- 01: 名前:ざくそん投稿日:2014/11/17(月) 15:21
- 偽心理学ゼミナール集中講義の感想をヨロシク♪
- 16: 名前:風狂の振り子投稿日:2014/11/20(木) 04:20
- まあ、MC小説の結末って、ハッピーエンドかバッドエンドか簡単に割り切れるものってあんまりないですしね〜。
だいいち、誰の立場に立つかでバッドかハッピーか違ってくると思うんです。
たぶん、このお話の結末もスワッピングをすんなり受けいられたら、そこまで不幸じゃない、というか、むしろめでたしめでたしなのではないかと……。
(↑こればっかりは、ワタシもスワッピングをすんなり受け容れられてないので自信がありませんが(笑))。
そこが受け容れられなかったら、彼氏の浮気性を解決する方法がスワッピング嗜好への目覚めだってなると、モヤモヤしたものは残りますよね。
となると、結局引っかかってるのはそこ(彼氏の浮気性+スワッピングという解決)なんでしょうね。
- 17: 名前:秋茄子トマト投稿日:2014/11/20(木) 22:40
- うおお、いろいろたくさん考察・感想・分析、ありがとうございます。
うーん、やっぱり読んでいると、スワッピングにピンとこないってのが一番大きいのかなーと思いました。
いや、ピンとこないどころか、むしろ好きになれない、というレベルなのかもしれませんが。
あと、ある種の「生々しさ」が、いや〜な感じを与えるのかもなと思いました。
MCだとどんなに鬼畜なことをしていてもMCだしありえないし大丈夫なのに、レイプものだと、「こういうこと現実にありそうで
気持ち悪い……」ってなるのは、やっぱり「生々しさ」のせいなのかな、と。
現実の心理学実験を元ネタに使っているのですが、その実験のことを詳しく描写していれば、MC感はもっと出たかもしれません。
その場合、生々しさも、もっと出たと思いますが。
でも、議論も多い実験なので、あんまり都合よく取りだして描写したくなかったのですよね。危うい知識で変に誤解を与えたくなかった。
だから、風狂の振り子さんの「ひょっとしたら、このお話ってそういうのを意図してたのかな?」というのは、その通りです。
現実の心理学実験でもある種の結果が出ている、本当にリアルにあるかもと頭の片隅で思わせられるようなMC小説を書いてみたかったのです。
あと、青い虎さんの書いていた「相手を信頼しているからこそのスワッピング」についてのコメント。
確かに、この小説ではあまり当てはまらない部分もあるかもしれませんね。
自分もうまく分析しきれていないし、分析しきれるものじゃないのかもしれませんが……。
風狂の振り子さんが書いているように、まだ愛想がつききってない感じですね、莉緒ちゃんは。
だから、自分が他の男の人に抱かれて嫉妬してくれるんだったら、また振り向いて自分を一番に見てくれるんじゃないの、と。
まあ、他の女の人に律も抱かれるわけだけど、自分を一番に見てくれるんだったら現状よりは明らかによいと思っている。そういう思考でしょうかね。もちろん、この実験の過程で、スワッピングに対する抵抗感が薄れたのも一因なんですが。これは、一番マシなバッドエンドという表現が、(主観的にはともかく、客観的には)あながち間違っていないと思います。
MC小説ってそこらへんはけっこう微妙で、客観的に見るとバッドエンドでも、主観的に見るとハッピーエンドっていうのがけっこうありますよね。
ぼくはあんまりスワッピングに抵抗がないので、客観的にもハッピーエンドのつもりで書いてましたが(「特別クラス」なんかは客観的バッドエンドのつもり)、抵抗がある人にとっては客観的バッドエンドと呼べるのであろうとこのスレッドを見て思いました。
莉緒としては、このままスワッピングを続けて、飽きてきたら脱退して一対一でも全然いいと思っていますので、そういうことまで考えるとまたちょっと違うのかもしれませんが。
>となると、結局引っかかってるのはそこ(彼氏の浮気性+スワッピングという解決)なんでしょうね。
ぼくもみなさんの感想を読んで、たぶんそこなんじゃないかなあと思っております。
ぼく自身にも言えることですが、やっぱり「あ、いかんなぁ」という展開やら属性ってあると思うんですよね。
それはもうしょうがないし(というか悪いことですらないし)、またぐっとくるものがあったら感想いただけたらと思ってます。
ちょっと雑談。
実は、ぼくは逆にハーレムがちょっとまだ魅力をつかみきれてない感じなんですよね。
嫌悪感みたいなのは全然ないし、むしろハーレム小説で好きなものもあるんですが、ハーレム自体の良さがいまひとつ。
一人の男に複数の女って、男がずるいじゃないか、女の子にもいい思いをさせよう……と。
