堕楽の家


 

 

第2話 沙奈


「ああっ、イイッ!気持ちいいよっ、お兄ちゃん!」

 俺にぎゅっと抱きつき、自分で腰を動かしている美奈。
 それが、俺のチンポをぐいぐいと締め付けてくる。
 最初のうちは痛がっていた美奈も、今は純粋に気持ちよく感じているみたいだ。
 まあ、あんまり痛がるから、「俺とのセックスはとても気持ちいい」って言ってやったんだけど。
 よく考えたら、最初に言ってやるべきだったとも思う。

「ううん!あんっ!お兄ちゃんのおちんちんが奥までごつごつ当たってるよ!」

 おかげで、夢中になって腰を動かしている美奈の表情は夢でも見ているみたいにふにゃりとした笑みを浮かべていた。
 俺の方も、初めての時は情けなくもあっという間に射精してしまったけど、今はそんなことはない。
 慣れたというか、あの時は俺も初めての女の子とのセックスに興奮してたし、初体験の気持ちよさにびっくりしてたんだ。
 今でも、美奈とのセックスの気持ちよさは変わらない。
 美奈のアソコの中は、温かくて、俺の息子をぎゅっと締め付けてきて、それでこんなに激しく動かれたらチンポごと持っていかれそうでとんでもなく気持ちいい。
 でも、今はその気持ちよさを楽しむ余裕は出てきたんだ。

 それに、こうやって俺の方から突いてやると……。

「うああああっ!あっ、すごいよっ、お兄ちゃん!んっ、んんっ、くううっ!くあっ、あうっ、ああああーっ!」

 飛ばされないように必死にしがみついてきて歯を食いしばる美奈。
 でも、突き続けてると堪らずに大きく叫んでしまう。

「んくっ、くううっ、あうっ、あああっ!もうダメっ!私っ、イっちゃうよ!あくうっ、あああっ!」

 うん、俺もそろそろ限界だ。
 だって、美奈が歯を食いしばるたびに、ぎゅうううっと息子を締め付けて、そのまま扱きあげられるんだからたまったもんじゃない。

「くああああっ、美奈!」
「ああああっ!お兄ちゃん!ああっ、くううううううううううっ!」

 美奈が、爪が食い込むくらいに俺を抱きしめてきた。
 その勢いで、ぐいっ、腰を押しつけてくる。
 まるで、中に出されることになんのためらいもないかのように。
 まあ、いつものことなんだけど。

「ふあああああああっ!出てるよっ!お兄ちゃんのがいっぱい!ああっ、ああああああーっ!」

 ふっと、美奈の体から力が抜けた。
 俺が支えていた腕を放すと、美奈の体はふわりとベッドの上に落ちる。
 その割れ目からは、たった今俺が出したばっかりの白濁液がどろりと溢れてきていた。

「ほら、起きろ、美奈」
「んんん、お兄ちゃん……?」

 俺の言葉に、美奈がゆっくりと体を起こす。

「ほら、俺のチンポを舐めてみろよ」
「ええ?」
「DVDで見ただろ?フェラチオっての」
「うん」
「こうやって、やった後にするのをお掃除フェラって言うんだよ。ほら」
「う、うん……」

 口では頷くものの、顔を近づけたところで動きが止まった。
 実は、美奈にフェラをやらせるのは初めてだ。
 美奈は、精液のこびりついたままの俺のチンポを見つめたまま固まっている。

