスすると、仁美は再び催眠の世界に旅立っていった。



「ふかーくー、ふかーく落ちてくよー」
 流が言葉で誘導し、美智が仁美の身体を揺らす。
 仁美は首の力を完全に失い、美智の顎あたりに頭を預けている。
 ……うーむ、こう見ると美智ってずいぶん大きいなあ。
 そんなあたしの横で、
「今ー、仁美ちゃんは深い催眠状態になっていますー。
 催眠状態だからー、私の言っていることはー、全部本当になっちゃいますよー」
 一拍おいて、
「仁美ちゃんー、仁美ちゃんはー、周りの人に流されやすくなりますー。
 私・流とー、美智ちゃんー、そして都ちゃんの三人が言うことはー、仁美ちゃんにとっても全部本当のことー。
 周りの三人が同じことを言ったりー、またはやってるときはー、同じことを考えちゃうしー、同じことをしちゃいますー」
 うん、これは最初っから打ち合わせてあった催眠だ。
「今から三つ数えてー、あたしが手を叩くとー、仁美ちゃんはスッキリと目が覚めますー。
 でもー、仁美ちゃんはー、私かー、都ちゃんー、あるいは桜井くんにー、『仁美はマリオネット』って言われるとー、今の気持ちいい状態にすぐに戻りますー。
 いくよー、いーちー、にーいー、さーんっ!」
 ぱんっ!


「えーとねー、美智ちゃんはあたしの隣ー。
 でー、仁美ちゃんはここー。都ちゃんは仁美ちゃんの隣ねー」
 そう指示されているのは、布団の位置。
 仁美が催眠状態から帰ってきた後に流が言い出したのは、布団を敷くことだった。
 確かに、下手に座布団とかを出すより、そっちの方がくつろぎやすい。
 部屋が八畳の和室だったので、布団の並べ方は2×2になった。あたしの隣が仁美、目の前が美智。
「よいしょっとー」
 一番最後に、流が押し入れから枕を4つ放り出し、あたし達が並べて完了だ。
「んー、これでよしー」
 そう言って流は自分の布団の場所に座ると、
「あれー、なんか、ちょっと暑くないー?」
 唐突にそんなことを言いだして、手でぱたぱたと扇ぎ始める。
 ん、そうかな? と思っていると、
「あー、確かに暑いわねー」
 と、美智が同調する。
 あれっ、と思っていると、流があたしに目で合図する。
 あ、なるほど。
 仁美の方を見て、これは仁美に何かさせるためだ、と悟る。
 だから、
「んー、確かに暑いなぁ」
 と言って、あたしも自分を扇ぐ。
 すると、
「あ……確かに……」
 首をひねっていた仁美が、急に暑がり出す。
 成功だ。
「そうだよー、やっぱりちょっと暑いよー……
 あー、しまったー、エアコンのリモコン向こうの部屋だー」
 なーんとなくわざとらしいけど、流はリモコンをどこか他の部屋に忘れたらしい。
 わざとらしいってか、わざとか。
 ところが、その流は突然、
「いいやー、えいっ」
 と、キャミソールを脱ぎ始めた。
「ちょっ……!」
 思わず声が出たのは、あたし。
 でも、止める間もなく、流はピンクのキャミソールをまくり上げる。
 今あたし達が着ているのは寝間着だから、ブラの類はつけていない。だから、目の前に見えるのは、
「あー、すずしー」
 スイカのような、大きな胸。
 ぽかんとするあたしと仁美を後目に、そんなことを言う。
 流れの胸は確かEカップで、とっても大きいんだけど、つんと尖っていて、とってもいい形をしている。くびれたウエストとあんまり高くない背、すべすべした肌と相まって、とってもキレイだ。
 そんな関係のないことを考えていると、
「あたしも、暑いから脱ぐわ」
 と言って、ネグリジェを脱ぎ出す美智。あっさりショーツ「らしきもの」一枚を着るだけになる。
 うーむ……美智のも大きい……Dくらいかな……背が大きくてこの胸だと、やっぱりお姉様キャラだよなあ……
 だんだん現実逃避しつつあるあたしに向かって、
「都ちゃんもー、暑くないー?」
 と。
 ふと見ると、流がこっちを見ている。
 え、あ。そ、そういうことか……
 つまりは、この流れで仁美の上を脱がせようと……
 でも……
 うーん……恥ずかしい……
 と思って、仁美を見る。
 仁美はまだ、状況が飲み込めていないようで、ぽかんとしている。

