GAMEs


 

 

第五話


 晩秋の日は短く、夜は早い。
 草柳友愛は、学園女子寮の裏手隅に身を隠していた。
 服装はロングシャツにジーンズ、その上に厚手のブルゾンを着込んでおり、動き易く目立ち辛い事を狙った私服になっている。
 肩にはズシリと重いカメラバッグ、首からストラップで下がっているのはデジタル一眼。

 ──結局あのアホ、舐めた口叩くだけ叩いてそれっきりかい。
 あれから久我山の方からは、何らのアクションも見られなかった。友愛が気づかなかっただけかも知れないが、彼の周辺及び自分の周囲にこれまで以上に意識を払ってみたものの、何も無いと判断するより無い状態だった。
 ──まぁ亜紀ちゃん先生が可哀想な気がせんでも無いけどな。このまま売られた喧嘩も買わんと済ませてもうたら、ウチが舐められてまう以上、仕方ないわ。
 明日の朝にでも学園の目立つ所にあちこち貼り出して……。ウチに喧嘩売りよったことを死ぬ程後悔するアホの姿を、高みの見物させて貰おか。

 周囲の気配を探ると、友愛は近くの草むらに身を潜らせる。
 必要以上に見られることを怖れた匍匐前進。
 ジリジリと少しずつ進むと──、学園の境界柵に行き当たる。

 パキッと枯れ枝を踏む音が聴こえる。
 慌てて息を呑み込む友愛。遥か後方ではあるが、寮の管理人が見回りをしているようだ。
 時間は午後八時半。既に寮の門限は終わってしまっている。ここで友愛が見つかれば、待っているのは脱走犯としての強制監禁刑と説教の嵐、更に反省文という非常に有り難くないコンボを喰らう羽目になってしまう。

 コツッ、コツッという足音がパタッ、パタッと変化し、地面の上に移動した気配が感じられる。
 足音は友愛の居場所まで後数メートル。
 ……そこまで来て、少しずつ遠ざかっていく。

 ──へへっ、スニーキング・ミッション前半戦は、無事クリアできそうやね。
 止めていた息をフウッと吐き出し、不敵に微笑む友愛は、目の前の柵を両手で掴んでガタガタと引っ張ってみせる。
 すると、キイッと小さく乾いた音と共に、柵の下部がパズルのパーツのように外れてしまった。
 勿論、この仕掛けは随分前から友愛が用意したものだ。これを使って彼女は夜な夜な寮を脱出しては夜の町に出掛けていたのだ。

 ──さて……。今夜は、どんな猫ちゃんに会えるんかな?
 柵の空間に身を潜らせ、外側の草の茂みをガサガサとかき分ける。

 そこに。
「よう、草薙。待ってたぜ」と人影が立ちはだかる。
「──ひっ! だ、誰………っ!?」
「誰って、言わなくても分かるだろ。俺だよ俺。もう待ち焦がれちまったんだってば」
 そこに立っていたのは、他ならぬ久我山修一。
「だ、誰か──っ! 変態がおる! 誰か来てんかっっ!!」
「失礼な話だよな。誰が変質者だってぇの。それに叫んだって誰も来ねーよ」
「誰か……っ! ──……ど、どないなって……コレ……」
 恐る恐る、久我山の顔を見上げる。
 その銀色に輝く野性動物のような虹彩の中、彼女のよく知る動物にも似た瞳孔が細められて……。
「な、なんや自分、その目ぇ、まるで、ね……こ…………」
 意識が泥土に一気に叩き落とされて、全身が崩折れる。
「猫と一緒にしないでもらいたいね。稲荷神に怒られちゃうよ」
 ニヤニヤと顔に笑みを貼り付かせたまま、久我山は狐の目≠解除した。



「いやぁ、本気でどうなることかと思った。
 そもそも最初で躓いていたんだよね。
何で門限八時の女子寮生が、九時に亜紀姉のマンションを出た所を撮影できたのか≠チて話。
 それを気づかせなかったのも、草柳一流のハッタリって奴かな?
 ──写真集を残してたのも失敗だったよね。
 猫だらけの写真でモノクロだったから見落としてたけど、どの写真にも人の気配が無い。人気の無い場所と時間で、野良猫を撮影していたっていうのは合理的に推測できるだろ?
 ……考えられる可能性は、一つ。
 草柳は夜な夜な寮を脱走しては、夜の野良猫撮影に勤しんでいたって話だ。
 そこまで想像できれば後は簡単。単純作業で無闇に時間ばかりかかったけど、草柳が使ってる脱走ルートを確定すればいい。
 そうすれば他人の入り込む余地も無い二人っきりだ。囲み≠セって出来るし、誰かにそれを怪しまれる事も無い。……何たって、草柳本人がバレないように工作してくれてるし。余裕こいて草柳自身も隙だらけだし」
 恐らくはもう聞こえていないだろう草柳に向かって、俺は語り続けた。
 何の意味も無い行為だけど、一応礼儀として、ついでにウサ晴らしとして喋っておかずに居られなかっただけの話だ。
「さて、重いっ……けど、カメラごと移動させて貰おう」
 力無く倒れる草柳をバッグごと担ぎ上げ、本人の代わりに首にカメラを下げる。
「………よもや、こんなに亜紀姉のマンションの傍だとは思わなかったけど。
 丁度良いから、撮影場所を確保させて貰ったんだ」
 事が終わる頃には、ここのインスタント結界も解けているだろう。実害が無さそうなので放っておく事にした。
 なにせこいつ、胸にデカイ肉塊ぶら下げてるから、見掛け以上に重いんだよ……。



 草柳を背負って運んだ先は、亜紀姉の自宅マンション傍の共同緑地。
 既にこの場所には囲い≠組んであるから、どんなに騒いでも大声を上げても、この中である限り気づかれる心配は無い。それどころか、共同緑地の存在そのものが目に入らない。
 その中心部に草柳のブルゾンを脱がせて敷き、その上に草柳を横たえる。
「さて、草柳のカメラをスタンバイしねーとな」
 一眼レフ……って言うのかね、コレ。勝手がよく分からないけど、バッグのレンズをこちらの本体に合体させれば良いんだよね。
 位置はここの水飲み台の上で……、アングルはこれでいいか。
 丁度横たわった草柳を、足元から頭に向けて見上げる構図になるのが気に入った。
「こっちはこれでいいかな?」
 草柳から見て左手脇側の草むらには、ビデオカメラが三脚に設置されている。
 ──これ、町内会の爺いから借りて来るのに、苦労したんだよな……。
 町内会定例・カラオケ大会撮影用のカメラだ。恐れ入ったか。
 ちなみに中にテープ、入ってないけどね。

