3種の神器


 

 

第10章 勘違いさせてみる(菊池和夏)


 新学期になり俺は厨学三年生になった。名字と住所が変わったので加藤さんが伊豆からやって来て学校の手続きをしてくれる。
 運転手がいないから通学しませんという訳にもいかないので熊野化学工業の運転手が派遣されてきた。公子さんは就職雑誌やハローワークに募集をかけるが中々若くて美人で性格も良い応募者はいないので春休みは終わってしまった。引き続き募集する事にして俺は学校に通い始める。
 名字が変わった事情をクラスメイトに報せると普通の学生生活に戻る。学校側の要請でリムジンは校内はおろか校門にもつけられないが、学校近くに駐車場を借りてそこで乗り降りする事にする。公子さんや紫さんの知識を得た俺には厨学三年生の勉強は退屈で仕方が無いが、年齢相応の友人付き合いは楽しい。
 男女同数の共学ではあるが公子さんや年上のメイド達を見慣れた俺には同級生の女子達は物足りない。(将来が楽しみなのは数人いるが)
 となれば女教師だが、進学校である我が校は女性教師が少ない。幸いな事に担任は年輩の男だが副担任は若い女教師である。俺は授業が終わると副担任を探すが、顧問であるバレーボール部の指導をしていたのであっさり諦めて帰宅する。携帯を取り出して電源を入れ今から向かう事を迎えの車に告げる。
 朝は加藤さんが同行していたが多忙なので既に帰り公子さんが待っていた。リムジンの後部席に寛ぎ向かい合った補助席に座る公子さんから報告を受ける。運転手に二人、メイドに三人の応募がありこれから面接をするという。面接会場に指定した屋敷の管理会社に向かい面接に同席する事にする。メイドに応募した三人は容姿能力共に落第だが、運転手に応募した女性が美人である。
 牧村彩さん22歳。大学を卒業して司法試験を受験する予定でロースクールに通っている。住み込みで働けて拘束時間は長いが待機中に勉強できるのから応募したという。
 172センチでヒールを履けば俺より背が高く、細く引き締まった体つき、女子高なら後輩から山のようにラブレターを貰うタイプである。念のため運転させて見ると初めての左ハンドルのリムジンをスムーズに運転する。公子さんと相談して採用を決めると公子さんと一緒に仕事時の服装を買いに行って貰う。俺は公子さんとの買い物はパスして先に帰る。
 少しでも早く車に慣れて貰うとの口実で二人を車に乗せて電車で帰る事にする。
(もちろん出会いを求めて電車に乗るのだが)
 地下鉄に乗り、駅に着くだびに車両を移って物色する。三つ目の駅で車両を移る時に小柄な女性が閉まりかけたドアに滑りこんできた。いかにも地方から出てきたばかりといった感じの純朴そうな女子大生。身長は155センチくらいか? 電車が動き出すとよろけたので手首を掴んで支えると赤くなりながら礼を言う。
「ごめんなさい。地下鉄初めてで」
「いえいえ、どういたしまして」
「実は電車に乗るのも慣れてなくて」
 勝手に話し始める。
「この電車笹塚に行きますよね?」
 どうやらそれが聞きたかったらしい。
「新宿で京王線に乗り換えれば行きますよ」
「ええ?一本じゃ行かないんですか?」
「さっきの駅で乗る路線を間違えてます」
「田舎者には新宿駅の乗り換えは無理って言われたんですけど」
「さっきの駅に戻ります?」
「戻っても正しい路線に乗る自信が無いです」
「新宿で京王線に乗り換える所まで案内しましょうか?」
「いいんですか?」
「僕も新宿乗り換えですから、京王線じゃないですけど」
「お願いします」
 何かツボである。美人というより可愛くて愛嬌があるタイプ。ちょっと魔力の使い方で試したいパターンがあるので手伝ってもらいましょう。
 新宿に着くまでに色々聞き出す。菊池和夏(きくちのどか)18歳。
 新潟の出身でこの春大学入学のために上京して今日が入学式。式に出席した親を東京駅で見送ってから迷子になりながら新居に帰宅途中。
 新宿に着くと人混みに流されながら京王線への乗り換え口へ連れて行く。
