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第一章の4


 狭い部屋、詰まるところ、俺の部屋だがその箱の中に重苦しい空気が満ちている。
 言わずもがな雪花と千鳥が気まずそうに互いを牽制しあっては時折、俺を見てくる。
 誰もが何か一言口にするだけで今までの三人の関係ではいられなくなるのを知っている。
 だから俺以外の二人は喋らな―――いや、しゃべれない。
 そして俺はただ面白そうに傍観していた。
 だが、流石に30分もたってこのままってのは飽きてきた。
 頃合いだ。この関係を今から―――壊す。
「さて、と。どうする?」
 びくっ、と互いが驚いて我に帰り俺にたずねてきた。
「ど、どうするって、お兄ちゃん…」
「一体、何を……」
「あいにくと答えを先のばしするのは好きじゃないんだ。
 単刀直入に言う、二人とも、俺とどうなりたい?」
「わ、私はその………」
 千鳥が思い立ったように口を開くが段々と声が小さくなっていってしまう。
 そんな千鳥に差をつけるかのように雪花が珍しく強気に声をあげた。
 とはいえそれでも千鳥の半分くらいの音量なのだが。
「わ、わたしはお兄ちゃんの恋人になりたいっ。
 お兄ちゃんが望むんだったらなんだってする!だから…っ!」
 だから捨てないで、わたしを選んでと心から訴えてくる。
 そんな雪花に驚いて千鳥は口を開いたままだった。
「そうか、偉いな。せっか」
 そう言って微笑みかけると雪花は心から笑顔になって俺に擦り寄ってきた。
「なら、今この場で俺に抱かれてみるか?」
「えっ!?」
「実を言うとな、一緒に帰ってきたのは千鳥とそうするためだったんだ。
 千鳥にお願いされてな。断る理由もなかったんだけど、その調子じゃ気分じゃなくなったか?」
 千鳥が何か信じられないものを見るかのように俺を見てきた。
 そして雪花はそんな千鳥に強い敵意のこもった視線で見た。
「お姉ちゃん…あんなにわたしがお兄ちゃんの好きなの知っててそんな事頼んだの……?」
「ちっちがっ、十字とゲームして昔みたい戻ってって…っ!」
 いざって時にまるで二人ともが逆転するようだ。
 千鳥は普段、気丈にふるっている分、こういうときには弱々しくなった。
 逆に雪花は普段、気弱だがいざって時に積極的になった。
「っ!」
 雪花はおそらく初めてだろう、狼狽する千鳥を責めるかのようにキッと睨み、俺と千鳥との間に割りこんで俺の前に立つと服に手をかけだした。
 もう雪花の目には俺しかうつっていない。
「お兄ちゃんに好きになってもらえるんだったらわたし、なんでもするんだよ…?」
 ふぁさ、と制服がカーペットの上に落ちると流石に恥ずかしくなったのか赤くなって俺に抱きついてきた。
 それを見て慌てたように千鳥が声をあげた。
「ちょ、せっか、本気なの!?実の兄妹でしょ!十字も!」
「お姉ちゃんはうるさいの。わたしはお兄ちゃんと一緒だったら他のことなんてどうでもいいんだから邪魔しないで」
「俺もかまわないぞ。第一、お前の願いだけ聞いてせっかの願いを聞かないなんて不公平だろ」
「そんな……」
 呆然とする千鳥に追い打ちをかける様に雪花は顔を近づけて俺に訴えてくる。
「お兄ちゃん、そんなことよりどうすればいいか教えて、お姉ちゃんにするつもりだったことよりもっと凄いことして欲しいの…っ」
 どうすればわからず息を荒くしておねだりしてくる下着姿の妹、俺はその妹に小一時間前、千鳥にしたように抱きしめて口づけをし、唇をついばみ、そして舌と舌を絡めだした。
「んんんっ、あぁぁはぅっ、んっんっはぁっんんんっ!?」
 たまらなさそうに甘い声を上げる雪花を千鳥が悲しそうに、そして悔しそうに見つめる。
 そう、そうでなくちゃ面白くない。何のためにオマエにしたことを雪花になぞり返していると思ってる。
「見ているだけでいいのか?ちどり」
 そんな俺の言葉に爆発するかのように千鳥が叫ぶ。
「いいわけないっ!いいわけないもんっ!」
 そう言ってべそをかきだす。
「お、おねえちゃん…」
 普段から毅然としている千鳥の涙を初めて見たのだろう、雪花が素に戻り狼狽している。
 俺は嘆息して二人を見ると口を開いた。
「じゃ―――先に千鳥を抱くとするか」
『え?』
 見事に二人の声がハモる。
 だが、その声にこもった感情は正反対のものだった。
「な、なんで?おにぃちゃん……」
「それがちどりとの約束だからだ。
 ゲームで勝てば、ちどりを抱けばちどりは俺のモノになる。
 せっかは俺の恋人になりたいんだろう?
