黒い虚塔

〜その時、魔界が動いた〜


 

 



第6話 後編


 家に帰ると、僕は、真っ先に研究室代わりに使っている小部屋に入る。
「さてと……」
 僕の右手から出てきたのは、赤い玉。
 そして、その中から……。
 ――カラッ。
 乾いた音を立てて、デスクの上にマイクロチップが転がる。
 あの時、僕は、核から小さな玉をひとつ分裂させ、右手の皮下に移動させて、玉でセンサーを受けとめた。
 この玉は、こういう使い方もできる。
 もちろん、生体で受けていないから、センサーは起動していない。
「とはいっても、やっぱり何らかのプロテクトがかかっていると考えた方がいいな」
 僕は、眼鏡を外し、アンチ・プロテクトのために開発した解析用ゴーグルをかける。
「……なるほど、このプロテクトは、魔力レベルが5で、魔力の結合パターンはGタイプか、ちょっと時間がかかりそうだな」
 さすがに、セキュリティー目的のアイテムは、プロテクトもしっかりしてるな。
 でも、これなら解除は可能だ。


「倭文さま……晩ご飯の用意できましたけど?」
 プロテクトの解除作業を続けていると、愛那が、遠慮がちに顔を出す。
 そういえば、今日は、帰ってから研究用ルームに籠もりっきりだ。
 しかし、今手を離すわけにはいかないな……。
「ああ、ちょっと今、手が放せないんだ。後で食べるから、何かつまみやすいものをまとめて、そこに置いといてくれ」
「……わかりました」
 愛那が、心配げにひとこと答えてドアを閉めるが、そちらを振り向きもせずに作業を続ける。


「ふぅ……」
 ようやく、プロテクトの解除が終わったときには、午前1時を越えていた。
 しかし、今度は、このセンサー本体の分析だ。
「……うん、やっぱり、基本になるのは魔力感知システムだな」
 このセンサーの構造は、多量の魔力でもって、人格および思考に干渉した場合に強く反応する仕組みになっている。
 僕の予想通り、このセンサーが感知するのは、強い魔力を流し込むアイテムや、人格や性格を一変させるアイテムなどだ。
 軽い認識誘導や、感情操作では、おそらく反応しないだろう。
「しかし、このセンサーは、無力化しておくことにこしたことはないな……」
 だいたい、悪魔、しかも上級悪魔は誰でも大量の魔力を体内に持っている。
 単に魔力に反応するだけなら、それだけでこのセンサーは反応してしまうだろう。
 ということは、起動した時点で、その持ち主の魔力を、害の無いものとして認識しているのか。
 そして、外部から大量に魔力が流れ込んできたときに、悪意あるものと認識する……。
 理屈としては免疫機能に近いものがあるな……だったら、その線から無力化の糸口が見つかるかもしれない。
 このセンサーを無効にするシステムを、洗脳系のアイテムに組み込む、それができれば……。

「あの……まだお休みにならないのですか、倭文さま?」
 もう一度、愛那が顔を出す。
「うん、これだけはやっておかないと……」
 なんか、背後から不満げなオーラが漂ってくるのを感じる。
 最近、なんやかんやで相手してやってないからな……。
 でも、今夜はそんな暇は……あ、そうだ。
「愛那、ちょっと頼みがあるんだが……」
「はい!なんですか!?」
 沈みがちだった声が一気に明るくなる。
「あー、いや、今のことじゃないんだが、ふたつほどやってもらいたい仕事がある」
「あ……はい……」
 なんか、少し声のトーンが下がらなかったか?
「そんな顔するな。うまくやったらたっぷり可愛がってやる」
「ホントですか!?」
「ああ、だからしっかりやってくれ。内容だが……」
 こういうエサをちらつかせれば、たぶん仕事の方は大丈夫だろう。
「……はい……はい、わかりました!」
「頼むぞ、愛那。……僕はもう少しやっておかなければならないことがあるから、先に寝てろ」
「はい!おやすみなさい!倭文さま!」
 後は愛那の仕事次第だが、これがうまくいけば、後のことが楽になる。

