○○なあたし

第2話 恐怖?のお泊まりデート


 

 

2のに(1日目・夕方) 「都改造計画」始動



「あー、つっかれた」
 そう言って、あたしはベッドにダイブする。
「お疲れさま」
 あたしの背中に向けて、涼はそう声をかけてきた。

 あのあと、ロッカーから荷物を出してホテルに直行し、そのままチェックイン。でも、あたしは気疲れもあって、すでに「お疲れモード」だった。
「しあわせ……」
「寝るには早すぎるよ?」
 ふかふかベッドが大好きなあたしは、ベッドに寝っ転がるとついうとうとしてしまう。荷物を片づけたり、お風呂場とかを確認している涼を放置して、あたしはすっかりベッドの虜になっていた。
「ふぅ」
 涼が一通りの確認を終えて、ベッドの縁に座る。
 涼が「来い来い」と手招きしているので、あたしも起きあがって涼の横に座った。
「久しぶりだねえ、二人っきり」
「あはは、確かに」
 今週は、涼がバイトと部活で忙しくて、学校以外で会う機会がなかった。
 でも、バイトなんかは半分はあたしのためにやってくれてるんだから、わがままを言っちゃいけない。そんなことを言ったら罰が当たる。
「二人じゃないと、おちおちいい雰囲気にもなってられないし」
「そりゃあね、そんなことしたら恥ずかしくて、土の中に埋まっちゃうよ、あたし」
「相変わらずだなあ」
「悪かったね、恥ずかしがり屋で」
「んーん、都ちゃんの真っ赤になった顔、好きだからいいや」
「な……!」
 まーたこいつはそういうことを!
「あ、真っ赤になった」
「……むぅ」
「はいはい、拗ねない拗ねない」
(なでなで)
 涼が、あたしの頭をなでる。
 とりあえず、おとなしくなでられてやる。
(ぎゅっ)
「ぁ……」
 いきなり涼が抱きついてきた。
 ……。
(ぎゅ)
 ちょっと考えて、あたしも抱き返す。
 ……やっぱり、抱き合うのってきもちいいなあ。
「都ちゃん」
「ん?」
「そろそろ、いい?」
 そろそろ、ね。
 そだね。
 余計な想像をするとまた真っ赤になるから、何も考えずにうなずいた。
 涼が、あたしのあごを持ち上げる。
(ちゅっ)
 これが今日、あたし達がした初めてのキス。
 あたし達はキスをして抱き合ったまま、ベッドに倒れ込んだ。


「はぁ……ああぅ……」
 な、何でこんなことになってるんだろ……
 てっきりあのまま「本戦」に突入するのかと思ったら、ブラジャーを脱がしたあとに涼が「まだ恥ずかしいだろうし、少し『慣らさないと』ね」とか言いだして、なかなか先に進んでくれない。
 今のあたしの格好は、涼に買ってもらったノースリーブと、ショーツだ。ジーンズはブラジャーと一緒に脱がされた。
「はぅっ」
 乳首をつままれて、あたしは我慢できずに声を上げる。
 横を向いているあたしの後ろから、涼が抱きついている。両手はノースリーブの上からあたしの胸を触っていて、もう15分くらい経つ。
「あうぅっ……やぁっ……」
 15分も触られ続けていると、胸から快感が来るのが当たり前になってきて、ちょっとでも刺激が止むとものすごく寂しい気分になる。
「うはぁっ、あぁん……」
 涼が、同時にあたしの乳首をつねった。あたしの身体が「ぴくっ」と反応する。
 うあぁ……きもちいい……
 さっきまでは「早く先に進んでよ」と思っていたけれど、今では我慢していること自体が快感になってる。多分ショーツはもう完全に濡れきっているだろうけど、それでも我慢していると、その後に触ったときの快感を想像して、もっと我慢してみたくなる。
「ああぁぁ……涼、そこ、もっと……」
 乳首をこする涼に、そんなおねだりをしてしまう。
 クスクス、と涼の笑い声。
「都ちゃん、おねだり? もっとエッチなこと、して欲しいの?」
 う……
 そう言われると、今度はおねだりしてしまった自分が恥ずかしくなる。自然におねだりする分にはいいけど、それを意識させられると、「いやらしいあたし」を自覚してしまってとっても恥ずかしい。
「あはは、顔真っ赤」
「……ぅるさぃ」
「でも、気持ちいい?」
「ん……」
 こくん、とうなずく。
「うーん」
 軽くうなったあと、涼はこう切り出した。
「都ちゃん、『眠くなるやつ』かけていい?」
 「眠くなるやつ」……ああ、あれのことか。
 実は、涼があたしを実験台にして催眠術の特訓をしていたときに、あたしが催眠状態に堕ちるキーワードを増やしている。「眠くなるやつ」というのは、増やした二つのうちの一つだ。
 木更津先輩に埋め込まれたキーワードは先輩と流、そして涼に言われたときに(だけ)発動するけど(先輩がそうした、と流に聞いた)、新しい二つは涼しか発動させられない。
 そのうち、「眠くなるやつ」というのは、言っているとおりあたしがうとうとしてしまう催眠だ。でも、最初のやつと違って、これでかけられた催眠の内容を、あたしは大体覚えておくことができる。
 涼には言ってないけど、あたしは実はこれがお気に入りだ。理由は……うとうと状態だから、涼に甘えられるんだよね。
 涼は涼で、あたしに甘えて欲しいからわざわざこんな催眠を作ったみたいだけど。
「……ん、わかった」
「じゃ、こっち向いて」
 そう言って涼はあたしから一旦離れ、あたしを仰向けにする。涼がその上に乗っかって、あたしの耳元で囁く。
「『夢の家にようこそ』」
 ふぅ──っ。
 急にまぶたが重くなって、あたしは目を閉じた。

