委員長の務め


 

 



 私は黒川さつき。
 学級委員長を務めていて、あだ名も委員長だ。
 他には姐さん、世話焼き大臣なんて呼ばれてる。
 確かに困ってる人は放っておけないけど。
 損な性分だと自覚はしてるけど。
 だからって姐さんとか大臣はないでしょ。
 そう抗議すると、友達は顔を見合わせて一言。

「ぴったりだよ」

 ……本人が嫌がってる呼び方で呼ぶなんて酷い。
 こんこんと説得をして、何とか委員長で統一することに成功した。
 うん、現状に不満があるなら頑張って改善しないとね。
 人間に知恵があるのはその為だと思うの。

「委員長」

 誰かに呼ばれた私は思考を中断して、声が聞こえた方に向いた。
 そこにいたのは同級生の立原直毅くんだった。
 立原くんは特に嫌われるわけじゃないけど、暗い感じがする男の子で女の子達は何となく敬遠してる。
 友達もあまりいないみたいようで、クラスの中で彼に話しかけるのは私くらいしかいない。
 彼も私以外の子に話しかけたことはない、と思う。
 だから彼が切羽詰った表情をしてるのを見て驚いた。

「立原くん、どうしたの? 悩みごと?」
「う、うん」

 立原くんはコクコクと頷くと、すがるような目で見てくる。
 そんな目をされても口に出してもらわないと何を言いたいのか分からない。
 私は超能力者じゃないんだから。
 と思ったら、立原くんはやがて意を決したように口を開いた。

「あの、相談があるんだけど」
「良いわよ。何?」
「え、えと……」

 そこで詰まらないで欲しい。
 いつものこととは言え、ため息をつきたくなる。
 立原くんは三日に一回くらいのペースで私に相談を持ちかける。
 勉強を教えて欲しいとか、そういうことばかりだけど。
 それだけ会話してるのにすぐ口ごもって、私の機嫌を伺うようなそぶりを見せる。
 そんな彼の態度が気に入らない。
 私の苛立ちを感じ取ったか、彼は少し慌てたように続きを述べ出した。

「話があるんだけど……」
「それで?」
「今から教室に行かない?」
「今から?」

 時計を確認するともう午後四時になってる。
 この時間帯なら教室に行っても誰もいない。
 つまり、二人っきりで話がしたいのね。

「良いわよ、行きましょう」
「う、うん」

 私が歩き出すと、彼は恐る恐るといった感じでついてくる。
 こういう態度を改めたら友達だって出来るはずなのに。
 何度注意しても直らない、と言うより直そうとしてるとは思えない。
 私が話しかけるから?
 そうだとしたら、私がいなくなって、話しかける人間がいなくなったらどうするつもりなんだろう?
 立原くんに対する疑問はつきない。
 良い機会だから、ちゃんと忠告しておこう。
 こんな性格だから世話焼き大臣なんて呼ばれるんだろうけど、放って置くなんて出来ないし。
 教室の中に入ると、案の定誰もいなかった。
 これならゆっくり話が出来るわね。

「で、立原くん。話って何?」
「あ、うん。これを見て欲しいんだけど」

 彼がおずおずと差し出したのはデジタル式と思しき腕時計。

「これがどうしたの?」

 彼は私の質問に答えず、銀色のボタンを押した。

「はい、僕の話を聞いて」
「分かってるわよ。そのつもりで来たんだから」
「委員長は動けない、大きな声を出せないよ」
「何を言ってるの?」

 馬鹿馬鹿しくなって教室を出て行こうとした。
 けど、足が動かない。

「え? どうして?」
「だから言ったろ? 委員長は動けないんだよ」

 立原くんは勝ち誇ったかのように笑う。
 初めて見た彼の笑顔は不気味で、いやらしかった。
 これが目的だったの?
 立原くんがこんなことをする人だったなんて。

「どうやったか知らないけど、こんなことは止めなさい」

 叱りつけたつもりだったけど、小さくて弱々しい声しか出なかった。
 これも立原くんが?
 彼は私を見て笑みを深めた。

「この時計の力だよ。この『洗脳スールRDX』を使うと、どんな相手もどんな命令にも従わせることが出来るんだよ」
「……洗脳じゃないでしょ、それ」
「こんな時もつっこみ? 委員長は真面目だねぇ」

 彼はやれやれと言わんばかりに肩をすくめた。
 揚げ足を取るようなことを言って、ペースを乱すという目論見は失敗だったみたい。
 他の策を考えて、何とかこの状況を逃れないと。