 結局、アンチ・洗脳操作感知センサーができあがったのは、夜明け近くだった。


 ――翌日。
「……さすがに少し眠いな」
 そう呟いてみたものの、眠気はそれ程ではない。
 むしろ、気分は少し高揚しているくらいだ。
(落ち着け……ここまで来て、油断して足下をすくわれたら目も当てられないぞ)
 心の中で、自分にそう言い聞かせる。
 アンチ・センサーは、すでに赤い玉に組み込んである。
(まず大丈夫だろうけど、いちおう実験をしておいた方がいいよな)
 実験相手はもう決まっている。
 僕は携帯をとりだし、メールを打つ。
「部長、今夜は……空いてますか?……と」


 ――後森部長のマンション。
「さ、お茶をどうぞ〜」
 食事の後、後森部長の部屋に来る。
 これは、今までと変わりはない。
「あ、すみません、部長」
「何言ってるの〜、倭文本部長♪」
 お盆を抱え、上機嫌で応える部長。
 この間から、この調子だよな。
 案外、ホントに下僕タイプなのか、この人?
「僕が今、本部長なのも、部長のおかげみたいなものですから」
「きゃ!倭文くんったら!」
 なんか、すごい軽い感じだけど……。
 まあ、この人には、なにか裏がありそうなので油断はならない。
「立場は変わっても、僕は部長について行くって言ったでしょう」
「倭文くん……ん……」
 僕は、部長を抱き寄せ、口づけする。
 そして、部長の背中に回した手から、玉を送り込む。
 ……あった。
 送り込んだ玉を操り、探り当てた洗脳操作感知センサーを包み込む。
 これで部長のセンサーは無効になったはずだ。
 次に、玉を通して大量の魔力を送り込む。
「……!今……何かした?……倭文くん?」
 部長自身は感知したようだが、センサーは反応しない。
 ……よし、成功だ。
 これで、主導権は僕のものだ。
 でも、部長を堕とすのは、この玉じゃない……。
「何もしてませんよ、雌奴隷の後森部長」
 僕は、部長の顎を軽くつかみ、クイ、と持ち上げて部長の目を見つめる。
 道具ではなく、自分の能力を使って相手の精神に干渉するのは、大門の事件の後、部長を元に戻して以来……。
 ましてや、相手を堕とす、しかも、悪魔を堕とすのに使うのは、天界との大戦の時以来か。
「雌奴隷って!な、何を言っているの、倭文くん!?」
 あの時、僕は部長を完全に治したわけではない。
 ただ、あの状態を、部長の意識の奥深くに封じ込めただけだ。
 だから、こういうこともできる。
「だって、部長はいやらしい雌奴隷なんでしょう?」
 部長の目を見つめながら、僕は、徐々に、大門の雌奴隷だった時の状態に部長を戻していく。
 しかも、あいつへの嫌悪感は残したままだ。
「え!?い!いやあぁぁっ!」
 部長の目が見開かれ、ブルブルと体が震える。
「いやッ!わ!私が、あいつの雌奴隷なんてっ!」
 部長の瞳孔が、焦点を失ったように小刻みに動く。
 あいつの雌奴隷だった時の感情と、あいつへの嫌悪感の間で揺れ動く心情が伝わってくる。
「だって、事実でしょう?」
「ああっ!そ、そうっ!だ、だけどッ!」
「いや、あの時の部長の雌奴隷っぷりときたら……」
「いやああああッ!い、言わないでええええッ!」
 部長の瞳孔は完全に開ききり、まるで酸欠状態のように口をパクパクと動かす。
 ……よし、頃合いだな。
「……それでは、部長に選ばせてあげますよ」
「な、なにを!?」
「大門さんの雌奴隷に戻るか、僕の雌奴隷になるかですよ」
「そ、そんな!」
 まだ抵抗があるのか、なら、もう一押し。
 僕は、部長のあいつへの嫌悪感を強め、雌奴隷の感覚をさらに戻していく。
「いやあああああぁッ!あいつの奴隷になるのはいやぁッ!」
 部長の膝はガクガクと震え、僕にすがっていなければ立っていられないほどだ。
「じゃあ、どうするんですか、部長?」
「なるッ!倭文くんの雌奴隷になるわッ!」
「ふーん、雌奴隷になるということは、僕は部長のご主人様ですよね?そのご主人様に対して倭文くんですか?」
「あ!ああッ!倭文さまッ!倭文さまはッ!私のッ!ご主人様です!」
 今のところ、センサーも全く反応していない。
 結果は上々というところか。
「でも、本当にあいつのことはいいんですか?」
 僕は、目に力を込め、部長のあいつへの服従心の記憶と、あいつへの嫌悪感を同時に強めていく。
「あ!そ、そう!私はあの人の雌奴隷……でもっ!いやっ!それは嫌なのおぉッ!」
 部長の目から涙が溢れてくる。
「ああ!いやぁッ!あいつの奴隷に戻るのは嫌なのっ!た!助けてください!倭文さまッ!」
 ボロボロと涙を流しながら僕にすがりついてくる部長。
 僕への言葉づかいが、自然に敬語になっている。
 ……もう少しだな。
「しかたないですね。ひとつだけ、助ける方法がありますよ」
「な!なんでしょうか!?」
「僕の雌奴隷になりたいと、強く、そう、心の底から願うんですよ」
「は、はいいぃ!なります!わ、私は!倭文さまの雌奴隷になりたいですっ!お願いします!私を倭文さまの奴隷にしてください!」
 すがるような目で、訴えてくる部長。