 ぎゅっ。
 涼がだきついてくる。
 あんまり力の入らないうでをうごかして、あたしも何とかそれにこたえる。
 あー……やっぱり、これってきもちいー……
「都、聞こえる?」
「うん……」
「じゃ、始めるよ」
「ん……」
 何をはじめるかわかんないけど。
「はぁんっ」
 涼が、あたしの左耳をぺろん、となめた。
「どう、気持ちいい?」
「うん……きもちいい」
「お耳で、もっと気持ちよくなりたい?」
「うん、なりたい……」
「僕が都の耳にキスすると、どんどん敏感になってくるよ」
 ちゅ……ちゅ……ぺろ……
「はぁ……ああぁ……はぅぅん……」
 涼がキスするたび、あたしの耳がどんどんビンカンになってくる。
「ほら、もっと敏感になるよ、耳だけでイキそうになるくらいに」
 ちゅうぅぅぅ
「はあああぁあぁぁん」
 涼が、あたしの耳を思いっきりすった。カラダが、びくんと反応する。
 ちゅぱぁ……んちゅ……ちゅぅぅっ……
「んはあぁぁぁ……やああぁぁぁ……いあああぁぁぁ……」
 びく、びく、びくぅ。
 あたしのカラダが、ケイレンする。
「どう、イキそう?」
「うん……イク、かも、しれない……」
 あたしは、正直にこたえる。
「うん、これで都の耳は、好きな人になめられてイッちゃうくらい敏感になった。
 でも、今日は、まだイッちゃダメだよ。
 だけど、耳はイッちゃうくらい敏感になった。
 催眠から覚めても、敏感なままだよ。
 都、そうだね?」
「うん、ビンカンに、なった……」
 あたしは、涼のコトバを、くりかえす。
「都、右耳も、同じくらい敏感だよ」
 そういって、涼は右耳にもすいつく。
 ちゅうぅぅぅ
「あああぁぁぁぁ」
「ね、右耳も、イッちゃうくらい敏感だよ。
 催眠から覚めても、敏感。
 都、わかったでしょ?」
「うん、わかった……」
 うん、たしかに、ビンカンだった。
「じゃ、次」
「ん……んんむぅ……」
 涼は、こんどはあたしの口にキスをした。
「都、キス、好き?」
「うん、すき……」
 もちろん、すぐこたえる。
「都、キスで、もっと気持ちよくなりたい?」
「うん、なりたい……」
 うん。キスできもちよくなれたら、うれしい。
「じゃ、僕がキスすると、口がどんどん敏感になるよ」
 ちゅ。んちゅ。ちゅうぅ。
「ん……んふ……ふぅぅ」
 ぴくっ。
 あたしのカラダが、またぴくっとした。
 涼の舌が、あたしの舌や、口の中をなぞる。
「ぐぅぅ……んふぅぅ……んはっ」
「どう、イキそうな感じ?」
「う……ん、イキそう……」
「これで、都の口も、キスでイッちゃいそうなくらい敏感になった」
 うん、ビンカン。
 でも、まだイかせてくれない。
「ちょっと、放して」
 そう言って、涼は少しずり下がる。
「今度は、首だよ。
 首も、僕がなめると、敏感になる」
 ぺろ、ちゅぅ。
(びくびくびくっ)
「はあぁあぁあぁあん」
 声が、ふるえる。
 涼が首をなめると、ゾクゾク、する。
「ほら、もっと敏感になる。
 息を吹きかけられるだけで、ゾクゾクしちゃうよ」
 ふぅ────。
(ぞくぞくぅ)
「あはああぁぁぁっ」
 涼が息をかけるだけで、あたしのカラダがゾクゾクする。
「ゾクゾクするでしょ? 気持ちいい?」
「うん……すごい、かんじちゃう」
「これで、首も、敏感になった。
 イキそうなくらい、敏感だ。
 口も首も、催眠が解けてもずっと敏感だよ」
 ずっと、ビンカン。
 すごく、きもちいい。
 あたしは、とってもうれしくなった。
「次は……んしょ、ちょっと、背中上げて」
 涼が、あたしのシャツをぬがそうとしてる。
 あたしは、せなかを上げて、涼を助ける。
 ふぅ、と涼がちょっとひといき。
「次は、おっぱいだよ。
 おっぱいも、揉まれると、すごく感じる。
 乳首を触られると、もっと感じる」
 ふにふに
「あふうぅぅん……ああぁぁん」
 ふにふに、きゅぅっ
「ふぅうぅ……はあああぁぁん」
 へろん、ちゅー
「うはぁあ……あああぁぁぁっ」
 き、きもちいぃよぅ……
「都、どう? そろそろ、イキたい?」
「うん……イキたい……イかせてぇ……」
「じゃあ、僕が都の乳首を同時につねると、都はイッちゃうよ。
 これでイッたら、都はこれからもおっぱいでイケるようになる。
 オナニーしてても、おっぱいだけでイケるようになるよ」
 おっぱいだけで、イケる……
 あたしは、とってもうれしくなった。
「三つ数えると、都はイッちゃうよ……
 いち……にい………さんっ!」
 ぎゅうぅっ。
「はぁあぁ! いくうぅ! んああああああぁぁぁぁぁぁっ!!」