「なにをしてるんだ?舐めろよ」
「う、うん」

 ためらっていた美奈も、そう言われると俺に逆らうことはできない。
 ゆっくりと、それを口に含む。
 俺のチンポが温かい感触に包まれるのを感じる。

 俺にフェラをするのは気持ちいい。

 俺は、そっと美奈に向かってそう念じる。

「ん……あふ……んん」

 はじめは、おずおずと舌を絡ませていた。
 でも、次第に動きが積極的になってくる。

「ん、んむ……あむ、ふむ……ん、変な感じだけど、これ、嫌じゃないかも……んふ、ん……んむ」

 いったん口を離し、上目遣いにそう言うと、美奈はまた息子を咥えてしゃぶりはじめる。

「んむ、えろろ、んふ、ぴちゃ、ん、れろ」

 チンポを咥えている美奈が、気持ちよさそうな表情を浮かべる。

 もう、美奈は完全に俺の思いのままだ。
 ……ん?そうだ。

 フェラをされながら美奈を見下ろしていた俺は、ある計画を思いついた。

「なあ、美奈」
「んふ、ん……なに、お兄ちゃん?」
「実はな、俺、沙奈に無視されてるんだ」
「ん、あふ……知ってるよ。あむ、えろろ」

 フェラを続けながら、なんでもないと言った調子で答える美奈。

「なんだ、知ってたのか」
「うん。だから私はわざとお兄ちゃんに話しかけてたんだよ。お姉ちゃんに嫌がらせしたかったから。……あむ、れろ」

 ……そうだったのか。
 美奈が俺に会うといつも笑顔で話しかけてたのは、沙奈に対する当てつけだったのか。
 わかってたことだけど、そのくらい嫌いなんだな、沙奈のこと。
 でも、それなら美奈も計画に乗ってくれるに違いない。

「なあ、美奈、沙奈が泣き叫ぶところを見たくないか?」
「え?」

 美奈が、フェラを中断して俺を見上げてくる。

「俺のことを無視しやがった沙奈に俺は復讐したい。俺と一緒に、あいつに復讐しないか?」
「どうやるの?」
「それはまた後で詳しく話すけど、沙奈が早く帰ってくる日ってわかるか?」
「うーん、どうだろう?火曜日は家にいることが多いかなぁ……。お姉ちゃん、部活かけ持ちしてるから、他の日はけっこう帰るのが遅いよ」
「よし、じゃあ、実行は火曜日だ。でだ、何をするかというと……」

 俺が、思いついた計画を話し始めると、美奈は、フェラをするのはすっかり忘れたように手だけそこに添えて、真剣な顔でそれを聞き続けた。





* * *






 ――火曜日。

 放課後、俺は念のために鞄を持った沙奈が校門から出てくるのを確認してから家に向かってダッシュする。
 とりあえず、家に帰ってからすることは、おふくろに、今日、これから家の中で起きることは一切気にしないという暗示をかけることだ。
 それを終えると、俺は息を整えながら階段を上がっていく。