「委員長ってさ。真面目で、律儀で、面倒見が良くて、賢くて、皆から信頼されてて」

 彼は暗記でもしてるかのように私のことを語り出した。
 最初は淡々としてたのに、途中から熱を帯びてきてる。

「美人だし、スタイルも良いし」

 顔がにやけ出していた。
 きっと下劣なことを考えているのね。

「ずっと憧れてたんだ。想いをぶつけるのを待ってたんだ」
「こんな方法で満足なの?」

 考えるより先に口が動いていた。
 怒りが渦巻き始めている。
 わけの分からない物のわけの分からない力を使ったりして。
 男らしくないとか以前に、人間として間違ってるわ。

「もちろんさ。普通にやったんじゃかなわない願いだからね」
「あら。自分が卑劣で下品で最低なクズだと理解する程度の頭はあったの?」

 自分でも信じられない感情だった。
 裏切られた? 騙された?
 分からないけど、立原くんのことを許せなかった。
 普段なら思いつきもしない言葉がどんどん飛び出してくる。

「フられるのが怖いのは臆病じゃないわ。でも、だからってこんな手段に出るのは臆病な卑怯者よ。誰にも相手されなくて当然よ」

「だよね」

 打算抜きの罵声にも立原くんは平然としていた。
 自分の優位を確信しているのか、それとも私が何を言おうが相手にする気がないの……?
 そこまで考えてゾッとした。
 つまり、立原くんは私のことを対等な相手としては見ていない。

「委員長の反応にも飽きたし、委員長、取りあえず疑問を持つのを止めて」

 え? 私はどうしたの?
 何かに怒ってたはずなんだけど、思い出せない。
 身体が動かせないのは別に不思議じゃないし、それを立原くんの仕業なのも変じゃない。
 私が悩んでると立原くんが胸を触ってきた。
 これも普通のことよね。

「ねえ、委員長何かおかしなことない?」
「え? どこに?」

 一体何がおかしなことなんだろうか?
 立原くんは何か疑問を感じてるんだろうか?

「なるほど、委員長は今何に対しても疑問を持たないのか」
「そんなの当然でしょ?」

 世の中におかしなものなんて存在しないんだから。

「ふむ。委員長、胸ってどれくらい大きいの?」
「八十五のCカップよ」
「へえ、そうなんだ。結構あるもんなぁ」

 頷きながら立原くんは私の胸を揉んでいる。
 何かを確認するように、強く何度も何度も。
 おかげで制服の上からなのに痛い。

「ねえ、立原くん。もう少し優しく触ってくれない? 痛いのよ」
「そういうものなのか。分かったよ」

 納得してくれたのか、胸を揉む力が弱くなる。

「こんな感じで良い?」
「ええ。んっ、そんな感じで」

 力加減が良くなったせいか、ちょっと気持ち良くなって来た。
 これは女の子として当然の反応だから仕方ない。

「ところでウェストとヒップは?」
「んっ、五十九、あっ、と、八十三、よ」
「そうなんだ」
「ああ、そ、そうなの、んん」

 立原くんは私の反応を見ながら揉み方を変えている。
 強弱をつけたり、揉む位置を変えたり。
 触る程度だったり、じっくり撫でるようだったり。

「あ、ん、ああ」

 私は次第に声を抑えられなくなってきていた。
 気持ちよくなってきたるんだから仕方ない。
 でも恥ずかしい。
 と思ってたら、不意に手の感覚が消えた。

「ねえ、委員長。委員長は委員長だよね?」

 立原くんの意図が掴めなかったのでコクリと頷く。
 すると、彼は腕時計の銀色のボタンを押した。

「委員長だから僕の為に一肌脱ぐのは当然。僕の為にだけに」
「……そうね、当然よね」
「じゃ、駄目な僕の為に協力して」
「……分かったわ。何をすれば良いの?」
「まずは脱いでくれる?」
「ええ」
  