(はぁっ、はぁっ、ふうぅぅ……)
「これで、都のおっぱいはビンカンになった。
 おっぱいを触るだけで、イケるようになったよ。
 催眠が解けても、変わらない」
 うん……ビンカンに、なった……
「ふふふ、気持ち、良さそうだね」
「うん……すごく、きもちいぃ……」
「でも、まだ、大事なところが残ってるよね」
 ……あ……
 そうだ、まだ、いちばん大事なところ……
「うわ、すご」
 涼が、とつぜん声を上げる。
「都、ショーツすごいことになってるよ」
 そう言って、あたしの手をつかんで、ショーツをさわらせる。
 うわ……ほんとだ。
 あたしのショーツは、完全にエッチなお汁をすいこんで、ビチョビチョになっていた。
 おしりのあたりまで、ショーツがしめっぽくなっている。
「ほら、腰上げて」
 んしょ……あたしがこしを上げると、涼がショーツをとった。
「都、ここ、触って欲しかった?」
「うん……はやく、さわって……はぅん!」
 涼のゆびが、あそこにふれた。
「はあぁぁああ……きもちいぃいいぃ……」
「僕が触ってると、どんどん敏感になってくる。
 だんだん、イキたくなってくるよ」
 くちゅう……ぴちゅ……ぴちゃ……
「はううぅぅぅ……はぁああぁん……うふあぁぁ……」
「ほら、今度はクリ○リスを触るよ。クリ○リスを触られると、一気にイキたくなる。じゃあいくよ、いち、にい、さん!」
 ぐにゅっ
「んあああはああぁぁ、ああぁぁぁぁんん、やああぁぁぁん、はあぁん、ああああぁぁ」
 さっき、イったはイったけど、あそこにはなにもしてくれなかった。
 だから、すぐ、またイキたくなる。
「都、どう、イキたくなった?」
「うん……イキたいよぅ……」
「これで、都のおま○こもクリ○リスも、触ったらすぐイッちゃうくらいに敏感になった。
 オナニーしてても簡単にイケる、敏感なおま○ことクリ○リスになった。
 催眠が解けても、ずっと敏感だよ」
 うん…………どっちも、ビンカンに、なった。
「よし……じゃあ本番だ。
 これから、僕のお○んちんが、都のおま○この中に入ってくよ。
 僕のお○んちんが都のおま○この中に入ると、都はとっても幸せな気分になれる。
 お○んちんが入ると、幸せになれるよ」
 お○んちんがはいると、しあわせに……
 涼のお○んちんが、あたしのおま○こに……あそこにあたる。
「あ、都、そういえばちゃんと毎日ピル呑んでる?」
 いきなり、涼がきいてくる。
「うん、大丈夫……」
「OK、じゃあコンドームは必要ないね。じゃあいくよ、僕が三つ数えると、お○んちんが入ってくる。そうすると、とっても幸せな気持ちになれる。
 いち、にい、さん!!」
「はああああああああああぁぁぁぁっぁあっぁぁっぁ」
 す、すごぃ……!
 きもちいぃぃ! しあわせぇ!
 あたしのあそこから、ものすごいきもちよさと、しあわせなきもちが上がってくる。
「どう? 気持ちいいでしょ?」
「うん……すごい……!!」
「じゃあ、これが最後の催眠だよ。
 都のおま○こに僕のお○んちんが入ると、都は今みたいに幸せな気持ちになれる。
 そして、僕がイクのを感じたり、見たりすると、都は必ず一緒にイッちゃう。
 セックスしてなくても、感じてなくても、必ずすぐイッちゃうよ。
 そして、都のおま○こに僕の精液が出たときは、頭が真っ白になるくらい気持ちよくて、ものすごく幸せな気分になっちゃうよ。
 都、復唱してみて」
「……うん……
 あたしのおま○こに涼のお○んちんが入ると、しあわせになれる……
 涼がいくと、あたしもいっちゃう……
 せっくすしてなくても、あたし、いっちゃう……
 おま○こに涼のせいえきがでると、まっしろになるくらい、きもちよくて、しあわせになる……」
「よし、OK。
 じゃあ都、『おはよう、朝だよ』」
「ん……あはあああああああぁぁぁぁぁぁ」
 さいみんがとけたしゅんかん、りょうがはげしくうごいた。
 こしが、はねた。
「おはよう」
「……おはよう」
 ……なんつー起こしかただ……
 そうおもうけど、涼のが入ってるから、とってもしあわせな気分だ。