「あ、おかえり、お兄ちゃん」

 自分の部屋に入ると、美奈はもう先に来て待っていた。

「どう?お姉ちゃん来るかな?」
「ああ。今家に帰ってる途中だ」

 期待に満ちた目で聞いてくる美奈に向かって、俺は親指を立てる。

「後はおまえ次第だぞ、美奈」
「わかってるってば。お姉ちゃん、うざいくらいに私のこと心配するんだから。見ててね、お兄ちゃん」

 そう言うと、美奈は携帯を取り出す。

「……ああっ、お姉ちゃん!!助けて!」

 少しして、携帯を耳に当てていた美奈がいきなり大声で叫ぶ。

「いやああっ!止めてえっ、進吾お兄ちゃん!いやっ、助けてっ!」

 携帯に向かって叫び続けている美奈。

 ……いや、泣き叫ぶ声真似うまいな、おい。

「ここっ!?進吾お兄ちゃんの家!きゃあっ、やめて!あああああっ!」

 感心して眺めている俺の前で、美奈は携帯を放り投げた。
 そして、そっとそれを拾い上げると、通話を切る。

「どう?お兄ちゃん?」
「いや、すげえな、おまえ」
「へへへっ!さあ、すぐにお姉ちゃん来るよ。次だね」
「おう」

 美奈は、床に仰向けになって制服のボタンを外し、胸をすっかりさらけ出した。
 俺は、その上にのし掛かるような体勢になる。


 そのままの姿勢で待つ時間はそれ程長くなかった。


「美奈っ!」

 すぐに、玄関の戸が開く音がして、沙奈の声が聞こえた。

「ふふふっ、来た来た」
「こら、演技始めるぞ」
「うん。……いやあっ、やめてええっ!」

 美奈は、小さく頷くと、手足をばたつかせて叫び始める。

 同時に、階段を駆け上がる音。 

「美奈っ!」

 俺の部屋のドアが開いて沙奈が飛び込んできた。
 そして、目にしたものは、胸も露わな姿でもがいている美奈と、上から押さえつけている俺の姿。

「ああっ!助けてっ、お姉ちゃん!!」

 美奈が沙奈を見て叫ぶ。
 すると、沙奈の表情がひきつり、目が見開かれた。

 だが、次の瞬間。

「進吾っ!あんたっ!!!」

 ……残像すら残らなかった。

 気づいたときには、俺の体は見事に吹っ飛んでいた。

 さすがは、バレー部とバスケ部のキャプテンに三顧の礼で迎えられた女だ。
 そのダッシュ力といい、力強さといい、もう少しで意識ごと持っていかれそうな申し分のないパンチだった。

「あっ、お兄ちゃん!」

 やばい、ばれる!

 美奈の叫び声に我に返る俺。

 動くな!沙奈!

 すかさず、沙奈に向かって念じる。

「あんた、美奈にいったい!?……ええっ?なにっ、どうしてっ!」

 目を吊り上げてこっちに踏み出そうとした沙奈が狼狽えた声をあげた。

「やっ、どうして!?体が動かない!?」

 必死に体を動かそうともがく沙奈。
 でも、上体が少し揺れるだけで、足を踏み出すことも手を動かすこともできないみたいだ。

 当然だ、この家の中ではおまえは俺の思いのままなんだからな。

 さっきは、沙奈の踏み込みの速さに遅れをとったが、こうなればこっちのもんだ。

「進吾!あんたいったい何をしたのよ!?」

 沙奈のことは無視して、俺は体を起こして心配そうにこっちを見ていた美奈に近づくと、押し倒して沙奈に気づかれないように囁く。

「打ち合わせ通りにするんだぞ」

 美奈も、沙奈にばれないように目で返事を返してきた。

「ちょっと進吾!美奈から離れなさいよ!」

 背後から、沙奈の喚く声が聞こえる。
 もちろん、そんなものは無視だ。
 俺は、わざと乱暴に美奈の胸を掴む。

「ほら、おとなしくしろっ!」
「いやあっ、やめてっ!」

 美奈が首を振り、両足をバタバタさせて泣き叫ぶ。

「やめなさいっ!やめてっ、進吾っ!」
「いやあっ、助けてっ、助けてよう、お姉ちゃんっ!」
「美奈っ!どうしてっ!?なんで体が動かないの!?進吾っ!あんた、私に何をしたのよ!?」

 背中に沙奈の怒鳴る声を聞きながら、俺は両手で美奈の胸を揉み続ける。

「やめてえっ!いやっ、いやああっ!」
「くっ!お願い、動いてっ、お願いだから!」
「いやっ、助けてっ、お姉ちゃん!!」
「美奈!美奈ぁッ!」

 この向きだと、沙奈の顔が見えないのが残念だ。
 俺は、ひとしきり美奈の胸を弄ると、今度はスカートに手をかける。

「いやあっ、だめえぇ!お姉ちゃんっ、どうして助けてくれないのっ!?」
「ごめんっ、ごめん、美奈!やめなさいっ、進吾っ!」

 しかし、俺は構わずにショーツごと一気にスカートを脱がせた。

「やっ、いやああああっ!」
「美奈ーっ!……ちょっ、ちょっと進吾!あんた何するつもりっ!?」

 俺が自分のズボンをずらすのを見て、沙奈の叫ぶ調子が変わるのを感じる。

 この状況で何するつもりもなにもないだろうが。
 馬鹿か、おまえは。

「やめなさいっ!それ以上はっ!やめてっ、お願いだからっ!進吾っ!」

 懇願するような叫び声を聞きながら、俺は息子を美奈の割れ目に当てる。
 沙奈の角度からは見えないだろうが、美奈のそこからはもうとろとろと汁が溢れてきていた。
 俺は、そのまま美奈に向かって腰を押しつけていく。