 ……でも、仁美のため。

 一瞬で、覚悟を決める。
「うーん、あたしも暑いや」
 Tシャツに手をかける。
 恥ずかしいのを我慢して、ぐいっとまくり上げると、あたしのおなかが外気に触れて、少し涼しくなる。
 そのまま腕を引き抜くと……
 ……恥ずかしい……
 あたしまで上半身ヌードになってしまった。
 と、
「あれ、小田島さん、そのペンダント……」
 仁美が、星のペンダントを指さす。
 どうやら、今初めて気づいたらしい。
「ん、あ、これ? 涼からのプレゼント。かわいいでしょ」
「へー」
「涼は三日月のペンダントしてるんだよ」
「なーにあんた、ノロケ?」
「ちょっ! 別にそんなつもりじゃぁっ!」
 美智のチャチャに思わず赤くなるあたし。
 すると、
「仁美ちゃんー、仁美ちゃんも脱いだらー?」
「あ、うん」
 流の勧めに、仁美はあっさりうなずいて、ゆっくりとパジャマをまくり上げる。
 すぐに、仁美の胸もあらわになった。
 ……うわ、なに、これ……
 改めて見ると、異様な光景。
 女の子が4人、布団の上で、セミヌードって……

 でも、流は
「うーん、まだ暑いやー」
 と、

 ……ズボンまで脱ぎだして、ピンクのショーツ一枚になってしまった。
「都ちゃんもー」
 急かされて……

 えーい! なるようになれっ!

 と、あたしもズボンを降ろして、オレンジ色のショーツをあらわにする。

 そして、それに続いて仁美が、
「んしょっ」
 ……何の疑問も持っていない様子で、白いショーツ一枚になる。


 異常だ……
 どう見ても異常だ。
 女の子4人が、4人ともショーツ一枚で、
「涼しくなったねー」
 と言い合っている。

 あたしも一応付き合ってはいるけど、これは恥ずかしくてしょうがない。 部屋に他の人がいるのに胸を見せたまんまなんてのは、もちろん更衣室とか、涼とするときはそういうことあるけど、どう考えも今の状況は異常だった。
 でも、流も美智も仁美も、何事もないかのように雑談している。
 流は、しゃべりと一緒に手を動かすから、それに合わせて大きな胸がぷるんぷるん揺れる。
 美智は時々首を振って(体操か何か?)、そのときに胸がたわむ。
 仁美は、胸は揺れないけど、……その、横から見てると何とも言えないアングルで……いや、だから、そんなケはないってば。
 何でこうなっているのは分かってるから、あたしもなんとか平静を装って会話に参加していたけど……

 その空気を壊したのは、またもや流だった。

「あれー、もう10時だねー」
 見上げると、確かに時計の短い針は10を指していた。
「あー、ずいぶん話し込んだわね」
 ってことは、えーと確か、かれこれ1時間もくっちゃべってたわけか。
 ……自分で言うのも何だけど、女の子って怖い。しゃべり出すと止まらない。

「10時になったら、おっぱいのマッサージの時間だよー」

 …………は?
 余計なことを考えていたら、なんかよく分からない流れの声が飛んできた。
 なんですと? マッサージ? どこを?
 話を飲み込めないでいると、
「都ちゃんー、毎日夜10時くらいにおっぱいをマッサージすると、おっぱいが大きくなりやすいってテレビでやってたじゃないー」
 な、なんじゃそりゃあ。
 仁美を引っかけるにしても、また無茶なことを……
 でも、
「そうよ、都、忘れちゃったの?」
 と、美智が同調する。何となく棒読みだけど。
 ふと仁美の方を見ると……
「ほんとなの?」
 と、あたしに聞いてくる。
 退いてると思ったら、どっちかというと期待しているような目で。
 そうか、そんなに胸の大きさが気になるか。いや、気持ちは分かるけど。あたしもつい最近までそうだったし。
「うん、そういえばそんなこと言ってたような……」
 そんな仁美を目の前に、否定するわけにはいかなかった。