 待たせるのは悪いと思って手早くボタンを外し、制服のブラウスを脱ぐ。

「ストップ!」
「どうしたの?」

 立原くんは慌てたように止める。
 脱いでって言ったのにおかしな人だ。

「服はそのまま、ショーツだけ脱いで」
「分かったわ」

 理由は分からないけど、言われた通りショーツだけ脱ぐ。

「白か」
「え?」
「いや、何度もないよ。それよりスカートをめくって」
「はい」
 
 ショーツを床に置くとスカートの裾を持ち上げる。
 女の子の大事な部分が見えるけど気にしない。

「手入れしてるみたいだね。綺麗だよ」
「ありがとう」
 
 何だか恥ずかしくなった。
 顔が赤くなってるのが自分でも分かるくらい。

「足を開いて」

 私が指示通りにすると、立原くんは割れ目を触った。

「あっ」

 くすぐったいような、変な気分になる。

「委員長って処女?」

 また頷く。

「意外だなぁ。モテそうなのに」

 立原くんは不思議そうだった。
 確かに何度も告白されたし、付き合った人もいる。
 でも、婚前交渉は駄目だと言ったらか、必ずフられた。

「お前についていけない」
 
 別れの言葉は同じだった。
 結婚するまでは処女でいたいというのはそんなおかしなことなの?
 告白してきた人は皆私の体が目当てだったの?
 そんな疑問がわき、決まって自己嫌悪に駆られた。

「委員長」

 立原くんの呼び声で我に返った。

「ご、ごめんなさい。どうしたの?」
「いや、処女は僕がもらうよ。僕の為だから仕方ないよね?」
「……ええ、仕方ないわね」

 婚前交渉は嫌だけど、立原くんの為だからやむをえない。
 私は委員長だし。

「それと」
「?」
  
 まだ何かあるのかしら?

「おかしくないのは僕の言葉だけだよ。僕は特別だから」
「……分かってるわ。立原くんの言葉だけはおかしくないのよね」
「そうだよ、僕の言葉には何の疑問を感じないけど、他の人のには感じるんだ」
「……はい。他の人の言葉は疑います」
「それじゃ僕の下を脱がして」
「はい」

 大きく膨らんでるズボンのチャックを下ろす。
 フォックとベルトを外す。
 初めてのことだから意外と手間取ってしまった。

「慣れてなさが良いね」

 立原くんは微笑むと自分でトランクスを下げた。
 立派な男性器があらわになる。
 お父さん以外の男性器を見たのは初めてだ。
 恥ずかしいけど、委員長だから我慢しなければならない。

「咥えたことってある?」
「咥えるって……フェラチオのこと?」
「そうだよ」
「な、ないわよ。そんなこと」

 当然だ。
 キスさえしたことないのに。

「それもそっか。じゃ良いや」

 立原くんはそう言うや否や、私の割れ目を撫でてきた。

「あ」

 不意討ちに思わず声がもれてしまう。

「濡れてないね」
「あ、当たり前よ」

 女の子の体ってそんな簡単に準備が出来るものじゃない。

「僕の指は魔法の指だよ。だから凄く感じる。凄く気持ち良くなれるよ」

 立原くんは耳元でささやくと、割れ目をもう一度撫でる。

「ああっ」
 
 電気のような、不思議な感覚が走った。
 思わずビクっとしてしまう、変な感じ。

「な、何、今のは?」
「委員長ってオナニーしたことないの?」

 立原くんは不思議そうな表情だ。
 オナニーをしてれば今の感覚は知ってて当然なの?