「あっ、あああっ!いっ、いやああああああーっ!」
「美奈っ!美奈ーッ!!」

 そのまま、俺は荒々しく腰を動かし始める。

「いああっ!痛いっ、痛いよううううっ!」
「美奈ーッ!進吾っ!やめてっ、もうやめてえええっ!」
「うあああっ!痛いっ、いやっ、やああああっ!」

 レイプしていると見せかけるために、わざと乱暴に、激しく腰を打ちつける。
 痛いとか言いながら、美奈も暴れる振りをして、腰を揺すっているのが侮れないところだ。

「いやあああっ、ああっ、うああああっ!」
「美奈っ!美奈っ!いやっ、やめてええええっ!」
「あああっ、痛いっ!助けてっ、助けてえええっ!」
「美奈あああああっ!くっ、進吾っ!あんたっ!」

 沙奈が、俺の背後で声がかすれるくらいに叫ぶ。
 それを聞きながら俺は腰を動かし、抽挿を続ける。
 締め付けと、まとわりついている感触から、美奈も感じているのがわかる。
 知らないのは沙奈だけだ。

 そして、仕上げはもちろん中出しだ。

「いああっ、あっ、あああああああああああーっ!」

 俺が思い切り腰をぶつけると、美奈が体を弓なりにして叫ぶ。
 ていうか、今、演技忘れて普通にイっただろ、こいつ。

「ちょ……進吾……まさか、あんた……」

 俺は、美奈の中から息子を引き抜くと、割れ目から白く濁った汁がこぼれてくる。
 そして、俺はようやく沙奈の方を向く。
 沙奈の顔は涙でぐしゃぐしゃになり、体を小さく震わせて茫然と立ちつくしていた。

「うっ、ううう、うああああああっ!」

 美奈が腕で顔を覆って泣き声をあげた。
 もちろん嘘泣きだが。

「あ……ああ……ごめん……ごめん、美奈……」

 美奈の方を見ながら放心したように呟き、ぼろぼろと涙を流し続ける沙奈。

 だが、俺が立ち上がると表情が一変した。

「……許さない。進吾、あんた絶対に許さないから!」
「許さないって?」
「殺してやる!美奈にこんなことをしてっ!あんたは私が絶対に殺す!」

 親の仇でも見るように俺を睨み付ける沙奈。
 まるで、視線だけで俺を殺しそうな勢いだ。

「ふうん。じゃあ、やってみれば?」
「くっ!体さえ動けば!くううっ!進吾っ!」

 なんとか体を動かそうと沙奈はもがく。

 無理だよ。どれだけあがいても絶対に動くはずがない。

 余裕の表情の俺の前で、必死にあがく沙奈。
 そして、足下で泣き声をあげている美奈。

「うっ、うっ、うううううっ!くっ、くくっ、くふふふふっ!」

 その時、美奈の泣き声の調子が変わった。
 まるで、笑っているみたいに。

「み、美奈……?」
「ふふっ、あははははっ!嘘だよ〜!」

 顔から腕をどけた美奈は、おかしそうに笑って、ペロッと舌を出した。

「ちょ、ちょっと、美奈!?」
「嫌がってたのも痛がってたのもみーんな嘘。なに?お姉ちゃん泣いちゃってるのぉ〜!?」

 今度こそ、何が起こったのかわからないといった顔で絶句する沙奈を尻目に、美奈はゆっくりと起きあがる。

「ホント、気持ちいいって言っちゃいそうになるの我慢するの大変だったんだからぁ」
「そんな……どうして、美奈?」
「どうしてって、こうしたらお姉ちゃんの泣き叫ぶところが見られるからって。本当に進吾お兄ちゃんの言ったとおりなんだもん。なにその顔、ブサイクだよ〜。鏡見てみる、お姉ちゃん?」

