3種の神器


 

 

第17章 生意気な同級生にちょっとお仕置き


「ちょっと熊野君!今日は掃除当番でしょ」
 高い授業料をとっても『教育のため』と称して顧客である生徒に掃除をさせるのが日本の学校である。我が校は進学校という事を除けば取り立てて特徴もないので掃除当番は定期的に回ってくる。
 穏和に個性を主張しないで背の高さを猫背にして目立たないように生きてきたので苛められることも苛めることもなく平凡に生きてきた。これからもそうやって生きていく予定であったのだが、諸般の事情により一風変わった人生を送りそうだ。
 声を掛けてきたのが池田若菜であることを確認して、極力済まなそうに答える。
「あ、ごめん。忘れてた」
「わざとでしょ」
「いえいえ、けっして」
 なおも睨みつけながら言いつのる池田若菜に謝って当番の義務を果たす。子供の頃から両親と年の離れた姉に甘やかされてきた俺は家事全般が苦手である。最近は公子さんやメイド達に身の回りの全てを任せきっているので手際の悪さに一段と磨きがかかった。自らは俺の監視役となり動かない池田若菜の分までこき使われ、手際の悪さを散々罵られてから解放される。逆らう気配を見せないのが世渡りのコツだ。特に池田若菜のような人のあら探しが習い性になっている人間には有効だ。
 図書委員の集まりがあるので遅くなると伝えてあるので迎えは来ていない。図書館に顔を出すが美奈子先生は生理中なので陥没した乳首を吸い出しただけで別れる。そのまま車を呼ぶために連絡しようと思って携帯を取り出したところを再び池田若菜に捕まる。
「熊野君、ここは携帯を使ってはいけない場所なんだけど」
「相済みません、以後気をつけます」
「大体携帯なんて厨学生には不相応でしょう。PHSで充分」
「親が買い与えてくれたのが携帯だったの物で」
「その高そうな携帯で掃除当番もスケジュールに入れておいてね」
「そこまで使いこなしてないんですが」
「だったら手のひらにでも書いておけば」
 ムっときた。本来俺は温厚なタイプでクラスメイトとも言い争った事もない。しかし思わず池田若菜を睨んでしまう。すると池田若菜の様子が変わる。急におどおどししながらも虚勢を張っているのが見え見えで
「とにかく忘れないでよね」
 そう言い捨てて、小走りに逃げようとする。
「待てよ。廊下は走っちゃいけないだろう」
「そ、そうね。ごめんなさい」
 池田若菜が謝るのを聞いた人間はこの学園で俺が最初かもしれない。直立不動で俺の言葉を待つ池田若菜。見つめる事で魅了するのが3種の神器の魔力の筈だが、これは魅了されているとは言い難い。俺は魔力をもっと知るために多少の危険を冒す事にする。
「ちょっと付いてきて」
「え?はい」
 俺はこの時間に二人きりになれる場所を記憶から探し出す。図書館付属の学習室のうち音楽学習室が改装のため移転となり、いままでの場所が物置代わりになっていることを思い出した。物置代わりと言ってもほとんど粗大ごみ置き場なので他の生徒や教師たちが来ることはまずありえない。
 古い音楽学習室に池田若菜を連れ込んだ俺はじっと見据えてから質問する。
「僕のことをいろいろうるさく言うけど自分はどうなの?」
「私は規則はちゃんと守ってます」
「本当に?」
「本当です!規則は守るためにあるんだし」
「だったらそれを証明してもらおうかな」
「証明って?」
「まずは服装」
「セーラー服は学校指定のもの、短くもしてないしスカーフもちゃんとしてます」
「規則だとスカートの丈は膝上3センチだけど」
「だって私背が高いから」
 厨3の平均よりは僅かに高いのだろうが160センチも無いはずだ。
「規則は守らないと」
「でも…」
 ここで強く第六感を働かせながら池田若菜を睨みつけながら告げる。
「池田さんのスカートは規則違反だよね」
「…はい」
「じゃあ規則を守るために脱いで」
「!?ごめんなさい。ちゃんと長くしてきます」
「長くしてくるって?短くしてたの?」
「はい。みんなも短くしてるし」
「みんながやってれば規則を破ってもいいの?」
「…駄目です。規則ですから」
「じゃあ脱ぎなさい」
「お願いします。明日必ず戻しますから」
「今脱がないと没収するよ。スカート履かないで帰りたい?」
「駄目です」
「そう。今脱がないと駄目だよ」
「男の人の前で脱げません」
 睨むことの魔力の限界か?首を振って拒否されてしまう。しかし睨むという事が何らかの魔力を秘めていることは俺の第6感に感じられる。いざとなれば魅了の魔力を使って僕にすれば何とかなるだろう。普段から小うるさい池田若菜が俺の前で緊張しながら直立不動で緊張しているのは何らかの魔力が効いている証明だし。
「脱げないなら脱がそうか?」
「嫌っ!」
「下着も違反してるから脱げないんだろう?」
「!?」
「図星みたいだね」
「あの、ごめんなさい」
「どんなの履いてるの」
「ピンクで白い飾りがついてます」
「規則では?」
「白もしくは淡い色で飾りのついていないものです」
「やっぱり違反してたんだ」
「ごめんなさい」
「ブラは?」
「お揃いです」
「規則違反だね?」
「はい」
 普段見下していた俺に下着の色を申告するのが悔しいのだろう、赤くなって唇をかみ締めている。
「どうしてもスカートは脱ぎたくない?」
「はい、お願いします」
「でも規則違反を見逃すわけにもいかないし」
「あの、熊野君にうるさく言ったりしないって約束します」
「規則を守ってって言いながら自分ではこっそり破る人の約束なんて信じられないね」
「もう許してください。スカート脱がさないなら何でも言うことをききます」
「わかった。スカートを脱がす以外の事は何でも言うことを聞くって宣誓して」
「はい。池田若菜は熊野成樹君にスカートを脱がされる以外の事は何でも言うことを聞くことを誓います」

