虚像現実


 

 

@ch.2


 アレから一週間後。


 仕事の後に、勤労の報酬を受け取る俺がいた。


「んんっ・・・!じっ、事務所じゃダメですぅっ・・んっ、んっ、んっ!」

 顔を紅潮させ、立ったまま、抱きしめるような格好で身体を俺に預けたたまきが震える声で抵抗する。
 ここ数日は事務所で俺はたまきを可愛がっていた。昨日は会議室。一昨日は男性用トイレ。今日は廊下である。

 クチュ・・・

 偶然に、(と言っても、同じ仕事の帰りだから当然と言えば当然だが)午後7時。仕事帰りということで、アルファベットで「LOVE」とデザインされたTシャツと、デニムスカートという格好のたまき。そのデニムスカートの中に入れられた俺の指先が動くたびに聞こえる、湿った音。

「そうはいっても、カラダは嫌がっていないようだけど?」

 使い古されてカビの生えたセリフだが、状況にさえ合えば、実に効果的だ。

「でも・・・こんなところでぇっ・・・!ぁぅ〜〜、人に見られちゃうのはっ・・・ひぅっ! んあぁぅ!」


 指が敏感な突起を軽くこするのにあわせ、声が跳ねる。
 たまきはソコが敏感らしく、挿入するよりもソコを指で愛撫してやる方が感じるようだった。
 今日はここでたまきに俺が入れる気はない。そのまま指でクリトリスを強く愛撫する。

「あっ、うぅっ!、だめっ、だめですぅっ!廊下でぇっ!いやぁ、 あぁあぁああああぅ・・・!」

 たまきの全身が震え、その後、体重を全て俺に預けるように力が抜ける。そんなたまきに俺はある種の達成感を感じていた。


 一週間、毎日仕込んだ甲斐もあって、俺の理想のアイドルに成長した。
 例え身体が開発されようと、恥じらいのないアイドルなんてダメだ。
 たまきが俺に身体を許しているのは、一週間前から俺が最愛の人になったからである。
 最愛の人には全身全霊で尽くし、それでいて身持ちは堅く、テレビではお茶の間のアイドルとして活躍。
 これこそ、いまのたまきこそ、俺の求めていた俺のアイドルである。

「事務所の廊下で、誰かに見られてるかもしれないのイっちゃうなんて、たまきは淫乱だな」

 荒い吐息のたまきには、普通なら顔を真っ赤にして怒るような俺の言葉すら届いていないようだ。
 たまきの下腹部から指を抜き、軽く汁気を払ってからたまきを両手で抱きかかえる。今日はこれで終わりだ。たまきを本格的に相手にしている時間がないからだ。
 挿入せずに、指だけでイかせたのもこの後のためだ。



 それから数分後。落ち着きを取り戻したたまきに連絡事項。
「たまきちゃん。今日、ちょっと俺は残業があってね。橘さんに話してあるから、彼女に送ってもらってくれないかな?」
 橘さんは他のタレントを受け持っているマネージャーである。
「えっ・・・。わ、わかりました」
 俺に送ってもらえない事に、少しさびしそうな顔をするたまき。それでもきちんと事情を理解して、わがままを言わずに頷いてくれる、こういう物分りのいい所もたまきの美徳のひとつだ。本当にいい娘だ。
「もう橘さんは駐車場で待ってるはずだから」
「はい。お疲れ様でした」

 チュ

 周囲をうかがって、人がいないことを確認してから、少し背伸びして軽くキスをしてくるたまき。紅い顔を俺に隠すようにきびすを返し、黒髪を揺らしながら玄関に向かって少し早足で歩いていく。
 んーむ。なんてかわいいんだ。これからのことを考えるとちょっと罪悪感を感じるが、まあそれはそれ。彼女に対する愛情が消えたわけではない。
 ただ男としてこんな力を手に入れたなら、やれることをやるというだけだ。

