購買部の買い物


 

 



 キーンコーンカーンコーン。
 チャイムが鳴り、先程までまばらに居た生徒達が完全にいなくなる。漸く終わった混雑に草臥れた身体を伸ばして葵梨花(あおいりか)はふうと息をついた。コキコキと軽く首を鳴らすと立てかけておいたパイプ椅子に座る。

「今日もお勤めご苦労様ぁ〜」

 梨花は疲れた体をギシッと背もたれに寄りかかり、ほけっと脱力しながら自分に言う。若く美人な梨花は生徒達に人気が高く、この学校に食堂がないというのもあるが、昼休みにもなると彼女の働く購買部には生徒達が甘い物に群がる蟻の様に押し寄せ、昼休みも半ばを過ぎると他の人の場合は残るようなはずれのパンすらも綺麗に完売するのだった。そして、売り切れた後でも彼女を慕う生徒達が数名、話し相手を求めて群がり、昼休みが終わるまでは購買部から人が途切れる事はない。
 そんな怒濤のような生徒達を半ばパニックになりながらも捌く梨花は、昼休みが終わる頃にはいつもくたくたになっていて、昼休みが終わった後にしばらく椅子で休憩するのが日課になっていた。
 そんな梨花の目の端に一人の生徒の姿が映った。

「あれぇ? どうしたの? あなたも休憩?」

 見る者をほんわかとさせる笑みを浮かべてその生徒へと梨花は問う。その問いに男子生徒はくすくすと笑って答えた。

「いえ、休憩って言うか、買い物に来たんですけど……」
「え、あ、そうなの。それで、何が欲しいの?」
「梨花さん、何が欲しいのって、何もないじゃないですか」

 慌てて立ち上がる梨花に男子生徒は苦笑して返す。男子生徒の指摘にその事に気付いた梨花は顔を赤くして、あ、と口に手を当てた。

「あ……あはは、ごめんね。完売したの忘れてた」

 えへへと笑い、もう一度ごめんねと言う梨花に男子生徒は思わず笑みを零す。

「いえ、良いですよ。購買はいつも人気だって言うのにこんな時間に来た俺が悪いんですから」
「もう昼休みも終わっているものねぇ……」

 男子生徒の言葉を受けて、ふふと笑う梨花は自分の台詞と今の状況に一つの違和感を憶えた。

「あれ? そう言えばあなた授業は良いの?」

 梨花から発せられた当然の疑問にくすりと笑い、男子生徒は梨花に告げる。

「梨花さん、知らないんですか? 三年は選択授業の関係で午後が無い日とかもあるんですよ」
「え? そうなの?」
「そうですよ……ほら」

 きょとんと問い返す梨花に男子生徒はちょいと窓の外を指し示す。その先には姦しく笑いながらも校門へと歩いて行く女子の姿があった。

「ね」

 男子生徒は梨花がそれを確認したのを見てにこりと笑う。それにつられて梨花もふふっと笑った。

「へぇ〜そうだったんだぁ。初めて知ったぁ。だから、あなたもここにいるのね。あれ? でも、それならあなたは何でここにいるの? 帰らないの?」

 卒業生とは思えないような発言をする梨花に男子生徒は苦笑する。

「それがですね。授業はなくても部活はあったりするんですよ。まだ引退していないもので。だから梨花さんとおしゃべりでもして暇を潰そうかと思いまして、大丈夫ですか?」
「へえ〜、そうなんだ。うん、私で良ければいいよ」
「すいません」

 そう言って男子生徒はカウンターを挟んで梨花と横並びになるように、壁へとよりかかる様に座り込んだ。梨花も男子生徒に倣うようにカウンターから出て、男子生徒の隣へと座る。そしてふふと、慈しむような笑みを向けて男子生徒を見た。
 そんな梨花の視線を受け、男子生徒も思わず笑みを零した。