「ありがとうございます!これで無事に帰れます」
 ここで魔力を使い是非ともお礼をしなければならないと思い込ませる。
「あぁお礼しないと、私ももう高校生じゃないんだから」
 お礼にとわざわざ新宿駅を出て喫茶店に入る。コーヒーにケーキまで奮発してお礼をしようとする。ここで魔力の新パターンをテスト。
「ご馳走になって言いにくいけど、男性にケーキってお礼にならないよね」
「あっ!ごめんなさい。田舎者だから気付かなくて」
「普通男性にはお礼のキスでしょ」
「えっ!あの、でも」
 真っ赤になっているのが可愛い。顎に手をかけていきなりキスする。びっくりしたように目を見開くが大人しくされるがまま。そのまま舌を入れると驚いて離れる
「どうしたの?」
「キスって言ったのにベロを口に入れるんだもん」
「ディープキスって知らないの?」
「え?あの、聞いた事はありますが中身は知りません」
「さっきみたいなをディープキスって言うの」
「え?あの、知りませんでした。キスしたことありませんので」
「高校生じゃないんだからキスを知らないのは非常識だよ」
「ごめんなさい。田舎者だから」
「それにファーストキスして貰ったら、それのお礼もしないと非常識だよ」
「ごめんなさい。田舎者だからわかりません」
「ついておいで、教えて上げるから」
「ありがとうございます!案内して頂いた上に色々教えて頂いて」
 俺の言った事が当然の常識で今までの常識は間違っいるように認識させてみたが上手く出来るようだ。
 さすがに中学生の俺がラブホテルに入る勇気はないので高級ホテルに入り、会社名義のクレジットカードをフロントで見せてツインルームをとって連れ込む。あまり遅くなると自分も困るので手早く命令して時間を節約する。
「キスした男とホテル入ったら男に写真撮って貰いながらの前で服を脱ぐのは常識でしょ」
「ごめんなさい」
 慌てて脱ぎ始める。一枚脱ぐ度に俺は携帯カメラで撮影する。野暮ったい髪型にメイクは安っぽい口紅だけ。無地のブラウスとチェックのスカートを脱ぐと野暮ったいフルカップのブラの下にはお椀型の結構大きいおっぱいがあり、シンプルなショーツに包まれたお尻は安産型。胸と尻は充分に大きいのだが、ウエストのくびれが甘くて脚も少し太目で短い。
 おっぱい全体を包むフルカップブラを外すと青い静脈が透けるほど真っ白なおっぱいの先っぽに濃いピンクの小さな柔輪と乳首。恥ずかしがって隠すのを常識だからと叱りつけて撮影。お臍まで隠れそうなショーツを脱がすと薄い縮れ毛が丸く生えてはいるがお○○この割れ目がしっかり見える。立ちポーズで一枚撮影、ベッドで一枚、脚を開かせてもう一枚。羞恥心が強いのか毎回常識を教え込まないとならない。
 再び常識を教え込んで、身上調査。過疎の山村に育ちずっと寮生活で躾の厳しい女○高を卒業し、この春めでたく大学に合格して上京。男に興味津々ではあるが躾の厳しい女○高では出会いは難しく、未だにキスすら未経験だがオナニーは寮生活で覚えて週に二回のペース。早速オナニーを実演して貰い次々と撮影する。女性のオナニーを見るのは初めてだがアダルトビデオとは違い乳首を触りながらクリちゃんをそっと撫でるだけで、少し濡れる程度で終了。
 しかし恥じらいながら最後までやり遂げたご褒美に色々な常識を教えてあげる。
「都会の女になるのは難しいですね」
「慣れればどうってことないよ」
「でもせっかく上京したんだし、立派な都会の女になりたいです」
「都会の女なんて履いて捨てるほどいるし、清純で純情なイメージの方が似合いそうだけど?」
「うう、都会の人にはわからないだろうけど、田舎物って言われたくないの」
「でも大学生にもなって処女って都会じゃ珍しいかも、見たことないよ」
「ここまでお願いするのはずうずうしけど、是非立派な都会の女にしてください」
「最初は好きな人とがいいんじゃないの?」
「今好きな人いないし、ここまで親切にされて少し好きになりました」
「最初は痛いらしいし、感じるまで個人差があるし」