 さて。

 これからが今日の本番だ。
 ターゲットの待つ事務所3Fの会議室へ。

「あれ?さいとうさんおはよーございます!」
「・・・おはようございます」
 事務所で、たまきに並ぶ稼ぎ頭、ツインボーカルデュオの二人。美樹とさくら。美樹はハニーブロンドの髪を両側でまとめたハーフの少女。さくらは黒髪のショートヘアを内側にシャギーをかけている。二人とも今日は学校からそのままきたのか、制服を着ている。二人ともワイシャツとサマーセーターと紺のスカートに黒のハイソックス。二人の服装で唯一違うのが、セーターの色だけだ。美樹は白で、さくらは黒。
 セーターの色のように性格は対照的で、美樹は外向的で誰にでも気兼ねなく話す性格で、運動神経もよく、なんでもそつなくこなすのでテレビ製作側にも視聴者にも好感を持たれるタイプだ。さくらは内向的で無口で大人しいが、芸能界にとって大きなマイナス要素であるその性格を、より多くの練習でカバーする努力家だ。

 そう、第三のターゲットは、この二人だ。

「おはよう、美樹、さくら。橘さんに聞いた?」
「ハイ、聞きましたよ」「・・・はい」

 二つの口が同時に返事をする。

「今日『初めての日』なんですよね。あ〜緊張するぅ〜」
「・・・よろしくお願いします」
「じゃあとりあえず、『初めてのフェラチオ』をしてもらおうかな」

 会議室のパイプ椅子に座り、ベルトを緩めズボンを下ろす。たまきとの情事で既に準備ができているペニスが勢いよく飛び出す。

「うわぁ!パパのと全然違う・・・」
「これが男の人の・・・・」

 勃起したペニスに個々の感想を漏らす美樹とさくら。美樹はそのまましげしげと眺めているが、さくらは俺の前に跪き、ペニスに顔を近づける。

「さ、さくらちゃん、やり方わかるの?」
「昨日、勉強してきたの・・・」

 さくらはそう言うと、亀頭に息が掛かるくらいにまで顔を近づけてから、上目遣いに俺の顔をみる。

「・・・さくらの『初めてのフェラチオ』です。よろしくお願いします」

 そして亀頭の先を口で含み、少しずつずらすように飲み込んでいく。唇が亀頭を這う感覚が絶妙の刺激に変化する。亀頭が完全に口の中に納まると、舌も使って、全体を愛撫しだした。勉強してきたと言っていた通り、初めてとは思えない動きだ。
 だが、勉強してきたといってもさすがに知識だけでは難しいのか、さくらの口内の動き全部が気持ちいいわけではない。探るような動きも混ざっているが、まあこれから経験を積めば何の問題もない。及第点だ。

「よく勉強してきたな、さくら。偉いぞ。」

 口奉仕をしているさくらの頭を撫でてやる。

「んっ、んんんんんぅ、んんんぅ、んん」

 何を言っているか解らない。ペニスが舌の動きを感じたから、お礼でも言ったのだろうか。まあいい。
 上目使いで俺を見たまま、舌と唇で亀頭をを愛撫し続ける。

「さくら、亀頭しか愛撫できないのか?もっと口全体を使って、全体を愛撫するんだ。スライドさせたり、吸ったりするんだ」

 俺の言うとおり、吸ったり顔をスライドをさせ始めるさくら。そうしながらも、舌を使うのを忘れない。実に素晴らしい学習能力だ。
 こちらのペニスの反応もよく見ていて、反応が強い部分を執拗に愛撫している。

「美樹、どうだ、さくらのフェラチオは」

 顔を赤らめながらさくらの奉仕をまじまじと見入っていた美樹に、声をかける。

「さくらちゃん・・・すごいエッチ・・・」
「驚いてるだけじゃダメだろ。美樹もなにかやらなきゃな。・・・そうだな、『初めてのストリップショー』でもしてもらおうかな」
「あ、はい。『初めてのストリップショー』ですね。わっかりました!」

 そういうと、美樹はサマーセーターを脱ぎ、スカートのホックをはずす。黒のハイソックスで強調された脚のラインを流れるようにスカートが床に落ちる。
 ワイシャツのボタンに手を掛け、ひとつずつボタンをはずしていく。
 ・・・情緒も何もない事務的な脱ぎ方だ。まあ仕方ないか。ストリップなんて見たことないだろうしな。
 下着になった時点で手の止まった美樹にストリップショーを続ける指示を出し、さくらに改めて意識をむける。