「しかし、梨花さんも毎日大変ですね。僕なんか昼休みの混雑に飛び込もうって気になりませんよ」
「まあ、それが仕事だし。それにみんな可愛いし。私もこんな時代があったんだなあって思う事もあるなあ。歳を取った証拠かな?」

 梨花はそう言ってえへへと軽く舌を出す。そんな可愛らしい仕草に男子生徒はくすっと笑った。

「そんな事無いですよ。梨花さんは今も若いです。それにとても綺麗ですよ」
「もう、お世辞なんか言ったって、なにもでないわよ。ほら、見ての通り何もないんだから」

 どうだとばかりに綺麗に空になったショーケースを見せつける梨花に男子生徒は笑い返す。

「あはは、そうですね」

 梨花は男子生徒の反応を見てから、ふうと軽く息を吐く。そこに込められた疲労を男子生徒はめざとく見つけた。

「梨花さん、疲れてるんですか?」
「あ、ううん。そうじゃないんだけどね。最近肩が凝っちゃって。やっぱり歳なのかなぁ?」
「だから、梨花はまだまだ若いですよ。そうだ、梨花さん。肩凝りなら良いリラックス法があるんですけど」

 男子生徒はくきくきと首を動かす梨花にくすっと笑いながら提案する。その笑顔の裏に秘められた欲望に気付くことなく、梨花は男子生徒の言葉に興味を持った。

「リラックス法?」
「ええ、リラックス法です。月野先生や弥生先生にも教えましたけど、良く効くって言ってくれましたよ。良かったらどうですか?」
「硯さんや織絵さんも? へえ、保健の先生のお墨付きなんだ。ね、それってどんなもの?」

 身を乗り出して聞いてくる梨花に男子生徒は密かに笑みを浮かべて、しかし、その笑みを梨花には全く見せずに説明していく。

「まずは深呼吸をして下さい」
「こう?」

 すう、はあ、と男子生徒の隣にしゃがみ込んだまま梨花は大きく深呼吸をする。呼吸に合わせて上下する梨花の上体を注意深く観察して、男子生徒は言葉を続けた。

「そうです。大きく吸って、大きく吐いて。すう……はあ……」
「はぁ……すぅ……」
「そう、呼吸を繰り返していくととても気持ちよくなっていきますよ。息を吐いていく度に力が抜けてとてもリラックスしていきます。はあ……すう……」

 男子生徒の言葉に導かれるように梨花の身体が傾いでいく。ゆらゆらと揺れる梨花の身体が倒れないように注意しながら男子生徒は言葉を重ねていった。

「そう、とてもリラックスしていく。身体が楽になっていく。息を吐いていくほどに梨花さんの身体から力が抜けていきます。そしてとても気持ちいい」
「きもち……いい……」
「そうです、とても気持ちいい。ほら、息を吐いていくとどんどん力が抜けて気持ちよくなっていく。瞼が重くて開けていることが出来ません。どんどん重くなっていく。ゆっくりと閉じていきますよ」

 男子生徒の声のままに瞼を閉じた梨花はゆっくりと前に傾いで、しかし倒れ込むことなく、しゃがんだ姿勢のまま脱力する。そんな梨花の手を取り、きゅっと握った。

「こうしていると頭がどんどん真っ白に染まっていく。何も考えられなくなっていく。でも、それはとても気持ちいい。何も考えられない事は気持ちいい。ずっとこのままでいたい。どんどん頭が白に染まっていく。頭が真っ白に染まって、ずっとこの気持ちいいままでいたいと思えたら声が出せるようになる。気持ちいいと言ってしまいますよ」

 ぎゅっと梨花の手を掴み、男子生徒はじっと梨花を観察する。男子生徒の視界の中で梨花の身体がだんだんと弛緩してきた。ピクピクと震えていた瞼は開かないまでも力が抜け、身体はふにゃふにゃと柔らかくなる。そして、軽く開かれた口からはとろりと涎が零れていた。

