魔法の指輪


 

 

前編


− 序章 −


「ば、ばかな・・・・」

 俺の剣が深々と魔法使いの胸にささったときの、それがやつのセリフだった。

 そして、それが最後の言葉となった。

 倒れ付した魔法使いに念のため、とどめを刺しておいて体をあらためる。

 何かめぼしいものがないかと思ったのだが、でてきたのはいくつかの魔晶石と指にはめていた奇妙な意匠の指輪だけだった。

「ふーん」

 俺はその指輪を失敬し、なにげなく左手にはめた。



 俺の名はリーン。旅の冒険者だ。剣の腕にはまあ自信がある。
 13歳の時から傭兵として戦場に出て以来十数年、生きるために何でもやってきた。

 仲間はいない。俺はだいたい一人で仕事を受ける。一人のほうが何かと気楽だし、それに報酬も分けなくてすむからだ。

 無論場合によっては即席でパーティを組んだりもするが、基本的にはひとりでよろしくやっている。

 今回の仕事も単独ででかけたのだ。

 依頼人はイーサの町の領主。
 依頼内容は「一人娘が魔法使いにさらわれたので無事に救出して欲しい」

 皮肉にも、魔法使いはイーサから20ガーブ(約20km)程離れた山村にある領主の別荘に立てこもっていた。

 領主はまず、自分の手勢を一個小隊向かわせたが、誰一人帰ってこなかった。

 そこで、冒険者を雇うことになったのだが、今まで帰ってきたのは唯一人。
 しかも、男は錯乱していて詳しいことは何もわからない。
 恐ろしいモンスターが出ただの、仲間に襲われただのおかしな事を口走るばかりだった。

 いくつかの情報をかみ合わせた結果「どうやら敵は白魔法を使うらしい」ということになった。
 いくら敵が強いといえ誰も帰ってこないというのはおかしい。
 しかも、村人が逃げてこないというのも怪し過ぎた。

 白魔法とは主に精神へ働きかける魔法で、眠りをもたらすものや幻覚を見せるものなどがそうだ。
 強力なものになると相手そのものをあやつったりもする。

 もし、村人全てが支配されているとすればつじつまが合う。
 冒険者のパーティを歓迎するふりをして、眠り薬なり痺れ薬を盛ったとすればどんな屈強なパーティでもイチコロだ。

 俺は領主と契約を結ぶと道を大きく迂回して村に潜入した。
 山間から1日観察したがどうやらビンゴだった。

 領主の別荘(村にはあまりに不釣合いな立派な建物だったが)には何人かの見張りがいた。
 それが村人だったり、あるいは冒険者のようだったが、みなうつろな表情をしている。
 まず間違いなく魔法使いに暗示にかけられているのだろう。

 夜に侵入しようかとも考えたが相手は魔法を使う。
 暗がりで攻撃されればこちらが不利だ。

 俺は真昼間から堂々と侵入した。
 冒険者には顔見知りも何人かいたが、俺は彼らを切り伏せ魔法使いの元へ走った。

 結果はこの通り、やつは俺の足元にころがっている。

 どうして俺には暗示が効かなかったのかって?
 俺が強い精神力の持ち主だからさ。
 というのは冗談で、ちゃんと理由はある。

 手品のタネは俺の剣だ。無銘だが古代の魔法王国で作られたこの剣は持ち主の精神を高揚させ、精神支配や幻覚などの効果を全て打ち消す力がある。

 やつは必死に俺に暗示をかけようとしたが、この剣が全て防いでくれた。

 無論相手の使うのが黒魔法だったりしたら、少し困った事になったかもしれないけどな。

「さてと、囚われのお姫様をさがしだすかな・・・」

 俺は魔法使いに最後の一瞥をくれると、その別荘を探索することにした。




− 1 −


 2階に上がると廊下に面して左右3つずつ、6つの扉があった。

 まず、手前の扉から開けることにした。

 俺にはシーフの技量はないが、まさかワナがあるとも思えない。

 問題は鍵だが・・・。

 がちゃり。

 予想に反して扉には鍵がかかっていなかった。

 慎重に中に足を踏み入れる。

 豪奢な広いベットに一人の女性がいた。

 彼女は上半身を起こし軽やかに微笑みながら前をみている。

 おかしい。俺の侵入にきがついてるはずなのに・・・・。

 俺は大胆に彼女に近づいた。

「よう、あんたが領主の娘さんかい?」

 娘はようやく気がついたように俺をみるとニッコリ笑いながらいった。

「はい、私がニーナです。ニーナ・ドローシュ。父は確かにイーサの領主ですわ」

 どうやら、何かの術をかけられているらしい。正気ではないようだ。

 まあ、正気ならとっくに逃げ出してるだろうしな。

 と、彼女は俺のさっき奪った指輪に目を止めてとんでもないことを言った。

「あなたが私の新しいご主人様ですのね。どうぞよろしくお願いします」

 は?