 唖然としている沙奈を横目で見ながら、美奈は俺の前で膝立ちになると、嬉しそうにチンポを咥えこむ。

「んむ、えろ、れろろ……」
「ちょ、ちょっと!なにしてるの、美奈!?」
「ん、あふ。なにって、お掃除フェラに決まってるじゃん」
「なに言ってるのよ、美奈!?」
「もう。だから、私とお兄ちゃんはずっとこういう関係なんだって。ちゅ、えろえろ、んふ、あむ」
「や、やめなさい!美奈!」
「もう〜、うるさいなぁ。お姉ちゃんは黙って見ててよね。んふ、んむ、じゅるっ」

 不機嫌そうに言い放つと、美奈はフェラに没頭し始める。

「んむ、れろっ、んく、れるっ、えろろ、ぴちゃ、んふ、んむっ」
「み、美奈……」

 すっかりフェラが気に入ってしまったのか、美奈は嬉しそうに目を閉じてチンポをしゃぶり続けている。
 そんな妹の姿を、沙奈は茫然と眺めていることしかできない。

 それにしても、今日までの短い間にえらい上手くなったもんだ。

「おい、なんか、上手くなってないか、美奈?」
「んふ……。うん、家で夜、自分の指舐めてイメージトレーニングしてるもん。でも、私の指じゃ小さすぎてあんまり練習にならないけどね」
「そ、そうか」
「やっぱり、お兄ちゃんのおちんちんが大きくて美味しいよ。あむ、んふ、れろろ」

 俺が、頭を撫でてやると、美奈は嬉しそうな笑みを浮かべて、またチンポを咥えこむ。

「や、やめて……美奈……」
「んむ、あふ、ちゅるる、んむ、んっ、んくっ」

 もう、叫ぶ気力もなくしてしまったような沙奈が見つめる前で、美奈は俺のチンポをしゃぶり続ける。
 美奈のフェラがあんまり上手いものだから、俺の息子はまた元気になってきていた。

 このまま、美奈のフェラを沙奈に見せつけてやってもいいんだけど、俺にはまだやることがある。
 ここから先は、美奈にも言ってないことだ。

「ほら、美奈」
「んむ……。なに?お兄ちゃん?」

 頭を押してフェラを中断させると、美奈が怪訝そうに見上げてくる。

「まあ、ちょっと見てなって。おい、沙奈」
「な、なによ……きゃあっ!」

 俺は、沙奈に近寄ると、制服をめくり上げる。

「なっ、なにをするのよっ!」
「ふーん。おまえ、あんまり胸ないんだな。美奈の方が全然いい胸してんじゃんか」
「よ、余計なお世話よっ!」
「さあて。いつまでそんなこと言ってられるかな」
「今度はなにをするつもりなのよ!?」
「そうだな。ベッドの上にあがって四つん這いになるんだ」
「なんでそんなっ!やっ、なんでっ!?」

 少し怯えたような沙奈の表情が驚愕に変わる。
 そして、さっきまでどんなにあがいても動かなかった足が、ゆっくりと動き始めた。

「いやっ、どうしてなのっ!?」

 一歩ずつ、しかし、確実に沙奈はベッドに向かっていく。

「沙奈、おまえはもう俺に逆らうことはできない」
「どういうことよっ!?進吾っ!あんた私に何をしたっていうの!?」
「まあ、催眠術ってやつかな」
「催眠術!?そんなっ?いつの間に!?」
「僕の部屋に入ったときからだな」
「ど、どうやって!?そんなことしなかったじゃない!」