「きもち……い…い……」

 その口から微かに、しかし確かに梨花の声が零れる。その言葉に男子生徒はにやりと笑った。

「梨花さん、あなたは今とても気持ちいい所にいる。そこはあなたの心の奥底です。あなたの一番リラックス出来る場所。そこにはあなた以外は誰も居ない。だから、聞こえてくる声は全てあなたの心の声。あなたにとっての真実。たとえ、どんな事でもあなたはその声に従ってしまいます。いいですね?」
「……は……い」
「今から三つ数えると梨花さんは目を覚ます。でも、目を覚ました後もあなたはそこにいるので聞こえてくる声はどんなことでも疑わないし、どんなことでも従ってしまいます。見る事も喋ることも考えることも出来るけど、必ずそうなります。いいですね」

 男子生徒は刻み込むように言い、梨花がこくんと頷くのを確認してから三つ数え、手を叩いた。
 ぱんという音が廊下に響き、その音にびくんと梨花の身体が反応する。そして、ゆっくりと梨花は目を開いた。ぱちぱちと何度か瞬きをして、すぐ隣の男子生徒にふわりとした笑みを浮かべた。

「終わった?」
「ええ、終わりました。どうです? 『とても楽になったでしょう』」
「あ、本当だ。凄いねぇ」

 梨花はしゃがんだまま首をくるくると動かし、楽になったのを感じておおと目を見開いた。そしてふわりとした笑みを浮かべる。そんな梨花を見ながら、男子生徒はにやりと口の端を歪ませた。

「梨花さん、実は暇つぶしの他にも梨花さんに用があったんですよ」
「ん、なぁに?」

 見る者を和ませる笑みを浮かべたまま甘い声で聞き返す梨花。そんな無意識の可愛らしい仕草を見ながら男子生徒は本題を口にした。

「買い物に来たんですよ」
「買い物? いいよ、何が欲しいの?」

 そう快諾して立ち上がった梨花はくるりとカウンターのウインドウケースを見て、あ、と短い声を漏らした。そして、次の瞬間にはその声は乾いた笑いへと変わり、ポリポリと頭を掻きながら男子生徒の方へと向く。その貌には何処か引きつった笑いが張り付いていた。

「ごめんね、完売しちゃってたの忘れてた」

 軽く手を合わせて謝ってくる梨花の可愛らしい仕草に、男子生徒はくすくすと笑いながら言葉を紡いだ。

「ああ大丈夫ですよ」
「?」

 意味不明な男子生徒の言葉に梨花は首を傾げる。そんなに梨花にくすりと笑って男子生徒は宣告した。

「俺が買おうと思っていたのは梨花さんですから」
「え……わた……し?」
「そうです。『僕は梨花さんを買いに来たんですよ』」
「え、あ、そうだったの? ごめんね、気付かなくて。私ね、あれ? 私いくらだったかな?」

 梨花は男子生徒の言葉に何の疑問も持たず、自分の値段を悩んでいる。そんな梨花に対して、男子生徒は更に言葉を続けた。

「梨花さん。『梨花さんを買う代金は精液で支払われる物』でしょう? 梨花さんが自分でフェラチオをして精液を受け取らないと」

 男子生徒にそう言われ、梨花は顔を真っ赤に染める。その行為にではなく、その事を忘れていたことに対する羞恥で。

「ごめんね、そうだったね。すっかり忘れちゃってた。でも、どうしよう。流石に廊下でやるわけにも行かないよね……下手すると誰かに見られちゃいそうだし……」
「それなら、『そこのカウンターの中でやれば良いんじゃないですか? そうすれば廊下からは見えないですし』」
「あ、そうか。そうよね。そこなら見えないよね。ありがと」