 もう、堕ちたも同然だな……。
 次の段階に進むとするか。

「それじゃ、行動で示すんですね」
「……行動で?」
「僕の雌奴隷には、どういう行動がふさわしいか、よくご存知でしょう?」
「あ!はい!」
 部長はスカートをずらし、こっちに腰を突き出す。
 いきなりそう来ます?
 もうちょっと順序ってもんがあるでしょうが。
 そんな粗相をするようなせっかちな奴隷にはお仕置きを……。
 ――ピシャリ!
「ひゃ!いやあああぁ!」
 ん?なんか反応が大きすぎないか?
 ……あ、あいつの時とかぶるのか。
 全然そんな気なかったけど。
「あ!し、倭文さま!?」
 怯えた目で僕を見てくる部長。
 うーん、尻を叩くのは、下手をすると逆効果だな……。
 あいつの時のことを意識させ過ぎると、かえって暗示が不安定になりそうだ。
「僕と、あれだけ寝ておきながら、いったい、今まで何をやっていたんですか?」
「……え?」
「ほら、僕のここは、まだ全然勃ってないじゃないですか」
 僕は、ズボンをずらし、部長に自分のモノを見せる。
「あ……」
「まずは、これをどうにかしてもらいましょうか」
「は、はい!」
 部長は、僕のモノを軽く握り、しごくように手を動かす。
「ん……はむ……ん……んん……」
 僕のモノが少し大きさを増すと、顔を近づけ、口に含む。
「ふん……ん……む……じゅる……」
 口をすぼめて、僕のモノをしゃぶり続ける部長。
「いいですよ、部長。そうやって、僕のモノをしゃぶればしゃぶるほど、部長は、あいつの奴隷から僕の奴隷になることができるんです」
「は…はひ!……んむ……ふん……ちゅ……ちゅるる……」
 僕の言葉で、部長の動きが一気に熱を帯びてくる。
「んん……ふん……ん…ん…」
 僕のモノはもう充分に大きくなっている。
「さて、部長、そろそろ、ご自慢のその胸も使ってもらいましょうか」
「ん……あ、は、はい……」
 部長は、いったん僕のモノから口を離し、それを自分の胸の谷間に入れ、両手を使って乳房で挟み込む。
「ん……ちゅ……じゅるる……」
 手を使って、乳房でモノをしごくようにしながら、先っぽを舐める部長。 
「ぴちゃ……ふ……ちゅ……」
 さすがにこれは……。
「くっ!部長!いきますよ!これを受けたら、部長は完全に僕の雌奴隷になれます!」
「ふぁい!ふ……んん!ん!ごほっ!きゃ!んんんんんッ!」
 乳房を押さえる部長の手に力が入り、僕のモノをしっかり固定する。
 フェラの時と違って、深くくわえているわけではないので、勢いよく飛び出した精液を口だけでは受けきれない。
「ああ……んん……ん…ぺろ……」
 トロンとした顔で床に座り込み、顔についた白濁液を指ですくっては口に運ぶ部長。