「さくら、そろそろ出すぞ。強くするんだ」
「んんっ。」

 さくらの奉仕のスピードが上がる。それに伴い、高まる射精感に俺は逆らわなかった。

「んんんぅ!」

 さくらの口内に精液をはきだす。射精と同時に、さくらを征服した、という心情が心を染める。まだ誰も汚した事のないさくらの口を初めて犯した事実に、ある種の背徳感を感じながら射精の余韻に浸る。

「さくら、吐き出してもいいぞ。『初めての精液飲み』したいなら別だけどな」

 精液の味に顔をしかめていたさくらが、その言葉に反応して、口にたまった精液を躊躇なく飲み込む。

「・・・さくらの『初めての精液飲み』でした。『初めての口内射精』ありがとうございます・・・」
「どういたしまして。・・・よし、美樹、射精後のペニスをキレイにするんだ。『初めてのペニス清掃』だ」
「は、はい。『初めてのペニス清掃』させてもらいます」

 まだまだ成長途中の胸とうっすらと繁る恥部を隠そうともせずに、美樹がさくらに代わって俺の足元に跪く。亀頭から垂れ落ちそうになる精液を舌で受け止めてから、ペニスを口に含む。

「んんっ、んむぅん、んんん、んんぅ」

 ぎこちなく舌を動かし、亀頭についた精液を舐め取る美樹。精液の苦さに少し顔をしかめるが、そのまま喉を鳴らして飲み込む。

「うぅ〜、これってすごい苦いですよ・・・。さくらちゃん、よくこんなの飲めたね・・・」
「だって・・・『初めての精液飲み』だし・・・。飲まないと駄目だから・・・」
「そうだけど〜。まあ私も今、少しだけどのんだから、『初めての精液飲み』だよね!フフフ!」

 楽しそうに笑いだした美樹を見て、自分で仕向けた事ながら、二人の行為と調子のギャップを感じる。
 なにより全然淫らな感じがしない。これは個人的な好みとしてよくない。
 この二人にはもっと淫らに狂って欲しい。自分で選んでおいてなんだが、会議室では雰囲気も出ない。
 そう思った俺は、当初の予定を変え、違う場所で二人をかわいがる事にした。
 ・・・美樹にストリップをさせたことが無意味になったが・・・まあいいか。
 俺は二人に事務所の仮眠室に移動するように言い、もうひとつ、とある『初めて』をやっておくように告げると、汗を流すためと、時間をつぶすためにシャワー室へと向かった。

 事務所の仮眠室に最近導入したダブルベットに二人移動させ、備え付けのシャワールームでゆっくり湯を浴びる。
 すっかり汗を流し、20分程たった後、バスタオルを腰に巻いてシャワールームから出る。すると、ダブルベットの上で美樹とさくらが全裸で互いを愛撫しあっていた。

「二人とも、『初めてのレズプレイ』はどうだい?」
「あ、斉藤さんっ、んんぅ!、さくらちゃん上手いのっ!あうぅ!」
「美樹ちゃん、あっ・・・かわいい・・・、んんっ」
 さくらの白く細い指が美樹のだした愛液で鈍く光を反射している。美樹の指はさくらの胸を愛撫していたようだったが、さくらの愛撫に負けてしまい、手が止まっている。

「あっ、ああぅ、そこすごいよぉ!さ、さくらちゃん、んあぁ!すごいよぉぅ!」
 さくらの指が美樹の中に沈んでいく。指を艶かしく動かしながらも胸の突起に口で刺激を与え続けている。努力家のさくらの事だ。こういうプレイについても勉強してきたのだろう。
 美樹はさくらのなすがままにされ、体中を震わせている。

「あんっ!だめぇえ、つ、強すぎるぅぅ!、ひっ!、ひあぅう!、あぁぁぁぁぅ!さ、さくらちゃぅぅん!、しゅ、しゅごひのぉぉ!」
「美樹ちゃん・・・かわいい・・・」
 さくらの指の動きが加速する。このまま美樹をイかせるつもりのようだ。
 このままさくらの好きなようにさせてもいいが・・・

「さくら、ちょっとまつんだ。美樹に『初めてのセックス』をさせなくていいのか?」
「あ、・・・すいません斉藤さん・・・、どうぞ、美樹ちゃんに『初めてのセックス』をしてください」
 さくらは少し申し訳なさそうに謝り、美樹に対する愛撫を止めて、横に移動する。
 俺はさくらのいた場所にバスタオルをはずして座り、さくらの愛撫で半ば放心状態の、グチョグチョな秘部に一気に挿入した。