 準備が終わったのを確認して、俺は勾玉を振り回す。その速度は亜紀姉の時の比じゃない。
 ちょっとやそっとで、この女の心が折れる訳がない。
 亜紀姉を本気で泣かせた意趣返しだってある。
 だから、心が壊れる手前近くまで一気に持っていってやる。

 勾玉の風切り音が辺りに響き渡り、反響に共鳴して頭の奥がジンと痛む。
 黒々とした欲望が首をもたげ始める。
「──ん……んふ………ん………」
 草柳……友愛が、身を捩らせる。寝返りを打ち、脚を擦り合わせ、身を丸める。
 その両手両脚を押さえつけ、ロングシャツのボタンを外すと、窮屈そうな胸がビックリ箱の玩具のように弾みをつけてまろび出る。
 宮下曰く『推定Gカップ』の巨大なボリュームは、その大きさ故に小洒落たブラが見つからないのか、ちょっとやぼったいデザインの布で袋詰めにするかのように包まれていた。
 ──それは、とても勿体無い。
 だから両のカップを手で力強く揉み込み、ギュッギュッと先端に向けて絞り出してやる。カップ越しに指をきつく押し込むと、先端の蕾が固さを帯び始めているのがうっすらと感じられる。
「んんっ……はあぁあぁぁっ………ふぅぅぅっっ………」
 友愛の呼吸が早まり、頬に情欲の朱が混じり始める。
 押さえ付けられた脚が盛んにひくつき、擦り合わせようと試みる。
 期せずして両脚をピタリと閉じた格好になっているのをいい事に、ジーンズの合わせを外して、一気に足首までずり下ろしてやる。
 火照った太股がヒクヒクと震えながら内股を擦っているのを視認して、爪先で蹴り出す格好でジーンズを全部ひっぺがす。
 腰の所で紐で結わえる格好になったパンティは、上で実現が難しい友愛なりの、下着に関するお洒落への拘りって奴かもしれない。だがそれもしっとりと潤って、純白の生地が肌色の混じったグレーになってしまっている。



「──さぁて、下拵えはほぼ完了……かな。
 草柳。……いや、友愛。
 これは友愛の夢の世界、願望の世界だ。友愛は久我山の事が気になっていたのに、つい悪戯をして自分を意識させようとせずにいられなかったんだ。
 その想いがここで叶う。
 しかも友愛は人の視線を意識すると興奮してしまう。胸に、アソコに視線を感じると肌が熱く火照ってしまう。……分かるね?
 ここは友愛の願望の世界だから、そんな友愛の望みが何もかも叶っている。
 久我山が目の前にいて、友愛を抱き寄せている。
 周りにはカメラが並んでいる。レンズの向こうには沢山の視線が、ギラギラといやらしい欲望を抱えながら友愛の恥ずかしい姿を見つめている」
「……あ、……ふ………や……」
「視線もいやらしい。触られる指も手もいやらしい。でももっといやらしいのは、友愛のその身体だ」
 両手を背中に回して、友愛のブラのホックを探り当てる。
 ──フロントホックにしといてくれりゃ、手間かかんねーんだけどな。まぁこれだけ大きいと、選択肢も少ないから贅沢言ってらんねーのかね。
 ホックのメカンとオカンが外れた瞬間、ポロリとカップが外れて、中から巨大な膨らみが飛び出してくる。
「な…く……んんっ……ああっ……」
「だって大好きな久我山に恥ずかしい所を見られたり、恥ずかしい事をされたり、それを誰かに見られたりして恥ずかしい思いをすればするほど、ドキドキして興奮しちゃうから」
「ん………や……」
 パンティの股布を指先でクニクニと絡める。しっとりと濡れる指先に粘度の高い液体がまとわりつく。
 もう片方の手で乳房をグイと絞り込みながら、指先でプックリと乳首と一体になって膨れ上がった乳輪を擦っていく。
 うなじを舌でチロチロと舐め上げる。
「さぁ、目を覚ませ友愛。──ステージの、開幕だ」
「────ん……な……ふ………う、うあっ!?」
 意識を飛ばしてしまっていた友愛が、不意に我に返る。
「なっ……何、しよ……ん、ねん……。じ、ぶん……」
「何言ってんだよ草柳。……いや『友愛』で良かったんだよな。
 お前の方から喜んで誘ってきたんじゃないか。
 実はとても好きだから、恥ずかしい事して滅茶苦茶にして欲しかったんだって」
「……ん、な………。ア、ホ……な……」
 言葉の上で否定してみても、上ずっている呼吸を隠せないのは自分でも気づいているだろう。
 ダメ押しでパンティの中に指を差し入れてやる。
「くっ! ふっ……あ……そこ……あか、ん………」
 ヌルリと指に粘液が絡み付き、その粘度を利用して股間に繁る繁毛を絡めて引っ張る。
 友愛の腰がク、クンと前後に跳ね、プチプチと絡んだ毛が抜けていく。
 それが更に刺激を生み、背中をビクンと反らせる。
 俺は弾んで跳ねる大きな膨らみを握り込み、友愛に逃げる事を許さない。
 親指の爪でその先端を弾き、乳輪との境をなぞるように滑らせる。
「あっ! ……く…ふっ! ふあっ、あ、あぁあぁぁああっっ!!」
 粘液を絡めた指で、陰毛の間に屹立を始めた尖りの包皮を捲るように擦ると、友愛は大きく全身を跳ねさせて、痙攣する。
 虚ろに情欲を滲ませた瞳。
 半開きになって中に蠢く肉塊を覗かせる口。粘度が上がって、唾液が糸を引いている八重歯。
 その口に向かって股間の指を伸ばし、一度見せつけるように揺らしてみせた後に、口の中に突っ込んで舌を掻き回して見せる。
「この指に付いてるのが証拠だ。嘘だと思うんなら、その口で思う存分味わってみるといい」
「……く、はぁ……はぁ………は、あ………ぁ……」
 息を荒げたまま、友愛は答えを返す事すらできない。口の中も翻弄されるがままになって、唾液と愛液が混じり合った粘液が泡を作っている。

「さ、て……。そろそろ、お待ちかねの本番だ。
 主演女優さん、イってばかりじゃなくて、ちゃんとカメラの前で色気振り撒いてよ」
 無理だと思うけどさ。
 まぁ黙ってても、もう発情しっ放し状態だから問題ないんだけど。
 ──そこはちょっとした悪戯心って奴で。
 俺は友愛の口から手を離し、腰で股間の邪魔な布を支えている紐に向ける。
 固い。当たり前だ。もうすっかり汗と粘液に潤った布地が湿気を伝わせてしまい、紐の結び目が固まってしまっている。
 小指を腰と結び目の間に無理を承知で差し込んで、パンティをずり下ろしてやる。
 ──あぁ。コレ、後で見たら紐解けなくなって使い物にならなくなるような気が。
 そんな心配は余計なお世話かもと思いつつ。