 それならあとで相手をするからちどりが俺のモノになるのを見ていろ」
「恋人にはなりたい、けど……」
 語尾をすくめる。どうしても先に結ばれたいらしい。
 そう、それでいい。
「どうしてもこのまましたいっていうんだったらお前も俺のモノになるか?」
「お兄ちゃんの、モノ……?」
「あぁ、恋人だったら将来、別れるかもしれないが俺のモノになるんだったらずっと俺の側にいられる。
 だから千鳥も俺のモノになるんだ」
 その言葉に何か言いたそうにする千鳥を視線で黙らせると再び雪花を見る。
「ずっと………お兄ちゃんと一緒……」
 きっとそれは、雪花にとっての、楽園への、招待状。
「………なる、うぅん、なりたい、お兄ちゃんのモノに、なりたい……」
「いいのか?ちどりと同じ立場なんだぞ?」
「うん、お姉ちゃんも一緒、お兄ちゃんが好きだから……」
 予想通りだ。雪花の中には千鳥への同情が生まれていた。
 いくら激情に駆られたとはいえ長年姉妹のように過ごしてきたんだ。お前らならば、壊れたモノじゃないならば、そう簡単にその絆は断ち切れない。
「せっか。お前はちどりのこと、嫌いになったんじゃないのか?」
「ううん、嫌いになんてならないよ、おねえちゃんも好き。ただ、お兄ちゃんを取られるのはいやなの。だから一緒ならいいの」
「ちどり、オマエはどうだ?せっかのこと嫌いになったか?」
「なるワケないじゃない。
 アタシも同じ。十字ちゃんと一緒にいたいから―――」 
「ならこの問題を解決するのは簡単だ。
 三人で一緒にすればいいだけの話だろ」
『えっ!?』
 見事にハモる。まぁ、当然といえば当然だ。同性と肌を重ねるなんてのはこの二人にしてみれば想像もつかない未知の世界の話だろう。
 俺も男と一緒に3Pなんぞ断固拒否する。
 だけどそれを拒否するのは俺が[選択できる]側だからだ。
 俺のモノになるお前らにその権利なんてあるワケ、ない。
 重なった影に指環を使って二人のそのことに関する抵抗と互いへの拒絶なくし、かえって快感につながるようなイメージに近づける。
 第一、お前らの他にも奴隷はいるんだ。そんなこといちいち気にされていたら楽しめるものも楽しめない。
「ほら、二人とも俺としたのと同じ事をしてみろ―――できるよな?」
 長いこと一緒にいた三人だ。
 俺が今どういった意味合いを込めていったのか伝わっているハズだ。
 二人とも少しおびえた様に互いに近づいて抱きしめあう。
「あっ」
「えっ?」
「そんなに違和感なんてないだろ?さ、千鳥も服を脱いで早く次の段階にうつれ」
「う、うん、わかった…」
「お姉ちゃん…脱がしてあげる」
「あ、せっか…っ」
 妖しげに微笑む雪花に圧されるように脱がされていく千鳥。あわてふためく姿が面白い。
「ふわ、お姉ちゃんやっぱりおっぱい大きぃ……」
 雪花に脱がされ、下着姿になった千鳥。まず目がいくのは巨乳とも言える胸だった。
 どこまでも自己主張するかのようにずん、と張り出している。
「そ、そうかな。
 雪花の方が大きいと思うけど……」
 千鳥の言うとおり雪花もその身長にそぐわない大きさの胸をもっていた。千鳥よりも小さくスレンダーな分、雪花の方が大きく見える、要はカップが大きいのだがおそらく二人とも同じくらいか千鳥の方が大きいだろう。
「身長を伸ばそうと思って牛乳を飲んでたのに全部こっちにきちゃったの…」
 そう言って雪花はぎゅむっとブラ越しに自分と千鳥の乳を揉みあげる。
「んぁっ!、だめっ、そんなに強く揉まないで…っ!」