「雪国育ちは粘り強いんです。決して途中で諦めたりしませんから」
「それじゃ、乗りかかった舟って事で協力しますよ」
「ありがとうございます」
「メイクとか服装も変えないと駄目だけど、それは後回しかな」
「はい」
「じゃあキスの復習から、基本的に目を閉じたほうが無難かな、ちょっと首をかしげて唇は半開き、舌を入れるから自分の舌を絡ませてお互いに唾液を飲みあう」
「はい」
 ベッドに正座したままちょこんと首をかしげ、うっとりと待ち受ける和夏さん。優しく舌を入れると積極的に舌を絡めて俺の唾液を飲み込む。
「手は俺の背中に回して」
「はい」
 しっかりと手を回す。俺の胸に硬いおっぱいが押し付けられる。
「俺がキスしたままあちこち触るから、緊張しないで感じるように」
「はい」
 舌を吸いながら硬いおっぱいを揉み解す。緊張するのを舌を吸ってなだめて全体を揉み解しながら舌で乳首を舐める。
「あ、くすぐったい」
「慣れてくると感じるから、リラックスして」
「はい」
 舌で乳首を転がし、優しく吸ってみる。
「ちょっと気持ちいいかも」
「気持ちよかったら声を出していいからね」
「はい」
 小さい乳首がぷっくりと硬くなっているのを舌と指先で刺激する。
「あん、やん」
 結構感じやすい身体みたいだ。正座して閉じられていた脚を開かせると恥毛まで濡れて甘酸っぱい匂いがしてくる。指先で確認すると充分に潤ってはいるがしっかり閉じたままだ。そっと指を入れると顔をしかめている。無理やり入れても我慢しそうだがじっくり感じさせることにしてバスルームに連れ込む。バスルームの設備を興味深そうに眺めているのにかまわず湯を張る。シャワーを使いながら石鹸で泡立てた指でクリちゃんを揉むと気持ちよさそうに声を上げる。
「あん、気持ちいいです」
「しばらくは毎日お風呂で自分でやって慣れるといいよ」
「はい、お風呂付の部屋ですから大丈夫です」
「どんなところに住んでるの?」
「笹塚のワンルームマンションです」
 世間話をしながらも徐々に強くクリちゃんを刺激し、膣にも指を入れて掻き出すように洗う。こちらは未開発で反応が弱い。こちらは徐々に開発することにしてペニスを見せ付ける。目を丸くして見つめている。
「こんなに大きくなるんですか?」
「そう。触ってみて」
「うわ、硬い」
「硬くならないとHできないし」
「これが私のに入るんですか?」
「大丈夫。出産するときには赤ちゃんの頭が通るんだから」
「ちょっと怖いです」
「僕がしてあげたみたいに石鹸を使って洗ってみて」
 素直に頷いて石鹸を泡立てて両手で掴んでくる。
「男も敏感だからあまり強く握らないで、滑らすように上下させて」
「はい。こうですか?」
「先っぽの膨らんだ部分が一番感じるから、丁寧に触って」
「はい。これくらいですか?」
「僕の反応を見ながら、感じるところや強さの加減をして」
「はい」
 熱心に指導を受ける和夏さんだが、こちらもそろそろ出したくなってきた。
「それではいったんシャワーで洗い流して」
「はい」
「綺麗になったから、今度はフェラチオをやってみよう。知ってるよね?」
「はい、雑誌とか漫画で読みましたから」
「それじゃ、敏感だから噛まないように気をつけて自由にやってみて」
「はい」
 いきなり咥えて顔を動かす和夏さん。
「ストップ。いきなりそれじゃ気持ちよくないよ」
「駄目ですか?」
 しょんぼりする和夏さんに一通り説明する。今度は教えたとおりに亀頭を舌で舐めてゆっくりと咥えていく。一つのパターンをする度に咥えたまま上目遣いで覗ってくるのが愛おしい。懸命に舌を使いながら顔を振る和夏さんに肯いて気持ち良いことを伝える。俺が気持ちよさそうにすると和夏さんも嬉しそうにより熱心に顔を前後させて舌を使う。優しく頭を掴んで
「全部飲んでね」
 と言うと、フェラを続けながら肯く。熱心なせいか、素質があるのかとても気持ちが良い。
「出すよ」