ここらへんが、ぼくが乱交やスワッピングに抵抗がない理由なのかも。これらは参加者みんなが平等だからオッケーみたいな。
でも、実はいわゆる逆ハーレム(性差別っぽくてこの言い方あまり好きじゃないけど)は大丈夫なんですよね。
女一人に男複数は全然問題ないどころか好きかも。これは、もともと女性上位が好きだからかな……。
- 18: 名前:風狂の振り子投稿日:2014/11/21(金) 02:26
- どうも、風狂の振り子です。
雑談の返答を……と思って出てきましたがその前に……。
>あと、ある種の「生々しさ」が、いや〜な感じを与えるのかもなと思いました。
これ、まあ、実際にあり得そうだから、って言ったのはワタシなんですけど、この「生々しさ」っていうのがけっこうくせ者なんですよね。
たしかにある種の生々しさが嫌な感じを与えることは事実ですし、今回はそっちの方向に働いたとは思うんですけど、一方で別な種類の生々しさが興奮をそそる要因になるときがあるのもまた事実だと思うんですよね。
だから一概に「生々しい」と言うだけで片付けることはできないのかな、と。
今回のお話も、同じような舞台装置で、実験を行う側の視点での一人称にして、主人公はあくまでも冷徹な視線で被験者たちの心が変わっていく様子を観察するようなお話だったら、むしろワタシとしてはすごく興奮した気がするんですよね。
>現実の心理学実験を元ネタに使っているのですが、その実験のことを詳しく描写していれば、MC感はもっと出たかもしれません。
>その場合、生々しさも、もっと出たと思いますが。
と秋茄子トマトさんはおっしゃっていますけど、「現実にありそうな生々しさ」と、「架空のこと、もしくは非日常的なことを、いかにもありそうな描写をしてリアリティーを持たせた生々しさ」は違うと思うんですよね。
なんか、以前に読んだ心理学の本に秋茄子トマトさんのおっしゃってるような実験の話がチラッと載ってたような気がするんですけど、たしかに実際にそういう実験が行われていたとしても、普通に生活している人間がそういう実験に巻き込まれることなんてまずありえないし、どれだけ生々しく書いてあっても非日常性のハードルは高いと思うんですよ。
それが、スワッピングという嗜好が絡んでくると、実際にその手の作品はけっこうあるわけですし、そういう嗜好の人たちがいることは容易に想像できてしまって非日常性のハードルが低くなってしまうのかなと。
それと、このお話で実験に協力している人たちが、あくまで実験のため、というのに徹した冷徹な人たちじゃなくて、あくまでも親切心で(それプラス自分たちの嗜好も満たされるからっていうのもちらって見えてしまうんですけど)っていうのがまた別な生々しさを醸し出している気がするんですよね。
まあ、これはあくまでもワタシ自身の好みの問題で、別な人は、むしろそういう生々しさが好きという人も当然いるでしょうし。
でも、だからこそお話を書くのって難しいし、面白いとは思うんですけどね。
で、
>実は、ぼくは逆にハーレムがちょっとまだ魅力をつかみきれてない感じなんですよね。
>嫌悪感みたいなのは全然ないし、むしろハーレム小説で好きなものもあるんですが、ハーレム自体の良さがいまひとつ。
いや、でも実際そうなんじゃないんですか?
純粋にハーレムを作るためだけのお話って、案外少ないような気がするんですよね。
結果としてハーレム状態(主人公の男性に対して多数の女性)という結果になっても、ハーレムを作るのが目的じゃなくてストーリーの展開で結果的にハーレムになってるっていうのも多いですし。
特に、戦隊悪堕ちものってワタシも好きなジャンルですけど、結果的にはほとんどハーレム状態ですよね。
もちろんそれはハーレムそのものより、正義のために戦っていた女の子たちが悪の側に堕ちてしまうっていうのに興奮するっていうのはあるんですけど、たとえば邯鄲夢さんの『洗脳戦隊』のシモンみたいなキャラは、どこからどう見ても絶対的な悪人じゃないですから一概に戦隊ものだから悪堕ちっていうのも言えないですし。
で、ワタシの好きな話をぱっと見回して圧倒的に多いのは、ハーレム状態なんですけど、ハーレムとかどうのこうのいう以前にストーリーやキャラクターが魅力的すぎて、有無を言わさずお話に引き込まれてしまう、もう小説として面白すぎるお話じゃないかと。
KRTさんの『BLACK DESIRE』や、nakamiさんの『ポケガ』や『亜種王』、おちんちん大百科さんの『オイディプスの食卓』 、プッシーアイランドさんの『さよならウィザード』とか、どれも、主人公も堕とされる女の子たちも本当にキャラクターがすごくいいし、ストーリーも面白いですし。
そうやって見ると、本当にハーレムに徹しているのは二重螺旋さんの『エロいと楽しい』じゃないかと。
でも、あそこまで無節操なのにあっけらかんとして楽しいお話ってものすごく希有なんじゃないかと思います。
