お洗濯しましょ!


 

 

洗濯糊 前編


 翌日、目が覚めたらもう昼過ぎだった。
 
 昨夜、沙紀はあれから本当に空が明るくなるまで寝させてくれなかった。
 しかも、果てていたはずの優紀も途中から復活してきたもんだからたまったもんじゃない。経験値の差はあっても、やっぱりあのふたりは姉妹だ。
「う〜、体だりぃ〜」
 さすがにあれだけやると体がだるい。せっかくの土曜日だっていうのに、何もやる気が起きない。
 まあ、俺みたいな不マジメ大学生にとっては、土曜日もへったくれもないんだけど。
「おーい、沙紀?」
 ベッドから起きあがって見回すが、沙紀も優紀も姿が見えない。ふたりともどこに行ったんだか。

「ただいま〜!あ、起きてたの、ケンちゃん」
 部屋のドアを開けて、沙紀と優紀が入ってきた。どこまで買い物に行ってきたんだか、ふたりとも両手に荷物を提げている。
「そりゃ、こんな時間だしな」
「じゃ、これからご飯の準備するね!」
 沙紀も優紀も、荷物を持ったままキッチンの方に直行する。




「あの〜、いったいこれは?」
 俺の目の前には、アパート暮らしの学生にはありえない品数の料理が並んでいる。
「鰻の蒲焼きでしょ、豚レバーの炒め物でしょ、とろろ汁と麦ご飯でしょ、卵納豆でしょ」
「いやいや、ものは見たらわかるんだけど、いったい、何の宴会?」
「え〜、ケンちゃんに精を付けてもらおうと思って。鰻も山芋も卵も納豆もスタミナ食だし、豚レバーと麦は亜鉛が豊富で精液のもとになるんだから。本当は牡蠣がいいんだけど季節じゃないからね〜」
 精液のもとって、ううっ、生々しい。
「それにしても、そういう時ってニンニクが定番じゃないのかよ」
「ニンニクはキスしたときに臭いからヤダ」
 ああ、さいですか。つうか、みんなで食ってりゃ臭いとか関係ないじゃん。

 最後に、キッチンの方から優紀がなにやら湯気の上がる鍋を持ってくる。
「はい、お待たせしました〜。そしてこれが今日のメイン、すっぽん鍋ですよ、兼一さん」
「すすす、すっぽん!?」
「ええ」
 俺の目の前で湯気を上げている鍋。これがすっぽん鍋というものか。話には聞いたことがあるが、見るのは初めてだ。
「すっぽんって、結構いいお値段するんじゃないの?」
「あら、生のままならそこまで高くもないですよ」
「いや、そんなのどこで売ってんの?」
「え〜、市場に行ったら普通に生きたの売ってるよ。頼んだら捌いてくれるし。ね、お姉ちゃん」
 市場って、どこまで行ってきたんだ、おまえらは。
「じゃあ、料理したのは優紀なの?」
「そうですけど」
「ふーん、すっぽん料理を作れるなんてすごいなぁ」
「いやだ。すっぽんを料理するのなんか初めてですよ」
「え?」
「さ、ケンちゃんにはたっぷり精を付けてもらって、夜に頑張ってもらわないといけないもんね」
 沙紀が、お椀に優紀の我流すっぽん鍋をついで勧めてくる。
 俺の前に置かれた湯気の立つお椀。その中には、見たことのないゼラチン状のものが付いた肉みたいなのがゴロゴロ入っていた。



 ……今日のすっぽん鍋の味についてはあまり論評をしたくない。
 とりあえず、「こんなものが食えるかっ!」と、某美食倶楽部の主人のように突っ返さなかった自分を自分で褒めてやりたいと思う。





 で、その夜も当然やることはひとつ。

「はんんっ、すごい中が擦れてっ、ああっ、すごいっ、これすごいわっ、沙紀ちゃん!」
 仰向けになって足を開いた姿勢で喘ぐ優紀。
 それと向かい合うようにして俺は片手を後ろに回して体を支え、もう片方の手で優紀の片足を軽く持ち上げるようにして腰を動かしていく。
「ね、言ったとおりでしょ。この体勢だと、すごく刺激が強いの」
 優紀の横に寝そべって、耳元で囁いている沙紀。
「ほら、お姉ちゃん。もっと足を広げて」
「んんっ。こっ、こうかしら?」
「そうそう。じゃあ、ケンちゃん、動きをもっと大きくしてね」
「お、おう」

 て、なんのレクチャーだよ。

「んあああああっ!そんなっ、こんな奥までっ、んんんっ!」
 大きく足を広げた優紀のアソコに向けて腰を大きく突き込むと、優紀の体がブリッジをするように大きく仰け反る。
「そうなのよ、お姉ちゃん。この体位で足を大きく広げると、おちんちんがずっと奥まで入ってくるでしょ」
「ああっ、沙紀ちゃんっ、くうううっ!」
 気づけば、シーツの端をギュッと握って喘いでいる優紀が、俺の動きに合わせて、チンポを迎え入れるように腰を持ち上げ始めている。
「んんぅ!けっ、兼一さんっ、すごいぃ!」
「うふふ、いい顔してるね、お姉ちゃん。それじゃ、私も」
 そう言うと、沙紀は俺の方を向いて優紀の顔の上に跨り、ゆっくりと腰を沈めていく。
「あああっ!ああっ、えっ?沙紀ちゃんっ!?んん、んむむむ!」
「ほら、私のここ、もうこんなに濡れちゃってるの。わかるでしょ、お姉ちゃん」
「んんんっ、んふ、ちゅる、ぴちゃ、ちゅ」
 最初は驚いたように顔を振っていた優紀だが、すぐに、おずおずと沙紀のアソコに向かって舌が伸びていく。
「ああんっ、いいよっ、お姉ちゃん」
 膝立ちになって腰の高さを調節していた沙紀の体がビクンと跳ねる。
「んんーっ!んふ、くちゅ、ぴちゃ、ちゅるる、んんんっ!」
「あんっ、お姉ちゃんの舌がっ、んんっ!すごいっ、上手じゃないお姉ちゃん!」
 優紀にアソコを舐められて喘ぎながら俺の方を見つめている沙紀の目尻は下がり、ときどき舌がペロリと唇を舐める。