「あ、あるけど、こんなの知らないわ」

 私は努めて平然とした声を出す。
 無知だと思われても構わなかった。
 そんな考えを見抜いたか、立原くんは子供を慰めるかのような笑顔になった。

「そっか。委員長は真面目だもんね。オナニーにはまったりしないか」
「そ、そうよ。そんな馬鹿じゃないわ」

 そうだ、私は決してエッチなことが好きなわけじゃない。
 今だって立原くんの為に、やむをえずしてるのだ。
 
「でも僕との行為は受け入れられるよね? 気持ち良くなって良いんだよ」

 その言葉を聴いた瞬間、私の中で何かが変わった。
 立原くんの指が与える刺激を自然と受け入れる。

「んっ、あんっ、んんっ」

 指は割れ目の中に入ってきて、生き物みたいに動いている。
 さっきの不思議な感覚が全身を駆けめぐる。

「んあ、ああ、ああんっ」
「気持ち良いんだね? 気持ち良いなら頷いて」

 私はためらわずに頷いていた。
 自分の指とは全然違う。
 動きも、得られる快感も。
 近くにあった机に手をつき、声を抑えるのに必死だった。

「んっ、あっ、ああっ」

 歯を食いしばっても声は抑えきれなくなってきてる。
 これが本物の快感。
 頭が真っ白になっていく。

「委員長、気持ち良かったら我慢しないで。声出して。変じゃないし僕しかいないから」
「ああっ、す、凄い、あん、凄いのっ」

 後ろからのささやきに素直に答える。
 今の私に恥ずかしがる余裕なんてない。
 もうどうにかなってしまいそう。
 頭がぐるぐるする。
 何がなんだか分からない。

「今、どんな感じ?」
「変、変なのっ、ああ、来る、ああん、何か来るのっ」
「イキそうなんだ? じゃあイクって言って」
「イク、イク、イク、イク、イクーッ!」

 バラバラになるような感覚に圧倒される。
 体がガクガクっとなり、力が入らない。
 全力疾走したランナーみたいに肩で息をしている。

「気持ち良かった?」
「う、うん」

 実際、凄かった。
 こんなに気持ち良くなれるなんて思いもしなかった。

「さすが委員長だね。やっぱり違うよ」
「え、え?」

 立原くんが何を言ってるのか、すぐに理解出来なかった。
 瞬きを三回ほどして、ようやく思い当たる。

「わ、私はどうだった?」

 ちゃんと立原くんの為になっていたの?
 感じさせられるだけだったけど。

「凄い乱れっぷりだったよ。凄くタメになったよ」
「や、やだ」
 
 真顔で言われるとどうにもならないくらい恥ずかしい。

「だから続きをしよう」

 立原くんはそう言って椅子に座る。
 それでどうやって続きをするつもりなの?

「良いけど、どうやって?」
「委員長が僕に跨れば良いんだよ」
 
 私は迷ったけど、すぐに決心はついた。
 立原くんの為に処女を捧げるんだから、どんな形でもそんなに変わりはないはず。

「分かった。私が挿入すれば良いのね?」
「うん、準備は出来てるはずだよ」

 立原くんが見せた指は濡れていた。
 あれは私に入れていた指で、それはつまり……

「馬鹿!」

 私は血が頭にのぼるのがはっきりと分かった。
 誰だって同じ気分になると思う。
 自分が濡れてる証拠を見せられるなんて。
 立原くんは私を見てクスクスと笑ってる。

「ごめん、ごめん。僕が悪かったからお願い出来る?」

 彼は反省なんかしてない。
 早く私の処女が欲しいだけ。
 冷静な判断だと思う。
 でも逆らうわけにはいかなかった。
 委員長なんだからちゃんと自分の務めは果たさないと。

「はいはい」
 
 私は立原くんの男性器に手を添える。

「熱い」
 
 思わず呟いていた。
 そして跨るとゆっくりと腰を下ろしていく。
 男性器が私の中に入っていくのは例えようがない感覚だった。

「ん」
 
 立原くんが軽く呻いた。
 彼も私と似た感じを味わってるのかもしれない。
 でもそろそろ処女膜があるはずだ。
 勢いよくとゆっくり、どっちの方が痛くないかなんて分からない。
 だからそこからは勢いよく下ろした。

「うっ、いた……」

 体が裂けるような、異物が入ってくる感覚。
 予想よりはマシとは言え、かなり痛い。

「くっ」

 立原くんがもう一度と思ったら、男性器が震えてお腹に熱いものが流れ込んでくる。
 これってもしかして精液?
 私は中出しされたの?