 …

 効果の分からない『睨む』魔力について考えていて適当に話していた俺の第6感に新しい感覚が感じられる。僕にしたときの感覚に似ているがずっと弱い、いや弱いというよりも遠いというのが近いのか?
 新しい感覚に戸惑っている俺に池田若菜がおずおずと尋ねる。
「あの、宣誓したから帰ってもいいですか?明日は規則どおりの服装にして登校します」
「まあ待てよ」
「…はい」
 スカートを脱がさなくても体は触れるし、スカートを脱がさなくてもキスもできる。同じような事を考えて不安そうにしている池田若菜に命じてみる。
「スカートは脱がなくていいから、まくって下着を見せてごらん」
「嫌っ!」
 真っ赤になって首を振りながら拒否する池田若菜。まあ当然な反応である。しかし、

「え!?なんで?」
 池田若菜が両手でスカートを捲り上げて下着が俺に見えるようにしている。
「体が勝手に!」
 慌てふためく池田若菜だが、淡いとはいえないピンクのショーツがはっきり見える。『睨む』魔力の効果か?それとも宣誓させたからか?魔力に対する疑問は増えるばかりだが小うるさい池田若菜の意外に可愛い下着や恥らう表情にそそられてしまう。
「自分でスカートを脱がされる以外はなんでもするって宣誓したでしょ」
「でも、そんなのって」
「実際脱がしてないし」
「体が勝手に動くの!何で?」
「さあ、それより下着の規則違反を確認しないと」
「ちょっと!お願いやめて!」
「ちゃんと確認するから脚を広げて」
「やだー、お願い」
 大きな悲鳴を上げるが体は俺の命じるとおりに肩幅に脚を開いて静止する。
「お願い!見ないで!」
 体が動かないことよりも下着を見られる羞恥心の方が強いのか、太ももまで真っ赤になっている。
「これは完全に規則違反だね。色は淡いとは言い難いし、飾りまでついてるし」
「お願いです。もう許してください」
「駄目」
「そんな。お願いします」
「それよりブラも規則違反でしょ。見せて」
「やだー。お願いします」
 首を振って拒否するのだが、体はセーラー服をたくし上げてブラを露出させる。
「駄目だよ。そうするとパンツが見えなくなる。上は脱いで」
「ごめんなさい。できません。許してください」
 体は勝手にスカーフを解き、セーラー服とブラウスを脱いでから改めてスカートを捲り上げる。
「へー、がりがりかと思ったけど少しは胸あるんだ」
「嫌っ!見ないで」
 厨学生にしては背が高いが全体的に細すぎる池田若菜だが一応ブラジャーが必要なくらいにはおっぱいがある。
「こんなピンクの下着を着けてるって事は規則違反の上に不純異性交遊もしてるのかな?」
「してません!本当です」
「どれどれ」
 俺がブラの胸元を引っ張って乳首を確認すると
「駄目!本当にこれ以上は駄目!これ以上やったら先生に言いつけて退学にしてもらうから!」
 やはり権威を借りる借りるタイプだ。むっときた俺は
「こんな下着着てる池田さんのほうこそ退学じゃないの?」
「ふんっ!これくらいのならみんなもしてるから、最大でも謹慎自宅学習だけど、あなたは絶対に退学よ!」
「まあいいいや。とりあえず証拠写真撮っておくから動かないでね」
「え、ちょっと写真は駄目!」
 真っ赤になって怒るが上半身はブラだけ、下半身はスカートをたくし上げてショーツを見せているところを携帯のカメラでしっかり撮影する。
「お願い、写真は駄目!退学になりたくないでしょ」
「次は不純異性交遊してないか検査するからブラ外して」
「駄目。これ以上は駄目」
 スカートを持つ手を離して背中に手を回してブラを外すと公子さんより小さなおっぱいが出てきた。
「見ないでー」
「うわー、小さくて可愛い」
 Bカップの公子さんより小さいからAカップなのか?かすかな膨らみの頂点に肌より少しだけ色の濃い乳輪があって極小の乳首はピンクより肌色に近い。
「こんな小っちゃいおっぱいなのに不純異性交遊してるんだ?」