 で、出たっ、モンスター登場だっ。

「あっ、あぅっ、んっ、ほら、ケンちゃん、動きが止まってるよ。もっと腰を動かさないとだめじゃない」
「ごめんごめん、ちょっとな」

 いけないいけない、目の前の光景のあまりのエロさに思わず見とれてしまってた。

「もうっ、ケンちゃんったら。せっかく精の付くもの作ってあげたんだから、もっと頑張ってよね」
「わかったわかった、じゃ、いくぞ」
「んんんんーッ!!んふっ、じゅるっ、ううんっ、ちゅる」
 俺が、気合いをいれて腰を突くと優紀の身体がまた大きく仰け反るが、顔を沙紀のアソコに塞がれているので、くぐもった声しか聞こえない。
 
 つうか、窒息しないのか?

「あんっ、あっ、お姉ちゃんっ、そこっ!んんっ!」
「んふうっ、んっ、くちゅ、ううんっ!」
「あふっ、おっ、お姉ちゃん!くうっ、そんなことされたらっ、わたしっ」
 沙紀が手を伸ばして優紀の乳房を掴み、もう片方の手で自分の胸を揉みしだく。
「んむうっ、くううううううっ!」
 すると、優紀の体がビクンと跳ね上がって俺のチンポを、ぎゅううう、ときつく締め付けてくる。
「はあっ、んふうっ、ねっ、すごいでしょ、ケンちゃん」
 俺の方を向いて自分と姉の乳房を弄り、トロンとした目でハァハァと大きく息をしている沙紀。

 うん、たしかにすげえや。特に見た目が。

「うわっ、くううううっ!」
 優紀の締め付けがきつくなったのと、絵面的にもの凄いことになってきたのとで、俺のチンポに、急に熱いものがこみ上げてくる。
「んんっ、んむむむむむむむっ!」
 俺が、イってしまうのと同時に、優紀が体を持ち上げるようにして反らせ、沙紀のアソコにまともに顔を埋める形になった。
「えっ?きゃっ、ふたりともイっちゃったの!?きゃああああっ!」
 その刺激に沙紀も軽くイったのか、アソコから目で見てわかるほどの汁が噴き出す。
「んんんっ、んぷっ、んくっ!こほっ、げほっ、んん、はぁ、はぁ」
 それをまともにくらったのか、優紀が軽くむせる。
「ごめんごめんお姉ちゃん。あんなに気持ちイイなんて、私も思わなかったの。ホント、すごかったよ」
「あふうん、はあっ、はあっ、ん」
 沙紀が耳元で囁いても、どこを見ているのか、焦点の合っていない目で大きく息をしている優紀。
「じゃあ、次は私の番だね。そうだっ、いいこと思いついたよ、ケンちゃん!お姉ちゃんはこのままで、バックからしてちょうだい!」
 そう言うと、沙紀は仰向けで喘いでいる優紀をまたぐように四つん這いになり、俺の方に腰を突き出す。

 ……よくもまあ、そんないやらしいシチュエーションを思いつくもんだ。

「ほらほら、ケンちゃんのおちんちん、まだビンビンでしょ。私の方はもういつでも大丈夫だよ。お姉ちゃんにたっぷり湿らせてもらったから」
 だから、発言がいやらしすぎるって、このモンスターが。
「ね、ケンちゃん」
 四つ這いの姿勢から首だけを俺の方に向けて、ねだるように潤んだ瞳で見つけてくる沙紀。
 それだけで、俺のチンポが痛いくらいに大きくなるのがわかる。くう〜、悔しいけど沙紀のやつ、男がそそられる表情をしっかり押さえていやがる。
「よしっ、行くぞ、沙紀!」
 俺は、沙紀の腰に手をかけて、チンポを突き入れていくと、かなりドロドロになっている沙紀の奥までずぶずぶと抵抗なく入っていく。
「あんんんんっ!やあっ、すごいっ、すごいよケンちゃん!なんでっ、何でこんなに大きくて熱いの!?」
 入れた途端に沙紀の首が、糸で引っ張られたように反りかえった。
 俺が、ズンズンと腰を突くたびに、壊れたオモチャみたいに沙紀の頭がガクガクと揺れている。
「あんっ、はあっ、ホントにっ、ものすごく熱いのっ!ううんっ、はああっ!そうかあっ、すっぽん食べたから、こんなに熱いんだねっ!」
 いや、俺は知らんけど、すっぽん食ったらチンポが熱くなるものなのか?
「あああっ、すごいっ!これっ、すごすぎるよっ、ケンちゃん!」
 次第に、俺の動きに合わせて自分も腰を動かしていく沙紀。
「んんんっ!やっぱりっ、バックで挿れられるのって、ガンガン犯されてるって感じがしていいよねっ!くはああっ!」