 男子生徒の言葉を疑いもなく信じ込み、梨花は男子生徒をカウンターの中へと連れ込む。そして、先程自身が座っていたパイプ椅子に男子生徒を座らせると、その目の前に跪いた。かちゃかちゃと慣れた手つきで男子生徒のベルトを外し、パンツごとズボンを下ろす。そうして出てきた男子生徒の肉棒を割れ物でも扱うようにそっと手に取った。

「じゃあ、精液を貰うね」

 にこりと買い物をしていく生徒達に向けるものと同じ笑顔を男子生徒に向けると、梨花はぺろりと男子生徒の肉棒に舌を伸ばした。
 ぺろり、ぺろりと下から上へまるでアイスでも舐めるように梨花の下が動いていく。その表面に張られた唾液の膜が男子生徒の肉棒へと塗り込められて、太陽の光を反射させていた。
 それと同時に手で男子生徒の肉棒を扱いていく。重ねて加えられていく快感に男子生徒の肉棒はあっという間に臨戦態勢へと移行した。

「ふふ、あなたの物、大きいね」

 手の中で大きくなった肉棒をうっとりと見つめ、梨花はあーんと口を開ける。そして、ぱくりと男子生徒の肉棒を口に咥えた。びくっと口内で震える肉棒を感じながら、梨花は頭を動かしていく。

「じゅ……んんぅ……むぅ……ぢゅぅ」

 ゆっくりと男子生徒に快感をなじませるように梨花は動いていく。ゾクゾクと駆け上がってくる快感に男子生徒は体を震わせた。それを見て取った梨花はにこりと嬉しそうに笑みを浮かべて、頭の動きを速くしていく。

「ん、じゅっ、むっ、ずっ、むっ」

 水っぽい音が断続的に響き、男子生徒の快感を刺激する。そんな風に動いていく梨花を見ながら男子生徒はにやりと口の端を歪ませて、梨花に向かって言葉を紡いだ。

「梨花さん、『梨花さんの口はおまんこと同じ快感を得る』んですよね?」

 疑問の形を取った確認。その言葉を聞いた瞬間、梨花の反応が劇的に変わった。

「んんんんんんっ!?」

 ビクンと男子生徒の肉棒を咥えたまま、梨花の身体が跳ねる。突然の快感に梨花は目を大きく広げて動きを止めた。しかし、それを男子生徒は許さず、がしっと梨花の頭を掴むとぐいぐいと梨花の頭を無理矢理動かす。男子生徒は自身の身体を走る快感に必死に耐えながら、それ以上の快感を梨花に与えていく。途切れることなく押し寄せてくる快感に梨花は目を白黒させた。

「〜〜〜〜〜〜〜っ!?」
「くっ………ぅっ」

 ビクンビクンと梨花の身体が跳ねる。ぎりぎりの思考で男子生徒の肉棒を噛まないように開いている口は丁度良く窄められ、男子生徒にも限界を超える快感を与えていた。ゾクソクと男子生徒の身体を快感が走り、我慢出来なくなった男子生徒はぐいっと梨花の頭を引き寄せた。
 梨花にとっても、男子生徒にとっても我慢出来ないほどの快感が走り、目の前が真っ白になった。

「でるっ……!」
「んんんんんんんんぅっ!?」

 ビクビクと男子生徒の肉棒が震えて、梨花の口内へと白濁液が吐き出されていく。同時に梨花の身体もきゅぅっと筋肉を収縮させて硬直した。そして数瞬、硬直から解放された梨花はガクンと脱力し、その勢いで男子生徒の肉棒を解放する。はあはあと上を向いて荒い呼吸のままに肩を上下させる梨花の口には男子生徒の白濁液が溜まっていた。

「……さあ……っ、梨花、さん。それ……を、飲ん……で、支払いは……完、了……です」
「ん……」

 男子生徒の言葉に梨花はその体勢のままに頷き、口を閉じるとこくこくと口内に溜まっている粘性の高い液体を飲み下していく。ゆっくり、ゆっくりと喉を動かし、梨花はたっぷり一分かけて口内の白濁液を呑み込んだ。