「んひぃ!、ひあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!」
 途中にあった抵抗も一瞬で通り過ぎ、一気に最奥まで到達した瞬間、美樹の身体が震える。イったようだ。

「美樹、『初めてのセックス』だけじゃなくて『初めての絶頂』までできたようだね。おめでとう」
「は・・・、はひがとうございましゅうぅ・・・」
「あ、美樹ちゃん、いいなぁ・・・斉藤さん、私も『初めての絶頂』したいです・・・」
 初めての強烈な刺激にろれつの回らない美樹とは対照的に、羨ましそうにさくらが言う。まあすぐにさくらにも味あわせるつもりだが。

「よし、美樹、今日は『初めての膣内射精』でおわりだからな。動くぞ」
「ま、まってください、まだつよすぎぃぃぃぃぃ!、んあああああああぁぁ!」

 足に手をかけ、押し付けるように腰を動かす。さくらの膣内が動きにあわせて脈動する。

「ひうぅ!、あっ、あっ、ああうぅっ!、またきちゃうのっ!、すごいのきちゃうっ!、んああああぁぁっ!」
 かすれそうな声で喘ぎながら、高みに昇ろうとする美樹。腰をより奥へ奥へと、突き刺すように動かす。

「ひぃやぅぅぅ!、そこしゅごいのぉぉぉぉ!、またイくのっ!、またイっちゃうのぉぉぉ!、・・・・・・あっ、あっ、ああああぁぁぁぁっ!」
 最後の長い一声で、美樹が果てる。数回体を震わせ、放心する。全身を桜色にそめてぐったりしている美樹から、ペニスを引き出す。

「あ、斉藤さん、『初めてのペニス掃除』させていただきます・・・。」
 すかさずさくらが、血と精液と愛液の混ざった薄いピンク色のペニスを口に含んで舌と唇で吸う。室内を美樹の荒い吐息とさくらのペニスを舐める音が支配する。
 まだほとんど膨らみというものがないさくらの胸。下腹部もつるつるだ。まだまだ発育していない美樹と比べても、明らかに未発達な身体。
 先ほど美樹の裸は見ていたが、さくらの裸をきちんとみるのは初めてだった。偶然にも、美樹と同じようにペニスを舐めさせながら観察する事になるとは・・・。

「よし、さくら、今度はさくらが、『初めてのセックス』をする番だな。」
「はい・・・。さくらの処女、もらってください」
 俺はさくらの発言に少しの違和感を覚えたが、それどころではなかった。さくらは立膝になって、俺のペニスを跨いだ状態で身体を落とそうとする。

「まて、さくら、いきなり座位は無理だろ・・・うわっ!」
 先端を引っ掛けて、一気に腰を落とすさくら。薄っすらと濡れてはいたが、そういうレベルではない。処女膜も美樹のときと違って、勢いだけで突き破る。膣内も擦れて相当痛いはずだ。

「んんんんんんんっ!・・・は、入りました・・・、うれしい・・・」
「おい、さくら、大丈夫か?、無茶するなよ・・・」
「大丈夫です・・・。斉藤さんの好きなように動いてください・・・」
 そういうとさくらは腰を動かそうとするが、苦痛で顔をゆがませ、途中で止まってしまう。

「さくら、痛みが引くまでうごかなくていい。というか動くな」
 しゃべりながらさくらが動かないように身体を密着させ抱きしめる。

「あっ・・・」
 顔を紅くするさくら。・・・何か変だ。

「さくら、お前もしかして、・・・俺の事好きか?」
 正直違ったらすごく恥ずかしい質問だ。まあ催眠術で忘れさせればいいが。

「・・・はい。ずっと好きでした・・・」
 さっき感じた違和感の正体が解った。
 『初めてのセックス』と言うべきタイミングで『処女をもらってください』と言っていた事に違和感を覚えたのだ。
 いろいろ思い当たるフシもある。努力家だったとしても、いろいろ積極的過ぎた。口に咥えるのも、いくら『初めて』だとしても躊躇もなく咥えていたし、美樹とのレズプレイで率先して美樹を愛撫していた。すべて大好きな俺のために行っていたのか。