 だから、どうしてそう発言が生々しいのかな、こいつは。

「んふ、気持ちよさそうね、沙紀ちゃん。それじゃ、私もさっきのお返ししてあげるわね」
 いつの間に復活したのか、優紀が沙紀の下から沙紀の胸に手をかける。
「ええっ?やっ、お姉ちゃん!?そんなっ、きゃああっ!」
 瞬間、沙紀のアソコが、きゅっ、と締まったような気がした。
「うふふ、沙紀ちゃんの乳首、こんなにコリコリして固くなってる」
「やっ、そんなぁ!ケンちゃんのだけでもすごいのにっ、そんなことされたらっ!あああーッ!」
 髪を振り乱して派手に喘ぐ沙紀の姿を、背中から見る俺の動きにも熱が入ってくる。

 よし、優紀と組んで2対1なら、このモンスター相手でも簡単に倒せそうだ。

「あああああんっ!はっ、激しすぎるよっ、ケンちゃん!あんっ、はんっ、ああっ!」
「きゃっ、沙紀ちゃん!?」
 体を支えていた腕に力が入らなくなったのか、優紀の体の上に沙紀の上半身が崩れ落ちる。
「あんっ、ううんっ、すごいっ、すごいのぉ!あああああっ!」
「あふうっ!沙紀ちゃんの胸が私の胸と擦れてっ、私も感じちゃうっ」
 俺が沙紀を突くたびに沙紀の体が前後に揺れて、優紀と密着した体を擦り合わせるようにして喘ぐ姉妹。

 ふたりの脇から、つぶれるようにしてはみ出した胸がプルンプルンと揺れているのが見える。いや〜、これはものすごい景色だなぁ。

「ああああっ、ダメっ、また、ケンちゃんのが大きく熱くなってるのぉ!やっ、こんなにすごいのっ、わたしっ、もうダメなの!」 
「あふうんっ、どうしたの、沙紀ちゃん?さっきまでの余裕がなくなってるわよ。うふっ、可愛い」
 俺と優紀のふたりから攻め立てられて、ものすごい勢いで登りつめていく沙紀。

 圧倒的じゃないか。
 こんなにエッチに余裕のない沙紀は初めて見るぞ。よし、もう少しだ。

「ああっ、はあっ、やあっ、ホントにもうダメなの!だから、ケンちゃんもっ、あっ、あああああーッ!」
「あら、イっちゃったの、沙紀ちゃん?」
 突然、沙紀の体が固まり、俺のチンポをきつく締め付けてくる。が、俺はまだまだいける。
「んんっ、はあっ、ああっ。あああっ、やっ、ダメえっ、ケンちゃん!まだっ、まだイったばかりで感じやすいんだからっ、そんなに突いたらダメえっ!」
「何言ってるの、沙紀ちゃん。沙紀ちゃんが教えてくれたんじゃない。兼一さんとエッチするときは、何度でもイっていいんだって」

 よし、いいぞ、優紀。完全に昨日と立場逆転してるじゃないか。これで、このエロエロモンスターの攻略はたやすいぞ。

「はあああんっ、でっ、でもお姉ちゃん!ああああんっ!んっ!?んむむっ!」
「ん、ちゅ、んふ」
 喘ぎながら優紀に反論しようとする沙紀の口を、優紀の口が塞ぐ。
「むむむむっ、んんーっ!んちゅっ、んふうっ!」
 いつの間にか、互いの頭を抱きかかえるようにして濃密なキスを交わしているエロ姉妹。しかも、妹の方はバックで俺にやられたままでだ。
 いや、もう、こんなに凄いの、いくらなんでも我慢できないって。さっきから、沙紀の締め付けもハンパないし。

 たまらずに、俺は射精してしまう。

「んふううっ!んんっ、んんんんんんんーっ!」
 大量に射精されて、離れないように優紀に頭を抱きしめられたままで沙紀の体がビクンビクンと大きく震える。
「んんっ、んむう、ん、ふわああぁ」
 ようやく優紀のキスから解放されて、沙紀が蕩けたように大きく息を吐く。
「やだ、沙紀ちゃんのそんな顔初めて見るわ」
「んん、いやぁ、お姉ちゃんたら、そんなこと、言わないでぇ」
 さすがのモンスターも、優紀の体の上で大きく息をして動く気配がない。
「やっぱり、すっぽんの効果があったのかしら。とても気持ちよさそうだったわよ、沙紀ちゃん。あ、そうだ、兼一さん」
「ん、なんだ、優紀」
「さっきの沙紀ちゃんの体勢で、私ともしてくれませんか?」
 そう言う優紀の瞳は、妖しいくらいに潤んで光っている。

 しまった、モンスターを一匹退治する代わりに、別なモンスターを目覚めさせてしまったかもしれない。

「んんん、お姉ちゃん、真似っ子なんだからぁ」
「ふふ、じゃあ、今度は沙紀ちゃんが下ね」
 そう言うと、優紀は自分の上で俯せになっている沙紀の体を転がして仰向けにして寝かせ、自分は四つん這いになる。
「ね、お願いします、兼一さん」
 俺の方を見る優紀の顔。さっきの沙紀と一緒じゃないか。
 そりゃ、姉妹だから似てるのは当然だけど、そういう問題じゃなくて、表情のいやらしさが一緒だ。

 仕方ないな。
 明日には優紀の性格を戻さなきゃいけないし、今のうちにこの柔らかい性格の優紀を楽しんでおくか。
 本当にすっぽんが効いたのかどうかは知らないけど、俺の相棒はまだ元気だし。

