ハーレムマンション


 

 



その4

〜キャバ嬢お持ち帰り、そして・・・!! 〜



「いらっしゃいませ。○○株式会社の青山様ですね。あちらの奥のテーブルでお連れ様がお待ちです」
「ありがとう。案内してくれるかな?」
「はい!!」

 オレは先輩たちよりも1時間ほど遅れてキャバクラに来てしまった。
 遅れたことに後悔していたオレだがさっそくとある先輩から・・・。

「よぅ新人、さっきアイツから連絡来たんだけどお前、だいぶあそこでキモチいい事したんだってな!!」
「いや、それほどでも・・・」
「あれが出来るのもオレの教育があってこそだ!!」
「さすがです・・・、先輩!!」
「みぃ子も言ってたぞ!! 早くお前にオレの所にも来て欲しいって♪」
「ハハハッ・・・(汗)ありがとうございます!!」

 先輩と会話してる間に宴会はどんどん進み、気が付けば、男一人に女一人が付くと言う、いわば、一種のハーレムみたいな感じの状態になっていた。

「タカシ先輩、オレ、この子に決めました!!」
「うわっ・・・青山さまに氏名もらえるなんて、私幸せかも〜」

「新人やるなぁ〜〜よりによってこの店のナンバーワンを指名するなんて!!」

 オレはその時気付いてなかった。
 そういえばお店の入り口に貼ってあった写真、3人の女の子が写ってたけど、オレが指名した女の子がたまたま、あの中の一人、ナンバーワンのゆき恵だった訳だ。
 もし、ナンバーワンのお持ち帰りに成功したとすれば、うちの収入はハンパないモノになりそうだ(笑)!!

「今日は閉店までお付き合い、宜しくね♪」
「はい!! 宜しくお願いします。さぁ、どんどん飲みましょ!!」

 スタイル抜群だったゆき恵に惚れこんでしまったオレは、たっぷりと酔わせることにした。
 そうした方が計画通りに事が進むと思ったからだ。
 もし、キャバ嬢のお持ち帰りに失敗してしまったら、オーナーからどんな冷たい目線が注がれるか怖いからな。

「ラストオーダー15分前です。何かご要望はありますか?」

 男性のボーイに声をかけられたオレ。

「あの、この子とアフターに行きたいんだけど・・・」
「アフターに関しましては女の子の状況次第で変わってきますので、了承を得てからお願いします」
「特に料金は発生しないんですか?」
「はい、アフターに行くのはお店を出た後の事なので何も料金は発生しないしくみになっております!!」

 やった!!
 これでナンバーワンのゆき恵のお持ち帰りに成功する確率が増えたぞ!!

「ゆき恵さん、これからアフター行きませんか?」
「そうだね〜!! ちょうど私もお腹空いてきたし〜」
「あっ・・・、そうそう、オレの家に来たらお鍋作ってるから一緒に温まろう〜!!」
「青山さんって、お店から家まで近いの?」
「なに!! 歩いて15分だよ〜♪ 実は僕、マンションの管理人してるんだ〜!!」
「そうなんだ〜!! じゃあ今日一緒に来てる人たちは会社の先輩の方々で良かったの?」
「そうそう、だから今日は僕はお金の事は何も心配しなくて良いんだよ〜!!」

 そう言ってオレはお店ナンバーワンのゆき恵をアフターに誘い出す事に成功した。
 先輩たちもそれぞれ、指名していたキャバ嬢を誘い出そうと必死だった。

「じゃ、そろそろ出ようか!!」

 リーダーの合図でお会計をする事になったオレたち。
 そして外い出ると空気はひんやりしていたが、彼女がいるおかげで少し温もりを感じていた。

「寒いね・・・、ちょっと抱き着いていい?」
「うん、いいよ♪」

 何も知らないゆき恵・・・。
 この後、オレが管理するマンションの敷地内に入ってしまえば、奴隷になると言うのに・・・!!

「じゃあ新人、この後のこと、期待してるからな!!」
「たっぷり楽しめよ〜!!」
「はい、ありがとうございます!! 先輩♪」

 そう言って外で先輩たちと別れてオレとゆき恵は歩き出した。
 言われてみればホント、凄い都合のいいと言うか、立地条件のいい所にオレの管理するマンションはあるなと思い知らされた。
 そんな一夜でもあった。

「ココだよ。オレの家!! 2階の201号室がそうだから〜!!」
 マンションの敷地内に入ったオレ達・・・。この時既にゆき恵から表情は消えていて・・・。

「管理人さまの・・・マンション・・・、201号室・・・、分かりました・・・!!」
「ゆき恵さん・・・、こんな手荒な真似をしてすまない。ノルマがかかってるから仕方ないんだよ〜!!」
「ノルマ・・・、かかってる・・・!?」
「そのノルマを達成するためにキミの力が必要になるんだよ〜!!」
「ワタシの力・・・、必要・・・!?」
「そぅ・・・、オレが三つ数えたらキミは目を覚ますよ〜!! そしたらもう完璧な奴隷だからね!!」

 そうしてオレは暗示を与えて合図を送った。
 どうやら、外からオレのマンションの敷地内にやってきたモノは、その時点で催眠状態になるようだ。
 元々いた住民は結界を張った時点で奴隷になるけど、これはこれで仕事のやりがいと言うモノを感じるな〜!!

「あら? 私どうしてココに!?」
「何言ってるんだよゆき恵さん・・・、僕の隣の部屋の202号室は、キミの部屋じゃないか・・・」
「そうそう、そうでしたわね〜!!」
「でもキミはたった今ココに引っ越ししてきたばかりだから、荷物は何もない。だから、今日からしばらくの間は僕の部屋で暮らすと良いよ・・・」

 こうして、オレとキャバ嬢のゆき恵との暗黙の楽しい生活が、幕を開けるのであった。

 
 


 

 

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