DEMON PERFUME


 

 

第一話


 俺の名前は桐坂陽介、現在は高校二年生。
 ある日突如家族会議なるものを親父が開くと言い出し、家族は食卓に集まった。
 家族は俺と母に妹の亜美、そしてクソ親父。
「あ〜コホン」
 ・・・咳払いからかよ。
「いきなりだが引っ越す事になった」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと待て。
「い、今なんて?」
「だから、引っ越すんだよ」
 親父め、哀れむような目付きで俺を見やがった。 
「何イィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっ!!!!!!」
「大声出すな。近所迷惑だろうが」
 驚く俺に掛ける言葉がこれとは・・・このクソ親父があぁぁ!!
「俺は何も聞いてないぞ?」
 当然の抗議をする。だが、
「当たり前だ。お前に『だけ』言わなかったからな」
 と答えが返ってきた。
「な、何だとおおおおおおぉぉぉぉぉっっっっっっーーーーーーーーーーーー!?」 
 そう言えば・・・亜美を母さんもあまり驚いていないような・・・。
 ま、まさかマジで俺だけ知らなかったのか・・・ミ、ミジメだ・・・(シクシク)。
「だから大声を出すな馬鹿者」
 傷心の俺に親父のあたたか〜い言葉が突き刺さる・・・このオヤジいつか殺すっ!
 ゼエエエエェェェェーーーーッタイにぶち殺したるっ!
「で、だ。お前の転校手続きは済んである」
「な、何だと?」
 最早怒鳴る元気さえなくなった・・・て言うか、俺の言葉も単調になってるような・・・
「聞いて驚けよ」
 そう言ってニヤリと親父は笑いやがった。
 な、何かいやな予感が・・・
「ななな、なあーんと、玉聖学園なのだああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!」
 ・・・・・・・・・・シ〜ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ふざけるなあぁ〜〜っっ!!」
 俺は猛然と立ち上がる。
 そりゃそうだ、よりにもよって玉聖学園だとっ!?・・・え?どこだそりゃ?
 知らない人もいるんだったな。
 だったら説明しよう。
   
 玉聖学園・・・元は名門女子校だったが、近年共学に変わり校名も変更された。
 あらゆる意味でハイレベルな為、かなりの勇気と実力が必要なのだ。
 ちなみに、男子は生徒数千人超の中、百人にも満たないらしい。 

 ・・・という訳だ、絶対に行きたくないっ!
 何!?ハーレム状態で羨ましい?
 甘いっ!!そんな所だ、高ビーなお嬢様がわんさかいるに決まっている。
「どうしたんだ?」
 こっちを見る六つの目が呆れている。
 し、しまった。説明やら何やらで忘れていた。
「人の意思っていうか存在を無視しやがって!」
「してたら転校先なんか決めるか」
 うぐっ・・・冷静にツッコミを入れやがった。
「それにしてもさあ」
 ん?今まで静観を決め込んでた亜美が入ってきやがった。
「よく編入できたよね。アソコって偏差値が六十五くらいあるでしょ?さすがお兄ちゃんだよね〜」
 褒められたのは嬉しいが、この場合は嬉しくない。
 何?何がさすがだって?これでも俺は勉強も運動も得意だぞ。
 この前の全国模試は全国十位だったし、学校での俺の仇名は『ミスター・オール10』。
 恐れ入ったか!わっはっはっはっはっは!・・・て虚しい(汗)。   
「お兄ちゃんならアソコでもやっていけるよ」
 慰めてくれるのは嬉しいがそういうのは『生意気』だって言われるんだ、妹よ。 
 結局誰も俺に悪いとは思ってないらしい・・・
 予想していた事とはいえ、ちょっと悲しくなってきた・・・(涙)
「ちくしょー」
 そう叫ぶと俺は家を飛び出した。
「ほっとけ」
 なんて言ってる親父の声を聞いて。