「んんんっ、あっ、あああっ!けっ、兼一さんんんっ!」
 俺は、優紀の腰に手を当てると一気に相棒を突っ込んでいった。



* * *




 翌日。

 沙紀と優紀に分離剤入りのお茶を飲ませ、とりあえず何もしない布状沙紀を干し、布状優紀を洗濯機にぶち込んでから俺は腕を組んで考える。
 ジジィは、洗濯糊の効果は柔軟剤と正反対と言っていたな。優紀には柔軟剤をキャップに1杯入れたから、今度は洗濯糊を同じ量使うと元に戻るって事だろうか?
 まあ、どのみち、元のきつい性格に戻っても、もう優紀は俺のことを好きなままなんだからそれでもいいんだろうけど。

 キャップ1杯よりも、心持ち少なくしてみるか。

 考えているうちに、丁度すすぎが終わる。
 俺は、ジジィの言っていたとおりに、脱水前に洗濯糊をぶち込み、布状優紀を脱水にかける。

「あ〜、体が重い」
 脱水が済んだ布状優紀を乾燥機にかけている間に、軽くストレッチしてみる。
 さすがに、二日続けてやりまくったもんだから、体がだるいことだるいこと。
 今度、ジジィに頼んで精力絶倫にでもなる道具がないか訊いてみるか。でないと俺の体が保たないぞ。 

 そんなことを考えているうちに、洗濯機のブザーが鳴って乾燥が終わったことを知らせてくる。

「うん、俺の名前と沙紀の名前は赤いままだな」
 脱水と乾燥が終わった布状優紀を念のため確認するが、俺と沙紀の名前はちゃんと赤い字で書いてある。
 沙紀の嫉妬事件に懲りたので、布状優紀にある沙紀の名前はちゃんと赤ペンで書き直しておいた。

 俺は、乾燥した布状優紀と、干しておいた布状沙紀をそれぞれの体の上にかぶせる。

 先に目を開けたのは沙紀の方だ。
「ん、やだ、私ったらまた寝てたの、ケンちゃん」
 起き上がり、軽く頭を振っている沙紀の横で、優紀も起きあがる。
「ふああ、やっぱり昨日の夜はちょっとはしゃぎ過ぎたみたいね。もう、ケンイチも悪いんだよ」
 欠伸をしてから、気合いを入れるようにポンポンと軽く頭を叩く優紀。て、ん?ケンイチ?
「じゃあ、お姉ちゃんは、今夜はおとなしく寝ててね。私はケンちゃんとエッチするから」
「何ってるのよ、沙紀!私はね、はしゃぎすぎたって言っただけで、別にケンイチとエッチするのが嫌だって言ったわけじゃないのよ!」

 うーん、洗濯糊を使う前の柔らかい性格は跡形もない。でも、俺のことは好きみたいだから、まあいいか。

「あれ、お姉ちゃん今日は元気だね」
 いや、さっきまでとこれだけ性格が違ってるのに、「お姉ちゃん今日は元気だね」の一言で済ませます?
 洗濯機にかけた副作用なのか、この姉妹のタチなのか、こいつらの中でその辻褄をどうやって合わせてるんだろう。
「うん、気分はすごい良いわよ。やっぱり、ケンイチにたっぷり元気を注いでもらったからかもね」
 元気を注いでもらったって。俺はこんなにしんどいってのに。
「よしっ、冷蔵庫の中に、昨日買った食材がまだ残ってるよね、沙紀」
「うん」
「じゃあ、早速ご飯の準備するよ!ケンイチにはたっぷり精を付けてもらわないとね!」
「りょーかい!」
 姉らしく、沙紀を引っ張ってキッチンに向かう優紀

 何か、嫌な予感がする。

「げっ、やっぱり」
 俺の前には、見覚えのあるゼラチン質豊富な、得体の知れない肉片入りのスープの入ったお椀が置かれていた。
「ほら、昨日買ったすっぽんがまだ残ってたから」

 嫌な予感的中。
 今日もこれを食わなくちゃならんのか。

「さあ、どんどん食べなよ、これのおかげで昨日のケンイチは凄かったんだから!」
 これだけ性格変わっても記憶はしっかり残ってるのな。
 それにしても、あんなに柔らかかった性格が、すっかり、姐御肌になってしまって。まあ、こっちの方が元の性格に近いんだろうけど。
「はい、ケンちゃん。あ〜んして」
 沙紀が、すっぽんの身をつまんで俺の口に近づける。

 くそ、覚悟を決めるしかないか。
 俺は、沙紀が差し出す肉片を口に入れた。





 で、もちろんその晩も……。

「じゃあ、お姉ちゃん、今日は私が先にケンちゃんとやるね」
「えー!なんで、昨日も一昨日も私の方が先だったじゃない!」
「あれは、お姉ちゃんの元気がなさそうだったから、元気づけるために譲ってあげてたの!」
 いや、それは俺が柔軟剤を使ったからで、元気があるとかないとかの問題じゃないんですけど。つうか、それってどういう元気づけ方だよ?
「だから、今日は私の方が先ね、お姉ちゃん」
「ええー!私の方が先だって!」
「昨日もその前も先にやったんだから、今日はお姉ちゃんが譲ってよね!」
「沙紀こそ姉をたてたらどうなのよ!」
 なんか、またケンカみたいになってきてる?ひょっとして、このふたりって相性悪いのか?
「まあまあ、沙紀も優紀もケンカしないで」
「ケンカじゃないわよ!これは姉妹の間の親密なやりとりじゃないの」

 いや、見えません。どう見ても親密なやりとりには見えません。

「もう、沙紀ったらしょうがないわね。今夜は沙紀の方からでいいわよ」
「やった!」
「その代わり、ケンイチとする回数は沙紀が2回で私が3回ね」
「えーっ、そんなのずるいよ、お姉ちゃん!」
「だって、先にするのを譲ったんだから、そのくらいいでしょ」
「私も3回して欲しいな〜」
「じゃあ、沙紀は3回で私は4回ね」
「ぶーぶーっ」
「あのー、ちょっとふたりともいいか?」
「だから、ケンカじゃないんだからケンちゃんは黙ってて!」

 いや、そうじゃなくて、その回数の話に俺の希望が入り込む余地はないのか?