 沙奈の表情が恐怖にひきつる。

 まあ、実際には嘘なんだけど。
 単に、沙奈があの装置の有効範囲に入ってきただけだから。
 でも、結局は沙奈が俺の思いのままになるっていう点では一緒なんだけど。

「なんだ。催眠術をかけられたこともわからないのか?」

 いや、実際に催眠術をかけられた人間が、そのことがわかるのかどうか俺は知らない。
 ていうか、そもそもこれって催眠術じゃないし。

 でも、そんなことはどうでもいいんだ。
 恐怖に怯える沙奈を見ているだけで、こっちは思わずにやけてしまう。

「おまえまさか、テレビでやってる見たいに、目の前に五円玉をぶら下げたり、手のひらをひらひらさせたりっていうのを想像してないか?俺の催眠術は、相手の目を見ただけでかけることができるんだよ」
「うそ……。なによ、それ」

 もちろん、そんなの嘘に決まってる。全部口から出まかせだ。
 それにしても、俺の言うことにいちいち沙奈が怯えるのが面白い。

「その証拠に、おまえの体はそうやって俺の言ったとおりに動いてるだろう?」

 もう、沙奈は、右足をベッドの上にあげていた。
 そして、左足も。

「わかったわ!あんたっ、美奈にも催眠術かけたのねっ!だからっ、美奈はあんなことをっ!」
「もう〜、なにわけわかんないこと言ってんの、お姉ちゃんは?私は昔っからお姉ちゃんのことが大嫌いだったんだからね。それに、私のことを見ててくれたのは進吾お兄ちゃんだけなんだから。だから、私はお兄ちゃんとこうしてるの」

 俺にしなだれかかってきながら、美奈が口を出してくる。
 美奈の言うことは、半分はホントで半分は嘘だ。美奈が沙奈のことを嫌いだったのは間違いない。

「なに言ってるのっ!あなたも催眠術をかけられたことに気づいてないのよ!」
「お姉ちゃんこそなに言ってんのよ〜!それは、最初はちょっと乱暴にされてびっくりしたけど、お兄ちゃんの本当の気持ちを知っちゃったんだもん。お兄ちゃんだけが私のことを認めてくれてたの」
「だからっ、それが催眠術なのよっ!」
「はいはい。じゃあ、催眠術でもいいよ。どっちにしても、お兄ちゃんとのセックスは気持ちいいんだし、私はお兄ちゃんのことが大好きなんだから、それでいいじゃない」
「み、美奈……」