 意味がわからない。

「どういう意味だ?説明してくれ」

 彼女はかしこまりましたとうなずくと説明をはじめた。

「その指輪はなんでも支配の指輪というそうです。指輪に支配された者はその指輪の所持者の命令に従うようになります」

「私はこの部屋で大人しくしろと命令されたのでそうしてますが、この命令はもう無効ですね。どうしましょうか?ご主人様?」

 この指輪はどうやらとんでもないアイテムらしい。

 俺はしばらく指輪をみつめながら呆然とした。

「リーンでいい。ご主人様ってのはやめてくれ」

「はい。リーン様」ニーナはにこやかにうなずく。

 改めて彼女を見ると美しい娘だった。肌は貴族らしく白く、髪は金髪。
 おっとりした表情は天女は言いすぎだがなかなか愛らしい。
 豪奢なベットの上の薄明かりの日の元では幻想的に美しく見えた。

 それに、彼女の服は薄物で体のラインがはっきりと出ていてそれも隠そうとしていない。

 正直、目のやりばに困る。というか一点に集中していたのだ。
 彼女のふくよかな胸に。

「・・・つまり、あんたは俺が命令すれば従うんだな?どんな命令でも」

 彼女はさも当たり前という風にコクリとうなずいた。

 俺は指輪をみつめながらゆっくり考えた。
 そして、ひとつの結論を導き出す。

 先程の戦闘の余韻か俺の身体は興奮している・・・。





「じゃあ、着ている物を全部脱いで俺にみせろ」

「え、・・・」

 さすがにこの命令には戸惑ったようだ。顔が一気に赤くなる。

 しかし、彼女は本当に逆らえないようだ。

 ニーナはためらったが結局全裸になった。

 指輪は本物らしい。

 あいにく俺のあるかないかの良心はその日出張していたので、彼女を襲うのを止めるものは何もなかった。




 処女の証である破宮の血のついた彼女自身の中に2度精を放ってからようやく俺は落ち着いた。

 1度目はいやいや体を合わせていた彼女だが、途中で指輪を使った。

「俺を受け入れろ」

 そう、命じただけで彼女の身体はとろとろになった。

 2度目はかなり感じていたようだ、後ろから入れると、
 自分から腰を動かし、大きな声をだして快楽を求めた。


 快楽の余韻の残るベットの中で俺は彼女に指輪のことを聞いた。

 彼女は、領主の娘だからだろうか、あるいはおっとりして見えるからだろうか
 魔法使いはペラペラといろいろ自慢したそうだ。

 指輪の名前や効力、使い方まで。

 あいにく、心を縛る時の呪文はルーン語だったらしく聞き取れなかったそうだ。

 彼女の話によると、魔法使いは何かを呼び出すためのいけにえに彼女達を使う予定だったらしい。

 そのため、こんなおいしい状況で身体には手をつけなかったのだ。

 ばかなやつだ。

 いけにえは全員で5人必要だったのだが、なにせ若くて美女で処女という条件だから結局今のところ4人までしか集まっていない。

 何を呼び出すつもりだったのかは知らないが、もはやそれは永久に失われたってわけだ。