「最初はこうやってねー、おっぱいを外からなでていくのー」
 流は自分の胸を下から持ち上げるようにして、さわさわと手を動かす。
 それを見習って、仁美も胸の下側に手を当てる。
「こーゆー風に、おっぱいを下から覆ってー。
 柔らかーく揉むんだよー」
 下から持ち上げた胸を、流は優しく包み込んで、なでるように揉み始める。
 仁美は真剣にその様子を見て、胸をなで上げる。
 一応、あたしと美智も付き合う。

 ……いや、まあ、胸が大きくなるに越したことないし……。

 しばらく4人で胸を揉んでいると(これもまた異様な光景だなあ)、
「仁美ちゃんー、好きな人のこと考えながら揉むといいよー」
「え……うん」
 素直にうなずいて、ほっぺたを少し赤くする仁美。
 律儀に桜井君のことを考えてるんだろうなあ。
 そんなあたしも涼のこと考えてみる。

 もみもみ。
 もみもみ。
 もみもみ。

 …………ぞく……

 ……あれ?
 なんか、今ちょっと変な感じが……

「仁美ちゃんー、たまに乳首もいじってごらんー?」
「え?」
「ほらー、こうやってー……」
 そう言うと流は、
「んっ……」
 乳首を軽くつまんで、こりこりする。
「全体的にいじらないと、形がおかしくなっちゃうからねー」
「えっ……」
 ところが仁美は、何か迷っている様子で、流が言うようには手が動かない。
「ねー、美智ちゃんもー都ちゃんもー、一緒にー」
 すかさず流はあたし達に指示を飛ばす。
 はいはい、分かりましたよ……
 そう思って、乳首を
「……ぁ……」
 ……つまむと、身体がぴくっ、とする。
「……はぁっ……」
 美智の方からも、吐息。

 ……今更気づいたけど、これって……

 あたし達の動きを見た仁美は、今度はあっさりと乳首をつまむ。
「……ん……」
 ……今、声が出たような、出てないような。
「どんな感じー?」
「……うーん、なんか、ちょっと変な感じ……」
「大丈夫ー。
 これはちょっと変な感じする方がー、効果あるんだよー」
「ふーん……」
 流の説明に半信半疑の仁美。でも、
「ねー」
「……うん」
「そうよ」
 3人が口を揃えると、
「そうなんだ」
 とあっさり納得する。
「周りが終わったらー、乳首のマッサージを中心にした方がいいよー」
 そう言って流は乳首を重点的にいじり出す。
「ん……ぁ…………はぁ……」
 そのとたん、流の息が明らかに荒くなり出した。
「そうよ、もっと乳首いじらないと……んぁ……ぅ……」
 美智もそれに続く。
 あたしもつられて……
 きゅぅっ
「はぅっ……ぃ……あぁ……」
 や、なんか、ゾクゾクしてきた……
「……ふぅ……ふぅ……」
 仁美も乳首をつまんだりして、だんだん息が上がってきている。
「しばらくやってるとー……だんだん、ヘンな気分になってくけどー……大丈夫だからねー……んくぅ……」
 流は、乳首をつまみながら、おっぱいを大きく揉み出した。
「はぁ……ぃぃわぁ……これ……」
 美智も、だんだん……
「あ……ぅあ……やぁ……」
 あたしも、どんどんゾクゾクしてくる……
「ん……ん……っ……」
 仁美も、何かをこらえるような顔になってきた。
「仁美ちゃんー……声が出そうになったらー、出した方がー、体操にはいいんだよー……あんっ」
「あふぅんっ……ぃぃわ、ぃぃわぁ……」
「あぁっ……ゾクゾク、するっ……」
「ぁ……うぅ……」
 きもち、よく、なってきた……
 仁美も、声を、出し始めてる。