 開きっ放しの口に舌を差し入れて口蓋の中を掻き回しながら、膝で閉じられた両脚を押し広げる。
「……ん……ふぁ………あむ……」
 もう友愛は、盲目的にこちらの舌の動きに合わせる事しかできない。
 舌を絡めて引っ張り上げながら、その裏側に向けてこちらの唾液を送り込んでやると、素直にそれを呑み込みながら、口の中を玩ばれるがままになっている。
 合わせた口を離し、舌を鼻梁の上に這わせ、頬を撫で、睫毛を湿らせて、耳をねぶる。
 その間に俺の両脚は、友愛の脚を完全に割り開いてしまう。
 腰を少しずつ下ろし、位置を調整する。個人差こそあれ、もうアソコの場所では迷わない。
「あ……あ、かん……。ウ、チ……はじ、め………て……やね………」
「初めてなのに、裸を見られながらまさぐられて、こんなにマンコをドロドロにしちゃって?」
「……ち、が……マン、コ……ちが……」
 お? この状態だと友愛、エロワードでも話しかければ鸚鵡返しになるようだ。
 こりゃいいや。なるべくエロワード並べて喋らせてりゃ、それだけ頭の中もピンクに染まってくれるだろう。

 ズチュッ、と突き刺す際に水気を含んだ音が出た。
「ん……あ……あっ……」
 友愛のアソコは奥深くまですっかり濡れ潤っているので、容赦無く奥にまで突き進める。
 微かな引っ掛かり。そこでも容赦しない。ここで下手に手加減すれば、そのまま先に進めない。
「ひっ……ウッ……あ………はあぁっ……」
 確かにアソコに突き抜けた感触がある。恐らく股間を見れば赤褐色の液体が絡み付いている事だろう。だがこれだけ潤った状態なら気にかける程の事もあるまい。
 限界まで奥に腰を押し込んでいくと、二人の腰が完全に密着する。
 流石に初体験早々で暴れちゃ可哀想なので、暫く腰の動きを止めて友愛の身体を抱き締めてやる。
「………こん、な……ウソや……ウチ、初めて、やのに……」
「まだ分からないのかよ? 俺に抱かれて、しかも見られながらだから、身体が興奮し過ぎちゃって、痛みも感じてねーんだよ」
 腰を左右に軽くうねらせながら引き、
「じゃなきゃ、こんなにマンコがドロドロになんないだろっ?」
 奥へ真っ直ぐに突き入れる。
「ひうぅっっ!」
 これなら、もう手加減も情けも一切不要だ。腰を左右、上下に寄せながら友愛のアソコを押し広げつつどんどん奥を突き上げてやる。
「あ、あかん………ウチの……マンコ……あつぅて……ジンジンして……」
「こんなエロくてスケベなオッパイして」
 大きな双乳を両手で絞り、その先端を舌で転がしながら歯を立てる。
「や! ……やめ……そんな、オッパイ……弄ると……」
「弄るとどうなんだよ?」
「……ビリビリして、……溶け、てまう………」
 つき立ての餅のように乳房を捏ね回して揉んでやる。
「あぁふっ! ……あ、……お、オッパイ、あつ、て……」
 身体をくねらせながら、両手で俺の頭を掴む友愛。それは引き剥がすための物ではなく、更なる刺激を求めて抱き締める動きだ。
 両脚は完全に蟹股に開かれ、ふくらはぎで俺の腰を抱え込む格好になってきている。
「分かるだろ? 友愛のエロいマンコの中で、俺のチンポがグリグリと動き回ってるのが」
「あぁ、オッパイ、熱い、マンコが、チンポで、ゴリゴリされて、……」
 嫌々をするように首を振りながら、淫語を叫ぶ友愛。
 その視界にビデオカメラが入る。
「ヒッ! そ、そんな、ビデオ……っ!」
 驚きで若干意識を取り戻す友愛。だが、アソコは逆に握り締められているかのような締まりを感じる。
「──クッ! ……ビデオカメラ見て、更に興奮してるぞ、友愛のエロマンコっ。
 ギュウギュウ締め付けて、俺のチンポが千切られそうだ」
「ウソや……そんなん、ウソ……」
「ウソじゃ……、ねぇだろっ!」
 力一杯腰を限界まで突き入れて、クリトリスを互いの陰毛で擦ってやる。
「は……はぁあぁぁあぁうっっ!」
 そろ、そろ……、出そうだ。ペースを上げてやるぞ。
「あぅ、ウチの、マンコ、チンポで、削られて、あ、あかん、熱い、溶けるっ、オッパイ、ジンジンして、取れてまうっ」
「そうだ、友愛のオッパイも、マンコも、何もかも、いやらしくて、エロエロなんだよ!」
「あ、あ、あ、あっ、も、来る、来るっ、来てまうっっ、ダメやコレ、こんなん、頭溶けて、アホになる、ウチ、エロエロのアホに、なってまうっ!」
「そら、そろそろ、行くぞっ! 友愛もイくんだっ!」
「あう、あ、あん、あ、い、い、いクッ、イクッ、イク、イク、イッてまう────っ!」
「────くっ! ……っ!!」
「イ、ク────っっ!!」

 ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ……。
 一瞬の放出の緊張。
 直後、そのまま二人で崩れて倒れてしまう。
「は……はっ………くは………」
 意識がピンク色の別世界に飛んでしまっている友愛。
 だが、まだまだ容赦はしてやらない。
 俺は友愛の背中側に回り、胡座をかいた上にその身体を載せる格好になる。
「は………も、……溶けて………あかん……」だらしなく開かれた友愛の口から、唾液が滴っている。
「まだ、まだっ!」
 耳をねぶり、後ろから双乳を捏ね回す。
「も、あかん、……堪忍や、……お腹、熱ぅて……」
 股間からは鮮血の赤が混じりながら、精液と愛液の混合した粘液がドロドロと流れ出している。
 それを見ている内に、俺のアソコが固さを取り戻していく。
 両脚を使って友愛の太股を完全に割り開いてやる。殆どこうなると赤ちゃんのおしっこと同じ状態だ。
 片手を使ってクリトリスをクリクリと押し潰しながら、サーモンピンクに濡れ輝く淫唇を開いてやって、手探りでアソコを押し込んでいく。
「ひっ……う……クッ!」