他に、特に私が好きなのっていうと……。
彩民さんの『ルームシェアのすすめ』は、状態はハーレムなんですけど、あれはあくまでもルームシェアで、体をレンタルすることを頼まれると拒めないっていう認識操作系のお話として好きだっていうのはあります。
770さんの『即堕ち洗脳系、制服改変あり人形化なし』って、本当にすごいと思うんですよ。
ハーレムって、作る側はいいんですけど、ハーレムを構成することになる女の子たちからしたら誰が一番寵愛を得ることができるかっていうのはあるでしょうし、そういう嫉妬があるのが当然なんですよね。
もちろんあのお話も、カルト宗教を想起させるものではあるんですけど、でも、みんな仲良く平和なハーレムって言うのじゃなくて、そのハーレムの中での権力闘争やのし上がりみたいなところまでもっていってるのがすごいなと思うんですよね。
後は、みゃふさんの『闇の脱走者』は、これも平和なハーレムじゃなくて、完全に支配−被支配のお話で本当にMC小説らしいお話です。
しかも、女の子たちが完全に堕ちていく(支配されていく)シーンの連続で、だからこそワタシみたいな堕とされたい願望の欲求も満たしてくれるので、今でもたまに読み返したりします。
おそらく、そういう支配−被支配のハーレムとは対極にあるのがまきまきさんの『Key』なのかな?と。
このお話の主人公の十字くんは、女の子たちを自分の下僕にしますけど、彼女たちが盲目的に自分に服従するのを望まないし、極力彼女たちのことを考えて、平等に扱おうとするんですよね。
そこがこのお話の魅力なんですけど、よく考えたらワタシ、自分の書くお話でもそういう主従関係になってるなぁ……というのが共感できる理由なのかも。
いえ、はっきり言ってしまえば『悪魔の流儀』なんですけどね……。
でも、ワタシとしては、ハーレム好きというよりかは、堕とされる女の子の立場からみて理想的なご主人様像を形にしたらああなった、ていうのはあるんでしょうけど、あのお話の場合、それぞれの女の子も、主人を巡るライバルや嫉妬の相手じゃなくて、同じ人を好きなった(て、MCで好きにさせられたんですけど)同志、みたいなところがあるんですよね。
まあ、書いた自分でも、あまりにきれいな関係にしすぎていて、結局は欺瞞というか、単なる自己満足にすぎないんじゃないかとも思うんですけどね……。
でも、そういうのが好きな自分がいるのも確かなんですよね。
……と、結局は自分の好きなお話を列挙しただけなんですが、これで返答になってるでしょうか?
- 19: 名前:秋茄子トマト投稿日:2014/11/21(金) 20:03
- 生生しさに関して。
>「現実にありそうな生々しさ」と、「架空のこと、もしくは非日常的なことを、いかにもありそうな描写をしてリアリティーを持たせた生々しさ」は違う
これは確かにそうだよなあと思いました。ぼくは前者のつもりで書いてましたが・・・。
でも、ホント、ここらへんの感性というか、話の好みは人それぞれで、だれかに受けないものが他の人にめちゃくちゃ受けるってことはざらにありますし・・・。
「でも、だからこそ」の後の言葉は、ぼくも同意見ですね。
ハーレム小説に関して。
ぼくもあまり読んだことはないんですが、純粋にハーレムを作ろうというものはそれなりにあるんじゃないでしょうか。MC小説の中では少ないのかな。
とここまで書いて、もしかしてMC小説の中でのハーレム小説って意味で書いてくださったのでは・・・と思いました。
ぼくは、一般的なハーレム系小説のつもりで書いてました。
でも、要するに、ハーレムは結果であって、それに至るまでの過程がぐっとくるから好き、みたいな話、ですよね?
それは理解できますです。ぼくが好きなタイプのも、そういうやつだと思うので。
ハーレム好きな人って、ハーレム作って女の子侍らせる支配感が好きとか、たくさんの女の子といちゃいちゃしたい、みたいなのが好きなのかなーと思ってて、そういうハーレム状態が好きっていうのはどういう感じなんだろう?
と思ったんですが、ハーレム好きな人でも、そこに至る過程が大事、みたいな人もいるだろうなと読んで思いました。
それはともあれ、いろいろ小説を紹介していただきありがとうございます。
ぼくは、実は、たぶんここにある小説をたくさんは読んでないんですよね。
だからこう、ちょっとした内容紹介ありで、おすすめを列挙してもらえると参考になります。
でも、読んだことないといいつつ、列挙されている作品の半分くらいは読んだことがあって、ちょっとびっくり。
これも一種のハーレムと呼べるのかもしれませんが、「黄金の日々」も再開期待してます。
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