 女の子、4人が……
 おっぱい、見せ合って……
 乳首、つまんで……
 あえぎ声、出してる……


 これ……オナニーだ……


「あんっ……あぅっ……仁美、ちゃんー、はぅっ、どんな、感じー?」
「あ……ぁ……わかん、ないけど……すごく、変な、感じ……」
「ああっ……このー、感じってねー、はぅっ、すごく、気持ち、いいんだよー」
 おっぱい揉みながら、仁美に話しかける、流。
「そうだよねー、みんなー、あんっ」
「ああぁ……きもちいいわ、きもちいいわぁ……」
「都ちゃんも、ねー」
「はぁぁん……きもちいぃ……ちくび、きもちいぃ……」
「そう、なんだ……あぅん、なんか、気持ちいい感じ、してきた……」
「あ……痛く、ならないくらいにー……強く、すると、いいよー」
「うん……あぅ、ん……あ、すごい、気持ちいい、気持ちいい……」
 あ、あの、仁美が……
 エッチを、こわがってた、仁美が……
 あたしたちの前で……ちくび、つまんで、
 きもちいい、って……

 ……ぞくぞくっ……!

 あぁっ……おま○こ、さわりたく、なってきちゃったぁ……っ!
 みぎてが、かってに……
「あぁぁぁぁぁぁ……っ!」
 おま○ここするだけで、カラダ、あつくなる……
「ああぁ……ひ、仁美ちゃんー、おなかの奥、熱く、なってないー?」
「あん……え……あ、なってる……」
「あはぁっ……ならねー、ここのー、おしっこ出るところのー……っ、ちょっと、下のとこをー……パンツの上からでいいからー、優しくー、こすってみてー? こんな、ふうにー……っ! あっ! くはぁっ!」
「くぅっ……仁美ぃっ……! ここ、すごくぅぅっ、きもちいいわよ……あはぁっ」
「うん……っ! ぁっ……!!」
 仁美のカラダ、びくってする。
「はぅん! どうー? ああぁん! 気持ちいい、でしょーっ!?」
「うんっ……でも……怖いっ……おかしく、なりそうっ……」
「違うのーっ! おかしく、なるのが、気持ちいいのーっ! みんなもー、そーでしょーっ!?」
「あああぁぁぁ……! そうよぉっ、きもちいぃのっ!! あたま、真っ白になって、おかしいの、きもちいぃのよぉっ!」
「そ、そうなのぉっ! ひ、仁美ぃ、仁美ぃ、オナニーで、おかしくなるの、きもちいぃよぉぉ!!!」
「そう、なん、だぁっ……! あぁっ! そうかもぉっ! きもち、いいかもぉ……っ!」
「ああぁぁぁんっ!! みんなーっ! 触りたくなったらーっ! パンツの中にー、手を入れちゃおー!」
 もう、がまん、できない。
 あたしと、美智は、ねっころがる。
「あはあぁぁぁ……っ! き、きもち、いいわぁ……っ! こんなきもちいいオナニー、ひさしぶりだわぁっ」
「あううぅぅぅぅっ! きもちいいっ! きもちいいっ! はああぁぁっ!! おま○こきもちいいっ!」
「はぁ……はぁ……っ! や、だぁ……っ! ヘンに、ヘンになっちゃう……っ!!」
「ひぃぃっ! 仁美ちゃんー、パンツの、パンツの中にー……はぁぁっ、手を、入れてー、ゆっくりー、気持ちいいところを、こするんだよーっ」
「あ……うん……あぁぁっ! なんか、なんか、ぬるぬるしてて、ビリビリくるっ……! きもちいい……!」
「ぬるぬるしてるのはーっ、気持ちいい証拠ーっ!」
 流と、仁美が……なんか、はなしてる……
 でも、だめ……きもちよくて……なんも、わかんない……!
 おま○こ、きもちいいっ!
 ゆびが、はいってっちゃうぅ……!
「あはぁぁぁぁぁ! おま○こぉぉぉ……じゅぷじゅぷ、いってるぅ……!」 ゆび、だしたり、いれたり、ひっかいたり。
「くああぁぁぁっ! ああぁぁぁぁん! きもひいぃっ! きもひいぃ……!」
「ああぁぁぁっ! ま○こ! ま○こきもちいいわぁっ! ちん○、ほしくなるわぁぁ!!」
 み、美智も、はげしい……
 ゆび、ずぼずぼしてる……
「あぁぁっ! だめ、だめぇっ! 私、私、なんか、飛んでっちゃいそうっ……!」
「いいのーっ! そのまま、最後までーっ、とんじゃえー!」
「ん、あぁぁぁっ……! だめ、だめ、だめ、だめぇ、だめえぇぇぇぇ……っっ!!」
 仁美、ひっくり、かえった……
 あの、仁美……がっ……!
「あぁああああぁあぁあ! だめぇぇええ! いくぅっ! いくいくいくいくいくぅ!!! みやこ、いくうぅぅぅぅぅぅぅぅっ!!」
 びゅ!
 びゅぅっ!!
 ぴゅっ!!!
「おああぁぁぁぁぁああぁっ! お兄さまっ! みさとはぁっ! オナニーでいきますうぅっ!! いくうぅぅぅぅぅぅぅぅっっぅっぅぅ…………!!!」