「もう、仕方ないわね。じゃあ、一緒に気持ちよくしてもらいましょ、沙紀」
 優紀が沙紀の頬に手を当てて妖しく微笑む。
「ななな、なによ!お姉ちゃんがそういうこと言うのなんか10年早いんだから!」
「あら、だって私の方が年上なのよ」
「でも、私とお姉ちゃんじゃ踏んでる場数が違うんだからね!」

 どういう会話ですか、いったい。

「じゃあ、勝負よ、沙紀。ケンイチに代わる代わるしてもらって、先に果てた方の負けね!」
「望むところよ、お姉ちゃん!」
「負けた方は、次の夜から勝った方に主導権を譲ること。いいわね!」
「いいわよ!ケンちゃんと先にするのも、沢山するのも私なんだからね!」

 ちょっと待てーっ!俺の意見は聞かんのかい!

「あのー、沙紀、優紀。ちょっと…」
「だからケンちゃんは黙ってて!これは、女と女の勝負なんだから!」

 女と女の勝負って、さっきはケンカじゃないって言ってたじゃないかー!

「じゃあ、今日はとりあえずジャンケンで先攻後攻を決めることにしましょ」
「わかったわ、お姉ちゃん」
「「じゃーんけーん!ポンと!」」

 一番肝心な俺のことはそっちのけでジャンケンをするふたり。
「やった!じゃ、私から先だねお姉ちゃん!」


 で、結局、俺の意向を全く無視して、沙紀の先攻で勝負が始まってしまう。

「あんっ!今日もすごく大きくて熱いよっ、ケンちゃん!」
「んもう、沙紀ったら。だいいち、どうしてあんたそんなにエッチに詳しいのよ。一緒に暮らしてたのにそんなこと全然知らなかったわよ」
「んっ、はぁ、えへへっ、それはねっ、んんっ、企業秘密。あっ、あん!」

 何が企業秘密だよ。つうか、さすがに優紀には、タクヤとかマサルとかその他大勢のことは話してないんだな。

「でもねっ、私だって負けられないんだから!ん、んふ、ぴちゃ」
「えっ!?きゃあっ!ずるいよっ、お姉ちゃん!」
 俺に抱かれている沙紀の背後から、優紀が体を寄せてきて首筋を舐める。
「ふふ、これは私と沙紀の勝負なんだから、当たり前じゃないの」
「あんっ、やっ、そんなっ、乳首つまんじゃダメ!あああっ!」
「どう?気持ちいい?」
「もっ、もうっ、お姉ちゃんったら!お姉ちゃんの番の時にどうするか見てなさいよねっ!ううんっ!」
「あら、私の番の時に沙紀にそんな元気が残っているかしらね」
「ああっ、やっ、だめぇ!んくうっ、あっ、ケンちゃんもそんなに強く突いたらっ、きゃああああっ!」
 沙紀の体がビクンビクンと大きく跳ねる。それにしても、エロイ姉妹だよな、こいつら。
「ケンイチはまだイってないってのに、もうイっちゃったの、沙紀?この調子じゃ、私の楽勝ね」
「んんっ、いやあっ、そんなのっ!あああっ、ダメっ、ケンちゃんっ、そんなに奥まで突いたらっ!あああっ!」
 あの沙紀が頭をガクガクと大きく振って喘いでいる。

 これは、ひょっとしたら本当に優紀が勝つかも知れないな。

「うっ、くっ!」
 沙紀のアソコが急に俺のチンポをきつく締め付けてきて、射精を促してくる。
「あああああっ!くるっ、ケンちゃんのおちんちんがビクビクしてるのっ!やっ、今来られたらわたしっ、ああああっ、熱いイイイイイイッ!」
 俺の体を抱きしめる沙紀の腕に力が入る。 
「んんんっ!ああっ、まだっ、まだ出てるのっ!ああっ、あああぁ」
 体をビクンと震えさせて俺のチンポを絞っていた沙紀の体から急に力が抜ける。
「ああ、ふああぁ」
「ふふふ、沙紀ったら。これなら私の勝ちは間違いわね」
 グタッとしている沙紀をどかせて、優紀が俺の前に来る。
「さあ、始めましょうか、ケンイチ」
 妖しく微笑んで、優紀が俺の相棒をアソコに宛った。


 ところが、だ。

「いやあああっ、あっ、熱いのっ!ケンイチのが大きくて、熱いいいいぃ!」
「ふふ、それだけじゃないでしょ、お姉ちゃん」
「やっ、沙紀ったら、そんなとこっ、あううっ!」
「うふ、じゃあ、ここなんかはどうかしら?ぺろ、くちゅ」
 あっさりと復活した沙紀が、的確に優紀の敏感なところを狙って指を這わせ、舌で舐め回す。
「きゃあっ、そこっ、んんっ、んああああああああっ!」
 優紀の体が仰け反り、ビクビクと震えるのがアソコを通じて俺のチンポにまで伝わってくる。
「まず1回イっちゃったね、お姉ちゃん。でも、まだこれからだよ」
「んんんんんっ!え?やあっ、沙紀ったら、そんなところにっ!」
 気づくと、俺と優紀が繋がっている部分に沙紀の指が忍び込んできていた。
「ふふーん、ドロドロだね、お姉ちゃん。あ、あった。やっぱりこんなに固くなってる」
「いやあっ、沙紀っ!そこはっ、ひくうううううううっ!」

 沙紀…悪魔のような奴だな。ひょっとして、俺とやっている最中の優紀のクリトリスを弄ってんのか?