「さくら、痛みが引くまでこのままでいるんだ。俺はお前に痛がって欲しいわけじゃない」
 さくらの方を向いて、唇を重ねる。
 舌で唇をノックすると、すぐに口をあけて舌を絡ませてきた。


「んんっ、んんんんっ、んふっ、んふぅ」
 数分間、濃厚なキスを続けていると、吐息に甘い声が混ざってきた。

「さくら、そろそろ動くぞ」
「はい・・・もう大丈夫です」
 さくらの返事を聞き、少しずつ腰を突き上げる。だが、座位では力の加減が難しい。どうしても強く動くか、弱すぎて動けないかになってしまう。
 そこで、そのまま後ろ向きにベットに倒れこみ、騎上位にする。

「自分が痛くないように動くんだ。俺も少しずつ動くから」
「・・・はい」
 さくらがぎこちなく腰を動かし始める。ぎゅうぎゅうにペニスを締め付けながら、ゆっくりなストロークが続く。だが何回転かすると、だいぶ慣れてきたのか、鼻から抜ける嬌声をだしながら、次第に大きく、速い動きになっていく。

「んっ、んっ、んんっ、斉藤っ、さんっ、気持ちっ、んあっ、いいですっ、かっ!」
 さくらの声が腰の動きにあわせて弾む。声の質も、完全に痛みが消えている。

「ああ、さくら、気持ちいいぞ・・!」
「あっ、んっ、よっ、よかったっ!、あっ、あっ、きっ、もちっ、いいですっ、んっ!」

 いつも無口で無表情なさくらが、快楽に顔を紅く上気させている。そのギャップに俺の背筋に快感が走る。

「こっちも動くぞ!」
「は、はいあああぁぁぁぁぁぁっ!、奥にぃっ!、んはぁぁっ!、ふ、ふかいぃぅぅぅっ!」
 腰を真上にうちつける。今まではまだ控えめだったさくらが快楽の衝撃に我慢できなかったのが、唐突に大きな声をあげる。

「ひぅっ!、は、激しすぎるのっ!、はあぁぁっ!、はげしいのおぉぉっ!、ひあぁぅっ!、あはぁあぁぁぁ!」
 一回決壊すると止まらないのか、今までに無いような声で喘ぎ続ける。俺は両腕でさくらの足を固定し、尚も強くうちつけた。

「さくら、そろそろ・・・!」
「あぁっ!、あぁっ!、出してくださいっ!、中でぇっ!、だしてくださひぃ!あああぁあぁぁ!、わたしもぉぉっ!」
 俺は動きを加速させる。さくらの膣も絶頂に向けてか、今までよりも激しく脈打ちながらきつく締め付けてくる。

「ああっ、あっ、キちゃうのっ!、ああぁっ!、ああぁぁっ!、・・・・・・・・・・・!!」
 声にならない声をあげ、さくらが痙攣する。それに合わせ、噛み切るかのごとく締め付けてくるさくらの膣。絶妙な刺激がペニス全体に伝わり、精巣にたまっていた全ての精液を放出するかと思うほどの放出感が身体を支配し、そのまま俺は意識を失った。






 どれだけ意識を失っていたのだろうか。
 最初に気づいたのは股間の違和感だった。
 ダブルベットに仰向けに大の字に寝ていた俺は、顔を上げ自分の股間を見た。

「あ、目が覚めたんだね」
「・・・・・・」

 俺の股間に座って、ペニスを舐めていた美樹が舌を止め、応える。さくらはこちらを見ているが、口はペニスから離れない。

「美樹、さくら、二人とも何やってるんだよ」
「だってなかなかおっきくなってくれないんだもん・・・」
「・・・・・・」
 さくらは先程と同じ。

「斉藤さん・・・『初めてのセックス』は終わったけど・・・」
「・・・二人同時は・・・まだなの・・・」

「だ・か・ら、今度は、『初めての3P』やっていいですかぁ」

 上目遣いで俺を見つめる二人。



 俺の口は何も言わなかったが、にょきにょきと起き上がったナニが、雄弁に答えを語っていたのだった。

 
 
< つづく >


 

 

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