「してません!あ!触らないで」
 小さなおっぱいを寄せて集めるが小さいまま、乳首を指先で摘もうとするが小さすぎるので爪先で摘んでみる。
「いやー、駄目ー」
 粗大ごみ置き場代わりになってはいるが本来は音楽学習室なので防音はしっかりしている上に人が来ることもないので悲鳴を楽しみながら極小の乳首を弄ぶ。
「痛い、痛いの!許して」
 必死に苦痛を訴えるが両手でスカートを持ち上げたままで抵抗しない。小さなおっぱいにも飽きたので下半身に興味が移る。
「パンツ下ろすからしっかりスカートは持ってるんだよ」
「だめー、それだけは駄目」
 かまわずにショーツを膝まで下ろす。お尻も小さいのでするっとおりて厨学生のお○○こが見える。
「見ちゃ駄目ー」
 細っそりしたお尻で恥毛も産毛に近い色なのでぴったりと閉じたお○○こがくっきり見える。
「池田さんほとんど生えてないんだ」
「ひどい、ひどいよ。絶対に退学にしてやるから」
「まだそんな事言ってるの?俺の言うことは何でも聞くって約束したのに」
「うるさい。犯されたって私は泣き寝入りしないから」
「へー犯されるつもりなんだ」
「どうせ犯すつもりでしょ」
「どうしようかなー」
「お願い、誰にも言わないし退学にもしないから」
「どうせこのまま帰したら先生に告げ口する人でしょ、池田さんは」
「しません、本当です。絶対に告げ口しませんから」
「本当かなー」
「本当です。絶対です。だからこのまま帰してください」
「でもさー、知ってるでしょ。男は1回出さないと治まらないの」
「ど、どうすれば?」
「池田さん処女?」
「処女です。だからお願いです」
「だったら処女のお○○こをいじらせてもらいながら口で出させてよ」
「!そんな」
「このままお○○こに入れてもいいけど」
「わ、わかりました」
「俺も脱ぐから池田さんもスカート以外は全部脱いで」
「…はい」
 俺は学生服の下を脱ぎ、池田若菜はショーツと靴下と靴を脱いだ。粗大ごみの中から体操用のマットを探し出して床に敷く。
「用心のために写真撮るよ」
「絶対に告げ口しませんから」
「告げ口しなければ誰にも見せないから」
 そう言って、ショーツを自分で脱がせてスカートをまくらせて写真を撮る。マットに横になって脚を開かせてからもう1枚撮ってから携帯をしまう。いつもは級友達を口でやりこめて勝ち誇っている池田若菜が羞恥で真っ赤になりながらも自分からおっぱいや性器を露出させているのはなかなか楽しいシチュエーションだ。
「じゃあ口でよろしくね。歯を立てたりしたらさっきの写真をあちこちにばらまくよ」
「…はい。しますから写真はお願いします」
「ところでキスしたことはあるの?」
「まだです」
「それはファーストキスとバージンは将来の彼氏にとっておいてあげよう」
「…はい」
 横たえた池田若菜の脚を大きく開かせてお○○こを鑑賞する。まばらな恥毛を掻き分け指で開くがクリちゃんすら小さすぎて見つけにくい。何とか見つけ出して唾をつけた指先でいたずらしながら命令する。
「さあ、咥えて」
「ひゃっ!はい」
「咥えないと指で処女膜破っちゃうよ」
 指を入口にあてがう。
「駄目です!」
 慌てて俺のペニスを口に含む池田若菜。舌先で亀頭を舐めることもせずにただ咥えているだけで固まっている。
「舌を動かしながら顔を動かさないと気持ちよくないよ」
「ふぁい」
 魔力なのか自分からなのか分からないが言われた通りに舌を動かしながら顔を振り始める。たどだどしいフェラではあるが普段から俺に限らず人のあら探しをしてばかりいる級友のファーストキスすらしていない口にペニスを入れているという事に興奮する。
「下手だな。俺が動くから絶対に歯を立てちゃ駄目だよ」
 返事も待たずに俺は腰を振り始める。
「うげぇ」
「うぐ」