「やっぱり、ここはだいぶ効くみたいだね、お姉ちゃん」
「ひぎいいいいいいっ!んくうっ、らめっ、そこはもうらめえっ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!」
 優紀の開きっぱなしの口からは涎が垂れ、呂律が回らなくなっている。
「もう何回イっちゃったの、お姉ちゃん?さ、そろそろいいかな、思いっきりやっちゃって、ケンちゃん」
 そう言うと、沙紀が魔物のような笑みを俺に向ける。
「ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛っ!くああああああっ!ひいいいっ!」
 俺が腰を動かすたびにイっってしまうのか、優紀からもうまともな言葉は出てこない。
 しかし、アソコの中は襞が蠢くように俺のチンポを刺激して、確実に射精へと追い込んでいく。

「くうっ、出るっ!」
「さあ、思いっきり出しちゃって、ケンちゃん!」
「んぐうううううっ!ああっ!ひああああああああっ!あああっ、あ……」
 俺の射精を受けて体を硬直させていた優紀の体が、突然糸が切れたみたいに倒れ込む。
 胸の動きで息をしているのはわかるが、そのまま、優紀の体はピクリとも動かない。

「ん、はぁはぁ、お姉ちゃんったら、口ほどにもないんだから」
 意識の飛んだ優紀を眺めながら、荒く息をしている沙紀。




 結局、勝負の結果は沙紀の圧勝だった。

 そりゃ、さすがに優紀の経験値じゃこのモンスターとタイマン張るのはきついだろう。つうか、俺も相当きついんだけど。
「でも、さっきのは私も大分きつかったけどね。これじゃ今日はそんなにできないかなぁ」
 て、なに言ってやがりますか、こいつは。
「じゃ、ケンちゃん、締めの1回にしようよ。だから、もう少し頑張って」
 そう言いながら、沙紀はだいぶ萎んだ俺の相棒を手で扱き始める。

 なんだよ、締めの1回って。
 うーむ、こんな生活続けてて俺の体は保つんだろうか?




* * *





 翌朝。

「じゃ、仕事行ってくるね」
「おう」
「いってらっしゃい、お姉ちゃん」
 俺と沙紀に見送られながら、昨日の夜バトルしたとは思えないほど和やかな空気の中、優紀は仕事に向かう。

 沙紀も笑顔で手を振っている。
 やっぱり、昨日のは親密な姉妹のやりとりだったてえのか?

「さてと」
 手を振って優紀を見送っていた沙紀がこっちに振り向く。
「お、おいっ、何してんだ、沙紀!?」
 つうか、なんで服脱ぎ始めてるんだよ!
「決まってるじゃない、ケンちゃん」
「決まってるって、何がだよ?」
「うふふ、朝えっち」
「はい?」
「お姉ちゃんと3人でやるのもいいけど、たまには、ふたりっきりでしたいよね」
 そう言って、妖艶に微笑む沙紀。

 出たな、妖怪変化。

「ま、待てっ、沙紀!学校行かなくていいのか?」
「ん、まず1回やってからじゃないと学校行く気が起きないよ〜」
 学校なんてどこ吹く風と、沙紀は早速俺のズボンをずり下げにかかる。

 おーい、俺を留年させないってのはどうなったんだ〜?

「さ、早くしようよっ」
 沙紀が、俺を椅子に腰掛けさせてから、俺のチンポを扱き始める。
「わわっ、おーい、沙紀さん?」
「ん、なぁに?」
「あのな、朝っぱらからこういうことしてないでだな、学生なら学生らしく真面目に学校行くってのが」
「なにケンちゃんらしくないこと言ってるの?それとも冗談?だったら全然面白くないよ〜」
 いや、冗談というか、この状況から逃げ出す理由が他に見あたらないんですけど。
「さすがに俺も、3日続けてあれだけやるとしんどいというかだな」
「ホントにケンちゃんったら、もうこんなに大きくしてて何言ってるの?」

 あ、あれ、本当だ。

「い、いや、まあ、朝に元気になるのはこいつの宿命というか何というか」
「まあ、こういう時のために、ケンちゃんにはすっぽんとか鰻とか、精の付くもの食べさせてあげたんだからね」
 本当にあれで元気になるっての?つうか、あれって本当にすっぽんだったのか?
 あれ以外にすっぽん食ったことないから、どうとも判定しがたいが、もの凄く絶倫になる未知の生物だったりして。いや、あのジジィの店なら置いてあるかもしれんぞ。

「うん、もういいかな。じゃ、始めよっか」
 そう言って、沙紀が俺の上に跨ってくる。
「あ、んんっ、ほ、ほらあっ、こんなに大きくて固いじゃないっ!あっ、ああんっ!」
 沙紀が腰を沈めると、俺のチンポがねっとりと暖かい感触に包まれていく。
「あっ、あんっ!やっぱり、ケンちゃんのおちんちんっ、最高に気持ちイイよっ!」
 俺の首に腕を絡めて、腰を上下に動かし始める沙紀。

 う、確かに俺も気持ちいい。結局俺もスケベなのな。
「んっ、はあっ、あああっ、そ、そこっ、すごいのっ、ケンちゃんっ!」
 俺の方からも腰を突き上げると沙紀の声も跳ね上がる。