 完全に堕ちたな……。
 それじゃ……。
「絢華」
「あ…や…か…?」
 僕が、名前で呼んだだけで顔を赤らめてこっちを見つめてくる。
 こうなると、少し意地の悪いことでも言ってやりたくなる。
「それとも、今まで通り、部長、と呼んだ方がいいですか?」
「絢華でッ!絢華でいいですっ!」
「じゃあ、今から絢華と呼びましょうか……どうしました?」
「私みたいな雌奴隷に、倭文さまが敬語を使うなんて!そ、そんなことっ!」
「しかし、僕の上司でしたから」
「今はっ!今は倭文さまの方が立場が上です!」
「今は?じゃあ、やっぱり、今までのことは、上司としての立場を利用して……」
「そ、それは……倭文さまと一緒にいたくて……」
 部長、いや、今は雌奴隷の絢華か、は涙目になって僕を見上げてくる。
 ちょっといじめすぎたか?
 それにしても……愛那でもここまでじゃないぞ。
 大門の奴隷状態だった時にも思ったが、こいつ、もともとその気があるんじゃないか?
 普段の、バリバリ部長モードの時の上から目線とは、ギャップがありすぎて、可愛らしいというよりも気色悪いんだけど。
 まあ、こういう形で堕ちたものは仕方ないか。今から修正するのも面倒くさいし。
「僕と一緒にいたいなら、いいんですよ、以前みたいに、絢華の方から僕を誘っても」
「そ!そんなことっ!」
 そういうと、部長改め雌奴隷の絢華は、目に涙をいっぱいに溜めためて僕の方を向き、大きくかぶりを振る。
 いままで、ずっと部長って呼んでたから、なんか絢華って呼ぶのがしっくりこないけど……、今のこの状態で部長って呼ぶのはもっとしっくりこないな……。
「自分についてくれば、悪いようにはしないと言ってくれたじゃないですか」
「……お許し下さい、倭文さま」
 そう言って、絢華はうつむく。
 肩が小刻みに震え、床に大粒の涙がポタポタと落ちる。
 あ、泣かせちゃった……ま、いいか。