「ご、ごめん。委員長の中が気持ち良くて我慢出来なかったんだ」

 情けない声を聞いて私は何となく興ざめしてしまった。
 まさか入れてすぐ出すなんて思ってなかったから、どうすれば良いのか分からない。

「これで終わりなの?」
「ち、違うよ。まだまだいけるから」

 おかしいくらいムキになってる。
 自分でもショックだったのかしら。
 男性器が硬いままだから、強がりってわけでもなさそうだけど。

「委員長は僕が動くたび、触るたびに気持ち良くなるんだ、よ」
「あっ」

 軽く突き上げられ、思わず声を出していた。
 今ので痛みはどこかに消えてしまった。
 次にブラをずらされ、胸があらわになる。

「委員長の乳首、綺麗だね」
「いや、見ないで」
「僕には見られても仕方ないよね」
「そ、そうだけど」
 
 見られるのは当然でも、恥ずかしいものは恥ずかしい。
 立原くんは乳首に吸いついてきた。

「んっ、あっ」

 軽く吸ったかと思うと、舐めたり、舌で転がしたり。
 不規則な刺激を与えてくる。

「あっ、そんな、んんっ、赤ちゃん、みたいな」

 男性器で突かれるほどじゃなかったけど、これも気持ち良い。

「あっ、ああっ、駄目、んんっ」
「気持ち良いの?」
「んんっ、気持ち良い」
 
 意地悪な質問に律儀に答える。
 立原くんはどうもいちいち言わせるのが好きみたい。

「そんなんじゃ母乳をあげる時、困るんじゃない?」
「あ、た、立原くんっ、ああ、立原くんだけ」
「気持ち良くなるのは僕だけ?」
「そ、そうよ、ああ」

 おかしなことを訊くものだ。
 それに何故か嬉しそうな顔をしてる。
 特別なことを言ったわけじゃないのに。

「じゃ、一杯気持ち良くなって」

 立原くんは胸を吸うのを止めると、両手を背中に回してきた。
 私も両手を立原くんの背中に回す。
 まるで抱き合ってるかのような形だ。

「いくよ」

 ズン、と力強い一突き。

「ああっ」

 続いて小刻みに突いて来る。

「あっ、ああっ、す、凄いっ」

 指よりもずっと凄い。
 ずっと気持ち良い。

「ああっ、あんっ、ああっ」

 初エッチに対する不安はあっという間に消えてしまった。
 突き上げられる男性器と、それに与えられる快感しか考えられなくなって来ている。

「あっ、ああんっ、ああっ、あんっ」
「委員長のおっぱい、エッチな揺れ方してるよ」
「ああっ、そ、そんなこと、ああんっ、言わないでっ」

 信じられないことに、余計に気持ち良くなった。
 恥ずかしいことを言われてるのに。

「ああっ、あんっ」

 今までの私が崩れていっている。
 立原くんのされるがままになって、与えられる快感を受け止めている。

「ねえ、委員長。気持ち良い?」
「んんっ、き、気持ち良いのっ」
「何が?」
「え、エッチ、エッチが良いの」

 私は何も考えずに答えていた。

「違うだろ。僕のオチ×チンだろ? 僕のオチ×チンが良いって言ってごらんよ」
「ああっ、そ、それはっ、あんっ」

 さすがに言えない。
 なくなりかけていた羞恥心がブレーキをかける。
 ふと、立原くんの動きが止まる。

「え?」

 同時に快楽も消え、私は困惑した。
 無防備になった瞬間、更に一突き。

「ああーっ」

 深く、力強い一撃に思わずのけぞった。
 立原くんの両腕は逃がすまいとするかのように、ガッチリと掴んでいて放さなかった。

「言って」

 耳元でささやかれる。
 羞恥心も理性もさっきの一突きで消えてしまっていた。

「オ、オチ×チン、立原くんのオチ×チンが良いのぉっ」

 今度は逆らわずに叫ぶ。
 もうどうでも良かった。
 もっと気持ち良くして欲しかった。

「よく言えました」
「ああーっ、ああっ、ああっ」

 立原くんの動くが変わった。
 奥まで何度も突いて来る。

「ああっ、ダメ、き、気持ち良すぎて、ダメェ」
「またイキそう?」
「うん、イク、イクのぉっ」

 ここでまたペースが緩くなる。
 それがもどかしい。

「じゃあ今度はさ、僕の精液を中に一杯出してって言って」
「ああ……」

 とんでもないことを頼んで来る。
 焦らされると分かっていても、さすがにためらってしまう。

「大丈夫だよ、それが僕の為になるんだから」
「わ、分かったわ。私の中に立原くんの精液を一杯出して、あっ」

 言い終わると同時に突かれる。

「もう一回、イキそうな時に言うんだ」
「あっ、あっ、ああっ」

 答える余裕がなくなってきたので頷く。
 また、ペースが速くなる。

「ああっ、あんっ、あああんっ」
 
 パンパンという音が大きくなって来た。
 頭の中がまた真っ白になって来る。

「ああっ、イク、あっ、だ、出して、私の中に立原くんの精液を一杯出して!」
「ああ、出る、出る」

 倒れ込んだ私の中に立原くんの精液が入って来る。
 オチ×チンが何度も震えて、その度に熱い精液が注がれてる。
 お腹が立原くんの精液で溢れそうにあってる。
 ああ、凄い……

「委員長、凄く気持ち良かったよ」
「私もよ」

 お互いに笑い合う。
 心地良い疲労感がただよっていた。

「ねえ、立原くん」
「どうしたの?」
「もう一回しましょうか」

 私は両脚を立原くんの腰に絡めて微笑みかけた。

 
 
< 終 >


 

 

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