「『仁美はマリオネット』」

「仁美ちゃんー、今の、気持ちよかったよねー?
 気持ちいいからー、このまま寝ちゃおうかー。
 ふかーく、ふかーく落ちてくよー。
 そのままー、何があってもー、明日の朝まで目を覚ましませんー。ぐっすり寝てしまいましょー。
 明日の朝ー、目が覚めたらー、ものすごくスッキリしてますよー。
 じゃー、おやすみなさいー……」

 後半に入ってから、やっと流の言葉の意味が頭に入ってくるようになってきた。
 そのくらい、ぼーっとしてた。
 ……きもち、よかった……

「美智ちゃんー、仁美ちゃん寝ちゃったからー、布団に寝かせてくれるー?」
「あ……んったねえ、それなら移動させてから寝かしゃよかったじゃない……あーもう、腰が立たないわ……」
 そう言いながら美智は、はいつくばりながらも、何とか仁美を布団に寝かしつける。
「あははー、都ちゃんすごいー。
 潮噴いちゃったでしょー」
「え……あっ!」
 かああぁぁぁぁぁぁぁっ
 は、恥ずかしい! 恥ずかしいっ!
 流に言われて見てみると、あたしのそこは……その、大洪水になっていた。
「都ちゃんー、いつもそんなに感じてるのー?」
「ち、ちがっ……! そんな……!」
 とりあえず、掛け布団で隠す。
「あははー、都ちゃんかわいー……あははー、なんか興奮しちゃうー」
 え?
「都ちゃんはイッちゃったけどー、私はまだイッてないのー」
 疑問に思う前に、流が余計なことを教えてくれた。
 どうやら、流は「まだ」らしい。
 うわ、よく見たら、微妙に目が据わってる。
「うふふー」
 いつもと違った奇妙な笑いを見せながら、流はポーチ(ペンライトが入ってたやつね)に手を突っ込む。
 取り出したのは、
「えへへー」
 ん? 何?
 見たところ、ピンク色のタマゴ形の物体だ。なんかコードがついてて……ん? なんだ? スイッチ?
 あ、もう一個出てきた。今度は紫っぽい。
「都ちゃんー、これ知ってるー?」
 ふるふる。首を振る。
「これねー、ローターっていうんだよー。
 エッチな道具ー。前も話したでしょー」
 ほえ?
 ああ、確か、流の下ネタの中にそんな言葉があったような、と思っていると、
「ほらー、美智ちゃんも使うでしょー? どうせ一回じゃ満足できないんだからー」
「ふ、ふざけんじゃないわよ……別にそんなにしたくなんか……」
 そう口では言いつつも、美智は紫の「それ」を受け取る。
 そうか、あれがローターっていうのか。ええと……どう使うんだっけ?