 まあ、こんなに美人とエッチし放題なのはいいんだけどなぁ。
 でも、毎日これはしんどいぞ。せめて、俺のやりたいときにできるようにしたいよな。

 沙紀の甘ったるい喘ぎを聞きながら、俺はどうするか考えていた。

 




「ん、んん、はあぁ」
 やり終えた後、テーブルに突っ伏して喘いでいる沙紀。
「ほれ、お茶だ、沙紀」
「ん、ありがと」
 俺がお茶を注いで差し出すと、沙紀は一息にそれを飲み干した。




* * *




 さてと、どうするかな。
 布状沙紀を前にして俺は腕を組む。
 沙紀の場合、柔軟剤を使ったらエロさがアップしたよな。

 じゃあ、逆に堅くしてみるか?どうせ、どうしたって俺のこと好きなのは変わらないんだし。
 思いっきり堅くしたらどうなるんだろうか。ジジィは人によって表れ方が違うって言ってたよな。
 もし、思い切り真面目になれば向こうから迫ってくることはなくなるかもしれない。

 でも、女王様みたいになったらどうしよう。
 細いヒールで踏まれて、「ああ女王様っ!」って言ってみたいような言ってみたくないような……。
 ま、ジジィもいろいろ試してみろって言ってたし、とりあえずやってみるか。



 実験その1  洗濯糊 2杯

 洗濯にかけた布状沙紀を脱水にかける前に、洗濯糊をキャップに2杯入れる。
 たぶん、これでかなり性格が堅くなるはずだ。どういう風になるかはわからないけど。

 俺は、布状沙紀を体に戻して様子を見る。

 やがて、沙紀が目を開いて俺の顔を見つめる。
「あれ、僕は?おお、ナカモト」
 立ち上がって、俺の肩に手をかけてくる沙紀。

 ん、僕って?それに、ナカモト? 

「ふ、なんだ、僕は寝てしまっていたのか。それにしてもナカモトよ」
 なに?タカラヅカ?
 背筋を伸ばして目をキラキラさせて何言ってるの、こいつ?
 つうか、裸のままだって事に気づいてないのかな?

「どうして僕たちは出会ってしまったのだろうか、君のことを思っただけで、僕の胸は高鳴ってしまう。僕は君のことが好きだ、ナカモト」
 やっぱりタカラヅカだ。しかも、男役じゃん。
 いや、見た目は変わらないから美人だし、女なのはわかってるけど、俺にはそういう趣味はないから。

 はい、パス。

「まあ、お茶でも飲んだらどうだ?」
「おお、ありがとうナカモト」
 沙紀(男役)は俺から受け取ったお茶をクイッと飲む。



* * *




 さーて、これからどうしよう。
 本当にどうなるのかが全く読めんぞ、これは。
 とりあえず、この状況からちょっとずつ柔らかくしてみるか。


 実験その2  柔軟剤 半杯

 布状沙紀を洗濯機に入れ、柔軟剤をキャップに半分入れて洗濯のスイッチを押す。
 これで、さっきより少し柔らかくなるはずだ。


「ん、ああーっ!ナカモト!」
 やっぱりナカモトなの?
 つうか、今度はどういうキャラ?
「なにボサッと突っ立ってんのさ!そんなだからいつもいつもヤッ○ーマンに負けてしまうだよ、あたしらはっ!」
 なに?ヤッ○ーマン?
 いや、ある意味女王様キャラだけど、何か違わないか?
 つうか、これ記憶に変なモノ入ってるぞ、絶対。これって大丈夫なのか、本当に?

「いやあああっ、なんであたしったら裸なんだい!いや、ダメっ、見ないでっ、このエッチ!スケベ!スカポンタン!」
 両腕で胸を隠し、ももを閉じて赤くなっている沙紀(ド○ンジョ様)。
 なんか、恥じらいはあるみたいだけど、それって、性格堅くなってるっていうのかなぁ。
「もうっ、ナカモトったらいつまで見てるんだい、このスットコドッコイ!きゃあっ、そ、そんなもんあたしに見せるんじゃないよ!」
 沙紀(ド○ンジョ様)の指さしているのは俺の相棒。て、あれ、気づけばまた元気になってるじゃないか。
「もうっ、バカバカバカ、早くあっちにお行きったら!」
 真っ赤になって俺を追い払おうとする沙紀(ド○ンジョ様)を見てると、なんか、無性にやる気になってきた俺。

 ついでにちょっと悪ノリしてやろう。

「ワシに向かって何を言うんじゃ、お仕置きだべぇ〜!」
「え?え?お仕置きって、ナカモト!?あっ、あああーッ!」
 沙紀(ド○ンジョ様)の体を押さえて、バックからアソコに向かって相棒を挿し込む。
「あっ、いやっ、そ、そんな大きいのっ!あんっ、やあっ!」
 なんか、口では嫌がりながらも自分で動いてないか、こいつ。
「んんっ、ああっ、あっ、すごいっ!こっ、こんなっ、すごいお仕置きっ、クセになってしまうじゃないのっ!」
 やっぱり自分の方から大きく腰を動かしてるじゃないか。
「あっ、ひいいっ、イイ、イイじゃないのっ、ナカモト!んんっ、ああっ、まだ大きくなるってのかい!?あああーっ!」
 やっぱり沙紀は沙紀だ。アソコがどんどん締め付けてきて、俺のチンポを一気に限界にまで持っていく。
「あああああっ!来るよっ、お仕置きが来ちゃうよっ!んくっ、ひあああああああああっ!」
 堪らずに俺が射精すると、沙紀(ド○ンジョ様)も盛大に達する。