 両手で胸をたゆませて弄びながら、両脚で友愛の脚を完全にロックして、腰を跳ね上げて友愛のアソコの奥の奥までグッと抉り込む。
「ふあぁあぁっっつっっ!」
「ほら見ろよ、友愛。目の前で写真部長がカメラ構えて、涎垂らして眺めてんぜ」
 当然、このカメラは水飲み台に据えられた友愛のカメラだ。
「いやあぁっ! いややっ! こんな、こんなカッコ、見られて……っ」
 弱々しいながらも、手足を振り回してもがく友愛。
「いいじゃないか。見られる度に友愛が恥ずかしがって、またマンコがギュウギュウ締まってきてるぞ」
「あかんっ! そん、な……。エロい目ぇで、見られたら──」
「恥ずかしくて、もっと興奮するんだろ?」
「あ…………あ、あぅ………」
 腰が立て続けの負荷でちょっと限界に近いけど、構わずズンズンと突き上げる。
 グチャッ、グチャッと大きな音を立てながら、友愛のアソコから白濁液が零れ落ちていく。
「友愛のエロい身体は、見られると興奮しちゃうんだろ?」
「ん………く……んふっ……」
 小さく息を切らしながら、微かにコクコクと頷く友愛。
「いいんだよ、エロくて! 見られたいから、友愛の身体はこんなにエロいんだよ!」
 双乳を上下に掴み上げて絞る。
「………え、……ええの? ……ウチ、エロくて、ええの?」
「エロいから、いいんだよ! もっとエロい所を、部長にも、ビデオにも、見せつけてやれ!」
「あ──……っ。そ、そこ……っ!」
 友愛が初めて、自ら快感を貪るようにククッ、ククンと腰を動かし始める。
 まだ動きは覚束無い。だがここまで快楽を肯定していれば、上手くなるまで然程かからないだろう。
「ウチの、マンコの中、久我山のチンポで、ゴリゴリッってされて、ドロドロのグチャグチャになって、もっと欲しゅうなって、蕩けて──」
「オッパイはどうだ?」
 ギュッと乳房を握って、乳首を指で摘まんで引っ張ってやる。
「お、オッパイも! ウチのオッパイ、熱くって、ジクジクして、乳首、ビリビリして、もっと、そこ……」
「気持ちいいのか?」
「──ぃっ。気持ち、ええっ! めっちゃ気持ちええっ! ウチ、どんどん、エロなってしまうっ!」
「そうだっ! エロい所はどんどん見せてやれ! そんな友愛のエロい所も、恥ずかしがってる可愛い所も、俺だけが分かってやれるんだ!」
「あ──ふ……。くが、く、久我山ぁ……」
 振り向いた友愛が、勢い任せで口付けをしてくる。
 八重歯で唇の端が切れてチクリと痛むが、気にせず舌を絡めて唾液を流し合う。
「くがやま、ええの? こんなウチで、ええのっ?」
「エロいから、いいんだっ! 友愛のエロい所は、俺だけが、可愛がってやるっ!」
「久我山っ、もっと、そこ、来て、オッパイも──」
「ああ、もっと突いてやるっ!」
「──あ、あふ、ぶ、部長、う、ウチ、エロいやろ、興奮するやろ、
 ……ウチも、見られて、久我山にマンコ突かれて、も、もうエロエロで、気持ちようて……」
 友愛は両手を股間に伸ばし、見せびらかすように大陰唇を指で広げてみせる。
「ウチの、マンコ、こんなに、グチャグチャで、………もう、子宮の中まで、久我山のザーメンで染まってもうて、身体の中までドロドロやぁっ……」
「さぁ、もっとグチャグチャにしてやる!」
「来て、久我山、ウチのマンコ、久我山のチンポで、子宮もっと、ドロドロに──」
「うっ──……っ!」
「き……っ、ふぁああぁぁああぁぁぁつっっっつっ!!」
 ドクッ、ドクウッッ!

「────ふぁっ、はあああぁああぁっっ……」
 完全に意識を飛ばしてしまう友愛。
 俺もいい加減限界だ。二人、重なったままで仰向けに倒れてしまう。
 ブルゾンはすっかり位置がズレてしまっていて、背中に地面の冷たさが伝わってくる。
 そして俺は、疲れに身を任せてしまう前に、忘れないように友愛の項に歯を突き立てる事にした。



「──……さて、と」
 とりあえず俺の身支度はなんとか終わった。
 友愛の身体の汚れも、持参してきたポケットティッシュを使い切ってどうにか拭い終わった。
 友愛はまだ眠りの中にいる。
 宜(むべ)なるかな。ちょっと今回は初体験にしてはディープで濃厚だったし。

 俺はそんな友愛の耳元に、口を近づける。
「──友愛。聞こえるか……」
「…………」微かに首が動き、頷き返したように見える。
「いいか。俺から、お前の大好きな俺からのお願いだ。
 ──この後目覚めたら、友愛は、俺や亜紀……沢口養護教諭の写真データを、バックアップも何も残さないように、全部完全にデリートするんだ。
 終わったら、このお願いの事も、削除した事も忘れて眠る。目が覚めたら、もう何も覚えてない。………いいね?」
 コクリと微かな頷き。
「オーケーだ。それでこそ俺の大好きな、エロエロでいやらしい友愛だ」

 そろそろ結界もタイムアウト。カメラを片付けて撤収の準備にかかる。
 レンズもバッグに収め、首にカメラを下げ、片手にビデオカメラのついた三脚を持って。
 ──見下ろすと、両手両脚を投げ出した友愛の姿。
 おっと、身繕いしてやるのを忘れてたよ。
 その前に……。
 手こずらされた相手だし、何か使い道が出るかもと思って、俺はとりあえず手元の携帯のカメラで一枚だけその姿を撮影しておいた。
 汚れは拭われているものの、微かにその入り口を開いたままにしてしまっている、艶めいた淫唇。
 それを惜しげもなく晒け出している、開かれた両脚。
 ダラリと重力に任せて両サイドに軽く垂れてしまった大きな胸。
 普段は決して見せることの無い忘我の表情。
 ……うっ。二回も出しておきながらムリムリと元気になってきやがったよ、この段取り無視のマイサン。
 保身に使うかどうかはさておき、夜のオカズにはフル活用できそうだなこの写真。



 ──疲……れる。
 流石に大荷物な上に、友愛を背負っての移動というのは苦行に近い。
 なんとか学園の境界柵の位置まで戻ると、俺は友愛の身体にカメラとバッグを掛けて抜け道に突っ込ませた。
 流石に、人一人分ギリギリの抜け道だから、これ以上はどうしようもない。
 運良く誰にも見つからずに目覚めて部屋に戻ってくれる事を祈ろう。

 ……どうも今回、俺の動きってどれを取っても行き当たりばったり的だよな。
 パンティも、半ば無理矢理ジーンズごとずり上げて着せた格好だったし。気づかないとは思うけど、この辺の段取りの悪さは、今後注意しないとまた足元掬われるかも?