「チクショー。なんて奴等だ、覚えてやがれ!」
 そう言っても気は晴れない。
 俺は人通りのない道を一人で歩いていた。
「よぉ、そこのお兄さん」
 いかにも怪しい呼びかけが聞こえたので、俺は思わず立ち止まった。
「君だよ、君」
 俺が目にしたのは黒いバンダナにサングラス、黒い服を着た街灯の下に立っている何とも胡散臭い露天商風の男だった。
「アンタ誰?」
 思いっきり疑わしげに聞いてやった。
「おぉ〜君は何か悲しい事が合ったんだね。そんな君にお薦めのアイテムはコレ!」
 と何やら取り出した男を取り敢えず無視し、通り過ぎようとした。
「ちょっと待てえい」
 ガシッと肩を掴まれ、それが不可能となった。
 迷惑そうに振り返った俺は次の瞬間思わず疑問を口にしてしまった。
「あれ?さっき取り出したモノは?」
「へえ〜嬉しいね〜。興味を持ってくれたんだ?」
 軽そうな男だと思いながらも手を振り払った。
「邪険だね〜。初対面なのに軽そうはないだろ〜?」
 な、何いーーーーっ!?心を読まれた?
「少しは興味がでたろ?」
 く・・・だが決して信用したわけじゃねえ。
「それはもう分かったから。話をしてもいいかい?」
 ・・・またしても読まれてしまった。
 勝手にしやがれ、コノヤロウ。
「んじゃお言葉に甘えて。君に薦めるのはコレ、『DEMON PERHUME』だ!」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。            
「お、おおっ!?何故に無反応?普通もっと驚くぞ?」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「そ、そうか。分かりづらいか?訳すれば、『悪魔の香水』だっ!」
 ・・・そのまんまじゃねえか。 
「うぐ・・・そ、そう言うな。コイツの効果は凄いんだぞ!なんせ一日一吹きすれば異性を虜にする事だって出来るんだからな!」
 ・・・・・・・・・・・え?
「お、少しは興味が出てきたな?」
 そんな都合のいいモノがあるかよ。
「まあ、正しくはちょっと違うがな」
 俺の心の否定をあっさりと受け流した。
「これを嗅いだ異性の体を操る事が出来る。コイツの匂いと君の体臭が入り混じって異性の嗅覚から脳に『従え〜』って信号を送りつける訳だ。もっとも、効果は一日だけだから毎日使う必要があるが」
「・・・・・・・・・・・・アヤシイ」
「疑り深いなあ。何なら試してみろよ」
「勿論だ」
 と手を差し出す。
「じゃあ、一万円でいいぞ」
「先に一回使わせろ」
 当然だ、誰が怪しげなモノに一万も払うか。
「君は・・・自分の前に広がるかもしれない薔薇色の未来を逃す気か?」
 うぐ・・・それを言われると・・・
「まあいいか。一回限りのお試し期間だ」
 そう言ってプシューと吹きかけた。
「さあ、これで誰でも思うが侭がだせ〜」
 やけに軽い口調だ。
「あ〜一つだけ、注意しとかなきゃ」
 何だよ?せっかく、心が晴れかけたのに・・・
「そう言うなよ〜。これは君の為なんだからさ」
 最早、この男との会話に俺の言葉なんて必要ないと思う・・・
「効果は午後十一時五十九分五十九秒まで。それから、血の繋がった実の親兄弟には効かないから」
 ・・・何で?
「そんな何でも効く万能薬なんてあるわきゃねえだろ。コイツには色々とへヴィーな条件やら制約やらがあるんだよ。名前の由来になった様な、のが」
 突如、口調が変わった。
 何か途轍もなく気になるんだが。
「気にすんな♪今日は破る心配ないから」
 結局俺は「頑張れよ〜」と無責任手を振る露天商に見送られて家に帰った。


 折角手に入れたこの力、誰に使うかを俺は悩んでいた。
 親兄弟に通用しない上に本日限りの力。
 今、八時だから後三時間・・・か。
「早くお風呂に入ってねー」
 母さんの声が聞こえた。
 ・・・風呂の中で考える事にするか。
 風呂場に向かうと、亜美がバスタオル姿で出て来た。
 もうちょっと見た目に気を使えよ、なんて考えるがよく見ると中々色っぽかった。
 全身から甘酢っぱい香りが立ち込め、濡れた髪がまだあどけない亜美の顔を色っぽく見せている。
 いや、イカンイカン妹に見とれるなんて。
 け、けど胸も出てるし・・・腰周りやヒップラインなんかも・・・
 駄目だ!これじゃ俺は変態だあぁ!!
「お兄ちゃん、何やってるの?」
 頭を抱え、苦悩している俺に呆れたように声を掛けてくる亜美。
 その言葉でどうにか立ち直れた・・・感謝するぞ妹よ。
「だから何やってるのよ?」
 と、取り敢えず誤魔化す方が先だな。
「何でも無いぞ。ただ、風呂に入ろうと思っただけだ」
 引き攣った笑みにしかならない。
「本当に?」
 そう言いながら小首を傾げる。
 うむ、意外と様になっているな。
 まさに小悪魔とはコイツの事を言うのだな。
「何かイヤラシイ事でも考えてたんじゃないの?」
 ギクゥッ。・・・相変わらず見かけによらず勘の鋭い奴。
「馬鹿だなぁ小さい時からお前の裸なんてさんざん見てるじゃないか」
「誰も私の事なんて言ってないけど?」
 うぐっ・・・もしかして俺は墓穴を掘ったのか?
「煩い!取り敢えず否定したかっただけじゃないか」
「お兄ちゃんて都合が悪くなると『煩い』って怒鳴るよね〜」
 からかうような口調だ・・・が、刺すが我が妹よくぞ我が癖を見破った。
 と思っていたら、亜美はいなくなってた・・・
 あ、あのヤロ〜っ!後で覚えてろってこればっかのような・・・
 まぁとにかく風呂に入ろう・・・