 深く突き込むと苦しそうに悲鳴を上げるが構わずに喉の奥まで使って射精する。咽せて苦しがる動きが気持ちよいがさすがにこれ以上は無理か?ペニスを抜くと咳き込みながら俺の精液を吐き出している。しばらく咳き込んでいたが落ち着いたところで僕にすべく命令する。
「溢れたのは指で集めて全部飲み込め」
「もう許してください」
 そう言いながらも身体は俺の命令通りに動いて顔に残った精液を集めては飲み込む。マットに零れた分まで指で集めようとするのは止めさせてから
「マットに零れたのはいいから、これに付いている分を舌で舐めて飲み込め」
「もう嫌」
 そう言いながらも言われた通りに舌を使って清める。
「終わりました。これでいいですか?」
「うん。お疲れ様」
「服を着てもいいですか?」
「ああ、その間にマットを戻しておくから」
 のそのそと着替えるのを横目にマットを畳んで粗大ごみの山に戻す。
「帰ってもいいですか?」
「いいよ。服装はちゃんとしてくるようにね」
「はい」
 素直に頷いた池田若菜だが、帰らずにもじもじしている。
「ん?どうしたの」
「私に何をしたの?」
「何って、えっちな事」
「そうじゃなくて!」
 自分の大きな声にびっくりしながらも池田若菜がまくし立てる。
「私に何をしたの?身体が、私の身体が思うように動かなくて、あなたの命令通りに動いたのよ」
「素直なよい子になれてよかったじゃん」
「ふざけないで!私の身体はどうなったの?なんで思うとおりに動かないの?」
「今は自由に動けるでしょ?」
「あなたが、熊野君が命令したら自由に動けなくなるんでしょ?」
「そうみたいだね」
「なんで?どうして?どうやって?」
「お前が知る必要はない」
「どうして?私の身体よ」
「お前はもう俺の僕だから」
「しもべ?」
「奴隷みたいなもんかな」
「いやっ!自由にして」
「俺に逆らわなければ自由だよ」
「なんで私が、どうして私を選んだの?」
「お前がうるさいから」
「永遠に奴隷なの?」
「気が向いたら解放してあげる」
「いつなの?」
「気が向いたら」
「許してもらえませんか?」
「気が向いたらね。いい加減ウザい。今日は帰れ」
「・・・はい」
 とぼとぼと出て行く池田若菜を見送りながら考える。
 『睨む』魔力の効果がはっきりしないが、俺が念じるだけで操れる僕とは違い口に出して命令しないと駄目なようだ。しかも精神的にも従属する僕とは違い、今回の池田若菜は精神では明確に俺を拒否している。念のために精液を飲ませたので学校を出る頃には僕になっているだろうが、明日以降も様子を見てフォローしないと精神的に危ないかもしれない。
 音楽学習室を出た俺は池田若菜が僕になったことを第6感で確認してから、今日は制服の手直しをしてすぐに寝るように操った。明日池田若菜と会ったら魅了の魔力を使った方が良いだろう。
 綾さんを僕にした時には交わらずに精液を飲ませただけだし、今回の『睨む』魔力といい祖父から聞いたのとは違いがある。GWには伊豆へ行って祖父に問いたださないといけないだろう。
 音楽学習室を出て校門で公子さんに連絡する。これから出発するので空き時間が出来た。駐車場ではなく駅前に向かい時間を潰したのだが何処からか視線を感じる。効果の分からない魔力を使ったせいで不安になっているのだろうか?本やCDを見て回るが視線が気になるせいで何も買わずにうろつく。
 視線の主が分からないまま迎えが来たので諦めて車に乗り込む。察しの良い公子さんが明るく話しかけてきたので謎の視線は忘れて『睨む』魔力の事だけを考えて公子さんの話に生返事を繰り返す。GWに伊豆の祖父に会うつもりであることを公子さんに伝えて段取りをお願いする。

 3種の神器の魔力を継承して一月が過ぎたが分からないことが多すぎる。まあ楽しいからいいけど。
 
 


 

 

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