「ほえ?」
 自宅マンションの玄関を開けているのは、沢口亜紀。
 湯上がりなのか、全身からホコホコと湯気を漂わせながらパジャマに身を包んでいる。
「──ふに。特に何も無いですねぇ」
 通路の囲いから首を突き出して、左右を見回して辺りの様子を見る。
 吹き付ける風が、まだ水気を含んだ両サイドのおさげ髪をなぶって、パタパタと風にそよがせる。鞭のようにパチパチと顔に当たるおさげが煩くなって、手を翳して視界を確保する。
 見下ろせば、そこにあるのは共同緑地。人影も、怪しい姿も何も無い。
「何か、聞き覚えのある人の声が聞こえたような気がしたのですが、気のせいだったようなのです」
 フワァと大きな欠伸を一つして、亜紀は室内に戻っていった。



 そして昨日同様に、眠気がこれっぽっちも取れていない俺だった。
 ……ツルッツル、ツヤツヤの肌で、ボヨンボヨン。凄いよ友愛さんっ!
 そんな小学生みたいな語彙で脳みそピンク色にしちゃって、彼女の肌の残り香や、指や腕に残る肌触りとかを思い出すと、もう、ね。携帯の写真片手に布団の中に籠っちゃって。
 いやぁ、枯れた枯れた。
「ん──っ。……ふはぅ」授業中でなけりゃ欠伸だって出るさ。
「およ? 久我山、またゲームで徹夜か? それとも誰かを思って布団の中で侘しさ漂うセルフ・バーニンが止まらなかった──」
「あー、下ネタやめいっ!」
 宮下は相変わらず宮下なんだが、こいつのネタの暴投っぷりは、ベンチの前を横切った上でキャッチャーミットに無事収まってしまうくらいの訳分からなさがあるから、思わぬ所で当たらずとも遠からずな事を言われかねない。今の一言だって、微妙にストライクゾーン掠めちゃってるし。
「そういや、久我山って今月のお小遣い大丈夫なの? 奢られといて言うのも何だけど」
「…………一番高くついたのは、金井のスペランだったんだがな……」
「ちょ、そ、その言い方は語弊無くなくない? 合計額じゃ宮下の足元にも及ばないってば」
 うん、まぁ、そうなんだけどさ。
 結局A定五食にスペラン一食、締めて三五〇〇円の赤字。
 携帯代が毎月の小遣いから天引きされてる身、というか最近小遣いすら碌に貰えた記憶が無い身としては、子供の頃からの涙ぐましい『お年玉貯金』ってのを切り崩さないと、最早キャパシティーオーバー。今日から俺は水で生きろってか。ダイエット万歳。レッツ断食ダイエット。
「んでさ。結局草柳絡みの騒ぎってのは、どーなったんよ? つか上手い話なら俺も交ぜれよ」
「あー……、まぁ万に一つ、億に一つでも上手い話になったとして、宮下に教える事はねーだろーなぁー……」
 ──結局、今朝は何事も無く過ぎていった。
 それは詰まる所、草柳友愛が無事にデータを削除したって事なんだろう。無事に終わって重畳、重畳。今日ぐらいは何もせずに寝ていたい──と。
「何っ!? 久我山貴様、それ程友達甲斐の無い奴だとは思わなかったぞ!」
「──友達だったら、無闇矢鱈金欠フレンドに奢らせてんじゃねーよ……」
「そりゃ、金の切れ目がなんとやらって奴だろ」
「意味分かって言ってんのか、このバカ」
「……分かって無いんじゃない?」と、もう金井はバカの相手はいい加減疲れたとばかりに去っていく。やれやれなんてボディランゲージ、今時アメリカ人でもなきゃ使わないと思ってたんだが、認識を改める必要がありそうだ。
 つぅか金井、ドサクサ紛れに奢られ責任をうやむやにしやがったな。

 教室のドアが乱暴に開けられる。
「ちょお、悪い。久我山居(お)るかっ!?」
 ……うっわー、噂をすれば友愛。
 真っ赤になって怒り心頭、眉をあーんなに吊り上げて。……小皺になるぞ、おい。
「…………んにゃ?」
「……お、おい久我山、お前何した? あんな怖い顔の草柳、俺滅多に見ねーぞ」と小声で囁く宮下。
 ──あぁ、やっぱ宮下の会話なら、アイツの性格だったら怒るよなぁ。そりゃあなぁ。下ネタだし、下品だし。こいつバカだし。
「知らねーよ。眠いんだってば……」
「おら! そこに居(お)るやないか、久我山ぁ! 呼ばれたら早(はよ)う来んかい」
 げ。見つかった。てゆーか指さすなよ目立つだろ。せっかく顔伏せて寝てたのに、宮下に返事した瞬間を見られたらしい。
 見事だよ宮下、お前明日から疫病神にジョブチェンジすれ。
 教室中がザワザワと騒がしくなっていく。
 何せ相手は生徒会役員サマだ。これだけ怒らせてるって事は碌な話じゃないってくらい、誰にだって想像できる。

 ──仕方、ねぇなあ……。普段のこいつのテンション、疲れた時にはキツいんだよ。
 出入り口の友愛の許まで歩み寄る。
 と、グイッと首のタイを引っ張ったまま廊下の脇の方へ連れて行かれる。
「くっ……くる、し……っ。ギブっ! これギブッ!!」
「……顔貸しぃや。屋上でも行こか」
 タイを離してくれたのはいいが、友愛センセー、ドスが効きまくって怖いデス。
 でも、ま。ここで腰引いて、言われるがままになってるのは面白くない。
「ん。……眠いから、放課後にすれ。昨夜の夢が楽しかったから、続き見たいんだよ」
 と、チリソースまみれにしたたこ焼のような顔になる友愛。
 イヒヒ、思い出してるな。可愛い可愛い。暫くはこのネタで遊べそうだ。
「………な、何やてっ? 自分、どういう積もりやねん!」
「………ほれ、そこ」指でチョイチョイと教室を指し示す。
 どいつもこいつも暇なんかい君たちと突っ込みたくなるくらい、鈴なりのクラスメイトの首。
「……こいつら絶対、後追っかけて聞き耳立てに来るぜ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ………。……わ、分かった。そんじゃ、絶対来るんやでっ!」
 おーおー。見事な負け犬の捨て台詞っぷり。惚れるね。
 昨日までの草柳サマらしからぬ脇の甘さといい、なんてーの? コレ。ツンデレ? これが噂の『ツンデレ』ってヤツなのねっ? 生まれて初めて見た。なかなか強烈な破壊力で萌えるな。



「……ええ根性やね。ウチをこない待たせるとは」
 屋上ですよ。
 先の内緒話は無事に野次馬の耳に入らなかったとみえて、五月蝿い連中に気を付ける必要も無さそうだ。
 ……まぁ、あの後が大変だったけどな。