 陽がだいぶ傾いてきたようだが、俺は残り3人の美女とご対面するためにその部屋を出た。



− 2 −


 ベットの上ではひとりの少女が寝こけていた。

 寝相が悪い。毛布がめくれている。

 俺はさぞや、たおやかな美少女が出迎えてくれると思っていただけにこの歓迎にはがっくりさせられた。

 近づいて肩をゆする。

「おい・・・」

「んにゃ・・・にくまん・・・・」

 なんかつぶやいてやがる。

「ん?お前リュカじゃないか」

 その少女リュカは名前を呼ばれたからだろうか、ようやく起きた。

 やはり、間違いない。リュカだ。

 寝ぼけた目をこすりながらこいつはとんでもないことを言った。

「ん、おじさん誰?」





 リュカに逢ったのは、3ヶ月程前だ。

 俺は街の名士の依頼で遺跡の探索に出向くことになったのだが、

 その時に組んだパーティの中にリュカがいた。

 俺は紹介屋のオヤジに文句をいったもんだ。

「おいおい、ピクニックに行くんじゃねえんだぞ、なんだいあのガキは?」

「心配ない。あー見えてもシーフの腕はAクラスだ。13でデビューして15でフリーになってる」

「へーほんとかよ?」

 シーフにはギルドがあり、たいがい孤児が拾われギルドでシーフとして育てられる。

 一人前になったシーフはギルドに対して少なくない一定額の金を支払う。

 フリーになるということはつまり、既に支払いが済み、ギルドから自由の身になってるということだ。

 オヤジの言い分を信じるならかなり優秀という事になる。

 リュカは格好は確かにシーフなのだが、どっからどうみてもただの町娘にしか見えなかった。

 いや、それどころか黙っていれば十分に可愛らしい。

 丸い顔にぱっちりとした黒い大きな目はくりくりと動き愛らしい。

 一本の三つ編みにしている髪の毛はライトブラウン、前から見るとショートカットに見えるのだが。

 その娘が自分のことを「ボク」といい、大の男相手にポンポンやるのだ。

 どうにもシーフのイメージからほど遠かった。

 考え込んでる俺に、紹介屋のオヤジが忠告してきた。

「おいリーン。彼女には手を出すなよ。ああ見えても暗殺者としての技能も持ってるからな。彼女にしつこく付きまとってた男が、俺が知ってるだけでも3人は行方不明になってる」

 お前はなかなかの腕だからな4人目になるのは惜しい。とかなんとか。

 その時は苦笑していたのだが、彼女の腕前を知って、俺は考えを改めた。

 彼女は強い。というか異常にすばやいのである。

 モンスターの強襲を受けたときも、彼女はかすり傷ひとつなしで3匹を倒している。

 ナイフひとつで敵のふところに飛び込んで致命傷を与える。
 恐ろしい早業だ。

 それでも、もし正面からリュカとやりあえば、勝てる自信は俺にはある。それだけの鍛錬はしている。
 しかし、後ろから近づかれたら、それも気配を消して。
 冷たくなって地面に転がっている自分が簡単に想像できた。