 結局風呂の中で考えはまとまらなかった。
 ・・・いやちょっと待て。
 香水って風呂に入ったら効果も消えるんじゃないのか?
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。                        
 で、でもそうは言わなかったような・・・
 まあいい、当たって砕けるまで!
 てな訳で俺の獲物は妹!亜美だああぁぁっっ!!
 え?肉親には効かないんじゃないかって?
 そうか・・・言ってなかったな・・・と言うよりこういう展開なら説明しなくても推測できるだろう?そう、その通り。
 俺と亜美は血が繋がってないと言うか、母さんとも繋がってない。
 ・・・ありきたりで悪かったな。
 だが、よく二人ともあんなヤローと生活する気になれるよな・・・
 特に母さんは凄い。
 亜美は諦めてるのか、本当の父親だと思っているのかは分からない。
 しっかぁしっ!母さんは違う。
 俺でさえ、生活のスポンサーじゃなきゃいくら実の親子でも絶対に住みたくない。
 ぶっちゃけ、早く一人暮らしか独立をしたい。
 それなのによく我慢している、あの人は尊敬できる。
 俺があの人を認めているのはそういうことだ。
 ・・・話が逸れたが、今夜夜這いをかけよう・・・いや、それじゃ遅すぎる。
 効果が切れる前にはクライマックスまでいっておく必要がある。