『おい、久我山! 何やったんだお前!?』
 何もやってねーよ(嘘ですが)。
『久我山くん、彼女と何かあったの?』
 ここ数日で初めて名前覚えました(これは本当)。
『久我山、草柳のエロ胸にでも触ったのか?』
 つーかそんな隙ある女かよ勝手に俺犯罪者にすんなエロ妄想はお前の頭の中だけにしてろ宮下(嘘ですが。宮下は本当でいいや)。

 しっかし……。改めて考えると、この構図面白い。
 フェンスに背を預けて俺を睨み付ける友愛。出入り口を背にして、何気に逃走経路を掌握しちゃってる俺。
 まるっきり、ここ数日と逆パターン。
 こんな所も、すっかり脇が甘くなっちゃって。いいね友愛。俺こういうの好きだわ。
 うん、巫女にしちゃって良かった。結果全オーライ。

「──どういう魔法でも使(つこ)たんや?」
「……生憎、俺エスパーでも魔法使いでもファンタジーな世界の住人でもないんだけど」
 氏神だけどね。
「今朝になっても騒ぎになっとらんやろ。そもそも自分、あんだけジタバタしよって、最後には『楽しませる』言うて喧嘩売って来た割に、今日はえらい大人しいやないか。
 ……何かあったら、自分が第一容疑者になっても仕方無いんちゃうか?」
「へえ。……あったの? 何か」
 やっべ。ニヤニヤ笑いが止められねぇ。
「……っザケんやないっ!
 今朝起きて、自分らの画像貼り出したろ思(おも)てデータ探してみたら、どこにもあらへんだやないかっ!」
「へええ。そーりゃー、た〜いへんでしたねー」棒読み棒読み。俺演技力どうにかしないとなぁ。
「クソっ!」ガシャッとフェンスの方に向かい、手を怒り任せに叩きつける。
「……絶対、自分が何かやったに決まっとるんや。何やったか知らんけど」
 この期に及んでも誰の人気も感じない。
 って事は、野次馬の心配は完全に無用って考えていいんだよね。
 俺は一歩一歩、友愛の許に近寄っていく。
「なら。今回の勝負、俺の勝ちって事でいいんだよな?」
「なんでやっ! ウチは負けとらん! ウチは何一つミスしとらん!」
「……ミスしてなくても、データ無くしちゃアウトだろ」
「くそっ……、ちくしょう……」
 フェンスの金網を掴んだ友愛の右手を、その上から握り込む。
「勝った時の報酬、決めてなかったよなぁ……」
 振り向いた友愛の、ガラ空きになった左脇に手を伸ばし、ブレザーの下からシャツ越しに胸を掴む。
「ヒッ!」
 んー、いいなぁ。頬を赤く染めて恥じらう仕草。胸のこの重量感。タプン、タプン。
 強引に唇を合わせて、吸ってやる。
「……〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!」
 オドオドした舌の動きは昨夜の激しさを忘れてしまったかのよう。
 布地越しに胸の先端部をクイッと摘まみ捻ると、ビクリと全身で跳ねる。
 指を友愛の身体に、制服越しに這わせながら下の方にずらせていく。
 唇を離すと、八重歯の脇にちんまりと縮こまったピンクの舌が、チロチロと涎に照り輝いていた。
「……ふ……はぁっ……。じ、自分……ふざけ……や、ない……っ」
「冗談じゃねえよ。俺は草柳……。いや、友愛を貰う事に決めた。勝者の権限だ。文句は認めねえ」
 チェックのスカートの下から、太股をサリサリと撫で上げていく。
「じょ……ちょ、ほん……ま、………あか、ん……」
 吹き付ける風は冷たいのに、熱く汗ばんだ首筋を舌で這い上げる。ゾワゾワと身動ぎしながら快感に震える友愛。
 昨夜の傷口が、小さな膨らみになっているのを舌でなぞって確かめる。
 指はやがて股間の布地に辿り着き、クチュッと湿った音を立てる。
「ふっ……っく〜〜〜〜っっ!」
「こんなに期待して濡らしておきながら、嫌って話も無いだろ」
 布地ごと指を押し込み、尖り始めた突起を爪先で擦ってやる。
「────っっ! あ、あかんね……っ。……ウチ、初めてや、ちゅ……ね……」
 右手を握り込んだ手を離して胸に回し、体重をかけてフェンスに押し付けてやる。
 友愛の両手は、体重を支えるためにフェンスを握り締める格好になる。
 ……それは友愛の尻を、俺の股間に押し付ける姿勢でもある。
「ひっ……そ、それ……っ」
 触感で俺の股間の猛りに気づき、驚く友愛。
 顔色は青くなる訳でもなく、寧ろ紅潮して汗ばんでおり、身体の反応は本人以上に正直だ。
 腰に手を回して、パンティをズルリと下にずり下ろしてやると、閉じ込められて酸欠状態だったかのように、友愛の秘部が滴るほど潤ってヒクヒクと息づく。
 クチュクチュと秘裂をこねくり回し、指を突っ込んでGスポットのざらつきを撫でてやる。
「ひっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!」
 ガシャンと音を立てて、顔をフェンスに貼り付けた格好になる友愛。
 たわわな胸までフェンスに押し付けられて、食い込みながら奇妙な形に歪む。まるで緊縛でもされてるみたいだ。素晴らしいよこのエロ胸。
「ほら下を見ろよ。部活の連中が、エロエロ生徒会役員様に気づくかも知んないぜ?」
「……あ、………あ、かん……見ん…といて……」
 爪でざらつきを引っ掻いてやる。
「ひあぁああぁっっつっつっ!」
「下見た瞬間にこんなにギュウギュウ締め付けといて、何言ってんの。
 見られそうで興奮してんだろ? 全身どこもかしこもエロい友愛はさ」
「そ……な……、ちが……アホ、な……」
 荒い呼吸は、俺の問い掛けに無言のイエスを返している。
 グチュリと水音を立てて、友愛のアソコに俺自身を突っ込んでやる。
「ふあっ、あっ、ああぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁっっっつっ!」
 昨夜の固さも解れた友愛の秘筒は柔らかく俺のアソコを包み込み、一気に奥の奥まで到達させてしまう。
 フェンスに押し付けられた顔から眼鏡がずれて、カチャリと音を立てて落ちる。
 その顔の口元を金網越しに指で引っ掻けてやると、口が歪な形に開かれてタラタラと涎を金網に滴らせる。
 変形してシャツごと肉が金網から盛り上がって飛び出ている胸を金網越しに掴み、胸の先端をシャツや下着の厚い生地越しに摘まむように擦ると、その張り詰めた固さがうっすらと指先に伝わってくる。
 腰を突き動かしてグチュッ、パチャッと音を立てながら、アソコの先端で友愛の襞を擦り上げる。
「あ、ああぁっ、あが、これ、変、なる、ウチ……」
「ほら、もっと、見て貰えよ! 皆に見える、こんな場所で、マンコ突き上げられて、顔も、オッパイも、こんなに醜く、エロく歪ませてる所をよっ!」
「あぁっ、嫌、見んといて、あか、あがん、そんな、ウチ、ジワジワ来て………」
「……熱くなるんだろ? マンコがギュウギュウ締めてきてるぞ」
「あ、……──あつ、い……っ。
 こ、こんな、ウチ、オッパイもギチギチにされて、マンコ、ガツガツ突かれて、溶けるっ! 溶けてまうっっ!!」
「気持ちいいんだろ? 見られながらエッチな事されて」
「き、き……気持ち、ええっ! 頭の中、グチャグチャになってもうて、マンコをチンポで突かれる度に、真っ白になってもうて、何もかも、どぉでもようなって……」
 アソコを浅い位置に戻して、入り口付近を丸くなぞり、Gスポットをカリで擦ってやる。
「ふ、ふぁあああぁぁぁ………っ」
 友愛が腰を高く上げると、カカカッと金網に擦れる音を立てながら指の、顔の位置がずり落ちていく。
「そこっ……。そんな、されると、もっと、……欲しゅう、なって……。
 切のう、なってまう……」
「何をどこに?」
「──……マンコや。……マンコの奥に、ウチのバァジンの子宮に、久我山のチンポを、ガンガン突いて欲しいねんっ!」
「そらっ! これかっ? これが欲しかったのかっ?」
 ゴスゴスと膣の奥底を小突き上げる勢いで、腰を突き込んでやる。
「ああっ! 気持ちええっ! コレや! これ、気持ちええっ!」
 友愛はつま先立ちの不安定な姿勢で腰を精一杯上げながら、クニクニとその腰を動かし始める。
「そら下見ろよっ! 皆に見られてるぞ! 学園一のエロ会計さん!」
「ああ……っ、見んといてっ! こんな恥ずかしいウチ、見たら……」
 フェンスを握り締める指に力が籠っていく。
「見られたら?」
「…………もっと、いやらしい事、されとぉなって、ウチ、壊れてまう……」
「いいんだよ、そんな、エロい友愛が俺は好きなんだからさっ!」
「──……ええ、の? ウチ、いやらしゅうなって、ええの?」
「いいんだよっ! どんどんいやらしくなって、俺の前でだけ晒け出しちまえ!」
「あ、あかん、ウチ、そんな事言われたら、お腹の辺キュンキュンして、もっと久我山が欲しゅうなって──」
「そろそろ行くぞ! ペース上げるから、もっとドロドロになっちゃえよ」
 ズチュッズチュッズチュッ……ジュッジュッジュッ………。
 乱暴に友愛の中をひっかき回す勢いで抽挿を繰り返す。
「も、もうアカン、く、くがやま、はよ来で、はよ、来てっ。
 ……う、ウチ、も、もう、来る、来でまうっ、来る、来る来るっ、来るっっ!}
「イけよっ! いいなっ、友愛、俺も、イくぞっ!」
「来て来てっ、久我山、来てっ、ウチもう、イっ──」
「くうぅぅっっっ────っ!」
「い、イグぅぅ────────っっっつっっ!!」
 ドクッ、ドクッ、ドクッ!