 潤ませて見つめあって互いを弄りあっている。コレはコレで面白い見世物だ。
「さ、次はキスだ」
 そう言われると二人は舌と舌を口から出して互いに触れさせあい、後はなだれ込むように唇同士をくっつけあい、唾液の交換をしあう。
「ん…っ。せっか、せっかっ…っ」
「おねえちゃんっ…んんっ!ふぁっ、おねぇちゃあん…っ」
 3分くらい経っただろうか、そろそろいいだろうかと思い、俺は二人の横に立っていた。
「さ、そろそろいいだろ。
 三人で仲良くできるよな?」
「…うん」
「うんっ…」
 さっきとは打って変わって俺の言葉に同意する。
「それじゃ俺のこいつに二人で奉仕してくれ、さっきから我慢しっぱなしでな」
 そう言ってズボンのファスナーを下ろし、勃起した俺の分身を取りだす。
「コレが…十字ちゃんの…」
「お兄ちゃんのおちんちん…」
 しばらく二人で目を丸くしていたがおずおずと雪花が触れてきた。
「お兄ちゃん、お兄ちゃんのこれ、どうすればいいの?」
「さっき二人がしてたキスと同じ要領で口で奉仕してくれ」
「おくちで…ごほうし……」
「そうだ。これからお前たちの中に入るんだから大事に奉仕するんだ」
「う、うん、わかった。やってみる」
 そう言って二人は俺のモノを挟んで再び互いに口づけを始める。
「んっ、ちゅぱ、れろっ、んっ、んんっ、ぷはっ、ちゅる、ちゅぱ、んんっ」
「れろっ、んんん・・・ちゅぱっ、れろっ、んんっ、ふぅっ、んっれろ」
 さっきまでいがみ合っていたとは思えないくらいに的確な連携でに俺のペニスを責め上げる。
 始めはたどたどしかったものの、さすがは俺をよく知る二人、瞬く間に俺の感じる部分と望む行為を自分で感じ取って実行する。
「んっ、そうだ、せっかは先のくびれをそう、舐めまわして千鳥はそう、そうだ…裏の筋から袋までを吸い上げるんだっ、くぅ…っ!」
 言われたことをすぐさま実行する二人に思わずうめいた。
「ちゅぷっ、はぁはぁ…んっ、すごい…まだ大きくなってく…」
「ふぁっ、はぁっ、すごくエッチな臭い…」
「二人とも、それじゃ今度はブラジャーを取って胸で奉仕してくれ」
「はぁっはぁっ、それってとてもエッチだよぅ……っ」
「したくないか?」
「ううん、すっごくどきどきする…」
 二人ともすぐさまブラを取る。
 取る瞬間、二人の胸が窮屈さから開放されたかのように跳ねたのを見て俺も楽しみになる。
「ほら、俺の昂ぶりが冷めないうちにヨダレを垂らして乳首を擦りつけるようにするんだ」
 二人とも待ちきれないかのように俺のペニスに自分の乳房をあてがい、シゴき始める。
「んっ、ふあぁ……っ!な、なにコレ…気持ちいい、気持ちいいよぅ…っっ」
「あっ、んんっ、先っぽ、先っぽが気持ちいい…っ!」
 やわらかく暖かいぬくもりの中に小さく豆のようなものが硬くなり、小気味よく俺を刺激していく。
「ほら、せっかはもっと犬みたいにヨダレを垂らして、押しつけるだけじゃなくて上下にシゴけ。
 ちどりは先っぽ、なんていわないでもっとはっきり言え」
「んっんんんっ、んあぁっ!おっぱいとおっぱいの中でお兄ちゃんのが震えて…エッチな臭いが濃くなってく…っ」
「んっ、いいのっちくびっ、乳首がいいのっ!硬くなった乳首がこすれあっていいのぉ…っ!」
「そう…そうだ…
 どうだ?俺のモノの味は」
「はいっ、お兄ちゃんのおちんちん、とても美味しいですぅ…」
「すごく大きくて硬くて・・・わたしたちの胸、十字のおちんちんで犯されてる…っ」