 そろそろ、こっちもご主人様モードでいかせてもらうとするか。
「しかたがないな。絢華」
「し、倭文さま?」
「言っておくが、ご主人様としての僕は、部下だった時ほど優しくないぞ」
「はい!それは全然!……むしろ嬉しいくらいです……倭文さま……」
 ……こいつ、真性の奴隷か?
 ひょっとして、それを隠すための防衛反応としての、普段の高飛車な態度だったのか……。
「きゃ!」
 僕は、絢華の体を抱き上げて立たせ、後ろ向きにさせる。
「じゃあ、絢華、さっきは粗相だったけど、こういう時は、雌奴隷としてはどうするんだったかな?」
「あ…倭文さまの逞しいおち○ちんを、どうか雌奴隷の絢華のいやらしいおま○こに挿れてください……」
 絢華は、テーブルに手をつき、僕の方に腰を突き出して、頭だけをこちらに向けてねだってくる。
 こいつ……やっぱりホンモノだ。
 いったん上司の仮面が外れたらこんなものか……。
 しかし……こんなにすらすらと言われたらしかたないな……。
「……よく言った、絢華。じゃあ、望み通りにしてやろう」
「あ、ありがとうございます、倭文さま……はっ!あああっ!」
 絢華の腰をつかんで、僕がモノを突きいれると、熱を帯びた瞳をこちらに向けていた絢華の頭が反り返る。
「はあああんッ!あああーッ!す!すごいですッ!倭文さまッ!」
 早くも派手に喘ぎだす絢華。
 ……何がそんなにいいんだか。
 こっちとしては、今まで何度もやっている相手だから、それほど新鮮味はない。
「あんッ!し!しとりさまぁ!あああ!」
「……くっ!?」
 急に、絢華の締め付けが、今までになかったくらいきつくなる。
 絢華の中全体が蠢いているのが感じられるほどに、僕のモノを刺激してくる。
 ……女の体って、気持ち次第でこんなに違ってくるものだったか?
 だが、この感じはどこか記憶にあるような……。
「はっ!はあん!しとりさまぁッ!」
 僕のモノを貪るように、自分から腰を突き出してくる絢華。
 正確なリズムを刻んで揺れるその背中が、汗に濡れて光る。
(……ん…シトリーさまぁ……)
「……!」
 瞬間、僕の頭の中に、大昔の記憶がフラッシュバックする。
「……ク…クククク」
「あ゛ッ!しとりさまぁ!?はあ゛あ゛あ゛あ゛ッ!」
 急に激しくなった僕の動きに、絢華の声が跳ね上がる。
「クククク!クハハハハッ!」
 これだ……この高揚感だ。
 僕は絢華の腰を抱えるようにして、より深く、力強く抽挿を繰り返す。
「う゛あ゛あ゛あ゛ッ!し!しどりさまあ゛っ!」
 テーブルについていた絢華の手は、もはや体を支える力を失い、上半身をテーブルに伏せ、僕の抽挿に合わせて体を揺らせている。
 ふたりの動きに合わせて、ガタガタとテーブルのきしむ音が響く。
「どうだ!絢華!?」
「あ゛あ゛ッ!しとりっ!さまのがっ!奥に!ずんずんきてっ!あやかはッ!倭文さまの!ど!奴隷になれてっ!最高にっ!幸せですッ!}
「フフフ……そうか、絢華?」
「はあ゛あ゛ッ!この!い!いやしい雌奴隷のあやかをっ!もっとむちゃくちゃにッ!犯してくださいいいッ!」
 ククク……上等だよ、見事な奴隷っぷりじゃないか、絢華。
 さあ、褒美をくれてやろう……。
 僕が、ひときわ強く腰を突きいれると、絢華の締め付けはいっそうきつくなり、僕のモノをより深く奥に引き込んでいく。
 そして……。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!くはああああああッ!う゛あ゛あ゛!しとりさまああああぁっ!」
 テーブルに乗せた乳房を押しつぶすようにして体を反らせ、絢華は絶頂に達する。


「……ん…ちゅ……んふ…しとりさまぁ……」
 体を屈めて、床に座り込んだ僕の股間に顔を埋めてくる絢華。
 僕の方は、さっきまでの高揚感の余韻は残っているが、もう、だいぶ冷静さは取り戻している。
(さすがに、この状態で出社したらコトだよなぁ……)
 僕は、完全奴隷状態の絢華を眺めながら思う。
 ……とはいっても、今まで通りの態度で僕に接するよう言い含めるのは、ものすごく大変そうだ。
(でも、やらなきゃならないよなぁ……)
「んふ……しとりさま…ん…んむ……」
 これから自分のやる作業の面倒さを想像し、僕は、ハァ、とため息をついた。

 
 


 

 

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