 カカカカカッと音を立てて友愛の指先が、その上半身ごと屋上の床に倒れていく。
 俺もペタリと膝をつき、繋がった部分をズルリと引き離す。
「────と……溶けて、もうた……。ウチ、久我山に、ドロドロに、溶かされてもうた………」
 ゼイゼイと呼吸を乱しながら、上の空で呟き続ける友愛。
 その上半身を持ち上げて、抱き抱えてやる。
「はぁ……んちゅ………んふ……んむ……」
 半身を捻ってしがみつき、唇を寄せる友愛。
 そうして暫くの間、俺たちは息を切らしながら、舌を絡めながら、屋上で佇んでいた。



「う……」ブルッと身震いする友愛。
「ちょっと、冷えてきたな」
「────……」それに応える声はなく、友愛はどこか拗ねた表情で上目遣いをしてみせる。
「……亜紀ちゃん先生居(お)るのに、好きやって?」
「…………亜紀姉も好きだし、友愛も好き。そんだけの話」
「……ウチ今中出しされてもぉたんやけど、妊娠したらどうする気ぃなんや?」
「あ、俺孕みにくい体質みたいだから。心配ねーの」

 嘘ですけど。
 つーか、渋る稲荷神にねだりまくってゴネまくって手に入れた力なんだから。当然使うよ使うに決まってるだろ。
 要するに『巫女』との儀礼・交歓目的の『契り』では、子種を幾ら仕込んでも、巫女の子宮(こつぼ)を魔羅(まら)と子種に馴染ませるばかりで、子供は出来ないって話。
 狙って子供を仕込みに懸からなきゃ、仕込みは不可能だとさ。
 そりゃそんな力が無かったら、俺だって怖くてこんな事できねーってば。
 実際、当の稲荷神自身が半獣半人の子供を昔は″ってしまったって言ってたくらいだし。渋ってみせる割にあの神さん、そんな話をしちまうなんて意外に抜けてるよな。

「………………………………」
 ……で、何この沈黙。そして何この友愛のジト目。怖いよちょっと。
「……この、ワルがっ!」
 そう言って、両手で俺の頬を左右にギューッと引っ張ってくる。
 とはいえ、口調程には本気の力を感じなくて、ちょっと俺はホッとさせられる。
「…………でも、俺は好きだから」そう言って、もう一度ギュッとその身を引き寄せる。
「このワル。あかんたれ。変質者。下半身男。ドスケベ。……」
 コテンと首を傾けて、俺の肩にもたせかける。
「何とでも言ってくれ」
「────あっ………」
 ドロリと、友愛の股間から白濁液が零れ落ちる。その雫が股間の窪みを這うように伝っていき、ゾワゾワと小さく身震いする友愛。
 そこに指を伸ばして雫を掬い取って、開いた口から伸ばした舌の上を這わせる友愛。
 舌の上で指のバレエを一頻り演じてみせた後、ペロッと舐め取ってしまう。
「……エロい、味や………」
 呟くと、ちょっと顔をしかめてみせた。