「ははっ、初めてだってのに感じてそんなスケベなセリフ言って変態で淫乱だな、二人とも」
「ふぁっそんなんじゃ…っ」
「じゅ、十字だから…っ」
「安心しろ、俺はエッチでイヤラしい女の子も好きだ」
「へっ…そうなの?」
「あぁ、かえってそっちの方が好きなくらいだ」
「それじゃ…なる…
 他の人にどんなにエッチだって思われてもいい…おにいちゃんに好きになってもらえるならもっとエッチでイヤラしく…なる……」
「あぁ、偉いぞ。
 さ、そろそろイくぞ、お前たちが搾り出した初めての精液だ」
「んっ、おちんちん大きくなってく…っ」
「震えて…あっあっあっ…!」

 びゅるっ!びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるっ

 大量の精が二人の顔や口に降り注ぐ。
 二人はそれでも胸でシゴくのを止めようとせず、射精が終わり、二人の胸が真っ白になるまで続いた。
「きゃっ!」
「んんっ!あつっ!熱い…っ」
「ほら、二人とも、自分の口で舐めとってきれいにしろ」
「はいっ」
「うんっ」
 そういうと二人は互いの顔を舐めあいだし、次に胸、そして互いの乳とそして俺のモノが突き出した谷間に溜まった精液を交互に吸いだす。
「自分から出汁といてこんなコト聞くのもなんだけど美味いか?それ」
「んっ、苦いけどコレがお兄ちゃんの味だって思うと…」
「これが十字の子種だって思うと愛しくて…」
 赤くなって喉を鳴らして嚥下する。
「子種ってちどりオマエ…スゴいコト平気でいうな…」
「へ?そうなの?姉さまから聞いた話だと精液のこと子種って……もしかして、ヘン?」
「いや、オモシロい。気に入った…と、せっか、そろそろもういいぞ」
「あ、せっか、ずるいっ」
 気がつくと雪花は精液を舐め終わると突き出した俺のペニスをついばみだし、尿道に残った精液を吸いだしていた。
「んふぅっ、お兄ちゃん、そろそろ……」
「あぁ…それじゃ二人とも抱き合ってベッドに寝そべれ」
「う、うん…」
「これでいい?」
 そう言って雪花が下、千鳥が上になり縦筋に濡れた下着がふたつ、目の前に広がった。
「二人とも、俺のモノに奉仕して濡れたのか?」
「う、うん、お兄ちゃんに奉仕することもそうだけどこれからしてもらえるって思っちゃったから……」
「十字のモノになるんだって思ったら恥ずかしいのに胸がどきどきして止まらなくて…」
「あぁ、安心しろ、今からエッチな二人を一緒に愛してやる。
「お兄ちゃん…」
「十字、ちゃん…」
「さ、脱がすぞ、脱がしたら体をこすり合わせろ。
 同じ女同士なんだからどこが気持ちいいとかってのは男の俺よりわかるはずだ」
 そう言って俺は二人のパンティを一緒に引っ張り同時に脱がす。
 と二筋の愛液の橋ができ、絡まりあい、自重でベッドのシーツに一本の染みをつくった。
「んっ、おねえちゃんっ」
「あっ、せっか、そこっ、んんん」
 千鳥がたどたどしく体液でべとべとに濡れた体をぬるぬるとこすりだすと雪花がもどかしそうに胸と股間を強く動かしだした。
「んんっ、だめっ、せっか、そここすりつけちゃだめぇっ!」
「そこってどこだ?ちどり、ちゃんと言わなきゃせっかに伝わらないぞ?」
「んっ、お豆、あそこにあるポッチ…」
「せっか、ちどりがちゃんとそこのコトを言えるまでこすりつけてやれ」
「う、うん…っ」
 自分の愛撫に過敏に反応する千鳥に何か芽生えるものがあったのか雪花は自分の股間を激しく千鳥の股間に擦り付け出す。
「ひゃっ!らめっ!