 亜美の部屋の戸の前に立つと、親父達が来ないかを確認する。
 何故かアイツは、夜は早くねる。
 ひどい時など九時半にでもベットに入っているようだ。
 ガキじゃあるまいし・・・なんて思っていた俺だが、こういう時は好都合だ。
 戸をそっと開けると、案の定部屋はもう暗かった。
 まだ十時ににすらなってないのに・・・
 早速ベットに潜り込む事に決める。
 もし、失敗すれば入院する覚悟が要る(亜美は柔道と空手の有段者)。
 この前も痴漢を撃退したらしく、開き直って襲って来た男は全治一ヶ月の重傷を負って入院したらしい・・・(汗)。
 いざ、亜美の体に触れるとそんな事はどうでも良くなった。
 柔らかくていい香りがする・・・頬擦りしただけで勃ってきた。
 イカン・・・これではカンペキに変態ではないか。
 いや?妹に夜這いを掛ける時点で既にそうか。
「ん・・・誰?」
 ヤバッ!起きたみたいだ。
「亜美・・・」
「え?お兄ちゃん?何しているのよ!?」
 俺がベットの中にいると気付いて一気に眠気が消えたらしい。
「動くな。大声も出すな」
 取り合えず命令してみる。
「何言ってるの」
 口調と語勢からすると怒鳴ろうとしたらしいが、声は小さかった。
 もしかして?効いた?
 一気に元気が出た(分身は常に元気だが)俺は、亜美にキスをした。
「んん・・・・・・」
 や、柔らかい・・・何て柔らかいんだ!誤解のないように言っておくが俺は童貞じゃない。
 経験は二、三回あるが、その中で一番柔らかい唇だ。
 亜美の吐息が俺の顔をくすぐるし、息を吸えば清らかな空気が吸い込めた。
 やっと唇を離すがもう・・・理性に限界が来そうだ・・・
「お兄ちゃん止めてよ・・・」
 荒い息をしながらの抗議。
 んな静止じゃ最早俺は止められない! 
「いいか亜美。何をされても気持ち良くなれ。全身で快感を感じろ」
「い、いや・・・」
 こう言っておけば例え処女でも大丈夫だろう・・・多分。
 暴走しそうになりながらも、辛うじて優しくパジャマと下着を脱がせる。
 肌はスベスベしていて、肢体もかなりのモノだ。
 モタモタしていたら時間が来るかもしれないと、かすかな理性が言っている。
 亜美に悪いが手順やムードを気にしているヒマはない。
 まあ、この場合今更ムードもクソもないだろうが。
 亜美の股間に顔を押し付けると、思ったより柔らかくていい匂いがした。
 割れ目をペロペロと舐めながら、クリトリスを指でいじる。
「あ・・・ん・・・だめ・・・あぁ・・・ん・・・く・・・」
 亜美も感じてきてるらしい・・・だからもう少し待てよ我が分身。
 段々と愛液特有の匂いが俺の鼻を刺激するようになり、秘所もピチャピチャと音を立て始めている。
「亜美気持ちいいのか?」
 ワザとそう聞いてやる。
「んっ・・・そ、そんな事ない・・・あっ・・・」
「こんなに濡れているのにか」
 ビチャビチャと音が立つように撫でる。
「あんっ・・・嘘・・・んんっ・・・」
 頭はともかく体は正直だ。
 そろそろ我慢も出来ないし・・・一気に勝負に出るべく、分身を出撃さよう。
 既に処女膜があるのは確認済み。
「挿入するぞ」
 そう宣言して突き刺した。
 中に抵抗を感じたが、一気に突き破る。
「あーっ」
 うっ・・・な、なんて締め付けなんだ、気持ち・・・が良すぎる!
 この時初めて亜美が本格的な声を出した。
 のけぞったところを見ると、苦痛でなく快感を感じたのだろう。
 すぐにでも射精してしまいそうになるのをギリギリでふんばる。
 ほんのちょっと動くだけで射精したくなる。
 このままじゃ碌に動けそうにない・・・仕方ない、逆に一度出してしまえ。
「今日は安全か?」
「う、うん」
 お?素直な答えと共にドビューと亜美の中に発射した。    
 一度出してもまだ硬度を保つ分身(汗)。
 それだけ気持ち良いのだ、実際。
 恐る恐る動き始める。
「んっ・・・ああ・・・」
 実にあっさりと声を出した。
 それと同時に膣が締め付けてくる。
「う・・・いいか亜美」
 そう言うのが精一杯の俺。
「うんっ・・・はぁ・・・あん・・・」
 色っぽく亜美は喘ぎ始める。 
 亜美を堕とす筈が、俺自体が快楽の虜になりかけていた。
 ヒジョ〜にヤバイ!と警鐘がなっているような・・・
「あん・・・あんっ・・・イイの・・・」
 あ、亜美の喘ぎは魔性の響きだ。
 只でさえ頭が真っ白になってて、全身に電流が流れてるのに亜美の声で伝導率がさらにアップして・・・て、俺はな、何を言ってるんだ?
 だ、駄目だっ・・・何も・・・か、考えられない・・・・・・・
 全身が弾けるような気分を味わうと同時に二度目の射精をした。

「お兄ちゃん、せっかちだよ。私初めてだったのに」
 気付いたら亜美がむくれていた。   
「す、済まん・・・て言うか、お前怒ってないのか?」
「まぁ初めてがお兄ちゃんならいいかなぁって。気持ち良かったし」
 ま、気持ち良くしたんだけどな無理矢理・・・この展開、成功か!?
「俺もお前と・・・その・・・したかったし・・・」
「エッチ・・・」
 そう言って二人とも赤くなった。
 よおしっ!コレならあの香水を買おう!てゆーかもー未来は薔薇色だろ!?
「よしっ!明日からの学校が楽しみだ」
 そう宣言したら、亜美は怪訝な顔つきで言った。
「お兄ちゃん、明日は『日曜日』だよ?」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。            
 ・・・ヒュウ〜とサムイ風が俺の頭を吹きぬけた・・・・・・・・・。
「お兄ちゃん、せっかちなのは悪い癖だよ」
 ・・・わ、忘れてた(汗)。
 ちなみに今の時間を確認すると十時半だった・・・。
 ア、アセリ過ぎたか?香水を買うのは明日でいいや・・・

 
 

 あ、あれ?もうちょっとえっちシーンはあるハズだったのに・・・(汗)。
 取り敢えずこの話は陽介がえっちに関して成長していく(ハズ)というモノです。
 よって陽介が経験を積んで巧くなり、えっちシーンも増える予定なのです・・・
 まぁ今回はというかこの話、ベタな方ですがどうかご贔屓いただけますように。
 ・・・にしてもいくらなんでもアセリ過ぎだよ、陽介君。

 
 


 

 

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