 リュカの明るい性格も気に入っていたのだが、どうにも男には興味を示さない。
 そんなこんなで口説くのはあきらめたのだ。





 あのときにあきらめた身体が目の前にあった。

 背は小さいがどうして全体の均整はとれている。

 胸もなかなか立派だ。

 俺の視線が気になるのかリュカはもじもじしだした。

「あーそっか、おじさんがあの魔法使い倒したんだ。じゃ、もうこの部屋にいる必要もないんだね、ボク帰ろーっと」

 そういってそそくさと部屋を出ようとする。
 俺は、反射的に叫んでいた。

「こら待てー。誰がおじさんだ!俺だ俺!リーンだ!リーン」

 リュカがきょとんと振り返る。

「おー、久しぶりだねーリーンくん。じゃ、そゆことで」
 といってとっとと逃げようとする。

 俺は、指輪をかかげながら命じた。
「リュカ!動くな!」

 リュカの身体がびくっと震え、嫌そうにこちらを振り向いた。

 どうやらリュカは指輪に気づいていたようだ。
 それで、逃げようとしたのだろう。

 俺は口元を吊り上げて笑った。
「リュカちゃん。俺から逃げちゃいけないぜ」

 リュカは顔をひきつらせながら笑う。
「ね、やめようよ、そんなの使うの・・・」

 まず、逃げられないようにする。
「命令だ。俺の許可が無い限りこの部屋から出ることを禁じる」

 途端にリュカが騒ぎ出した。
「そんなのずるーい!オーボー!人権侵害!誘拐魔!」

「あーもー、静かにしろ!命令だ!」

 どーもリュカをしゃべらせてるとこいつのペースにはまってしまう。

 ふくれっつらをしてこっちを睨んでいるリュカに質問をした。

「リュカ、お前いくつだっけ?」

「16。それが?」
 ぶっきらぼうに答える。

 この部屋に居たということは、こいつは処女ってわけだ。

「ふん。そろそろ大人になってもいい頃だなと思ってな」

 俺のいいたいことがわかったのか、リュカは慌てて抗議してきた。

「いや!いい!遠慮する!ボクは永遠の美少女でいいから!ね、やめようよ、そんな!」

「なーに、遠慮するな、俺とお前の仲だ、やさしく大人にしてやるから心配するな」

「やだやだやだ!ボク男の人だめなの!祖父の遺言で男とHはするなと止められてるから!」

 滅茶苦茶な事を言っている。お前孤児だったろう。

 俺は「なあに、すぐによくなるから」と言いかけて、ふと思いついた。
 よくなるようにしてしまえばいいのか。

 指輪の力は心を支配できる。

 このまま、いくら話しても無駄だと悟った俺はリュカに命じた。
「リュカ、指輪の所持者として命じる。お前は今から俺の女だ。俺に支配されること、俺に抱かれることを喜びとするがいい」

 リュカは苦痛の表情を浮かべて言った。
「そんな・・・の、ず・・・る・・い・・・」
「イ・・・ヤ・・・ボ・・・ク・・・」
 指輪の魔力がリュカの心を支配していく。

 彼女の目から涙がひとすじこぼれた。リュカの最後の抵抗。
 それを最後に彼女は心を明け渡した。

「あーあ、これでボクもリーンのものかあ。なぐさみものにされて女郎に売られちゃうんだ。うううううう・・・・」

 心を支配されても性格は直らないらしい。
 俺は少しほっとした。
 どーも、先程のニーナと反応が違う、指輪の魔力でも個人によって効きやすさがあるのだろうか?

 それでも、おどけている彼女の目には先程にはない媚びの色が浮かんでいる。

 俺に抱かれることを期待している、そんな風に。

「リュカ、来い」

「う、うん・・・」

 そのとき部屋が明るくなった。
 どうやら暗くなると明かりが灯るような仕掛けがあるらしい。
 しかもこれは魔法の明かりだ。
 随分贅沢なつくりだな。
 まあ、真っ暗になれば、リュカの身体が全くみられない。
 ありがたかった。





 柔らかい身体を抱きしめる。

 小さなリュカは俺の胸までしか身長がない。

 俺は、リュカをベットに誘った。

 リュカの髪をかきあげ耳にキスをする。唇を頬にすべらせ、そのままリュカの唇に移動する。

 軽いキス。

 髪をなであげながらキスを繰り返す。

「う、うん・・・」

 ふいに、リュカが俺を押しのけた。

「あ、あの・・・ボク・・、は、はじめてなんだから、やさしくしてよね・・・」

「してるだろーが、まかせとけ」

 もう一度、唇を合わせる。舌を入れようとするが、リュカの白い歯が硬く閉じている。

 俺はそのまま彼女の歯と歯茎を舐めながら、右手をリュカの胸に移動させる。

 リュカの胸は柔らかく、軽く押すと、押し返してくる。

 俺は服の下に手を入れ直接胸を触った。

「あ、・・・」

 リュカの口が開く。俺は舌を滑り込ませた。

 舌と舌を絡み合わせる。リュカの舌は十分に濡れてそしてザラついていた。

 ん?