 言う…っ!ちゃんといふからっ、はぁ……!」
「ほら、どこが感じて気持ちよくなるんだ?」
「く、くり…くりとりす…」
「もう一回、大きい声で」
「くりとりす!クリトリスがいいのぉっ!」
 俺はだらしなくヨダレを口端から垂れ流して喘ぐ千鳥を面白そうに見下す。
「ほら、このままイったら先にせっかに挿れるぞ?」
「へっ!?」
「手を使わずに先にイかせた方と先にセックスする、負けた方はもう一人が満足するまで抱き合ったままガマンするんだ」
「そんな…」
 追い詰められて今にもイキそうな千鳥が顔を青くする。
 一方、面白がって攻めていた雪花は顔を輝かせた。
「それだったら…」
 雪花はさっきよりもさらに強く股間同士をこすり合わせ千鳥をイかせようとする。
 千鳥は千鳥で何とか頑張ろうとするがいかんせん雪花が上にいるために身動きがとれず一方的に攻められるハメになる。
「お姉ちゃん、早くイって…っ!
 クリトリス激しくこすられてはやくイって欲しいの…っ」
「んっ、ひゃっ、はあぁっ、らめっ、せっひゃ、やめてぇっ!」
 もうこれ以上耐えられないだろう、コレは雪花の勝ち、か、そう思った瞬間、無意識にだろう、千鳥の足が雪花の足に絡まった、その瞬間、
「ひゃうっ!」
 間抜けな声をあげて雪花が千鳥の上に崩れ落ちた。
 ―――なるほどな。
「そうか、せっかは足が弱いのか。
 ほら、ちどり、頑張ればまだ逆転できるかもしれないぞ?」
 俺がそう言うとせっかは顔を青くした。
「お、お兄ちゃん、ずる―――」
 い、そう言おうとしたのだろうがその後は千鳥によって遮られた。
 なんと千鳥は器用にも雪花の足の指に自分の足の指を絡め責めたてだした。
「ほらっ、おねがいっ、せっか、先に―――」
「んっ、んんん〜〜〜〜〜ま、負けないもんっ」
 雪花も必死になって千鳥の淫核を攻め立てようとするがいかんせん部位が悪い。
 千鳥の責めたてる足は先天的にか開発されたヤツしか感じない性感帯だが下腹部、特に股間は万人共通の性感帯だ。
 いくら雪花が千鳥よりも感じないとはいえ明らかに欲情していたのが感じられた。
 そこに千鳥が巧みな足使いで雪花を追い詰めていく。
 あとの結果は火を見るよりも明らかだった。
「だっ、だめっ!あっあっあっあっああぁぁぁぁっ!