 ……なにやってんだ、俺は。
 結局エッチする羽目になってしまったじゃないか。



* * *




 実験その3  柔軟剤 半杯

 とりあえず、もう少し試してみるか。
 俺は、キャップに半分柔軟剤を入れて、三たび布状沙紀を洗濯機にかける。


「ん、あ、ケンちゃん」
 おっ、ケンちゃんに戻ったぞ。でも、何か微妙にイントネーションが違わないか?
「なんや、あたし、また寝てしもうたんやね」
 ていうか、なぜに関西弁?
「うわっ、あたし裸やないの!そうかぁ、またケンちゃんとエッチしてしもうんたやった」
 何か微妙に抜け落ちてるけど、その記憶はあるんだな。
「しもうた、またタダでケンちゃんにエッチさせてしもうたわ〜」
 腰に手を当てて、沙紀は、ダメだダメだという風に首を振っている。
「て、それどういうこと?」
「うん、あたしな、ケンちゃんのこと好きやねんけどな、やっぱり商売人としてはタダで体を許したらあかん思うねん。せやから、今度から1回エッチするたびに3000円もらおうと思うんやけど」
 ていうか、誰、それ?あなた、いつから商売人になりました?

 もう、堅いんだか柔らかいんだかわけわかんねえ。どうしてくれるんだ、ジジィ。

「でな、おっぱい触るのもタダやないで。ひとつ500円や」
 どういう価格設定だよ、それ。
「ああ、俺は別に構わないけど。もう沙紀とはエッチしなかったら金払わなくていいんだろ」
 どうせ、沙紀は俺のことを好きなんだから、わざと意地悪してみることにする。
「もう、ケンちゃんったら、なにいけずなこと言うとんの?」
「だって、お金取るんだったらしなくていいもん、俺」
「もう、そんなこと言わんといてえな」
 関西弁の沙紀が、俺の機嫌を取るように体をすり寄せてくる。
「俺には優紀もいるし」
「もうっ、ケンちゃんたらホンマいけずやわぁ。お姉ちゃんとするのもええけど、たまにはあたしとしたいのんと違う?」
 不満げな顔で、俺の手を軽く引っ張ってくる沙紀。
「だって、こういうことしたらお金取るんだろ」
 そう言うと、俺は沙紀の胸をギュッと掴む。
「あああっ!あかんっ、500円や!やんっ、あかんったらあかんで!」
 真っ赤になって飛び退こうとする沙紀。
 その、ムキになって関西弁で止めようとする様に、妙にそそられてしまう。

「やっ、ケンちゃんったらなにすんの!いやっ、あかんって言うとるやろっ、お金払うてからや!んむっ、んんんっ!」
 そのまま沙紀を押し倒してキスをして口を塞ぎ、また元気になった相棒をアソコに突き挿す。
「んんんんっ!ぷはあっ!ああっ、いやあっ、あかん、あかんのに!ケンちゃんのおちんちんがおっきくてっ、気持ちようなって、あたしっ、なにも考えられへんようになってしまうやん!」
 イヤイヤと頭を振りながらも、沙紀の腕はもうがっしりと俺の体を抱え込んでいる。
「ああんっ、ケンちゃんのおちんちんっ、ホンマ反則やで!こんなん、挿れられたら、あたしもうメロメロやんか!」
「ああっ、俺の方が使用料を取りたいくらいだなっ」
「なに言うとんのん、冗談もたいがいにしいや!んんんっ!あっ、あん、大きいっ、ああっ、あんっ、でもっ、ホンマっ、ケンちゃんのおちんちんっ、日本一やわっ!ああっ、くうううっ!好きやっ、好きやでっ、ケンちゃん!」
 俺の体をギュッと抱きしめて足を絡めてくる関西弁の沙紀の反応が、なんか新鮮に感じて俺の方にも力がこもってくる。
「あああっ、そんなに強うされたらっ、頭の中が真っ白になって、なにも考えられへん!ああっ、イクっ、あたしっ、イってまうっ、ケンちゃん!」
 俺を抱きしめる沙紀の体がビクビクと震え始める。
「ひあああっ、けっ、ケンちゃんもイってくれへんかっ、ねっ、お願いやからっ!」
 涙目で俺の方を見上げている沙紀の表情を見ているうち、俺のチンポに熱いものがこみ上げてくる。
「んっ、あかんっ、あたしっ、もうイクうっ!あああっ、イクううううううっ!あああああああああっ!」
 俺を抱きしめたまま沙紀の体が固まって絶頂に達する。

「んん、もうっ、ケンちゃんたら、ずるいわぁ。こんなんされたら、あたしの負けに決まってるやん」
 エッチの後、そう言って唇を尖らせる沙紀。
「でも、沙紀は俺のこと好きなんだろ。だったらいいだろうが」
「ん、まあ、そうなんやけどね」
「俺も沙紀のこと好きだよ」
「もうっ、ケンちゃんのアホ」
 頬を真っ赤に染めて顔を逸らす沙紀の仕草に、またムラムラっと来そうになる。




 しまった。エッチするのがしんどいからなんとかしようってはずだったのに、俺ったら2回もやってしまった。
 なんか、シチュエーションが変わると燃えるってパターンにまんまとはめられた気がするなぁ。

 つうか、この後どうしたらいいんだろう?
 はたして、優紀が帰ってくるまでに、この状況に収拾がつくんだろうか。

 ちょっと不安になってきたぞ。

 
 


 

 

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