 それ以上、沙奈はなにも言うことはできない様子だった。
 とっくにベッドの上で四つん這いになり、首だけを美奈の方に向けて今にも泣きそうに唇を震わせている。

「さてと、それじゃ始めるか」
「ひっ!」

 俺もベッドに上がり、沙奈のスカートをめくり上げると、沙奈の喉から短い悲鳴がもれた。

「ほら、もっと尻を突き上げろよ」
「い、いや。なにする気なの?……いやああっ!」

 言ったとおりに、くいと尻を突き上げてきた沙奈のショーツを、一気に下に降ろす。

「いやっ、やめてっ!」

 すっかり怯えてもがく沙奈。
 だけど、俺の方に尻を突き上げた姿勢のまま、逃げることができない。

「ええ?お兄ちゃん、もしかして?」

 美奈が不安そうに訊ねてくる。
 俺が沙奈とセックスするのが相当に嫌らしい。

 まあ、美奈が沙奈を嫌っているのは嫉妬のせいだからな。

「ま、見てろよ、美奈」

 俺は、それだけ言うと、美奈のフェラでまだぎんぎんに勃っている息子を沙奈に向けた。

「や、やめて、進吾……ええっ!?いやっ、そこは汚っ!いっ、いああああああっ!」
「えええええっ?そっち!?」

 ふたりの大声が同時にあがる。
 沙奈からは苦しそうな悲鳴が。そして、美奈は目を丸くして驚きの声を。

 そう。俺がチンポを突き挿したのは、沙奈の尻の穴だ。

「いやあああっ!気持ちっ、気持ち悪いいいっ!」

 嫌がって派手に首を振る沙奈の、短めの髪が跳ねる。

「やめてっ、やめてええっ、お願い!」 

 俺の方に顔を向けて、必死に懇願してくるその目からは、また大粒の涙がこぼれていた。
 このまま、嫌がる沙奈のアナルを犯し続けてもいいだけど、目的はそれじゃない。

 おまえは尻の穴をチンポで突かれるととても気持ちよく感じる。

 俺が、そう念じると沙奈の様子が微妙に変わってきた。

「いやあああっ!ああっ!うっ?いやっ、なにこれ?あっ、あああああっ!」

 さっきまでの、真剣に気持ち悪がっていたのとは明らかに違う声。

「うっ、あうっ、ああっ、いやっ、こんなのっ!いああっ!」

 沙奈の尻を突いてやると、短く叫んで体が跳ねるのが、後からは丸見えだ。

「どうした?気持ちいいのか、沙奈?」
「いっ、いやっ、違うっ、あっ、ああっ!いひっ、ひあああっ!やめてっ、そんなに強くっ!あうっ!」

 強情を張る沙奈の尻を思いっきり突くと、情けない悲鳴を上げて体を支えていた腕が崩れ落ちた。

「はっきり言えよ。気持ちいいんだろ?」
「うあああっ!気持ちいいっ!いやっ、なんでっ!?いあああっ!」

 俺の言葉に逆らえない沙奈は、はっきりと自分の口で気持ちいいと言ってしまう。
 胸で体を支えるような体勢で沙奈の体ががくがくと揺れているを見下ろしながら俺は腰を打ちつけていく。
 うちの制服は今どき珍しいシンプルなセーラー服なんだが、沙奈の胸の下ですっかりくしゃくしゃになってしまっていた。

「んくうっ!こっ、これも催眠術のせいねっ!?あっ、あああっ!」
「さあて、どうだろうな」
「そうに決まってるわっ!あうっ、ああっ!」
「ふーん。お姉ちゃんって、お尻の穴におちんちん入れられて気持ちいいんだ」
「いやっ、やめてっ!そんなこと言わないでっ、美奈っ!いあっ、うあああっ!」
「な、わかっただろう、美奈。こいつはケツの穴を犯されて喜ぶようなヘンタイなんだよ。そんなやつがおまえよりいい女なわけがないだろうが」
「そうか、お姉ちゃんってヘンタイだったんだ。サイテー」

 そう言って、沙奈を軽蔑の視線で見下ろす美奈。

 しかし、とりあえずは美奈を安心させるためにああは言ったものの、本当のところは、沙奈の尻はかなり、”いい女”だった。
 入り口はきついが、中に入れてみるとちょうどいい締まり具合と温かさで息子を刺激してきて、軽い気持ちでやった俺がびっくりするほどだ。

 俺は体を前に倒して、だらんと投げ出された沙奈の腕を掴むと、無理矢理その上体を持ち上げる。
 すると、より奥までチンポが入る感じがして、沙奈の首ががくっ、と反り返った。

「ひいいっ、いいいいいいいっ!」
「どうだ?この方が奥まで入って気持ちいいだろうが」

 腰の動きと会わせながら、リズミカルに沙奈の両手を引っ張ると、沙奈はがくがくと頭を振りながら悲鳴を上げる。

「うううっ、あうっ、ああっ、いああああっ、あっ、あああっ!」
「そんなに気持ちいいのか?本当にどヘンタイだな、おまえは」
「くうううっ!だからっ、これはあんたがっ!本当はっ、こんなの気持ちいいはずっ!ああああああーっ!」
「やだぁ。そんなに気持ちよさそうな顔してなに言ってんの、お姉ちゃんは」
「いやっ!いやああああっ、見ないでっ!美奈っ!うああああっ!」
「さてと、そろそろおまえの尻の中に出させてもらうとするかな」
「いいいいっ!いやっ、そんなっ、気持ち悪いっ!いあああああっ!」
「気持ちいい、の間違いだろ」
「うああっ!やめてっ、やめてえええええっ!」
「いくぞっ!」