 イくっ、イくっ!イくイくイっちゃうぅぅ…っ!」
 びくんっびくっびくっ
 雪花がひときわ高い声をあげて震え、荒い息のまま千鳥にもたれかかる。
「はぁっはぁっはぁっはぁっ」
「さ、勝負あったな。
 それじゃちどりから先にするぞ」
「はぁはぁ…そんな…おにいちゃぁん…っ」
 ずるい、とさっきも言おうとした言葉の変わりにスネた表情でこちらを見る。
 ったく、どいつもこいつも順番なんてどうでもいいことだろうに。
「せっか、我慢しろ、代わりに一晩中、俺の相手をさせてやる」
「ひ、ひとばんぢゅう…?」
 ごく、とうっすらと隠し切れない淫靡な笑みを走らせる。
「あぁ、俺が満足できるまで何度でも、だ。だからガマンできるな…?」
「うんっ、がまんするっ」
 そう言ってこのあとのことを考えたのだろう、自分の体に残った余韻を感じるように身震いをする。
「一晩中…いいな…」
 千鳥がボソッとつぶやく。
「ガマンしろ。
 それにそれが本当にうらやましいかはこれが終わってから考えろ」
「え?」
 ワケが分からないという声を上げる千鳥。
「じゃ、ちどり、いくぞ?」
「う、うん…きて……」
 それだけいうと千鳥は目を瞑って体をこわばらせた。
「おいおい、せっかく互いの体を使って昂ぶらせたのに緊張してどうする。
 もっとリラックスしろ、リラックス」
「そんなコト言ったって…こっちは初めてなんだから………
 もしかして十字は経験したこと―――」
「答えて欲しいか?」
「……ううん、いい」
「あぁ、そうだ。ちどり」
 思い出したように俺は声をあげた。
「なに?」
「最後のお願いを聞いてやる。お前はどんな風に抱かれたい?」
「わ、私は―――」
 そう言って千鳥は俺にして欲しいことを思い浮かべた。
 あぁ、確かに。
 こんなコト、雪花のいる前で口にするなんてできない、か。
 俺はわかった、という顔をすると雪花の下敷きになっている千鳥の腰を手にとって十分に潤った秘所に自分の分身をあてがると何も言わずに突きさした。
「んんんぅっ!」
 目を閉じて苦しそうにうめく、さっきの雪花の愛撫によって愛液は出ている、あとは―――亀頭に当たる、純潔の証。
 俺は千鳥の耳元に顔を寄せてささやく。
「ちどり―――好きだ、あいしてる」
 そう言って―――一気に俺を千鳥の中に埋め込む!
「んっ!はああぁぁぁぁんっ!」
 破瓜の痛みに声をあげる千鳥、だけどそれだけじゃ、ない千鳥の目には涙が光っていた。
「じゅうじっ、じゅうじ、ちゃん、すき、すきぃ…っ」
 うわごとのように俺のことを呼んでは手をぎゅっと握る。
 俺はそんな千鳥に緩い抽挿をしながら甘い言葉をささやき続ける。
「ちどりは可愛いな。俺が突き挿れるたびにゆれるオッパイも、こんなに尖ったこの乳首も、キツく締まったオマンコも、みんな可愛くてオレ好みだ」
「んっ、くぅん…っ、はっはずかし…けど…っ、う、うれしぃ…っ」
 俺の声と愛撫に恥ずかしそうに、だけど甘える声で俺のささやきに応える。
「これからもっとオレ好みにしてやる………俺だけのモノに、俺なしじゃ生きられないくらいに愛してやる……」
「うん…愛して、わたしを十字のモノにっもっとじゅうじちゃんと…っ、一緒にいられるっようにぃ…っ!」
「あぁ、お前は俺のモノだ。俺の、奴隷だ」
「あぁぁ、奴隷でもいぃっ、あいしてっ、いっぱい一緒にいてっ、ちどりと一緒にいてぇっ!!」
 感極まったのか千鳥の膣が締め付けて俺のモノをしごきたてる!
 まんべんなく締め付けられ、俺のモノも逃げ場のない愛撫に熱いものがせりあがってくる。
「ちどり、オマエで気持ち良くなってだす子種、どこに出して欲しい?」
「せいえきっ、子だねっ、だしてっ、中に出してぇ…っ」
「あぁ、射精してやる。
 オマエの膣を満たしてやる…っ!」

 びゅくっびゅくびゅくびゅくびゅくびゅく……っ

 そう言うと俺はシゴき上げる千鳥の中に遠慮せずに精をときはなつ。
「ああああぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ………っ!