「どう?」
 涼が聞く。
「うん……きもちいい……しあわせ……」
 正直にこたえる。
 ふとみると、あたしは服を全部ぬがされて、完全にハダカだ。
 涼も、いつの間にか、服を全部ぬいでいる。
「ふふ、ありがと。
 じゃ、動くよ」
 ずちゅっ…ずちゅっ…ぐちゅっ…にちゅっ…
「はああぁ……はぁぁ……ああぁぁぁん……やあぁぁん、すごい、おと……」
「都ちゃん、濡れすぎ」
「ばっ……! 涼のせいだろぉぁああああん!」
 ぐちゅ、ぐちゅ、じゅぷ、ぬぷっ
「ああああああ、はあああああ、やあああああ、くあああぁぁ」
 すご、きもちよすぎる。
 とばされそうな気がして、あたしは涼のうでをつかんだ。
「都ちゃん、恥ずかしがってから声が大きくなったよ」
「し……しらないっ……はああん」
 涼が、とつぜんうでをふりはらう。
 そして、あたしのうでをおさえつける。
「都、腕がベッドにくっついて、動かないよ」
「え?」
 涼の突然の動きに、あたしはびっくりした。
 気づくと、あたしの腕は、もう動かない。
「な、なに……? あはああああああああああ」
 ずち、ずちゅ、ずちゅ、ぬちゅ、ぐちゅ、ぐちょ
「ああああああ! あはああああ! かはあああああ! ぃやあああああああ! き、もちいいいぃぃぃいい、いいいいぃぃぃぃぃいい!」
 と、とんじゃう……
 涼のうでがつかめなくなって、あたしは、ふあんなきもちになる。
 でも、そのふあんが、すごく……
「気持ちいいでしょ?」
「んああああああ!! すごいいいぃぃぃいいい! きもちいーーーいいぃぃ!」
「んー、都ちゃんって、やっぱり……」
「あはあああぁぁぁ……?」
「マゾでしょ?」
「……ばっ……!!」
 かじゃねぇの! と言おうとして、涼にキスされた。
 あああぁあぁ……また、熔ける……
「だって、恥ずかしがったり、動きを縛ったりすると余計に感じちゃうみたいだし、それって、マゾでしょ」
「ああああぁぁああぁぁぁぁ……ひいぃぃぃぃぃいいぃ……」
 あたしをつきあげながら、りょうが、いう。
 ああぁ、ばれてる……
 そうだよ……あたし、りょうに、さいみんかけられたり、めいれいされたり、すると……
「そうだ……都、今から僕、激しく動くけど、都は声を出せなくなるよ。
 声が出せない分、都は感じちゃう。
 でも、僕がイっていいって言うまで、イッちゃだめだよ」
 ひどっ……
 ずぽ、ずぽ、ぐちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ、ぐぽ、ぬぷ、ぬぷ、ぶちゅ、じゅぷ、じゅぷ……
「……! っ……!! ………………っ!!!」
 やあああああああああああ!!! だめええええええええええ! よすぎるううううううううう!!! うああぁあああああああ!!!
 あ、たま、まっ、しろ……
 ずぷ、ずぶ、じゅぷ、にゅぷ、じゅぷ、じゅぷ
「っっ…………!!! ……っ…………っ!!! ………………!!!!」
 ああああああああああああああああ!!!! あああああああああああああ!!!! ああああああああああああああ!!!!!
 じゅぷ、ぬぷ……
「都、イキたい?」
 こくこくこく。
「じゃあ、いい?
 三つ数えたら、都は一言だけしゃべれるようになる。
 都がマゾか、そうじゃないか、僕に教えて。
 正直に教えてくれたら、都はすぐに大声でイケるよ。わかった?」
 こくこく。
 いきたい……いきたい……いきたいよぅ……
「じゃあ、いくよ……いち、にい………………さん!!」
「あ……あたしは……マゾですうぅぅぅっ! あああ!!!! いく!! いくいくいくいくいくうぅぅうぅううううう!!! うあああああぁぁぁぁっぁぁああぁぁぁぁぁ!!!!!」
 ずぽっ、ずぽっ、ずぽっ!
「うわ……僕も、イクっ!」
「あああぁあぁあぁぁぁああぁぁぁあ!!! でてる!!!! またいく!!!!!! すぐいくぅううううう!!!!!! いくうううううぅぅぁあああああああああああああああああああああっっっっ!!!!!!!」 ……
 し、あわ、せ……