「リュカ、お前の舌、なんかザラザラするぞ?」

「うん、ボク猫だから」

 リュカの目は潤んで頬は赤く染まり、ぼーっとした表情をしている。

 その顔を見た途端ささいなことはどうでもよくなった。

 正直俺は女のこの顔が好きだ。自分の腕に抱かれた女が快楽に溶けていく。
 その表情を見ると満足できる。

「あ、・・・」
 リュカが甘い声をあげる。

 俺の指が乳首を押し上げたからだ。

「ここが気持いいのか?」
 俺はもう少し指に力をいれてささやいた。

「うん・・・。なんかピリピリする」

 俺の指の中のリュカの乳首は既に硬い。

 軽いキスをくりかえしながら、指で揉みこんでやる。

 やがて、俺の口の下からかわいい声があふれだした。

 リュカの服が邪魔になったので脱がすことにした。

 リュカをパンティ一枚の姿にし、俺も全てを脱ぐ。

 ふと見ると、リュカがこっちをじぃっとみていた。

 その目は上気しているというより、好奇心に満ちているという感じだ。

「なんだ、見るのはじめてか?」

「うん、こんなにじっくりと見るのははじめてだよ」

 リュカは俺のペニスから目を離さず答えた。

 んとに好奇心旺盛な猫みたいな奴だ。

「じゃあ、触ってみるか?」
 俺が勧めると、リュカは嬉しそうにうなずいた。

 ベットに横になりリュカの自由にさせることにした。

「いいか、男のデリケートな部分だから爪はたてるなよ」

「うん。あ、あつーい」
 リュカの第一声はそれだった。

「握って、上下にこするんだ」
 リュカの手がおずおずと動き出す。

「あ、だんだん硬くなってきたよ。すごーい」

 リュカがおそるおそる顔を近づける。

「やーん、変なにおい」

 そーいや、ニーナとやったばかりだっけ。

「なんかびくんびくんしてるね、面白ーい」
「でも、これがボクの中に入るの?無理ーーー!!」

 妙にはしゃいでる。能天気なやつだ、ちっともしめっぽくならないな。

 俺はリュカにくわえさせることにした。

「リュカ、口でしゃぶってみろ、ただし、絶対歯をたてるなよ」

「えーやだー」
 とかいいながらもリュカは興味津々だ。

 やがて、顔をおずおずと近づけぺろりと舐めた。

「うえー、変な味〜。苦くてしょっぱい」

「いいから、くわえるんだ」

「う、うん。やってみるよ」

 リュカの小さな口が俺をくわえ込んだ。

 どう?と目で聞いてくる。

「そのまま、舐めるんだ。う・・」

 リュカが舐め出した途端俺の腰に快感が走った。

 リュカの舌はざらついていたのだ。その舌が与える摩擦は予想以上の快楽を生む。

 俺が感じているのがわかるのか、リュカは一心不乱に舐めつづける。

 やばい、こんなに気持がいい舌ははじめてだ。

 俺は身体を起こしリュカの頭を押さえ込む。

 リュカの舌は一番感じる亀頭の裏の部分を丹念に舐めている。

 だめだ、もうがまんできない。
「リュカ、出すぞ!全部飲めよ!」

 俺はあっというまにはてリュカの口の中に放出した。





 リュカの白いのどがごくりとなる。
 俺の精液を嚥下しているのだ。

 意外なことにリュカは目を潤ませている。

「ん・・・。おいしぃ・・」
「へんな味だけど・・。リーンのだもんね、なんか気に入っちゃった」

 しばらくぼーっとしてる。妙になまめかしい表情だ。

 リュカは、いきなりニカッと笑うと、俺の半立ちのペニスをつかみ、しごき出した。

「ねえねえ、これ舐めるとまたでるのかなあ?」

「こらこら、そんなすぐにできるか!」

「えーそーなの?つまんない。あ、でも、また硬くなってきたよー」

 節操無いな俺のむすこ。



− 3 −


 俺はベットに横になるとリュカを上にすわらせる。

 丁度、リュカの割れ目がペニスにあたるようにだ。

 パンティはまだはかせたままだ。

 まだ、挿入しないぞ、という意味で、リュカも安心できるだろう。

「どうするの?これから。」
 リュカは不安半分好奇心半分といった感じだ。

「俺の腹の横あたりに手をつくんだ。そう、それから腰を前後に動かして」

「こう?ん・・・あ・・」
 リュカはゆっくりとうごきはじめた。

 すぐに、リュカの中に快楽が生まれる。

「ねえ、これ恥ずかしいよ」
 俺の目の前にはリュカの胸が揺れている。顔は、真っ赤だ。

 俺はリュカの胸を下から持ち上げるようにもみこんでやった。