 出てる…っ、わたしの中にいっぱいっ、十字ちゃんのこだねでてるぅっ…っ!!」
 千鳥は体を震わすと心ここにあらずといった感じで息を荒くついてベッドに体を預けた。
 ちゅぽ、と音を立てて千鳥の秘裂から抜かれた俺のモノは依然として天を突いていた。
 よし、これならこのまま―――
「さて、と、待たせたな。せっか」
 俺は今まで自分と千鳥の中に挟まれていた妹に声をかけると雪花は発情した顔をして振り向いてきた。
「おにぃちゃん…っ」
 もう準備も何も要らないから早く欲しい、そんな思いが顔を見るだけで伝わってくる。
「あぁ…」
 俺もこれ以上何も言う気はない、雪花の秘裂に俺のモノを突きいれる…!
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」
 必死になって悲鳴をあげるのをガマンする。
 が、伝わってくる心の中じゃ今までに感じたことのない痛みに悲鳴をあげているのが伝わってきた。
 だが、千鳥には負けられないとどこか対抗心めいたものを未だに持ちつづけている為、必死になって我慢しようとしている。
 まったく…
「せっか、痛いか?無理して動かない方がいいか」
「〜〜〜〜〜っっ!」
 こくこく、と頭を振る。
 ためしに少し動いてみることにする―――と、
 びくんっ!
 こちらに伝わってくるかと思うほどの痛さに対する悲鳴が心の中で聞こえた。
 ……コイツは重症だな。
 どう考えても今日は止めたほうがいいか。
 と思ったが、あることを思いつき、俺は雪花の思考の一部分を塗りかえる。
 そして動くこともせずにしばらく入れっぱなしにしておくこと2,3分、
「ん、くふぅ…」
 もぞ もぞ もぞ
「んっ、んんん…っ」
 雪花が自分で腰を動かし、痛みを得ようとする。
「はあぁ…っ、んんっ、くぅんっ…」
 そして得た痛みに恍惚の声を出す。
 そう、俺がなにをしたのかは一目瞭然、
―――雪花を、俺に与えられる痛みに対して快感を得るように、した。
「どうした雪花、自分から腰を動かすなんていつからそんなイヤラしくなったんだ?」
「んんっ!そ、そんなことしてないよ…今だって痛いんだから…」
「そうか、まだ痛いのか。
 これで痛いのが気持ちいいなんて言ったらイヤラしい所じゃない、変態だもんな」
「へ…変態…、そ、そうだよね。変態だよね…」
 俺の声に心あらずと言ったふうに同意する雪花。
「そうだな、じゃあ、せっかも痛いのはイヤだろうし、今日はこれでやめておくか」
「だめぇっ!
 もっと、もっとしてほしぃの…っ」
「せ、せっか?」
「あ、そ、そう、お兄ちゃん、大丈夫。
 が、ガマンできるからおねがいぃ…っ、さいごまで、してください…」
「分かった。
 じゃ、痛くてツラかったらちゃんと言えよ?」
「う、うん…」
 そう言うと俺はずっ、とペニスを限界いっぱいまで引き抜く。
「ん、あぁぁあっ…」
 ツラそうに、だけど甘い声を吐く雪花。
 自分でも痛いのが気持ちいい、という感覚に戸惑っているんだろう。
 だけど安心しろ、そのうち自分からオマエから痛みを求めるようにしてやる。
 とりあえず今日は―――
「まだ痛いはずなんだけど感じているのか?」
「そ、そんなこと…」
 ずんっ
 一気に突き入れると―――
「あああああぁぁっ!」
「そんなこと…なんだ?