「は……ぁっ……これ、で、わた……しはあな、たにぃ……買わ……ぁっ、れたぁ……のねぇ……んぅっ」
「そうですよ。これでもう梨花さんは俺の物です。だから、いつでも何処でも、俺が求めたら梨花さんは応じないといけません。でも、それ以外はいつも通りで問題ないです。さ、さっきの気持ちいい世界に戻りましょう」

 喋る度に快感が走り、ビクビクと体を震わせる梨花に男子生徒は宣告する。その言葉を受け入れ、梨花の身体から力が抜けた。男子生徒は呆然としている梨花を尻目にまずは自分の後始末をする。そして、脱力して中空を見上げている梨花に声を掛けた。

「良いですか梨花さん。あなたは私に買われました。だから、あなたはいつでも何処でも私に求められたら応じてしまいます。あなたは私の所有物になったのだから絶対に断らない。あなたは私の命令には必ず従ってしまいますよ。でも、普段はその事を憶えていない。あなたはいつも通りに振るまい、いつも通りに対応します。私から命令された時だけ、自分が私の所有物だと言うことを思いだして従います。わかりましたね?」
「は……ぅ……いぃっ」

 梨花は男子生徒の言葉に答えようとして体を震わせる。その反応に男子生徒は梨花にかけた暗示を解いていないことを思い出し、にやりと笑った。

「じゃあ、肩を揺するとあなたは目を覚まします。そして、目を覚ましたら口の感覚も元に戻って、いつもの梨花さんに戻りますよ。今あったことは思い出せませんが、心の奥底では憶えていて、必ずそうなります。絶対にそうなります」

 男子生徒はそう言うと、梨花の後ろへと回り肩を揺すった。

「梨花さん、梨花さん、起きて下さい」

 男子生徒に肩を揺すられた梨花はぴくと身体を動かし、まるで寝てるのを起こされたかのように意識を取り戻した。

「あ……れ……?」

 きょろきょろと周囲を見回し、梨花は自分が床に座っていること、そして男子生徒が自分の肩を揺すっていたに気がついた。

「?」
「梨花さん、駄目ですよ。いくら疲れたからって、こんなところで寝ちゃ」
「あれ……私……寝てた?」

 目の前に組み立てられているパイプ椅子と自分の後ろの男子生徒を何度か見比べた後、首を傾げて男子生徒に問いかける。その問いに男子生徒はわざとらしく溜息を吐いた。

「そうですよ。歩いてたら梨花さんが蹲ってるから何事かと思ってみてみたら、椅子を枕にして寝てるんですもん。流石に呆れましたよ」
「ごめんね。だって太陽がとても気持ちよかったんだもの」

 男子生徒の嘘から梨花は勝手に記憶を捏造し、柔らかい笑みで謝ってくる。その笑顔を見て男子生徒は殊更にはあと溜息を吐いた。

「もう梨花さんは……昼寝ならもうちょっと相応しい場所と体勢でやって下さい」
「うん、気をつけるね。起こしてくれたお礼に何かあげるね」

 そう言って、梨花は空になっているウインドウケースへ目を向け、あっと小さい声を漏らした。そして、申し訳なさそうに男子生徒を見る

「ごめんね、今日は完売したの忘れてた。このお礼はまた今度するから」
「いいですよ。俺も丁度通りかかっただけだし、それに今日は良い『買い物』もできたんで」
「そうなの?」

 その男子生徒の言葉に梨花は立ち上がると、男子生徒へと振り向いて軽く小首を傾げた。

「ええ、だから別に良いですよ。『夜、お前の家へ連れて行け』」
「『はい』。そう、ごめんね」
「いいですって。それじゃ、俺はこれで」

 男子生徒はそう梨花に言って、廊下を歩いて行く。

「ありがとねー」

 その後ろ姿を梨花はにこりと可愛いと評判の笑みを見せて見送った。

 
 
< 了 >


 

 

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