 う゛ぃーん

 考える前に、流がスイッチ(多分)を入れて、タマゴ形の部分がうなりだした。
「これをー、こうしてー」
 そのタマゴの部分を、流がゆっくりとショーツに近づけて、
「……あ……ぁぁぁぁああぁぁあぁぁん……」
 くっつけたとたん、流はぬるま湯につかったようなあえぎ声を上げる。
 うわ、流のエッチな顔、真っ正面から見ちゃった……
 目を細めて、唇をふるわせ、おっぱいをビクビクさせる流。

 すっごく、色っぽいなぁ……
 流、こんな顔するんだ……
 にこにこしてるいつもの顔からは、想像もつかない。

「ごめんー、都ちゃんー、イキたくなっちゃったからー、ちょっとだけ一人の世界にいさせてー」
 その言葉を残して、流は「こてん」と寝っ転がる。
「はぁっ! ああん! あん! はぁぁっ!」
 タマゴをショーツの上から押しつけて、あえぐ流。
 すぐに、タマゴをショーツの中に押し込む。
 すると、
「あああああああぁぁぁぁぁぁん! あぅぅっっっ!!!」
 急に声が大きくなって、流の腰がビクビク跳ねる。
 あ……もしかして、えーと、その、一番感じる出っ張りに……
「ふああぁぁぁっ! はぁっ! いく! いくいくいくいくぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーー!!!!!」
 びゅっ!
 びゅううっ!
 突然叫び声を上げた流は、全身をケイレンさせながらイッた。
 そのとたん、ただでさえ濡れていた流のショーツから、ぼたぼたと滴が垂れていく。

 ……。

 ……はっ!? 仁美起きないかな!?
 と、焦って仁美の方を見ると……何事もないかのようにすやすやと寝息を立てている。催眠がばっちり決まっているらしい。
 安心して顔を戻すと……いや、「安心して」ってのもなんか間違ってるような気がするんだけどそれはともかく、流はまだびくっ、びくっとケイレンしていた。
 10秒くらいして、
「はぁー、気持ちよかったぁー」
 と、いつもより間延びした声を出しながら、流はのそっと起き上がる。
「あははー、すごーいー」
 ローターの動きを止めた後、自分のショーツを見て、流は面白そうに言う。
「私ー、昔からー、イッちゃうとほとんど必ず潮噴いちゃうんだよねー。
 都ちゃんと同じー」
「ちょ! 違わいっ! あたしはそんなことっ!」
 あたしは流の言葉を必死に否定するけど、流はその言葉を気にせず、ぐしゃぐしゃになったショーツを降ろす。流のそこは、毛が薄めだ。
 そして、ローターを片付ける……のかと思ったら、タマゴを掴んだ流は、それを女の子の恥ずかしいところに押し当てて、
「んっ、ふぅー……」
 と、そこにタマゴを押し込んだ。
「えへへー、私淫乱だからー、オナニー一回だけじゃいつも満足できないのー……あふ……」
 流は手元のスイッチを入れる。さっきよりはかなりくぐもっているけど、モーターが回る音がまた聞こえてくる。
「美智ちゃんも同じなんだよー」
 流の言葉と目の動きにつられて、あたしは美智を見る。
 わ。
 こっちも、いつの間にかショーツらしきものを脱いで、ローターを女の子の部分に押し込んでいた。
「あはぁっ」
 どころか、完全に熱中してるし。あ、美智、やっぱり結構毛が濃いな。
「美智ちゃんはねー。こうされるとー、もっと興奮するんだよー」
 と言いつつ、流は美智に近づいて、
「ふぁっ? やっ、ちょっと、りゅー!」
 と、流に気づいた美智を無視して、流は美智にのしかかって肩を押さえつける。
「うぁっ! 痛っ」
 痛がる美智に流は、
「マゾ美智ー、痛いの気持ちいいくせにー」
 ……と言った瞬間、美智の反応が変わる。
「あ……あ、あ、あ、あ、あっ! やっ! あぁっ!」
 肩を押さえつけられたまま、胸を反らす美智。
「美智ちゃんもマゾなのよー。
 こうすると感じるのー」
 と言って流は、

 ぱちん!
「ひゃぁああっ!」
 と、美智のおっぱいを叩く。

 ぱちんっ!
「あああぁぁぁっ!」
 ぱちん!
「いああぁぁあぁぁあっ!」
 ぱちん!
「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 流が叩くごとに、美智のあえぎ声が響く。痛そうじゃなくて、とっても気持ちよさそうに。しかも、だんだん大きく。