「んふ・・。や、やだ・・。ハズカシー。ボク変になっちゃうみたい」

「いやなら、やめてもいいんだぞ」俺は意地悪く言った。

 これのいやらしいところは、女性が自分から動かなければならないということだ。

 嫌なら動かなければいいのだ。

 リュカは返事をしない。

 それどころか、だんだん動きが早くなってくる。

「んふぅ・・、ふー、はー、はー、あっ!・・・・・ふぅーーー」

 俺はリュカの尻に手を添えて動きやすくしてやった。

 リュカはすっかり上気して汗をかいている。
 目は固く閉じられ、眉間にはしわがよっている。
 必死で快楽に耐えているようだ。

 俺は腰を下から突き上げてやった。

 リュカの割れ目に俺のペニスが深くささる。

「ひー。や、や、あ・・・」

 リュカは上半身を倒すと手を俺の肩にかけ、さらに強くこする。

「リュカ気持いいか?」

「うん、すごい、すごく気持いいよ。すごくいいー!!」

「リュカはいやらしい女だな。処女のくせにそんなによがって」

「うん、ボクいやらしい子なの、Hな子なの!あ・・、いいー」

「リュカは俺の女だな?」

「うん、ボクはリーンのもの、リーンの女だよ!」

「よし、じゃあ、俺の前でいってみせろ」

 うんとうなずくとリュカは腰の動きを早める。

「ああ、あふ、はあん、はあん、いいー、いいー、すごくいいー」

 リュカの口からは快楽の声が止まらない。
 ついに限界を超えた。

「いいー、いくー、ボクいっちゃう。ああ、いくいくいくーーーーー!!!」
 かわいい声をあげるとリュカは俺の上に倒れこんできた。





 ぐったりとしたリュカがベットの上で軽い寝息をたてている。

 寝顔はかわいいが、まだ、本番が残っているのだ。

「おーい、リュカ!リュカちゃーん、おきろ!」

「んーむにゃむにゃ」

 起きない。

 俺は実力行使に訴えることにした。

 うつぶせに寝ているリュカのパンティを脱がす。

 それは先程の行為でぐっしょりと濡れていた。

 それをベットの下に投げ捨てると。

 リュカの性器に指をくぐらせた。くちゃり。
 先程の行為の余韻でそこはすっかり濡れている。

 リュカはまだ起きない。

 くそ、このまま入れちまうか?

 とりあえず、リュカのそこを指でこねまわす。

「ふ、ふーん、はあぁ」

 と、リュカの口から甘い声が聞こえてきた。

 起きてるのか?いや、違うようだ。

 どうやら、寝ていても身体は反応するらしい。
 引き抜いた俺の指は新しい愛液にべっとりと濡れていた。

 寝ている女を犯すってのもいーかもな。
 俺は後ろからリュカに覆い被さった。

 起きてるときに比べると、締り具合は少しゆるいようだ。
 しかし、深く入れようとすると壁に突き当たった。

 そーか、こいつまだ処女だっけ。
 どーする?
 しかし、これだけやって起きないリュカが悪いのだ。
 俺はそう決め付けると、自分のペニスに手を添え、一気に貫いた。

「いーーーー!いたーー!いたいいたい!リーン!?リーンどこ!?」

 リュカが一気に跳ね起きた。

「よう、ようやくお目覚めか?」

「リーンなの?ボクお腹がさけちゃうよ!痛いよ!」

「少し我慢しろ、それと腹から力を抜け」

「そんなこと云われても、く、いたいよお」
 リュカは泣き出した。

「ひどいよお、やさしくしてくれるって云ったのに!人が寝てるスキに入れるなんて!」
「リーンのばか!変態!色魔!鬼!ヒトデナシ!なまはげ!」

 どうやら、痛みより怒りのほうが勝ってきたようだ。しかし、なまはげってなんだ?

 そのあとは、とても書けないような罵詈雑言が続いた。
 リュカはひととおり悪口のバリエーションを云い尽くすとようやく落ち着いてきた。

「まだ、痛むか?」
 俺が聞くと。
「痛い」
 なんかふてくされている。

 俺は右手をリュカのクリトリスに、左手を胸に持っていき、やさしくもんでやる。

「そんな・・・こと・・されて・・・も、か、感じま・・せん・・よーだ。あん」
 感じてるじゃないか。

 しかし、手が疲れてきた。

 俺はリュカから一旦離れると、リュカを仰向けにして脚を開かせる。
 リュカの薄い茂みに触れる。さらさらした毛が、水分を含んでやや重くなっている。
 リュカのあそこを少し開いて見る。
 血の混じった愛液が流れ出す。
 それでも、そこは十分美しかった。