 言いながら和夏さんの頭を抑えつけて喉の奥に射精する。教えていなかったので射精している間も頭を前後に激しく振りつづけているので口から精液があふれるが一生懸命飲みこんでいく。尿道に残ったのは吸い取らせ、口の周りのは舌で舐め取らせる。
「粘っこくて飲みにくいです」
「味は大丈夫?」
「ちょっと苦いけどまずくはないです」
「最初から飲めるのは才能あるね」
「ホントですか?」
「慣れてきたら出るときに吸い出すようにするととても気持ちいいから」
「んー、タイミングがわからないです」
「それも慣れだね」
「やはり地道な努力が必要なんですね」
「そうそう。それで終わったらきれいに舌で舐めるのが常識だから」
「はい!」
 舌を伸ばしては舐め取っていく和夏さん。俺がいいと言うまで続ける気らしい。そのまま大きくなるまで続けてもらってからベッドに移る。69でフェラさせながらお○○こを舐めると透明に近い愛液があふれてくる。クリちゃんを舐めると感じるのかフェラが止まってしまう。
「自分だけが感じちゃだめだよ」
「すみません」
「それじゃ初体験しようか」
「はい、お願いします」
「男が上になるのが正常位。女が上だと女性上位。他にもいろいろあるけど」
「どれが都会の女っぽいですか?」
「うーん、どうだろ?女性上位は慣れてるって感じがするけど」
「それでお願いします」
「大丈夫かな?とりあえずやってみて駄目なら変えればいいか」
「はい、頑張ります」
 いったん和夏さんを起こして俺の上にまたがらせる。 充分に潤っているお○○こを自分で開かせて俺はペニスに指を添えて角度を調整する。和夏さんの愛液を亀頭にまぶすようにして馴染ませる。腰を浮かせて先っぽだけを入れた状態にして後は和夏さんの自主性に任せる。
「先っぽが入ったからゆっくり腰を降ろして、途中痛いときは止まっても抜いてもいいよ」
「は、はい。大丈夫です」
 真面目な顔で答えた和夏さんがゆっくりと腰を降ろしていく、もともと薄い恥毛な上に自分で開いているので繋がっている部分がはっきり見える。安産型の大きなお尻だが処女のお○○こはキツく、和夏さんは眉間に皺を寄せながら少しずつ腰を降ろしては戻すのを繰り返している。
「恐いなら止めようか?」
「大丈夫です!」
 いきなりストンと腰を全部降ろしてきた。破瓜の感触を味わう暇もなくいきなり奥まで届く、入り口は広めだが奥の方はかなりキツい。和夏さんは背を反らせたまま硬直している。平均よりは大きい俺のペニスが根元まで埋まり、背を反らせたことでお椀型の硬いおっぱいが震えている。
「痛いからゆっくりって言ったのに」
「大丈夫です。大丈夫です。我慢できます」
「傷ついてたら大変だから一回抜こうか?」
「大丈夫です。ちょっと休めば大丈夫です」
「大丈夫かどうかわかるの?とりあえず1回抜くよ」
「大丈夫で、痛っ!」
 答えを待たずに俺の上から和夏さんを降ろしてお○○こを覗きこむ。安産型のお尻のせいか出血自体は少ないようだ。抜くときに痛かったのだろう股を開いたままだが血が流れだしてはこない。指を入れると顔をしかめて唇を噛み絞める。
「少し休んでからの方がいいね」
「大丈夫です。我慢できます」
「痛いと感じるどころじゃないでしょ、念のために薬入れるよ」
「はい、お願いします。すみません」
 恩を売りながらも実際に入れるのは避妊薬なのだが。ポケットから避妊薬を取り出して慎重に奥まで指先で押し込む。
「う」
 ペニスよりはずっと細い指だが、破瓜をしたばかりのところに刺激を受けて顔をしかめる和夏さん。避妊薬が溶け出すまで優しく魔力を弱めに使いながら愛撫する。乳首を甘噛みするのとクリちゃんを指先でこするようにするのが感じるようだ。痛みにしかめていた顔が柔和な表情に戻り、乳首はツンと立ちお○○こも再び潤ってくる。溢れてくる愛液をペニスになすりつけて準備完了。
「薬も入れたし、出血もとりあえず止まったみたいだけどどうする?」
「お願いします。最後までしてください」
「OK。上になる?正常位?」
「今度は大丈夫ですから上になります」