 み、美智って……そういう趣味なんだ……
 ……かぁっ……
 そう思っていると、あたしの恥ずかしいところが、かなり熱くなってくる。
 そういえば、びちゃびちゃのショーツが冷えてきて気持ち悪い。
 あたしは、何かにイイワケをしながら、ショーツを脱ぐ。

「どう美智ちゃんー、気持ちいいー?」
「はああぁぁっ! きもちいいぃ! きもちいいですぅ!!」

 二人ともハダカで……
 ローターをおま○こに入れて……
 美智、あんなに叩かれて……
 それなのに、感じてる……
 女の子同士なのに…… 

 そんな異常な状況に、あたしの頭はぼーっとしてくる。
 おま○こが熱い。
 その熱くなったおま○こに誘われるように、あたしの右手が近づいていく。
 でも、あたしは止めなかった。

 ぐちゅっ
「はうぅっ」
 座ったまんま、指二本、奥まで押し込む。
 左手は、ちくびに。

 ぱちん!
「ああああぁぁぁぁっ!!!」
 ぱちん!
「あひぁあああぁぁぁあぁぁ!!!」

 おっぱいをたたく音にあわせて、ちくびとおま○こをごりっ、としてみる。

 ぱちん!
「あひいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
 ごりっ
「んうあはああぁぁぁっ!」
 ぱちん!
「いいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
 ごりっ
「ひああぁぁぁああぁぁぁっ!!」
 ぞくぞくぞくぞくぅっ!!
 ぱちん! ぱちん! ぱちん!
「ひいいいいいいいいいあああぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!! いくっ! いきそうっ!」
 ごりっ ごりっ ぐりっ
「うああああぁぁぁぁぁああぁああぁああぁぁあああぁっぁぁあぁあぁあぁぁぁぁ……!!!」
 ばちぃん!
「いぐうううぅぅぅぅぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ!!!!!!!!」
 ぐりっ
「うはあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 ……
 あれぇ? もうおわり?

「あははー、都ちゃんもオナニー2回目ー」
 ぼぅっ……
「私、またイケなかったのー。
 手伝ってー」
 う……?
 ごろん、ってたおされる。
 ぽーってしてると、
 めのまえに、流のおっぱい。
 あたしの頭のほうから、かぶさってくる。
「おっぱい吸ってー」
 ぱく、ちゅる。
「うはあぁぁぁぁぁぁああ! 都ちゃんきもちいー!」
 ちゅう、ちゅう、ちゅう……
「ああ、はああ、はあああぁん! いいよー! 都ちゃんのもしてあげるー!」
 ちゅるん
「んんうぅぅぅぅぅぅ!!」
 あんっ!
 ちくびきもちいいっ!
 なめて、なめられて……きもちいいっ!
 あたしは、おま○このゆびを、またじゅぽじゅぽする。
「んんんんんんん! んんんんううううぅぅぅぅぅぅ!!!!」
「んふぅううううぅ! ううぅぅうぅぅぅんんんんんんんんっ!!!」
 あああ! だめっ! いく!いく!いく!いく!いく!いく!すぐいくっ!
「んんんん! んんん!! んんん!! んんんんんんんんんんんんんんんんんうううううううううううううううっっっっっっっ!!!!」
 ぶしゃああぁあぁあ……っ!
 がりっ……!!
「んんんんんあ゛あ゛あ゛あ゛っ!! かんじゃやーーっ!! ああああいくいくいくぅっ! りゅーいくううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーーー!!!」
 ぷしゅっ!
 ぴゅぅーー……っ!



 気がついたときには、もう朝だった。
 仁美だけはショーツ一枚で布団に潜り込んでいたけど、あたしも含めた残り3人は全裸で掛け布団も被らず、あたしと流に至っては折り重なるように倒れていた。布団だけじゃなくて、畳の上にも液体が乾いたような跡があるし。
 とりあえず仁美は気持ちよくなれたみたいだし、目的は達成できたけれど……
 ぼうっとしててよく覚えてない「そのあと」のことは、無理には思い出さないことにした。



 あたし達……なにやってたんだか……。

 
 


 

 

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