 俺は、もう一度リュカの中に入っていった。

「ぐ・・・・」
 リュカが歯をくいしばって痛みに耐える。

 後ろと前からじゃ角度が違うため、別の部分を傷つけたのだろう。

 俺はリュカが落ち着くのを待って、ゆっくり動き出した。

 リュカの中は狭い。もともと小柄な彼女の身体はあそこの造りも小さめだ。

 ゆっくり出し入れするだけでも十分に気持がいい。

 やがて、リュカの呼吸にリズムがついてきた。
 俺が引いて、抜けそうになると「フッ」と鼻で息をはくのだ。

「リュカ、もう少し早めてもいいか?」

 リュカがおずおずと返事をする。
「うん、ボク大丈夫みたい・・・」

 俺が動きを早めると、リュカの眉間がピクピクと動く。
 どうやら、感じているようだ。

 俺は自分のペースを変える。3回浅く入れ、4回目に深く突き刺す。
 いわゆる三浅一深というやつだ。

 リュカも、このリズムを覚えると、4回目に期待するようになる。
 まあ、期待半分、覚悟半分というところだろうが。

 4回目に深くつきいれると、歯をくいしばって一生懸命耐えている。

 が、耐えれば耐える程、快楽はつのっていく。

「うぐ、・・・う、ふぅ・・・」

 しばらくすると、リュカがしがみついてきた。
 もう、耐えられないという感じだ。

 俺の耳元でささやくように、俺の名を呼んでいた。

「リーン・・・。リーン・・・」

 リュカに対する感情が爆発した。
 かわいい。かわいいやつだ。リュカ。

 俺はリュカを抱きしめ、体重をリュカに預ける。

「ああ、ボクの中リーンでいっぱいだよぉ。ふあー、あー、あー」

 俺はリュカとの一体感を味わっていた。

 技巧など忘れ、ただ、貪欲に快感をむさぼる。激しく強く。

「くぅー。いーよ、ボク気持いいよ!」

 俺もすごく気持いい。もう出そうだ。

「リュカ、いくぞ、中に出すぞ!」

「うん、うん、中に、膣に出して!ボクのなかリーンで満たして!!」

 俺はリュカのなかに全てを注ぎ込んだ。

 白くなっていく意識の中にリュカのすすりなくような声をとらえた。

「あつい・・・・。あついよぉ・・・」





 翌朝、目覚めると俺の左腕がなかった。

 いや、左腕の感覚がなかったのだ。

 見るとリュカが頭をのっけて幸せそうに寝こけていた。

「・・・そうか」

 ゆっくりと昨日の事を思い出す。

 いろいろあったな、疲れるわけだ。

 俺は右手でリュカの髪をなであげた。

「んにゃ・・・。ふ、ふわあーー」

 リュカが起きる。

 俺と目が合って、跳ね起きた。

 部屋をきょろきょろ見まわす。
「あ、あれ?・・・・・あ、ああああ・・・そっか」

 ようやく合点が云ったようだ。
 俺を見て顔を赤らめる。

「うーん、じゃ、おはようのキッス」

 窓からさしこむ日の光に、リュカの目の虹彩がきゅっと閉まる。

「あれ?、お前の目?」

「あ、これ?うーん・・・。ま、いっか」
 秘密なんだけどね。と前置きして彼女は話し出した。

「あのね、ボクね、多分キャットピープルだと思うんだ。親の顔は知らないから 本当のことはわかんないけどね。月齢で、体調とか、気分とか身体能力とか、全然変わっちゃうんだ。満月のときは無敵だよボク。」

 そうか、それで納得がいく。リュカのあのスピード、あの舌のざらつき。

「ね、リーン。こんな猫女じゃいや?」

 ちょっと不安そうに聞いてくる。

 俺はそんな彼女を笑い飛ばしてやりたかったが、もっか左腕が大変なことになっていた。

 ジーン・・・・。

 やや、感覚の戻ってきた腕がとんでもなくしびれていた。

 俺の顔つきから察したのか、リュカがニヤリと笑うと指でつつく。

 俺は声の無い悲鳴をあげてのたうちまわった。

「リュカ、てんめぇ」

「ふん、ボクの昨日の痛みに比べればそんなのへでもないね。 もー痛かったんだから。あー、なんかそれ以上に腹の立つ事思い出してきた」

 それ以上思い出されるとうるさいので、俺は、ふくれっつらの彼女の頭を抱え込んでぐりぐりしてやる。

「このやろー!いーか、お前は俺のもんだからな!猫だつーならペットとして飼ってやる」

「あ、ひどーい!ちゃんとレディとして扱え!」

「そんなうるさいレディがどこにいる!」

「ここにいるー!!」




 こうして、俺はリュカを手に入れたのだが、お宝はあと2つ残ってる。
 それを思うと、心が浮き立つ。
 そうして、俺はこの部屋を後にした。

 
 

「なに、ニヤニヤしてんのよ、このスケベー!!」


 

 

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