 再び横になった俺に跨ってくる和夏さん。さっきのようにまずは亀頭とクリちゃんをこすり合わせるようにして馴染ませる。魔力を使ったせいか少しずつ愛液がこぼれてくる。
「気持ちいいです。このままいきます」
「ゆっくりと無理しないで」
「ありがとうございます」
 にっこり笑って少しずつ腰を降ろす和夏さん。亀頭が包まれたあたりで顔をしかめるが、少しずつ腰を上下させながら腰を降ろしていく。途中で処女膜が破けたあたりでいったん止まる。
「大丈夫です。お薬を入れていただいたお陰でそんなに痛まないです」
 そう言ってそのままゆっくりと最後まで腰を降ろし安心したようにため息を漏らす。
「全部入りました?」
「うん。最後まで入ったよ」
「嬉しいです。ありがとうございます」
「どんな感じ?」
「ちょっと口では言えないですけど痛くはないです」
「慣れるとこれが気持ちよくなるんだけどね」
「はい!気持ちよくなれるようにがんばります」
「じゃあ、自分のペースで腰を動かしてごらん」
「はい」
 ゆっくりと膝を使って腰を動かすがぎこちない。それが新鮮で楽しいのだが物足りなくもある。俺の胸に手をつかせても良いのだがお椀型のおっぱいを掴むようにして支える。みっしりと詰まったように硬いおっぱいの先の乳首が硬く勃起して手の平に心地よい。おっぱいを強めに握ってもお○○この方に気を取られているようだが、俺が支えた分動きやすくなってスムーズに動いている。
「どう?」
「え、なんか感じるけど。よくわからないです」
 弱めの魔力で感じるようにしてはいるが、違和感のほうが強そうだ。魔力を強めて感じさせたい気もするが、処女らしいたどたどしい動きも捨てがたい。このまま教えこめば男に尽くすタイプになりそうである。色々考えるが射精感が強まってきたのでそちらを優先する。
「気持ちいいよ。和夏さん」
「あ、そうですか?嬉しいです」
「そろそろ出すよ」
「は、はい。でも、その、あの」
 妊娠を心配しているらしい。避妊薬を入れてあるのでその心配は無いのだが、それを告げるのも興ざめだし。気がつかない振りをしてそのまま射精する。
「あ!」
 射精を感じた和夏さんが悲鳴を上げるが俺が知らん顔をしているせいか勝手に都会の女はそんな事を気にしないと思いこんだ様子である。おっぱいを掴んだままだったのでそのまま抱き寄せる。繋がったまま俺の胸に抱えられた和夏さんは俺の胸に顔を埋めて感慨に浸っている。
「あの、ありがとうございました」
「いえ、僕も楽しんだし。和夏さん素敵だったし」
「あの、その、今更なんですが」
「何?」
「名前を伺ってないんですが」
「成樹。熊野成樹です」
「成樹さん。ですか」
「名前も知らないのにこんな事しちゃって後悔してない?」
「いえ、地下鉄で親切にされてから好きでしたから」
「和夏さんの最初の男になれて光栄だな」
「私も初めてが親切な成樹さんで幸せです」
「和夏さんが可愛いから親切にしてたりして」
「ふふ、お世辞でも嬉しい。でも和夏って呼んで欲しいな」
「んー、次に会うときにそうします」
「次はいつ?」
「後で携帯の番号教えるから」
「私も今日携帯買ったんですよ」
「大学で携帯デビュー?」
「だって学生寮だと携帯禁止だったし」
 そんな会話をしていると携帯が鳴る。和夏さんの携帯だ。和夏さんが出ると親かららしく迷子になりながらも無事帰宅したと言っている。親に嘘をつく悪い子にしちゃったかな?時間を見ると9時を過ぎている!電話を終えた和夏さんをせかして一緒にシャワーを浴びて手早く着替えて駅まで急ぐ。携帯番号とアドレスを交換し来週また会う約束をして新宿駅の京王線改札まで送って別れる。
 にこにこ笑って手を振る和夏さんだが、俺が厨学生って知ったら驚くだろうな。そんなことよりも帰りが遅いので心配して俺の携帯にたまった君子さんからの着信とメールにどう返事をするかが問題なのだが。

 
 


 

 

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