 キモチいいんだろう?痛いのが」
「ぁぁぁ…」
 朦朧となりながらも俺の問いかけに首を縦に振ろうとはしない雪花。
「もし、せっかが痛いのが気持ちいいマゾで変態な妹だって言うんだったらもっと激しく出し入れしてやるぞ?」
「もっと…はげしく…」
「あぁ、それに―――」
 パシンッ
「んっ、はあぁっ!」
 尻を叩くときゅっと雪花の膣が収縮する。
「マゾで変態な妹にオシオキもしてやる」

―――さぁ、どうする?

「あ、あああぁ、あああぁぁぁ………」
 雪花、これでオマエも俺のモノ、だ。
「み…認めます…」
「なにを?」
「せ、せっかは…痛いのが気持ちよくて好きな、マゾでヘンタイな妹なのぉ…
 おねがいっ、おにいちゃん、せっかにキモチいいオシオキをたくさんしてくださいぃ…っ!」
 そう言って雪花は自分から腰を動かしだす。
 俺はそれに合わせて動きながらさらに雪花に追い討ちをかける。
「それだけじゃダメだろ、せっか。
 おねだりするならもっとどうして欲しいのかちゃんと言わなきゃしてやらないぞ。
 第一、人にお願いするのになんだ、その口の聞き方は」
 そう言って俺は再び手を振り上げ―――
 パシンッ
「んんあぁぁっ!ごめんなさいっ。
 お願いします、お兄ちゃんっ、マゾでヘンタイでエッチなせっかの…ココにおにいちゃんのオチンチンを遠慮なく出し入れして犯してください…っ!」
「ちゃんと、って言ったはずだぞ、ココってどこだ?ココか?」
 そう言って俺はうつぶせになっている雪花の上の穴、アナルのすぼまりに人差し指の第一関節を出し入れさせる。
「はぅんっ!、ち、ちがい…ます…っ!
 せっかのお…おまんこ…オマンコにお兄ちゃんのオチンチンを出し入れして犯して…くだ、さい…っ!」
「あぁ、わかった」
 そう言うと俺は雪花の頭を撫でてから俺のペースで挿入を開始する。
 そして時折思い出したように雪花の白肌、尻の上に手を振り下ろす。
 パシンッ
「んっ、はあぁっ!」
 雪花の膣の中はまるで吸い付くように俺にまとわりつく。
「うぐっ、あうぅ…っ、ひうぅ…っ!あぅっ、あうぅっ!」
「どうだ?せっか、今、せっかの中がどうなっているのか説明してくれないか?」
「いたっ、くっくぅ…はっ、はっ、お、お兄ちゃんのっ、お、オチンチン…がっ、おっ…せっかの…っ、おまっ、ひぐっ、おまんこっ、でたり…っ、入ったりしてますぅ…っ!」
「ほら、もっと激しくするぞ?…」
「んっ、はいぃ、もっと、もっといっぱい…っ、して…くださいぃ…っ」
「あぁ。痛いのだけじゃなく、俺に入れらるだけで感じるようにしてやる」
「あっあっあっあ…っ、してぇ、お兄ちゃんのっ、オチンチンでっ、感じられるっように・・・っせっかに…っ、シてっ、くださいぃ…っっ!」
「くぅっ…そろそろ…イくぞ」
「んっ、あっ、はあぁっ!
 出してっ、お兄ちゃんのせいえきっ、せいしっ、いっぱいっ、いっぱい、せっかのオマンコにだしてぇッ!」
 俺はせり上がっていくモノを感じて雪花のクリトリスを乱暴に押し込む!
「くふぅっ、だめっ!イくっ、イっちゃうの…っ!あああああぁぁぁっ…!!」

 びゅっ、びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅるびゅる…っ

 とても今日、五発目とは思えない量の精が雪花の中に染みこんでいく。
「はあぁぁぁ…っ」
 甘い吐息を吐き、せっかはくてっと千鳥の上に倒れこむ。
「さ、これで終わりにするか?それとも―――」
 俺がそう言うと二人はそろってこちらに微笑む。
 どうやら長い夜に―――なりそうだ。

 
 


 

 

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