「ちょっと、眼鏡、あんな所に行ってしもうて……」と身繕いをしながらフェンスに歩み寄る友愛。
 自分の身繕いをしながら、そこに俺は声をかける。
「俺、友愛の事気に入ったんだぜ? 本当に。
 ────小川久美(おがわくみ)の件、とかにしても」
 眼鏡をかけた友愛は、ハッと真剣な顔で振り向く。
「──ど、どこでそれを聞いたんや?」
「……友愛の事、今回の一件で調べてる内にね。
 幼馴染みなんだって? 弥高に居た頃の。一年上だったっけか。
 ──なぜかこの白冬高等部に入学後、半年で自殺。お腹には子供までいたって話だよな。男女交際の噂も無くて、父親の素性も正体も一切不明」
「その話、誰にも──」ガバッと駆け寄って胸ぐらを掴みかかる友愛。
「……言ってねえよ。言ったって誰が気づくかよ。
 何食わぬ顔して白冬に入って生徒会役員にまでなった友愛が、その背景を探りながら、胸糞悪いこの学園を無茶苦茶にしてやりたいとまで思ってるなんてさ」
 そのための娯楽=B
 崖っぷちから突き落とすような真似も、平和そうな学生連中への腹いせ半ば、もう半分は、その煽りで何か隠された情報の一端が掴める事を期待しての行動。
 何か組織や人間関係に歪みが出れば、普段は鉄壁に見える情報統制にもボロが出るって算段だ。
 ……俺と亜紀姉の件は、そういう意味じゃ見当違いな話になっちゃったけどさ。
 そんな事まで検証なんてやってられない。なにせこの女は、隙あらば何時でも学園の中にそういった地雷≠バラ撒こうとしているんだから。それよりも身の安全の確保に注意しなけりゃ、目的を達する前にアウト喰らって退場処分になりかねない訳だし。
 それでも人死にが出る事が許せないのは、その久美≠ニいう子の自殺が影響してしまっているのだろう。

 それもこれも、昨夜の揺り返し≠ナ手に入れた、半ばインチキ手段の情報だ。
 こうして結論を知ってしまうと、彼女の野良猫写真群にも説明がつく。
 猫好きだけど猫アレルギーの友愛。猫が大好きだった久美。
 そんな友愛が久美を偲びつつ、自分にもできる猫の愛玩行為が、あの写真の山だった訳だ。
 物事、いざ分かってしまうと、意外に呆気ないもんだと思い知らされる。

「ホンマに言うてへんやろなっ!?」
 さっきまでのデレっぷりはどこに行ったやら。眉根を寄せて詰め寄ってくる。
「言ってねえってば。
 ……俺もこの学校、気に入らなくて、いっそ放校でもされれば気が楽になるって思ってたくらいだ。そういう意味で、友愛の気持ちは多少分かるし。
 寧ろそこまでアクティブにやれるのは格好良いって思ってるんだけど?」
「ホンマ?」
「ほんまにほんま」
「ホンマのホンマの、ホンマ?」必死の形相で問いかける友愛。
「信じろよ。俺、友愛のその話、実際今誰にもチクってねーだろ。
 それともお前、そこまで信用できない男に身を任せたっつーのか?」
「そ……そりゃ……。
 ……もし、犯罪とか何かに絡む話になってしもたら、無理矢理こんな目に遭わされるかも知れんて思てたけど……」
「そんな事言うなよ。
 ────友愛だって女の子だろ? 好きな相手じゃなかったら、そんなの嫌なんだろ?」
 そう言って、怯えすら表情に漂わせる友愛を力一杯抱き締める。
「いいから、信じろ。俺だってこの学園虫が好かねえって、言ったろ?
 だからこんな乱暴な抱き方だってするけど、お前の敵じゃない」

 友愛の表情から、少しずつ、力が抜けていく。
「──はぁ……。
 結局ウチ、久我山の手の内で踊っとったみたいなモンやな……」
 そう自嘲して、苦笑いしてみせる。……過大評価は、あまり好きじゃないんだけどな。

「────よっしゃ、分かった。割り切った。
 ウチはこれからも、今の仕事やりながら遊び≠やらせて貰う。そうして色んな奴を踊らせて、久美に起こった事実の真相を暴いてみせたる──」
 そう宣言する友愛の表情は、力に満ちていたのだが。
「──久我山は……。
 この、あかんたれなチンポで、ウチみたいに女ヒイヒイ言わせて、この取り澄ました学園(ガッコ)をグチャグチャにしてまうんやな……」と言いながら、俺の股間に手を伸ばす。
 ……いやだから、それは幾らなんでも過大評価すぎるだろちょっと。どんなハーレムもののエロ漫画だよそれ。
 そんな俺の思いを知ってか知らずか、友愛は力を失った俺のアソコを手で包み、曲げた指でクニクニと擦り上げる。
「──お、ちょ、ちょっと……」
「ホンマ、……あかんたれやわ……」とアソコに顔を近づける。
「……ウチの頭ん中、コレで突かれるたんびに、グチャグチャにされてまう……」
 そう呟きながら頬を上気させ、舌でペロペロと舐め回す。
 そ、そんなにされたら、ま、ま、また、元気出ちゃって、大変なんだけど……。
「んふ……ムチュッ。ん……あむ……んふ……」
 口の中にアソコを咥え込んで首を前後に揺さぶりながら、固くなり始めたそれをチュウチュウと吸い込んでいく。
「ちょ、友愛、それ、一体どこで、どうやって知ったんだよ……?」
「………ん? ふあぁ、ひゅうはんひひ(週刊誌に)、ほっほっは(載っとった)」
「うっ……く……、うあぁ……。週刊誌、侮れねぇ………」
 既に俺のアソコは完全にみなぎってしまっている。
 それを舌で巻き込むように、周囲に付いた粘液の汚れを吸い取るように、頻りに愛撫を繰り返す。
「あ……も、ダメ……だ……とも、え………」
 パチパチと顔の当たる音を立てて、愛撫の速度を上げる友愛。
「────ん……っくっ!!」
 ドプッ、ドプッッ、ドプウッッ!

 喉の奥で爆ぜる粘液を呑み込み、だけど慣れないせいで呑み切れず呼吸が覚束無くなって、友愛は堪らず顔を股間から離す。
 その顔に、まだ放出の終わっていない俺のアソコから、白い滴が飛び散っていく。
「──ゲフッ……。……ん………んく………ぷはぁ……」
 白濁液を苦戦しながら呑み下した友愛が、こちらを見上げて瞳で微笑む。
「──ふふっ………。
 このチンポ相手やったら、何やどーでも良うなってまうわ。
 ウチの恥ずかしい性癖まで、ぜーんぶお見通しで、好き放題気持ち良うさせられてまうんやもんなぁ……」
 そう言って友愛は、眼鏡に白い滴を貼り付かせたまま、ニシャッと苦笑してみせた。

 その恥じらいと諦念と開き直りの入り交じった、いやらしさを帯びた表情を見て、発作的に二回戦を申し出てしまったのは、ここだけの話。
 流石に呆れた友愛に力一杯アソコを握り締められて、校庭にまで響きそうな悲鳴を上げたのは、くれぐれも内密にお願いしておきたい。

 
 
< 完 >


 

 

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