 俺は、腰を思い切り打ちつけると、沙奈の尻の中に思い切りぶちまける。
 だいいち、余裕ぶってるけど、あまりの締まりのよさに俺の方がもう限界だった。

「ひいいいっ!出てるっ!なにか熱いのがっ!いやっ、いああああああああーっ!」

 俺に支えられた沙奈の体が、ぎゅっとエビ反りになった。
 沙奈の腕を引っ張ったまま、中にすべてぶちまけてようやく俺はその腕を放す。

「うっ、うううっ、こんなっ、うううううっ!」

 ベッドの上に投げ出された沙奈から、くぐもった泣き声が聞こえてきた。
 もちろん、さっきの美奈みたいな嘘泣きじゃない。

「ううっ、うううううっ!」

 ベッドに伏せたまま、体を震わせて泣き続ける沙奈。

 ……いい気味だ。

 これが、俺の目的だった。
 だけど、まだ許しはしない。

 俺は、膝立ちのまま、沙奈の頭の方ににじり寄った。
 そして、その髪を掴んで無理矢理顔を上に向けさせる。

「ほら、しゃぶってみるか?」

 そう言って、息子を沙奈の顔の前に突き出した。

「な、なに……?」
「なんだよ。さっき美奈がやるの見てただろ。これを口に入れてしゃぶるんだよ」
「い、いや……」
「自分のケツの穴に入ってたもんだろうが。それもしゃぶれないのかよ。ほら、口を開けろ」
「う……あ、ああ」

 俺の命令に、沙奈の口がゆっくりと開いていく。
 その表情から、抵抗しようとしているのがわかるけど、そんなことができるわけがない。

「ほら、噛むなよ。ちゃんとしゃぶるんだ」
「んぐ、ぐむ、んぐぐっ」

 顔を顰めて、チンポを咥えこむ沙奈。
 命令の通りに舌を絡めてくるが、美奈と比べると全然下手で、まったく気持ちよくない。
 まあ、美奈のように、フェラをするのが気持ちいいと念じてもないから当然だろう。
 こいつは、俺に命令されたから、体が勝手に動いてしゃぶった。それだけだ。

「ぐむむっ、んむっ、むむむっ!んっ!はあっ、はあっ!ううっ、うううっ!」

 チンポを引き抜くと、沙奈はまたその場に泣き崩れた。

「なんだよ。フェラひとつ満足にできねえのかよ」

 俺は、わざと大げさに舌打ちすると、美奈の方を向く。

「これでわかっただろう。こいつは尻の穴で気持ちよくなるヘンタイで、フェラもまともにできないダメな女なんだよ。そんなやつが女としておまえより上なわけがないだろうが」

 そう言うと、美奈が嬉しそうに俺に抱きついてきた。

「お兄ちゃん!本当に?」
「本当さ。ま、そんなわけだから、こんなやつのこと変に気にするなよ」
「そうだね!なんで私お姉ちゃんにコンプレックス持ってたんだろう。なんか、ばかばかしくなっちゃった」

 そう言うと、美奈は、ベッドに伏せて嗚咽している沙奈を蔑むように眺めている。

「こいつのフェラがあんまりド下手だったから、なんだか気分悪いわ。美奈、口直しにおまえがやってくれないか」
「うん!……あふ、ん、あむ、ん」

 美奈は喜んでしゃがみ込むと、俺のチンポを咥えてきた。

「えろ、んふ、ぺろろ、れろ、れる、んむ、ん……」

 そのまま、うっとりと目を閉じてフェラを続ける美奈。

「うううっ、うう、うあああああああっ」

 俺たちの横では、沙奈がいつまでも泣き続けていた。

 
 


 

 

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