 そうなのだ。
 あたしは、どうやら、マゾらしい。
 らしい、じゃない。マゾだ。
 涼に呼び捨てにされると、ぞくっと背中に快感が走る。
 命令されると、もっと気持ちいい。
 あたしは、催眠が好きだ。
 涼は、催眠であたしの全てを支配する。
 心を空っぽにさせられて、涼のいいなりになるのが、たまらない。
 あたしが涼のモノになったみたいで、
 自分の意思がなくなるのが、きもちいい。

「それは、完全にマゾだね」
「やかましい!! だからそう認めてんでしょうが!」
 あのあと、あたしは頭がぼうっとしているのをいいことに、自分の「催眠好き」を正直にしゃべってしまった(催眠で言わされたんじゃなくて「自発的に」なんだこれが)。
 そして、上はそれを聞いた涼の感想と、あたしの反応。
 ちなみに、涼は裸のまんまだけど、あたしはとりあえずノースリーブのシャツだけを着ている。
「都ちゃん、それ十分に変態だと思うよ」
「だから、そーゆーこと言うな! そもそも催眠かけてるのお前だろ!」
「あはは、顔真っ赤。自分で言ったくせに」
「ぐっ……」
 まったく、何でしゃべっちゃったんだろ……
 あたしはすでに、涼に「告白」したことを、ちょっと後悔し始めていた。
「まあ、でも」
 涼が続ける。
「そういうことをしゃべってくれるってことは、僕をそれだけ信頼してくれてる、ってことだよね」
「……」
 かああぁぁぁっ
 だから、何でこいつはこうタイミングよく……こっぱずかしいことを言うんだ。
 そんなこと言われたら、……うれしいじゃないか。
「都ちゃん」
「……ん?」
「僕は、都ちゃんがどんなに変態でも、都ちゃんを愛してるよ」
「……それは微妙にうれしくない」
「え!?」
 うそだけど、そういう風に言っておく。涼をこれ以上調子に乗せるのも、ちょっとシャクだ。
「でもま、ありがと」
「うん……」
 「ハズした」と思ってるんだろう、しょんぼりしている涼。ちょっとかわいそうなので、涼に向かって一瞬「にこっ」と笑いかけてやった。
 涼の表情が、つられて明るくなる。
 うん。これで、よし、と。

 でも、1日目でこんな「弱み」を握られちゃって……涼が変なこと考えなきゃいいけど。
 なーんか、不安……。

 
 


 

 

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